4847 IWI 2020-05-07 15:30:00
2020年6月期 第3四半期決算短信[日本基準](非連結) [pdf]
2020 年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕
(非連結)
2020 年5月7日
上 場 会 社 名 株式会社インテリジェント ウェイブ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4847 URL https://www.iwi.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)井関 司
問合せ先責任者 (役職名)専務取締役 (氏名)垣東 充 TEL (03)6222-7015
四半期報告書提出予定日 2020 年5月 11 日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有(機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020 年6月期第3四半期の業績(2019 年7月1日~2020 年3月 31 日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020 年6月期第3四半期 7,805 1.5 585 △13.3 601 △12.7 398 △14.7
2019 年6月期第3四半期 7,689 △1.8 675 84.2 688 84.5 466 95.8
潜在株式調整後1株当たり
1株当たり四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020 年6月期第3四半期 15.17 ―
2019 年6月期第3四半期 17.74 ―
(2)財政状態
総 資 産 純 資 産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020 年6月期第3四半期 9,703 6,475 66.7
2019 年6月期 10,032 6,372 63.5
(参考)自己資本 2020 年6月期第3四半期 6,475 百万円 2019 年6月期 6,372 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019 年6月期 ― 0.00 ― 9.00 9.00
2020 年6月期 ― 0.00 ―
2020 年6月期(予想) 9.00 9.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020 年6月期の業績予想(2019 年7月1日~2020 年6月 30 日)
(%表示は、対前期増減率)
1 株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 10,600 1.5 1,000 8.5 1,040 9.1 720 5.3 27.37
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1) 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3) 発行済株式数(普通株式)
①期末発行済株式数(自己株式を含む)2020年6月期3Q 26,340,000株 2019年6月期 26,340,000株
②期末自己株式数 2020年6月期3Q 39,807株 2019年6月期 31,907株
③期中平均株式数(四半期累計) 2020年6月期3Q 26,264,403株 2019年6月期3Q 26,313,293株
※四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
上記に記載した予想数値は、現時点での入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでお
ります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。業績の前提となる条件及び業績
予想の利用にあたっての注意事項等については、添付資料3ページ「
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」を
ご覧ください。
㈱インテリジェント ウェイブ(4847) 2020年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ···································· 2
(1)経営成績に関する説明 ············································ 2
(2)財政状態に関する説明 ············································ 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ·························· 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ········································ 4
(1)四半期貸借対照表 ················································ 4
(2)四半期損益計算書 ················································ 6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ·································· 7
(継続企業の前提に関する注記) ···································· 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ·················· 7
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ···················· 7
(セグメント情報等) ·············································· 7
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㈱インテリジェント ウェイブ(4847) 2020年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当事業年度当初より、緩やかな拡大を続けてきた国内の経済情勢は、新型コロナウィルスの感染拡大等
の影響により急激な変化に見舞われ、景気の現状は弱い動きになっています。
将来の経済情勢については、感染拡大が収束し抑制された需要が回復すれば、緩やかな拡大基調に回帰
することも予想されています。
2020 年4月1日付け、経済産業省の公表によれば、2019 年 10 月に開始されたキャッシュレス・ポイン
ト還元事業に登録した店舗数は 108 万店を数えています。クレジットカードによる対象決済額は、2019 年
10 月1日から 12 月2日までに 1.4 兆円、2020 年1月 27 日までに 3.1 兆円に増加しています。
