4814 J-ネクストウェア 2019-02-08 15:00:00
平成31年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
平成31年2月8日
上 場 会 社 名 ネクストウェア株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4814 URL http://www.nextware.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)豊田 崇克
問合せ先責任者 (役職名)取締役執行役員 (氏名)田 英樹 (TEL)06-6281-9866
四半期報告書提出予定日 平成31年2月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.平成31年3月期第3四半期の連結業績(平成30年4月1日~平成30年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
31年3月期第3四半期 2,095 12.4 △16 ― △20 ― △30 ―
30年3月期第3四半期 1,864 △1.7 △34 ― △41 ― △57 ―
(注) 包括利益 31年3月期第3四半期 △30 百万円 ( ―%) 30年3月期第3四半期 △57 百万円 ( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
31年3月期第3四半期 △2.43 ―
30年3月期第3四半期 △4.69 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
31年3月期第3四半期 1,568 951 60.7
30年3月期 1,505 894 59.4
(参考) 自己資本 31年3月期第3四半期 951 百万円 30年3月期 894 百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結
会計期間の期首から適用しており、前連結会計年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後
の数値となっております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
30年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
31年3月期 ― 0.00 ―
31年3月期(予想) 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.平成31年3月期の連結業績予想(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 3,000 15.7 50 25.3 40 23.0 20 57.5 1.59
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
1株当たり当期純利益については、平成31年3月期第3四半期連結累計期間の期中平均株式数(自己株式控除
後)12,565,181株に基づいて算出しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(注)特定子会社の異動には該当いたしませんが、平成30年8月31日付で株式会社OSK日本歌劇団を株式交換によ
り取得したことに伴い、第2四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 31年3月期3Q 13,015,222株 30年3月期 13,015,222株
② 期末自己株式数 31年3月期3Q 308,719株 30年3月期 564,400株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 31年3月期3Q 12,565,181株 30年3月期3Q 12,190,905株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報
に関する説明」をご覧ください。
ネクストウェア株式会社(4814) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………7
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………7
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ネクストウェア株式会社(4814) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景として設備投資や個人消費
に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、通商問題の動向が世界に与える
影響や、世界経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響などにより、景気の先行きについては依然として不透明
な状況が続いております。
このような状況下、当社グループは既存のお客様からの継続的な受注の確保と新たなソリューションによって新
規のお客様の開拓に努めてまいりました。昨年8月には、株式交換によって完全子会社とした株式会社OSK日本歌劇
団を通じて、当社グループの新たな事業コンセプト「On Digital」を発表しました。「On Digital」は、IoTが急速
に普及する環境において、あらゆる情報をデジタル化することによって経済的な付加価値を高め、豊かな社会を実
現するとの考えに基づいております。当社グループは、これまでも地図情報や画像解析など、あらゆる分野のデジ
タル化に取り組んでまいりましたが、今般、このデジタル化技術をさらに拡張し、エンターテインメント分野に応
用することで、IoT社会の深層にある潜在的価値の発見に取り組んでまいります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,095百万円(前年同四半期比12.4%増)、営業損失
は16百万円(前年同四半期は34百万円の損失)、経常損失は20百万円(前年同四半期は41百万円の損失)、親会社
株主に帰属する四半期純損失は30百万円(前年同四半期は57百万円の損失)となりました。
第2四半期連結会計期間において、株式会社OSK日本歌劇団の株式を取得し、同社を連結子会社としたことに伴
い、セグメントの区分方法を見直した結果、「システム受託開発事業」を「ソリューション事業」と名称変更した
うえで、報告セグメントを従来の「システム受託開発事業」の単一セグメントから、「ソリューション事業」と
「エンターテインメント事業」の2区分に変更しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ソリューション事業
好調な業績を背景に企業のIT投資意欲は高くビジネス環境は堅調に推移しております。ケーブルテレビ伝送路シ
ステムにおいて圧倒的な国内シェアを維持する自社クラウド製品「Cadixシリーズ」は、予てより要望の高かった海
外の需要に応えるため、その拠点となる台湾支店(台北市)を昨年9月に開設いたしました。またビッグデータ解
析による気象レーダーシステムにおいては、今春の稼働に向けてモーリシャス共和国への導入に着手するなど、海
外での取り組みを強化いたしました。
国内においては、働き方改革が求められるなか、企業にある膨大な定型のパソコン業務を画像認識やAI(人工知
能)によって自動化することで、作業負荷や人為的なミスを大幅に軽減するRPA製品「WinActor」(注)の販売を強
化いたしました。また顔認証システムについては、製造業をはじめとする複数のお客様に導入するなど、ますます
引合いが増加しております。
このように拡大する需要の一方で的確に対応できる技術者の不足はIT業界において深刻な問題となっておりま
す。このため当社グループは、技術者の育成が急務であると考え、新卒採用を強化し、徹底したOJTやeラーニング
を通じて技術者の育成を優先しました。現在ではいずれの技術者も実践段階へと進んでおり、技術者の不足は解消
しつつあります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間におけるソリューション事業の売上高は1,977百万円となり、セグメン
ト損失は14百万円となりました。
(注)RPA製品「WinActor」
RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略称で、画像認証
をベースとして、AI(人工知能)や認証技術などによってPCの定型操作を自動化する仕組みをいいます。
「WinActor」は、NTTグループによって開発された純国産のRPA製品です。
② エンターテインメント事業
当社グループは、株式会社OSK日本歌劇団を子会社化したことでIoTサービスの実現が加速できるものと考えてお
ります。歌劇舞台がもたらす空間そのものをソフトウェアプログラムの実証環境とすることで、ソフトウェアの検
証に要する時間を大幅に短縮できるものと考えております。この環境を最大限活用し、個人認証やブロックチェー
ンなどを応用した当社独自のIoTサービスの実現に向け取り組んでまいります。
株式会社OSK日本歌劇団は、福井県越前市において「第39回たけふレビュー」を上演し、公演期間中に約2万人に
