4837 J-シダックス 2019-02-12 16:00:00
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成31年2月12日
上場会社名 シダックス株式会社 上場取引所 東
コード番号 4837 URL http://www.shidax.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役会長兼社長 (氏名)志太 勤一
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 経営企画本部長 (氏名)山本 大介 TEL 03-5784-8909
四半期報告書提出予定日 平成31年2月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.平成31年3月期第3四半期の連結業績(平成30年4月1日~平成30年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
31年3月期第3四半期 97,428 △10.1 411 △24.8 △531 - △4,302 -
30年3月期第3四半期 108,418 △3.5 546 - △1,536 - △87 -
(注)包括利益 31年3月期第3四半期 △4,254百万円 (-%) 30年3月期第3四半期 △284百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
31年3月期第3四半期 △110.35 -
30年3月期第3四半期 △2.26 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
31年3月期第3四半期 38,022 3,482 8.5 15.97
30年3月期 48,143 5,040 10.2 125.63
(参考)自己資本 31年3月期第3四半期 3,213百万円 30年3月期 4,896百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
30年3月期 - 0.00 - 15.00 15.00
31年3月期 - 0.00 -
31年3月期(予想) 15.00 15.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
3.平成31年3月期の連結業績予想(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 135,080 △5.5 870 △25.6 △180 - △4,130 - △105.93
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 有
連結業績予想の修正については、本日(平成31年2月12日)公表いたしました「平成31年3月期通期連結業績予想
の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 31年3月期3Q 40,929,162株 30年3月期 40,918,762株
② 期末自己株式数 31年3月期3Q 1,941,336株 30年3月期 1,941,053株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 31年3月期3Q 38,986,350株 30年3月期3Q 38,977,982株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についての御注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(四半期決算補足説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法)
当社は、第2四半期決算及び期末決算において、機関投資家・アナリスト向け決算説明会を開催しております。こ
の説明会で配布しました資料を当社ホームページ(http://www.shidax.co.jp/ir/)に掲載しております。
シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… P. 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… P. 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… P. 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… P. 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… P. 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… P. 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… P. 8
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… P. 8
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… P. 9
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… P.10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… P.10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… P.10
