4814 J-ネクストウェア 2021-02-12 15:00:00
令和3年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
令和3年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
令和3年2月12日
上 場 会 社 名 ネクストウェア株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4814 URL https://www.nextware.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)豊田 崇克
問合せ先責任者 (役職名)取締役執行役員 (氏名)渡邉 博和 (TEL)06-6281-9866
四半期報告書提出予定日 令和3年2月15日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.令和3年3月期第3四半期の連結業績(令和2年4月1日~令和2年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
3年3月期第3四半期 2,120 △7.0 △130 ― △104 ― △113 ―
2年3月期第3四半期 2,281 8.8 △182 ― △192 ― △202 ―
(注) 包括利益 3年3月期第3四半期 △113 百万円 ( ―%) 2年3月期第3四半期 △202 百万円 ( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
3年3月期第3四半期 △8.95 ―
2年3月期第3四半期 △15.93 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
3年3月期第3四半期 1,371 717 52.3
2年3月期 1,406 831 59.1
(参考) 自己資本 3年3月期第3四半期 717 百万円 2年3月期 831 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
3年3月期 ― 0.00 ―
3年3月期(予想) 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.令和3年3月期の連結業績予想(令和2年4月1日~令和3年3月31日)
令和3年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大により、業績への影響を現時点におい
て合理的に算定することが困難であるため、未定とさせていただきます。今後、連結業績予想の開示が可能となった時
点で、速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 3年3月期3Q 13,015,222株 2年3月期 13,015,222株
② 期末自己株式数 3年3月期3Q 308,719株 2年3月期 308,719株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 3年3月期3Q 12,706,503株 2年3月期3Q 12,706,503株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………7
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………7
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ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により景気は極めて厳しい
状況にあります。緊急事態宣言の解除や各種政策の実行により持ち直しの動きが見られますが、足元では感染再拡
大により景気回復ペースは鈍化しております。先行きは不透明で、依然として予断を許さない状況です。
当社グループが所属する情報サービス産業におきましては、企業の働き方改革への取り組みを背景に生産性の向
上を目的とした情報システムへの関心は高いものの、新型コロナウイルス禍の長期化により企業活動に停滞が見ら
れ、不確実性の高まりから投資の抑制や先送りが顕在化しております。
このような状況下におきまして当社グループは、既存のお客様からの継続的な受注の確保と新たなソリューショ
ンによる新規のお客様の開拓に努め、ソリューション事業において、新規事業である顔認証ソリューション群の受
注が好調でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により営業活動が全般的に制約を受け、エンタ
ーテインメント事業の活動が一部休止したことから、売上高は前年同四半期実績より減少しました。
利益につきましては、高利益率案件の受注が堅調であったこと、また新型コロナウイルス感染症関連の助成金を
受給したことから、営業損失と経常損失は前年同四半期より減少しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,120百万円(前年同四半期比7.0%減)、営業損失は
130百万円(前年同四半期は182百万円の損失)、経常損失は104百万円(前年同四半期は192百万円の損失)、親会
社株主に帰属する四半期純損失は113百万円(前年同四半期は202百万円の損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ソリューション事業
新型コロナウイルス感染症の影響による案件規模の縮小や延期が見られるなか、システム開発においては、テレ
ワークや時差出勤などの感染拡大防止対策を実施しつつ業務を継続し、生産性を確保いたしました。
弊社独自の顔認証ソリューション群「NEFRES (NExtware Face REcognition Solutions)」の拡販が進み、非接触
による入退場管理と自動検温を組み合わせたソリューションは、コロナ禍における感染拡大防止に向けた取り組み
として高い評価をいただいており、顔認証の様々な分野への導入が進んでおります。
子会社においては、主力製品であるケーブルテレビ伝送路システム「Cadixシリーズ」によるDX(デジタルトラン
スフォーメーション)の実現に向けた取り組みを始め、また、近年の冬季降雪による大規模災害に対し迅速に対応
するため、日本海(北陸、近畿)地域を中心とした自治体防災監視系システムの改修整備に取り組みました。
併せて、販売費及び一般管理費を中心にコストを削減し、収益構造改善に努めてまいりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間におけるソリューション事業の売上高は2,021百万円(前年同四半期比
0.9%増)となり、セグメント損失は85百万円(前年同四半期は146百万円の損失)となりました。
② エンターテインメント事業
8月より配信専用劇場として開場した「OSK Revue Café in Brooklyn Parlor OSAKA」では、10月より一部を有観
客として有料公開し、オンライン配信と併用することで、新しい収入スタイルを確立しました。なお、コンテンツ
配信事業については、その重要性を当事業の主力と捉えており、今後も注力してまいります。しかしながら、新型
コロナウイルス感染症の影響により多くの公演が中止や延期となったため大幅な減収となりました。
利益につきましては、無観客ライブの配信やWebサイトによる商品販売により一定の売上を確保し、公演収入の減
少による影響の低減に努めました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間におけるエンターテインメント事業の売上高は99百万円(前年同四半
期比64.2%減)、セグメント損失は44百万円(前年同四半期は36百万円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,371百万円となり、前連結会計年度末に比べて35百万円減少しました。
これは主として、現金及び預金が47百万円、有形固定資産が27百万円それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛
金が107百万円減少したことによります。
