4875 J-メディシノバ 2020-06-24 08:00:00
ヨーロッパにおけるMN-001(Tipelukast)の高中性脂肪血症、高コレステロール血症及び高リポタンパク血症を適応とする特許承認のお知らせ [pdf]

                                                        2020 年 6 月 24 日




各   位
                              会 社 名      M e d i c i N o v a , I n c
                              代表者名    代 表 取 締 役 社 長 兼 CEO      岩城 裕一
                                              (コード番号:4875     JASDAQ)

                                      東京事務所代表 副社長
                              問合せ先                             松田 和子
                                      兼最高医学責任者(CMO)
                                                      電話:03-3519-5010
                                        E-Mail:infojapan@medicinova.com


         ヨーロッパにおける MN-001(Tipelukast)の高中性脂肪血症、
     高コレステロール血症及び高リポタンパク血症を適応とする特許承認のお知らせ


2020 年 6 月 23 日 米国 ラ・ホイヤ発 - メディシノバ(MediciNova, Inc.)
                                                   (米国カリフォルニ
ア州 ラ・ホイヤ、代表取締役社長兼 CEO:岩城裕一)      (以下「当社」といいます。       )は、MN-001
             *1
(Tipelukast) とその代謝産物 MN-002 に関して、高中性脂肪血症、高コレステロール血症及
び高リポタンパク血症を適応として出願中の特許に対し、ヨーロッパ特許庁から承認の通知があ
りましたことをお知らせいたします。

本件の特許は、MN-001 及び MN-002 の経口投与による、中性脂肪、総コレステロール及び低比
重リポタンパク(LDL)  (通称 悪玉コレステロール)の血中濃度を低下させる治療法に対するも
ので、少なくとも 2034 年 7 月までをカバーします。

当社代表取締役社長兼 CEO 岩城裕一は次のようにコメントしています。
「私たちは、同じ適応症での特許を米国(参照1)、日本(参照2)、中国(参照3)で既に承認取得して
おります。今回、ヨーロッパでも本特許が承認されたことで、グローバルにカバーされましたの
で、MN-001 の潜在的価値が大幅に高まる可能性があり、とても喜ばしく思います。 」

    (参照1) 2016 年 3 月 24 日公表「MN-001 及び MN-002 の高中性脂肪血症、高コレステロール血症及び
          高リポタンパク血症を適応とする特許承認のお知らせ」

    (参照2) 2018 年 6 月 18 日公表「MN-001 の高中性脂肪血症、高コレステロール血症及び高リポタンパク
          血症を適応とする日本における特許承認のお知らせ」

    (参照3) 2019 年 4 月 4 日公表「中国における MN-001 の高中性脂肪血症、高コレステロール血症及び高
          リポタンパク血症を適応とする特許承認のお知らせ」


なお、本件が当社の 2020 年 12 月期の業績に与える影響は軽微と考えております。
                                                                  以 上



*
 1 MN-001(Tipelkast):MN-001 は、経口投与の新規化合物で、いくつかのメカニズムによって線維化を
抑える効果や炎症を抑える効果が期待されています。MN-001 には、ロイコトリエン受容体拮抗作用、フォスフ
ォジエステラーゼ(主にⅢ及びⅣ)、5-リポキシゲナーゼの阻害などが認められております。近年では、5-リポキ
シゲナーゼ(5-LO)経路を介したロイコトリエン生合成阻害による炎症の軽減及び、線維化の予防の可能性が知



                                -1-
られております。また、MN-001 は、遺伝子レベルでは LOXL2、Collagen Type1 TIMP-1 などの線維化を促進さ
せる遺伝子や、CCR2、MCP-1 などの炎症を促進させる遺伝子発現を抑制することが知られています。また各種、
線維化疾患動物モデルにおいて、病理組織検査において線維化を改善することが確認されました。FDA は肝線維
化を認める NASH 治療適応に対して MN-001 をファストトラックに指定しました。また、特発性肺線維症治療を
適応として、MN-001 をファストトラック指定し、さらにオーファンドラッグに指定しております。過去に当社
は、MN-001 を気管支喘息治療薬としてその臨床開発を進めてきた経緯があります。喘息治療薬適応のフェーズ
2 臨床治験では、良好な結果が得られておりました。MN-001 は、現在まで 600 名以上の方に投与されており、
総じて安全性と良好な認容性が確立されております。


メディシノバについて

メディシノバ(MediciNova, Inc.)は、有望な低分子化合物を様々な領域の疾患の治療薬として新規医薬品の開
発を行う日米両株式市場に上場する製薬企業です。現在当社は、コロナウイルス感染に惹起される ARDS、進行
型多発性硬化症、ALS、薬物依存(メタンフェタミン依存、オピオイド依存など)
                                     、グリオブラストーマをはじ
めとする多様な疾患を適応とする MN-166(イブジラスト)及び NASH、肺線維症など線維症疾患を適応とする
MN-001(タイペルカスト)に経営資源を集中しております。ほかには MN-221(ベドラドリン)及び MN-029
(デニブリン)も当社のパイプラインの一部です。

当社詳細につきましては https://medicinova.jp/をご覧下さい。メディシノバの所在地はアメリカ合衆国カリフォ
ルニア州ラ・ホイヤ、スイート 300、エグゼクティブ・スクエア 4275(電話 1-858-373-1500)です。


注意事項

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に導く多数のリスクまたは不確定要素が含まれます。かかる要素としては、MN-166、MN-001、MN-221、また
は MN-029 を開発するための提携先または助成金を得る可能性、当社の事業または臨床開発を行うために十分な
資金を調達する可能性、将来の臨床治験のタイミング、費用、計画など、臨床治験、製品開発および商品化に付随
するリスクや不確定要素、FDA に対して書類を提出するタイミング、臨床開発及び商品化のリスク、現段階の臨
床治験の結果が必ずしもその後の製品開発の行方を確定するものではない可能性、当局の承認取得の遅延または
失敗の可能性、臨床治験の資金を第三者機関に頼ることによるリスク、商品候補に対する知的財産権に関するリ
スク及びかかる権利の防御・執行能力に関するリスク、製品候補の臨床治験または製造を依頼している第三者機
関が当社の期待通りに履行できない可能性、さらに臨床治験の開始、患者登録、完了または解析、臨床治験計画の
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12 月期の Form10K 及びその後の 10Q、8K など届出書に記載されているものも含め、しかしそれに限定されな
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