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… P.11
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… P.13
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善により緩やかな回復基調にあるも
のの、米国の政策運営や近隣諸国の地政学リスクの高まりなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
また、個人消費においても緩やかな回復傾向で推移いたしましたが、賃金の伸び悩みや社会保険料の負担増加など
将来不安を背景とした消費者の節約志向は依然として強く、さらに人手不足とこれに伴う労務コストの上昇、加え
て業種・業態の垣根を越えた競争の激化から、経営環境は引続き厳しい状況が続いております。当社グループは第
1四半期連結会計期間において、連結子会社であるシダックス・コミュニティー㈱(以下「SC社」という)の持分
81%及び当社が保有するSC社への債権を、㈱B&Vへ譲渡し、赤字セグメントに係る抜本的な事業ポートフォリオの
変革を致しました。また、第2四半期連結会計期間において、調達の多様性を得るべく優先株式の発行を7月19日
付にて2,500百万円行い、資金調達並びに自己資本の強化を行いました。このような環境のもと、当社グループ
は、“フードサービスから公共サービスまで提供可能な水平垂直統合型の企業構造”で他社との差別化を図り、プ
レミアムブランド戦略による高品質・高付加価値のサービスを提供するとともに、より一層の「安心・安全」な管
理体制の強化、グループ総合力を活かしたトータルアウトソーシングサービスによる積極的な営業拡大を行うとと
もに、時間外労働の削減、消耗品の見直し等に係る原価圧縮施策、本部コスト削減による間接費の圧縮に取り組ん
でまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、トータルアウトソーシング事業の売上は増収
したものの、SC社事業譲渡による減収分をカバーするまでには至らず、加えて主に第2四半期連結会計期間におい
て、台風や地震等の自然災害による減収要因もあり、97,428百万円(前年同四半期比10.1%減)となりました。
利益面につきましては、SC社事業譲渡による赤字改善効果があったものの、原価圧縮及び労務コスト削減が見込
みを下回ったことに加え、SC社の譲渡に係る収益改善の目途が立ったことから、夏季賞与は不支給としたものの、
役職員に対して1,423百万円の一時的な業績回復感謝金の支給をしたことによる一過性の労務コストが今期要因と
してあったことから、営業利益は411百万円(前年同四半期比24.8%減)となりました。経常損失につきまして
は、SC社事業譲渡による利益改善効果及び持分法による投資損失等が減少したものの、営業損益による一時的な労
務費計上の影響及びシンジケートローンのウェーブ(財務制限条項の適用除外)費用等一過性の営業外費用の計上
により、531百万円(前年同四半期は1,536百万円の経常損失)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期
純損失につきましては、第1四半期においてSC社事業譲渡による株式売却損4,334百万円を計上した一方で、SC社
が連結納税グループから外れたことにより将来の課税所得がより多く見込めることから繰延税金資産を追加計上
し、法人税等調整額を△1,547百万円(△は利益)計上したことにより4,302百万円(前年同四半期は信託受益権を
譲渡したこと等により、87百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間期首をみなし売却日として、当社の連結子会社であるSC社の持分の81%を譲渡
し、SC社を連結の範囲から除外したことに伴い、第1四半期連結会計期間より「レストランカラオケ事業」を報告
セグメントから除外しております。
①コントラクトフードサービス事業
大手同業他社との競争激化に加え原材料価格の高騰など経営環境は依然として厳しい状況にあります。このよう
な環境のもと、季節に合わせたフェアメニューを展開、10月は秋の訪れに合わせて、毎年恒例となっている「北海
道産直生さんまの塩焼き」や10月31日のハロウィンにちなみ、心がワクワクするような見た目の「ハロウィンおば
けハンバーグ」を展開。11月には健康食材と話題となった“あまに”肉を使用した「厳選“あまに”肉フェア」と
銘打ち、「あまに仕上げ三元豚の黒酢生姜焼き」や「あまに鶏の玉ねぎタルタルチキン南蛮」を提供し大変多くの
お客様にご好評を頂きました。また、12月は「クリスマスフェア」を開催し、メニューに赤×白×緑のクリスマス
カラーを取り入れた当社オリジナル「クリスマスグリルチキン」と「ホワイトオムライス」を提供。心躍るクリス
マスをお届け致しました。そうしたフェアメニューの展開と合わせてテイクアウト、ビュッフェスタイルの導入に
よる売上向上策を実施するとともに、コスト管理の徹底、既存店舗の解約防止、赤字店舗の8店舗撤退並びに損益
改善などによって既存店舗の活性化と収益力の強化及び新規25店舗の新設に取り組んでまいりました。また、多様
化するお客様のニーズを的確に捉え、グループ総合力を活かしたソリューションサービスの提案を行い、営業開発
とも連動して新規案件の獲得を強化し事業拡大と経営効率の改善に努めてまいりましたが、売上は前年比減少、さ
らに労務費及び原材料費のコストアップの影響は小さくありませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は20,565百万円(前年同四半期比2.7%減)、セグメント利益は