また、主要クレジットカード会社の月次利用動向は、2020 年 2 月実績まで対前期で増加を継続していま
す。3月以降は、店頭でのクレジットカードショッピングの取扱高は減少するものと思われますが、一方
で、ネットショッピングによるカード利用は増加しているとの見方があり、消費活動に占めるクレジット
カード決済の普及拡大は、今後も継続するものと思われます。
外部環境は急激に変化していますが、当第3四半期累計期間の当社の事業は堅調に推移しており、第4
四半期会計期間(2020 年4月~6月)においても、足元の計画どおりの進行が見込まれるため、通期の業
績予想に変更はありません。
カード決済に不可欠な機能を提供するシステムの開発や運用を担う当社は、社会的な使命を正しく認識
し、業務を継続するために必要な設備や体制を整備しつつ業務を推進しています。
当社の従業員の移動が著しく制限される等の事態が発生したとしても、組織的な対応と実現可能な手段
によって稼働中のシステムの運用を保守する方針です。
当第3四半期累計期間においては、売上高は 7,805 百万円(前年同四半期比 1.5%増) 、営業利益 585 百
万円(前年同四半期比 13.3%減)、経常利益 601 百万円(前年同四半期比 12.7%減)
、四半期純利益 398 百
万円(前年同四半期比 14.7%減)を計上しました。
金融システムソリューション事業は、計画どおり売上高を計上することができました。当第3四半期累
計期間において、当初の予定より損益の低い開発案件の売上もありましたが、概ね堅調に推移してきまし
た。
プロダクトソリューション事業は、売上高は前年同四半期実績を上回りましたが、自社製品の販売実績
が前期を下回ったため、営業利益は前年同四半期実績を下回りました。
当社は、売上高のほぼ全てを国内の事業会社、金融機関向けに計上しています。また、海外の開発拠点
から業務の支援を受けることもありません。当社は、2020 年3月より海外との往来を停止し、不急の国内
出張も見合わせており、開発部門を含む従業員の一部は在宅で業務に従事しています。
現在のところ、業務の遅延による開発案件の採算悪化や大規模な費用の発生等、業績に悪影響が及ぶ事
態は生じていません。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、顧客との面談の機会が減少する等の事象は発生していますが、
足元の商談や進行中の開発案件に悪影響はなく、第4四半期会計期間の業績見通しと通期の業績予想に変
更はありません。
しかし、一部の開発案件の計画が遅れたり、ハードウェア等商品の納入予定が遅れたりすることで、当
第4四半期会計期間に計上を予定している案件の一部について、売上計上時期が来期(2021 年6月期)へ
ずれる可能性があり、その結果、当事業年度(2020 年6月期)の業績予想が未達に終わる可能性がありま
す。
(金融システムソリューション事業)
金融システムソリューション事業においては、主にクレジットカード会社の顧客に対して、ソフトウ
ェア開発や保守、パッケージソフトウェア及びハードウェアの販売による売上を計上しました。当第3
四半期累計期間(2019 年7月~2020 年3月)の売上高は 7,144 百万円(前年同四半期比 1.1%増)
、営業
利益は 732 百万円(前年同四半期比 2.1%減)となりました。
ソフトウェア開発業務売上高が伸びた結果、自社製パッケージソフトウェアの減収を補って、前年同
四半期比で増収になりました。
当第3四半期会計期間(2020 年1月~3月)の売上高は、2,617 百万円(前年同期比 6.7%増)と前
年実績を上回りました。営業利益は 238 百万円(前年同期比 44.6%減)と、前年実績 431 百万円を下回
りました。
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㈱インテリジェント ウェイブ(4847) 2020年6月期 第3四半期決算短信
当第3四半期会計期間のソフトウェア開発売上高は、1,808 百万円、自社製パッケージソフトウェア
の売上高は 23 百万円でした。前年同四半期(2019 年1月~3月)のソフトウェア開発売上高は、1,354
百万円、自社製パッケージソフトウェアの売上高は、337 百万円でした。
自社製パッケージソフトウェアの減収は、特別な事情によるものではありません。前年同四半期に、
システム開発案件の進捗状況によって、複数のパッケージソフトウェアの売上実現の時期が重なったも
のです。当社の主要な自社製パッケージソフトウェア NET+1(ネットプラスワン)は、当社が開発する
FEP(Front End Processing)システムの核を構成する製品であり、当社が受託する FEP システムの新規
構築や置換えの開発案件について利用されています。前年同四半期においては、複数の顧客向けの FEP
システム開発案件のパッケージソフトウェアの販売時期が重なりましたが、通常各開発案件の進捗状況
によって、この売上計上時期は変わります。
営業利益については、当第3四半期会計期間(2020 年1月~3月)に売上を計上したソフトウェア開
発案件のうち、 当初予定していた利益を下回った案件があり、 当第3四半期累計期間(2019 年7月~2020
年3月)の営業利益は、732 百万円と、前期を僅かに下回りました。
(プロダクトソリューション事業)
プロダクトソリューション事業においては、企業組織内部からの情報漏えいを防ぐ当社製パッケージ
ソフトウェア CWAT シーワット) 外部からのサイバー攻撃を防ぐ他社製パッケージソフトウェア Traps
( と、
(トラップス)の販売等によって、売上高は 661 百万円(前年同四半期比 6.5%増)、営業損失は 146 百
万円(前年同四半期は 72 百万円の営業損失)となりました。
他社製品の販売は前年同四半期実績を上回りましたが、相対的に利益率の高い当社製品の販売は前年
同四半期実績を下回りました。この結果、セグメントの売上高は前年同四半期実績を上回りましたが、
営業利益は前年同四半期実績を下回りました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産の残高は、 前事業年度末に比べ 328 百万円減少し、9,703 百万円
となりました。うち流動資産は、前事業年度末に比べ 400 百万円減少し、5,654 百万円となりました。こ
れは主に、受取手形及び売掛金が 226 百万円増加しましたが、現金及び預金 468 百万円の減少、並びに
たな卸資産 151 百万円の減少があったためです。固定資産は、前事業年度末に比べ 71 百万円増加し、 4,049
百万円となりました。これは主に、投資有価証券 84 百万円の減少がありましたが、その他無形固定資産
(ソフトウェア仮勘定)172 百万円の増加があったためです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債の残高は、 前事業年度末に比べ 431 百万円減少し、3,228 百万円
となりました。これは主に、支払手形及び買掛金 92 百万円の増加並びに賞与引当金 137 百万円の増加が
ありましたが、未払法人税等 359 百万円の減少があったためです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べ 102 百万円増加し、6,475 百万
円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が 59 百万円減少しましたが、利益剰余金 161
