4875 J-メディシノバ 2021-04-22 19:30:00
Sanofi S.A.からのマイルストーンの受領に関するお知らせ [pdf]

                                                       2021 年 4 月 22 日




各   位

                             会 社 名      M e d i c i N o v a , I n c
                             代表者名    代 表 取 締 役 社 長 兼 CEO      岩城 裕一
                                             (コード番号:4875     JASDAQ)

                                     東京事務所代表 副社長
                             問合せ先                             松田 和子
                                     兼最高医学責任者(CMO)
                                                     電話:03-3519-5010
                                       E-Mail:infojapan@medicinova.com



              Sanofi S.A.からのマイルストーンの受領に関するお知らせ



2021 年 4 月 22 日 米国 ラ・ホイヤ発 – メディシノバ(MediciNova,Inc.)
                                                  (米国カリフォルニ
ア州 ラ・ホイヤ、代表取締役社長兼 CEO:岩城裕一)           (以下「当社」といいます。    )は、本日、
                               *1
Sanofi S.A.(以下「Sanofi 社」といいます。 の子会社である Genzyme Corporation との AAV
                              )
(Adeno-Associated Virus;アデノ随伴ウイルス)*2 ベクター技術の譲渡契約*3 に基づき、総額
4 百万米ドル(約 4.32 億円)のマイルストーン(医薬品の開発段階毎に設定した目標を達成する
ごとに得られる一時金収入)を Sanofi 社から受領したことをお知らせいたします。
このマイルストーンは、Sanofi 社における遺伝子治療プロジェクトにおいて、2 つの臨床開発マ
イルストーンを達成したことに基づき支払われました。

上記マイルストーンの受領により、4 百万米ドル(約 4.32 億円)を 2021 年 12 月期の営業収益と
して計上予定でありますが、2021 年 12 月期の連結業績予想につきましては、具体的な売上高及
び営業利益の予想値を公表することが、当社が進めております提携及び導出活動における価値の
最大化を阻害する要因となる可能性が想定されること、また、提携契約の締結に至った場合、契
約の内容によっては 2021 年 12 月期において見込んでいる研究開発費の一部が相手方負担となる
可能性もあり、連結業績の合理的な予測が困難な状況であることから、現時点においては今期の
業績予想を非開示としております。
今後、開示すべき事項が生じた場合は速やかにお知らせいたします。

                                                                以   上


(注意書き)
括弧内に表示されている円貨は、便宜上 2021 年 4 月 22 日現在の三菱 UFJ 銀行発表の対顧客電
信直物売買相場の仲値 1 米ドル=108.05 円をもとに換算した金額であります。


*
 1 Sanofi S.A.について
Sanofi 社は、フランス・パリを本拠とする製薬・バイオテクノロジー企業です。
神経疾患、免疫疾患、先天性疾患・希少疾患、オンコロジー、糖尿病、循環器疾患、内科系疾患領域の医療用医薬
品やワクチンなど、幅広い領域の製品を開発・販売しており、医薬品販売では世界有数の規模を誇ります。
ユーロネクスト・パリ、フランクフルト証券取引所、ロンドン証券取引所、ニューヨーク証券取引所に株式を上場
しています。

                               -1-
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 2 AAV(Adeno-Associated Virus;アデノ随伴ウイルス)について
AAV は、自己の核内に遺伝子を組み入れることができます。このようにして、正常な遺伝子が組み込まれた AAV
は、遺伝子が欠損していたり、あるいは遺伝子に欠陥があることで正常なたんぱく質を合成することができない
組織、 細胞に対して、正常な遺伝子を効率的に届ける役割を担います。このようにして組み込まれた遺伝子から正
常なたんぱく質が合成されます。その上、AAV は、遺伝子を安全に、しかも容易に患者さんの細胞に届けること
ができるため、近年この方法を利用して多くの病気を治療できる可能性が示唆されています。

*
 3 AAV ベクター技術の譲渡契約について
当該技術の譲渡契約は、当社子会社の Avigen,inc.が Sanofi 社の子会社である Genzyme 社に対して、遺伝子治療
に関する技術をライセンス譲渡         (導出)したものであります。 この技術は、Vector
                                                 (ベクター)  として AAV(Adeno-
Associated Virus,;アデノ随伴ウイルス)を利用し、必要な遺伝子を AAV に組み入れて治療するという遺伝子治
療の基盤技術です。



メディシノバについて
メディシノバ(MediciNova, Inc.)は、有望な低分子化合物を様々な領域の疾患の治療薬として新規医薬品の開
発を行う日米両株式市場に上場する製薬企業です。現在当社は、コロナウイルス感染に惹起される ARDS、進行
型多発性硬化症、ALS、薬物依存(メタンフェタミン依存、オピオイド依存など)
                                     、グリオブラストーマをはじ
めとする多様な疾患を適応とする MN-166(イブジラスト)及び NASH、肺線維症など線維症疾患を適応とする
MN-001(タイペルカスト)に経営資源を集中しております。ほかには MN-221(ベドラドリン)及び MN-029
(デニブリン)も当社のパイプラインの一部です。
当社詳細につきましては https://medicinova.jp/をご覧下さい。メディシノバの所在地はアメリカ合衆国カリフォ
ルニア州ラ・ホイヤ、スイート 300、エグゼクティブ・スクエア 4275(電話 1-858-373-1500)です。



注意事項
このプレスリリースには、1995 年米国民事証券訴訟改革法(The Private Securities Litigation Reform Act of
1995)に規定される意味での「将来の見通しに関する記述」が含まれている可能性があります。これらの記述に
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に導く多数のリスクまたは不確定要素が含まれます。かかる要素としては、MN-166、MN-001、MN-221、また
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資金を調達する可能性、将来の臨床治験のタイミング、費用、計画など、臨床治験、製品開発および商品化に付随
するリスクや不確定要素、FDA に対して書類を提出するタイミング、臨床開発及び商品化のリスク、現段階の臨
床治験の結果が必ずしもその後の製品開発の行方を確定するものではない可能性、当局の承認取得の遅延または
失敗の可能性、臨床治験の資金を第三者機関に頼ることによるリスク、商品候補に対する知的財産権に関するリ
スク及びかかる権利の防御・執行能力に関するリスク、製品候補の臨床治験または製造を依頼している第三者機
関が当社の期待通りに履行できない可能性、さらに臨床治験の開始、患者登録、完了または解析、臨床治験計画の
妥当性または実施に関連する重大な問題、規制当局への書類提出のタイミング、第三者機関との提携またはタイ
ムリーな資金調達の可否などに起因する遅延及び費用増大に加え、           当社が米国証券取引委員会に提出した 2020 年
12 月期の Form10K 及びその後の 10Q、8K など届出書に記載されているものも含め、しかしそれに限定されな
いその他のリスクや不確定要素があります。したがって、           「将来の見通しに関する記述」はその時点における当社
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とにご留意下さい。また当社には、この記述に関して、情報の修正または更新を行う義務はありません。




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