557百万円(前年同四半期比39.2%減)となりました。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
②メディカルフードサービス事業
大手同業他社との競争激化に加え原材料価格の高騰など経営環境は依然として厳しい状況にあります。このよう
な環境のもと、10月に“薩摩芋”をテーマにした「安納芋のパウンドケーキ」「さつま芋と栗のタルト」、11月に
は“ゆず”をテーマにした「ゆずはちみつロール」「ゆず豆乳ゼリー」、12月には“ベリー”をテーマにした「ダ
ブルベリーケーキ」など季節のスイーツを展開、また、様々な食育イベントを実施するなど、高品質なサービスの
提供を行うとともに、セントラルキッチンを活用した「やわらかマザーフード」や、季節の彩り溢れる食材を重箱
へ盛り付けし、高級感をアップした「御膳シリーズ」の商品提供を行うなど、お客様満足度の向上に努めてまいり
ました。一方で院外調理品の充実、既存店舗の解約防止、赤字店舗の5店舗撤退並びに運営改善強化などによって
既存店舗の活性化と収益性の向上及び新規31店舗の新設に取り組んでまいりました。また、お客様の潜在的なニー
ズを的確に捉え、グループ総合力を活かしたソリューションサービスの提案を行い、営業開発とも連動して新規案
件の獲得を強化し事業拡大に努めるとともに、収益力の強化と経営効率の改善を進め、売上は前年並みを確保した
ものの、労務費及び原材料費のコストアップを吸収するには至りませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は24,174百万円(前年同四半期比0.5%増)、セグメント利益は
348百万円(前年同四半期比56.5%減)となりました。
③トータルアウトソーシング事業
政府が掲げる「地方創生」政策のもと、地方自治体においては財政再建と地域活性化へのニーズが高まってお
り、自治体が提供するサービスを民間に委託する流れが続いております。また、コンパクトタウン・スモールタウ
ン化構想のもと、住民サービスの効率的な運用を目指した施設の統合や交通体系の整備が進められております。さ
らには少子高齢化が行政サービスのコストアップ、人手不足を招き、行政サービスのアウトソーシング市場は確実
に伸長しております。また、我が国の経済指標は低めではありますが好調を継続しております。しかしながら、好
況が見込まれるのは東京五輪開催の2020年までとの認識がある中、国際情勢についてはなお不安定要素があり、各
企業は競争力強化のため、なお一層のコスト削減が迫られている状況にあります。
このような環境のもと、車両運行管理事業においては、現場でサービスにあたる社員の教育を更に強化し、より
良いサービスを実現するための適正価格受託に努めてまいりました。また、既存顧客の掘起しを中心に事業拡大を
図り、黒塗役員車の他、スクールバスやインバウンド需要に対応した貸切運送等の運行業務を受託するとともに、
コスト管理を徹底し収益確保に努めてまいりました。今期の新規獲得台数は179台となりましたが、ユーザーによ
る経費削減等の理由による契約終了も181台となっており、厳しい環境下ながら、前年並みの数値を維持致しまし
た。また、社会サービス事業においては、特に力を入れている学童保育・児童館受託業務において、全国の自治体
から新規案件を受託し、事業拡大を実現してまいりました。また、従来からの施設管理および学校給食受託業務に
おいても、堅調に推移をしております。当第3四半期連結累計期間の社会サービス事業全体では、小規模の案件も
含め256件を新規獲得し、契約終了は27件となった為、新規案件が売上および利益貢献をする中、既存契約におい
てもコスト管理の徹底による収益確保に努めてまいりました。
一方でインバウンドバスの運行や道の駅等の観光施設受託事業については、昨夏の豪雨や台風、北海道胆振東部
地震による集客減の影響を受けることとなりましたが、セグメント全体としては、好調な推移となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は34,522百万円(前年同四半期比7.4%増)、セグメント利益は
1,929百万円(前年同四半期比17.4%減)となりました。
④コンビニエンス中食事業
同業他社・大手コンビニエンスストアとの新規案件競争の激化や、商圏内への競合出店、店舗での人員不足など
厳しい環境ではありますが、お客様の生活ニーズに応じた利便性向上・満足度向上の実現に向け、運営力の改革・
オリジナリティ強化に取り組んでまいりました。
新規営業活動においては、クライアントニーズに柔軟に対応するべく、大手コンビニFC、中堅コンビニモデル、
小規模独自売店と3モデルによる営業展開を軸に、地域別に支店長による営業先訪問を強化し、進捗管理を行って
まいりました。
商品・サービス面においては、クリスマスケーキ予約販売・ご当地お雑煮セットなどの季節商品の販売の他に、
食品・非食品の催事を短期サイクルで実施し、便利・楽しい・発見がある売り場作りに取り組み売上につなげると
ともに、高値入商品の仕入・販売を強化し利益確保に努めました。
運営面では、赤字店舗をはじめとする既存店の改善のほか、労務費・残業時間の適正化、経費の見える化による
コスト削減に努めてまいりましたが、人手不足要因による募集費を含めた労務費率の高騰を吸収するまでには至り
ませんでした。
店舗数は、当第3四半期で新規に1店舗を出店、3店舗を閉鎖し、今期累計で出店6店、閉鎖11店、計357店と
なりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,170百万円(前年同四半期比6.0%減)、セグメント利益は
125百万円(前年同四半期比44.0%減)となりました。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