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ネクストウェア株式会社(4814) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
観劇いただきました。また、近鉄アート館において上演された自主公演「円卓の騎士(大阪公演)」やセント・ラ
ファエロチャペル御堂筋において劇団員が華麗なショーを披露する「OSK Revue Café」においても盛況のうちに終
演を迎えることができました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間(9月~12月)におけるエンターテインメント事業の売上高は118百万
円、セグメント利益は3百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,568百万円となり、前連結会計年度末に比べて63百万円増加しました。
これは主として、現金及び預金が222百万円減少した一方で、のれんが109百万円、無形固定資産その他が49百万円、
受取手形及び売掛金が49百万円、仕掛品が30百万円、投資その他の資産が23百万円、流動資産その他が12百万円そ
れぞれ増加したことによります。
負債合計は617百万円となり、前連結会計年度末に比べて6百万円増加しました。これは主として、長期借入金が
28百万円、短期借入金が27百万円、1年以内返済予定の長期借入金が24百万円、未払法人税等が12百万円それぞれ
減少した一方で、支払手形及び買掛金が69百万円、流動負債その他が34百万円それぞれ増加したことによります。
純資産合計は951百万円となり、前連結会計年度末に比べて56百万円増加しました。これは主として、利益剰余金
が30百万円、自己株式が86百万円減少したことによります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
平成30年5月11日に公表した連結業績予想から修正しておりません。
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ネクストウェア株式会社(4814) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 696,340 473,688
受取手形及び売掛金 458,426 507,748
商品及び製品 9,967 13,593
仕掛品 9,366 40,206
原材料及び貯蔵品 649 444
その他 72,699 84,937
流動資産合計 1,247,450 1,120,619
固定資産
有形固定資産 28,828 35,509
無形固定資産
のれん - 109,614
その他 68,204 117,950
無形固定資産合計 68,204 227,565
投資その他の資産 161,214 185,007
固定資産合計 258,248 448,083
資産合計 1,505,699 1,568,702
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 89,968 159,412
短期借入金 139,122 111,352
1年内返済予定の長期借入金 69,477 44,556
未払法人税等 25,693 13,047
その他の引当金 - 456
その他 200,565 234,962
流動負債合計 524,826 563,788
固定負債
長期借入金 62,709 33,812
退職給付に係る負債 23,383 19,416
固定負債合計 86,092 53,228
負債合計 610,918 617,017
純資産の部
株主資本
資本金 1,310,965 1,310,965
資本剰余金 377,562 378,355
利益剰余金 △602,478 △632,981
自己株式 △191,276 △104,625
株主資本合計 894,774 951,713
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 6 △27
その他の包括利益累計額合計 6 △27
純資産合計 894,780 951,685
負債純資産合計 1,505,699 1,568,702
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
売上高 1,864,641 2,095,916
売上原価 1,342,641 1,456,572
売上総利益 522,000 639,344
販売費及び一般管理費 556,677 655,617
営業損失(△) △34,676 △16,273
営業外収益
受取利息 385 110
受取配当金 100 101
受取手数料 205 170
保険配当金 191 200
その他 50 81
営業外収益合計 933 663
営業外費用
支払利息 4,455 2,531
新株予約権発行費償却 2,049 -
その他 1,707 1,920
営業外費用合計 8,212 4,452
経常損失(△) △41,956 △20,062
特別利益
投資有価証券売却益 - 1,281
特別利益合計 - 1,281
税金等調整前四半期純損失(△) △41,956 △18,780
法人税、住民税及び事業税 12,753 14,498
法人税等調整額 2,448 △2,775
法人税等合計 15,202 11,723
四半期純損失(△) △57,158 △30,503
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △57,158 △30,503
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ネクストウェア株式会社(4814) 平成31年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
四半期純損失(△) △57,158 △30,503
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 - △34
その他の包括利益合計 - △34
四半期包括利益 △57,158 △30,537
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △57,158 △30,537
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、平成30年8月31日付で株式会社OSK日本歌劇団を完全子会社とする株式交換を行い、自己株式255,681株
を割り当て交付しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間において資本剰余金が792千円増加、自己株式が86,650千円減少し、当第3
四半期連結会計期間末において資本剰余金が378,355千円、自己株式が104,625千円となっております。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)
単一セグメントであるため、セグメント情報については記載しておりません。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 平成30年4月1日 至 平成30年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
ソリューション エンターテイン 計算書計上額
計 (注)1
事業 メント事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 1,977,400 118,516 2,095,916 ― 2,095,916
セグメント間の内部売上高
― 8,800 8,800 △8,800 ―
又は振替高
計 1,977,400 127,316 2,104,716 △8,800 2,095,916
セグメント利益又は損失(△) △14,394 3,120 △11,273 △5,000 △16,273
(注) 1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△5,000千円は、報告セグメントに帰属しない一般管理費でありま
す。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
第2四半期連結会計期間に、株式会社OSK日本歌劇団の株式を取得し、同社を連結の範囲に含めたことにより、
のれんが発生しております。
当該事象によるのれんの増加額は、「エンターテインメント事業」セグメントにおいて113,394千円であります。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
第2四半期連結会計期間において、株式会社OSK日本歌劇団の株式を取得し、同社を連結子会社としたことに伴
い、セグメントの区分方法を見直した結果、「システム受託開発事業」を「ソリューション事業」と名称変更した
うえで、報告セグメントを従来の「システム受託開発事業」の単一セグメントから、「ソリューション事業」と
「エンターテインメント事業」の2区分に変更しております。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示しております。
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