百万円の増加があったためです。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019 年8月7日付「2019 年6月期 決算短信」で公表した業績予想に変更ありません。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年6月30日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,254,913 2,786,134
受取手形及び売掛金 1,455,554 1,681,811
たな卸資産 640,892 489,381
その他 702,914 696,894
流動資産合計 6,054,274 5,654,221
固定資産
有形固定資産 540,988 529,200
無形固定資産
ソフトウエア 1,188,857 1,130,789
その他 152,363 324,732
無形固定資産合計 1,341,221 1,455,522
投資その他の資産
投資有価証券 1,234,859 1,150,532
その他 860,899 914,080
投資その他の資産合計 2,095,759 2,064,613
固定資産合計 3,977,969 4,049,336
資産合計 10,032,243 9,703,558
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 332,221 425,053
未払法人税等 359,462 -
前受金 1,428,303 1,405,971
賞与引当金 278,538 416,125
役員賞与引当金 40,175 25,321
その他 619,730 345,117
流動負債合計 3,058,430 2,617,589
固定負債
退職給付引当金 451,172 480,628
役員退職慰労引当金 23,885 28,497
資産除去債務 86,947 87,404
その他 39,292 14,227
固定負債合計 601,297 610,757
負債合計 3,659,728 3,228,347
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(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年6月30日) (2020年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 843,750 843,750
資本剰余金 561,186 573,099
利益剰余金 4,518,091 4,679,737
自己株式 △14,955 △26,687
株主資本合計 5,908,072 6,069,899
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 464,442 405,311
評価・換算差額等合計 464,442 405,311
純資産合計 6,372,515 6,475,210
負債純資産合計 10,032,243 9,703,558
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(2)四半期損益計算書
第3四半期累計期間
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 7,689,283 7,805,470
売上原価 5,607,228 5,782,816
売上総利益 2,082,055 2,022,654
販売費及び一般管理費 1,406,528 1,436,913
営業利益 675,527 585,740
営業外収益
受取利息 342 487
受取配当金 5,663 20,735
受取保険金 4,000 28,028
助成金収入 3,874 -
その他 2,333 3,196
営業外収益合計 16,214 52,448
営業外費用
支払利息 128 76
コミットメントフィー 2,903 3,048
支払補償費 - 33,679
その他 359 373
営業外費用合計 3,391 37,178
経常利益 688,350 601,010
特別利益 - -
特別損失 - -
税引前四半期純利益 688,350 601,010
法人税、住民税及び事業税 414,943 191,563
法人税等調整額 △193,446 11,027
法人税等合計 221,496 202,591
四半期純利益 466,854 398,418
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(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期累計期間(自 2019 年7月1日 至 2020 年3月 31 日)
該当事項はありません。
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
当第3四半期累計期間(自 2019 年7月1日 至 2020 年3月 31 日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期累計期間(自 2018年7月1日 至 2019年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
合計
金融システム プロダクト
計
ソリューション事業 ソリューション事業
売上高
外部顧客への売上高 7,068,312 620,971 7,689,283 7,689,283
セグメント間の内部売上高
― ― ― ―
又は振替高
計 7,068,312 620,971 7,689,283 7,689,283
セグメント利益又は損失(△) 748,467 △72,940 675,527 675,527
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な
内容(差異調整に関する事項)
セグメント利益又は損失の金額の合計額は、四半期損益計算書の営業利益と一致しているため、差異
調整は行っていません。
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Ⅱ 当第3四半期累計期間(自 2019年7月1日 至 2020年3月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
合計
金融システム プロダクト
計
ソリューション事業 ソリューション事業
売上高
外部顧客への売上高 7,144,030 661,439 7,805,470 7,805,470
セグメント間の内部売上高
― ― ― ―
又は振替高
計 7,144,030 661,439 7,805,470 7,805,470
セグメント利益又は損失(△) 732,665 △146,924 585,740 585,740
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な
内容(差異調整に関する事項)
セグメント利益又は損失の金額の合計額は、四半期損益計算書の営業利益と一致しているため、差異
調整は行っていません。
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