⑤エスロジックス事業
当社グループのスケールメリットを最大限に活かし、安全性・信頼性の高い商品を徹底した衛生管理体制で一括
発注・配送を展開してまいりました。また、一元物流システムをより合理的に活用できるよう、標準メニュー導入
の促進、調達コスト上昇の抑制、物流費の値上げ抑制などに努めるとともに、同業他社とのアライアンスによる共
同購買機構によって、スケールメリットを最大限に活用し、収益性の向上にも努めてまいりました。また、健康効
果が期待される食事メニューの開発、トレーサビリティ、アレルゲン関連など、付加価値の向上にも努め「安心・
安全」な食材の供給を行い、グループ外への食材・消耗品等の更なる販売強化により、外部売上の増加を図り外部
売上比率を前年同四半期比で、7%増加させることが出来ました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の内部売上高を含めた売上高は25,293百万円(前年同四半期比12.1%
減)、セグメント利益は1,760百万円(前年同四半期比13.7%減)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ10,121百万円減少し38,022百万円
(前連結会計年度末比21.0%減)となりました。流動資産においては、2,003百万円減少し24,185百万円となりま
した。これは主に、SC社が連結子会社から除外されたことによる影響があったほか、現金及び預金が1,741百万円
及びその他に含まれている未収入金が690百万円減少したことによります。固定資産においては、8,117百万円減少
し13,836百万円となりました。これは主に、SC社が連結子会社から除外されたこと等により有形固定資産が4,101
百万円、SC社の持分譲渡に合わせてSC社の持分法適用会社であったシダックストラベラーズコミュニティー㈱に対
する債権を譲渡したこと等により投資その他の資産が3,784百万円減少したことによります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ8,563百万円減少し34,539百万円(前連
結会計年度末比19.9%減)となりました。流動負債においては、1,147百万円減少し26,736百万円となりました。
これは主に、SC社が連結子会社から除外されたことによる影響があったほか、短期借入金が1,030百万円増加した
一方、1年内返済予定の長期借入金が1,484百万円及びその他に含まれる1年内返済予定のリース債務が785百万円減
少したことによります。固定負債においては、7,415百万円減少し7,802百万円となりました。これは主に、SC社が
連結子会社から除外されたことによる影響があったほか、長期借入金が4,843百万円、資産除去債務が1,745百万円
減少したことによります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,557百万円減少し3,482百万円(前連
結会計年度末比30.9%減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失4,302百万円の計上と
剰余金の配当が584百万円、資本剰余金の増加額が2,500百万円、SC社の連結除外による利益剰余金の増加額652百
万円の計上及び新株予約権が125百万円、為替相場の変動により為替換算調整勘定が48百万円増加したことにより
ます。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.7ポイント低下
し8.5%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
平成30年6月27日に公表いたしました平成31年3月期通期連結業績予想を修正いたしました。詳細につきまして
は、本日(平成31年2月12日)公表の「平成31年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照くだ
さい。
なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 9,082 7,340
受取手形及び売掛金 12,666 12,899
商品及び製品 1,007 1,030
原材料及び貯蔵品 761 684
その他 2,689 2,248
貸倒引当金 △18 △18
流動資産合計 26,188 24,185
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,339 2,845
その他(純額) 4,555 2,947
有形固定資産合計 9,894 5,793
無形固定資産
のれん 1,185 1,131
その他 587 410
無形固定資産合計 1,773 1,542
投資その他の資産
関係会社株式 128 103
敷金及び保証金 4,684 2,213
繰延税金資産 632 1,975
その他 4,913 2,266
貸倒引当金 △72 △57
投資その他の資産合計 10,286 6,501
固定資産合計 21,954 13,836
資産合計 48,143 38,022
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 6,691 6,523
短期借入金 669 1,700
1年内返済予定の長期借入金 8,216 6,732
未払金 3,194 2,629
未払費用 5,514 5,574
未払法人税等 591 248
ポイント引当金 172 7
役員賞与引当金 56 26
賞与引当金 28 685
株主優待引当金 292 107
