4833 J-サクセスH 2020-03-10 15:30:00
第三者割当増資に係る資金使途変更に関するお知らせ [pdf]
2020 年3月 10 日
各 位
上 場 会 社 名 株式会社 ぱど
代 表 者 代表取締役社長 小澤 康二
(コ-ド番号 4833)
問合せ先責任者 取締役管理統括本部長 小泉 一郎
(TEL 03-5216-9180)
第三者割当増資に係る資金使途変更に関するお知らせ
当社は、2017 年3月 31 日を払込期日として行いました第三者割当増資に係る資金使途を変更しておりました
のでお知らせいたします。なお、本開示につきましては、使途を変更することを決定した際に実施するべきでし
たが、当社の開示に関しての認識不足により、開示が遅れましたことにつきまして深くお詫び申し上げます。
1. 変更の理由・経緯
当社は、2017 年3月 31 日を払込期日として RIZAP グループ株式会社(以下「RIZAP グループ」といいます。
)
に対する第三者割当による新株式発行(以下「本第三者割当増資」といいます。
)を実施し、その調達資金を、下
記「2.資金使途変更の内容」の変更前の表に記載のとおり充当する予定でおりました。
しかしながら、次の①から⑥に記載の理由から下記「2.資金使途変更の内容」に記載のとおり各資金使途を
変更しておりました。変更の内容の詳細につきましては、下記「2.資金使途変更の内容」に記載の表をご参照
ください。
① Web ビジネスの強化
地域情報を紙だけでなく WEB・アプリ等様々な媒体で活用していくこと(好調な求人広告分野をさらに強化す
るために、ぱどに掲載される求人情報及びぱどが持つ派遣先情報を集約したポータルサイト「ぱど JOB」のオー
プン、既存フリーペーパーの公式サイトオープン、美容関連 Web クリニックポータルサイトのオープン、ぱど掲
載クーポンをスマートニュースに配信する取り組み等)
、スタンプ機能・くじ機能・プッシュ通知機能を持ったス
マホアプリ「ぱどにゃんこ CHECK」への投資、読者・サイト会員情報の集約とマーケティング支援事業展開・地
方創生事業の提案領域拡大等に資金を充当してまいりましたが、2018 年6月度からの医療法改正に伴う美容医療
サービスの広告規制へ対応するための美容関連 Web クリニックポータルサイト作成をはじめ、新規サイトの作成
に当初見込み以上に費用がかかってしまったこと、また、ソフトウェアリニューアルに想定以上の件数・時間を
要したことが要因となり、当初の予定を超える資金需要が生じた結果、当該使途への充当金額を 340 百万円から
485 百万円に増加させておりました。
② シニア向け新規媒体の開発
マーケティングに関する調査費用は発生しましたが、シニアマーケットの開拓が想定していたように進まず、
人員体制構築のための費用の発生には至らなかったため、充当金額を当初予定していた金額よりも減少させてお
りました。
③ 主婦層向け・シニア層向け物販ビジネスへの参入
マーケット調査や医療系に特化した人材コンサルタントの利用に係る費用は発生しましたが、インターネット
1
を経由しての主婦層向け・シニア層向け物販ビジネスへの参入見送りにより Web での物販ビジネスのためのシス
テム構築には至らず、そのための費用は発生しませんでしたので、充当金額を当初予定していた金額よりも減少
させておりました。
④ 「ぱど」の発行エリアの拡大・統廃合
新媒体配布先開拓やその調査費用は発生しましたが、新規に人材を採用するまでには至らず、そのための費用
は発生しませんでしたので、充当金額を当初予定していた金額よりも減少させておりました。
⑤ ポスティング体制の強化及びポスティング事業の外販開始
管理システムの改修に係る費用は発生しましたが、ポスティング体制の強化による外販を受注するまでに至ら
ず、関連費用の発生もしませんでしたので、充当金額を当初予定していた金額よりも減少させておりました。
⑥ 企画・営業力強化
ほぼ当初の予定どおり実行され、そのための費用も充当されましたが、営業人員の採用や現在の営業人員への
教育による営業体制強化のため、人材・営業コンサルティング会社の支援に関する外注費、コンサルティング料
等が増加し、予定よりも追加で資金が必要となりましたので、充当金額を当初予定していた金額よりも増加させ
ておりました。
以上の理由により当初の資金使途を変更することとなりましたが、その結果として発生した調達資金の総額と
実際に上記の使途に充当した金額との差額 221 百万円については、印刷費及び配布費用等の仕入代金に充当いた
しました。
2. 資金使途変更の内容
第三者割当増資による資金使途の変更内容は以下のとおりであります。
(変更箇所は で示しております。
)
【変更前】
具体的な使途 金額(百万円) 支出予定時期
2017年10月~
① Webビジネスの強化 340
2019年3月
2017年4月~
② シニア向け新規媒体の開発 95
2019年3月
2017年7月~
③ 主婦層向け・シニア層向け物販ビジネスへの参入 210
2019年3月
2017年4月~
④ 「ぱど」の発行エリアの拡大・統廃合 115
2019年3月
⑤ ポスティング体制の強化及びポスティング事業の外販開 2017年4月~
70
始 2019年3月
2017年4月~
⑥ 企画・営業力の強化 125
2019年3月
合計 955 -
【変更後】
具体的な使途 金額(百万円) 支出時期
2
2017年10月~
① Webビジネスの強化 485
2019年3月
2017年4月~
② シニア向け新規媒体の開発 26
2019年3月
2017年7月~
③ 主婦層向け・シニア層向け物販ビジネスへの参入 6
2018年3月
2017年4月~
④ 「ぱど」の発行エリアの拡大・統廃合 46
2019年3月
⑤ ポスティング体制の強化及びポスティング事業の外販開 2017年4月~
40
始 2019年3月
2017年4月~
⑥ 企画・営業力の強化 131
2019年3月
2018年4月~
⑦ 印刷費及び配布費用等の仕入代金 221
2019年3月
合計 955 -
3. 今後の見通し
本件の資金使途の変更が 2020 年3月期連結業績に与える影響はありません。
4. 適時開示における今後の体制について
今般の資金使途の変更についての開示においては、使途を変更することを決定した際に適時開示を行うべきで
したが、当社としては、当該変更による重要性を認識しておらず、その後充当資金の推移を検証した際に、資金
使途の変更を開示する必要があるとの認識に至ったことから、お知らせが遅くなってしまいました。
今般の開示遅延を受け、今後は適時開示体制について、主に以下の整備を進め、運用を行うことにより、適切
な開示を行うよう、努めてまいります。
① 適時開示に関する規程・マニュアル等の整備
② 適時開示を行う必要がある事象について、適時開示業務の担当部署への報告の周知徹底
③ 運用状況の定期的な確認
以 上
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