負債合計は653百万円となり、前連結会計年度末に比べて78百万円増加しました。これは主として、短期借入金が
30百万円、支払手形及び買掛金が18百万円、未払法人税等が11百万円それぞれ減少した一方で、長期借入金が57百
万円、流動負債その他が47百万円、一年内返済予定の長期借入金が29百万円それぞれ増加したことによります。
純資産合計は717百万円となり、前連結会計年度末に比べて113百万円減少しました。これは、利益剰余金が113百
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ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
万円減少したことによります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
令和3年3月期通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大により、業績への影響を現時点
において合理的に算定することが困難であるため、未定とさせていただきます。今後、連結業績予想の開示が可能
となった時点で、速やかに公表いたします。
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ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(令和2年3月31日) (令和2年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 300,699 348,530
受取手形及び売掛金 509,497 402,293
商品及び製品 13,455 10,771
仕掛品 33,122 50,463
原材料及び貯蔵品 688 840
その他 70,900 63,948
流動資産合計 928,363 876,848
固定資産
有形固定資産 47,427 75,127
無形固定資産
のれん 68,597 62,484
その他 160,652 151,477
無形固定資産合計 229,250 213,962
投資その他の資産 201,653 205,468
固定資産合計 478,330 494,558
資産合計 1,406,693 1,371,407
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 119,006 100,887
短期借入金 180,000 150,000
1年内返済予定の長期借入金 6,432 36,096
未払法人税等 17,798 6,684
その他 213,950 261,305
流動負債合計 537,187 554,973
固定負債
長期借入金 24,272 82,166
退職給付に係る負債 8,170 8,170
資産除去債務 - 5,507
その他 5,895 3,128
固定負債合計 38,337 98,971
負債合計 575,525 653,945
純資産の部
株主資本
資本金 1,310,965 1,310,965
資本剰余金 378,355 378,355
利益剰余金 △753,526 △867,233
自己株式 △104,625 △104,625
株主資本合計 831,168 717,461
純資産合計 831,168 717,461
負債純資産合計 1,406,693 1,371,407
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成31年4月1日 (自 令和2年4月1日
至 令和元年12月31日) 至 令和2年12月31日)
売上高 2,281,200 2,120,587
売上原価 1,745,955 1,601,448
売上総利益 535,244 519,138
販売費及び一般管理費 718,195 649,596
営業損失(△) △182,950 △130,457
営業外収益
受取利息 46 62
受取配当金 141 100
助成金収入 332 27,342
その他 697 1,627
営業外収益合計 1,217 29,132
営業外費用
支払利息 3,085 1,526
支払手数料 6,352 770
その他 853 947
営業外費用合計 10,291 3,244
経常損失(△) △192,024 △104,569
税金等調整前四半期純損失(△) △192,024 △104,569
法人税、住民税及び事業税 6,215 5,430
法人税等調整額 4,184 3,706
法人税等合計 10,400 9,137
四半期純損失(△) △202,424 △113,707
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △202,424 △113,707
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ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成31年4月1日 (自 令和2年4月1日
至 令和元年12月31日) 至 令和2年12月31日)
四半期純損失(△) △202,424 △113,707
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 35 -
その他の包括利益合計 35 -
四半期包括利益 △202,388 △113,707
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △202,388 △113,707
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ネクストウェア株式会社(4814) 令和3年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成31年4月1日 至 令和元年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
ソリューション エンターテイン 計算書計上額
計 (注)
事業 メント事業
売上高
外部顧客への売上高 2,003,639 277,561 2,281,200 ― 2,281,200
セグメント間の内部売上高
― 19,800 19,800 △19,800 ―
又は振替高
計 2,003,639 297,361 2,301,000 △19,800 2,281,200
セグメント損失(△) △146,840 △36,109 △182,950 ― △182,950
(注) セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 令和2年4月1日 至 令和2年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
調整額
ソリューション エンターテイン 計算書計上額
計 (注)
事業 メント事業
売上高
外部顧客への売上高 2,021,142 99,445 2,120,587 ― 2,120,587
セグメント間の内部売上高
― 20,090 20,090 △20,090 ―
又は振替高
計 2,021,142 119,536 2,140,678 △20,090 2,120,587
セグメント損失(△) △85,615 △44,841 △130,457 ― △130,457
(注) セグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は継続的な営業損失を計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在
しておりますが、当該状況を解消し又は改善すべく、収益構造の改善を目的として新たなソリューションによって
新規顧客を開拓するとともに固定費を中心にコスト削減を実施しております。
また、資金繰りにおきましても、令和元年10月に借入極度額600百万円のコミットメントライン契約を締結し、令
和2年10月に同契約の期限を延長するなど、主力金融機関とは良好な関係にあり、事業資金は確保されておりま
す。
以上のことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
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