その他 2,455 2,500
流動負債合計 27,884 26,736
固定負債
長期借入金 11,748 6,905
厚生年金基金解散損失引当金 542 -
資産除去債務 2,194 449
その他 732 448
固定負債合計 15,218 7,802
負債合計 43,102 34,539
純資産の部
株主資本
資本金 10,781 10,783
資本剰余金 - 2,500
利益剰余金 △5,237 △9,470
自己株式 △806 △806
株主資本合計 4,736 3,005
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 27 25
為替換算調整勘定 132 181
その他の包括利益累計額合計 160 207
新株予約権 143 269
純資産合計 5,040 3,482
負債純資産合計 48,143 38,022
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
売上高 108,418 97,428
売上原価 95,282 85,121
売上総利益 13,136 12,307
販売費及び一般管理費 12,589 11,896
営業利益 546 411
営業外収益
受取利息 154 64
受取配当金 6 6
団体定期配当金 154 155
関係会社持分売却に伴う債権評価益 29 -
負ののれん償却額 84 84
その他 75 119
営業外収益合計 504 431
営業外費用
支払利息 466 237
シンジケートローン手数料 215 203
持分法による投資損失 1,321 6
支払負担金 - 273
その他 583 653
営業外費用合計 2,587 1,373
経常損失(△) △1,536 △531
特別利益
固定資産売却益 2,694 1
その他 18 0
特別利益合計 2,712 1
特別損失
関係会社株式等売却損 - 4,334
減損損失 221 188
災害による損失 - 20
レストラン等店舗閉鎖損 42 66
和解金 114 -
その他 0 255
特別損失合計 380 4,866
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
795 △5,396
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 838 452
法人税等調整額 45 △1,547
法人税等合計 883 △1,094
四半期純損失(△) △87 △4,302
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △87 △4,302
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
四半期純損失(△) △87 △4,302
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 13 △1
為替換算調整勘定 △86 50
持分法適用会社に対する持分相当額 △123 △1
その他の包括利益合計 △196 47
四半期包括利益 △284 △4,254
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △284 △4,254
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、平成30年7月19日付で、UDS コーポレート・メザニン4号投資事業有限責任組合及びブルーパートナーズ
第二号投資事業有限責任組合から第三者割当増資の払込みを受けました。この結果、当第3四半期連結累計期間にお
いて資本金が1,250百万円、資本準備金が1,250百万円増加しております。
また、平成30年5月30日開催の取締役会において、資本金及び資本準備金増加分につき、資本金及び資本準備金を
減少することを決議し、平成30年7月19日付で上記資本金及び資本準備金の増加額を全額その他資本剰余金に振り替
えております。
その結果、当第3四半期連結累計期間において資本剰余金が2,500百万円増加しております。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
コントラ メディカ トータル その他
レストラ コンビニ エスロジ 合計
クトフー ルフード アウトソ (注)
ドサービ サービス ーシング
ンカラオ エンス中 ックス事 計
ケ事業 食事業 業
ス事業 事業 事業
売上高
外部顧客への
21,145 24,050 32,155 13,098 10,814 2,326 103,590 4,828 108,418
売上高
セグメント間の内
部売上高又は振替 774 33 128 272 22 26,455 27,686 1,085 28,772
高
計 21,919 24,083 32,284 13,370 10,837 28,782 131,277 5,913 137,190
セグメント利益又は
セグメント損失 916 801 2,336 △1,108 223 2,038 5,207 △214 4,993
(△)
(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、国内におけるスペシャリティーレストラン事業及び、エ
ステティックサロン・リラクゼーションサロンの運営等を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 5,207
「その他」の区分利益 △214
セグメント間取引消去 △41
全社費用(注) △4,404
四半期連結損益計算書の営業利益 546
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総務、人事、財務、経理、情報システム部門等の管理部門及び企業イメージ広
告に要した費用であります。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
当第3四半期連結累計期間において、固定資産に係る重要な減損損失の認識はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
当第3四半期連結累計期間において、のれんの金額の重要な変動はありません。
(重要な負ののれん発生益)
当第3四半期連結累計期間において、重要な負ののれん発生益の認識はありません。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
コントラ メディカ トータル その他
コンビニ エスロジ 合計
クトフー ルフード アウトソ (注)
ドサービ サービス ーシング
エンス中 ックス事 計
食事業 業
ス事業 事業 事業
売上高
外部顧客への
20,565 24,174 34,522 10,170 3,777 93,210 4,217 97,428
売上高
セグメント間の内
部売上高又は振替 839 5 83 21 21,515 22,465 666 23,132
高
計 21,405 24,180 34,606 10,191 25,293 115,676 4,883 120,560
セグメント利益又は
セグメント損失 557 348 1,929 125 1,760 4,720 △450 4,269
(△)
(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、国内におけるスペシャリティーレストラン事業及び、エ
ステティックサロン・リラクゼーションサロンの運営等を含んでおります。
2.報告セグメントごとの資産に関する情報
第1四半期連結会計期間期首をみなし売却日として、当社の連結子会社であるシダックス・コミュニティ
ー㈱の持分の一部を譲渡し、シダックス・コミュニティー㈱を連結の範囲から除外したことに伴い、第1四
半期連結会計期間より「レストランカラオケ事業」を報告セグメントから除外しております。
なお、前連結会計年度末において当該資産は「レストランカラオケ事業」セグメントに9,955百万円計上
されております。
3.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 4,720
「その他」の区分利益 △450
セグメント間取引消去 △22
全社費用(注) △3,836
四半期連結損益計算書の営業利益 411
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総務、人事、財務、経理、情報システム部門等の管理部門及び企業イメージ広
告に要した費用であります。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間期首をみなし売却日として、当社の連結子会社であるシダックス・コミュニティ
ー㈱の持分の一部を譲渡し、シダックス・コミュニティー㈱を連結の範囲から除外したことに伴い、第1四
半期連結会計期間より「レストランカラオケ事業」を報告セグメントから除外しております。
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シダックス㈱ (4837) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
5.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
当第3四半期連結累計期間において、固定資産に係る重要な減損損失の認識はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
当第3四半期連結累計期間において、のれんの金額の重要な変動はありません。
(重要な負ののれん発生益)
当第3四半期連結累計期間において、重要な負ののれん発生益の認識はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計
期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に
表示しております。
財務制限条項
当社グループは、複数の金融機関との間で91億円のシンジケートローン契約を締結しており、平成31年3月期末日
における財務数値については以下のとおり財務制限条項が付されております。
①平成31年3月期末日における連結貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額を、直近の事業年度末日におけ
る連結貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額以上に維持すること。
②平成31年3月期末日における連結損益計算書に記載される営業損益を29億円以上とすること。
なお、上記財務制限条項につきましては、関係金融機関と財務制限条項の変更について協議中であり、概ね合意を
得られる見込です。
当社の連結子会社である大新東㈱は、金融機関との間で20億円の金銭消費貸借契約を締結しており、財務制限条項
が付されておりますが、平成30年11月30日付で財務制限条項の一部を変更する契約を締結した結果、当第3四半期連
結会計期間末において、以下のとおり財務制限条項が付されております。
①各事業年度の2月末日、及び8月末日における大新東㈱から当社及び当社グループ各社への貸付金の上限額を78
億円までとすること。
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