4813 ACCESS 2021-11-29 18:00:00
2022年1月期通期連結業績予想の修正及び個別業績予想に関するお知らせ [pdf]

                                                                      2021 年 11 月 29 日
各   位
                                   会 社 名        株 式 会 社 A C C E S S
                                   代表者名         代表取締役 社長執行役員       大石 清恭
                                   ( コ ー ド      番 号   4 8 1 3  東 証 第 一 部 )
                                   問合せ先         執行役員 コーポレート本部長 森田 善之
                                   (TEL.        0 3 - 6 8 5 3 - 9 0 8 8 )


2022 年1月期通期連結業績予想の修正及び個別業績予想に関するお知らせ

 当社は、2021 年 11 月 29 日開催の取締役会において、最近の業績の動向等を踏まえ、2021 年3月 15
日に公表しました 2022 年1月期(2021 年2月1日~2022 年1月 31 日)通期連結業績予想を以下の通
り修正することとしましたので、お知らせいたします。また、当社は個別業績予想を開示しておりませ
んが、個別決算において前事業年度の実績値と比較して差異が生じる見込みとなったことから、併せて
お知らせいたします。

                                       記

1.通期連結業績予想数値の修正
  (2021 年2月1日~2022 年1月 31 日)
                                                                 (単位:百万円、%)
                                                            親会社株主に
                                                                     1株当たり
                      売上高         営業利益         経常利益          帰属する
                                                                    当期純利益(円)
                                                             当期純利益
    前 回発表予 想 (A)       11,900          100            70             10          0.26

    今 回発表予 想 (B)        9,000      △3,400       △2,900        △3,050          △77.98
    増   減   額 (B-A)   △2,900       △3,500       △2,970        △3,060               ―

    増   減   率 (%)      △24.4               ―          ―              ―             ―
    (ご参考)
                        7,516      △2,641       △2,337        △2,537          △65.16
    前期実績(2021 年1月期)



2.個別業績予想数値について
  (2021 年2月1日~2022 年1月 31 日)
                                                                 (単位:百万円、%)
                                                                    1株当たり
                        売上高                経常利益            当期純利益
                                                                   当期純利益(円)
    前事業年度 実績   (A)          4,640              △542           △680           △17.48

    今 回 発 表 予 想 (B)         5,350               200            200              5.11

    増   減   額 (B-A)             709             742            880                ―
    増   減   率 (%)               15.3             ―              ―                 ―
3.修正の理由
 【連結業績予想数値】
  当初の予想数値に対し、特にネットワーク事業の主体である米国子会社の IP Infusion Inc.におけ
 る売上高及び営業利益が大幅に減少することが見込まれ、これに伴い当社の連結業績につきましても
 売上高及び各段階利益が当初の予想数値を下回る見込みとなりました。
  なお、各セグメントの事業状況は下記の通りです。

  【国内事業】
    新型コロナウイルス感染症の流行による事業活動への影響は顧客側のサプライチェーン等に
   係る潜在的なリスクを除き縮小傾向にあり、各分野ともに前期実績より増収傾向にあります。個
   別の状況としましては、IoT 分野においては産業用ドローンやインフラ関連の案件が増加するほ
   か、 プラットフォーム分野においては当社ブラウザ製品を搭載した TV や車載機器の出荷台数
     Web
   が好調に推移しております。また、電子出版分野においては、新規サービスの案件獲得が進んで
   おりますが、既存案件維持及び新規案件開拓のための投資が増加したことや売上構成が当初想定
   と異なる見込みとなったことから、計画と比べ収益性が低下する見込みです。なお、国内事業セ
   グメント全体では、前期比で増収見込みとなります。

  【海外事業】
    当連結会計年度におきましては、総じて車載インフォテインメント向け分野の本格的な市場立
   ち上がりには時間を要しているほか、TV 向けブラウザ・コンテンツ配信分野においても売上獲得
   が遅れるなど、当社が想定した事業成長に至らず、売上高・セグメント利益ともに当初の計画を
   下回る見込みです。

  【ネットワーク事業】
    当初の予想数値策定時点におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が当連結会計年度
   においても一定期間にわたり継続するも 2021 年には回復基調に向かうとの仮定に基づき、ネッ
   トワーク事業において前連結会計年度から継続して取り組んでおりますホワイトボックスソリ
   ューション「OcNOS」 のライセンス販売に関する大型案件を当連結会計年度に獲得し、年度後半か
   ら複数案件での商用出荷の実現による売上成長を見込んでおりました。
    しかしながら、各通信キャリアにおいては 2020 年以降のネットワーク通信量の急激な増大を
   受け、短期的にネットワーク設備網の拡充対応を行うことに重点が置かれ、ホワイトボックスの
   本格的な商用導入による設備投資・運用コストの削減や運用の自由度の実現に対する優先度の低
   下が見られました。この結果、想定と比して、OcNOS の各案件の試験評価期間・契約交渉期間が
   総じて長期化し、初期導入規模・受注額が小さくなり、ネットワーク事業の売上高が計画を下回
   る見込みとなりました。
    かかる状況において、販売チャネルの拡充や顧客サポート体制の強化を通じて売上拡大を図っ
   ておりますが、 当連結会計年度においては、  その効果は限定的なものに留まりました。そのため、
   セグメント全体の売上高は前期実績と比べ 30%程度の増加が見込まれるものの当初計画を 20 億
   円程度下回り、セグメント利益につきましてもソフトウェアに係る減価償却費の増加や営業・開
   発体制の拡充等の要因により前期実績・当初計画をともに下回る見込みです。
    当セグメントの当連結会計年度の業績見込みは上記の通りとなりますが、事業活動を通じ当社
   の認知度及び OcNOS の案件引き合いは着実に向上・増加しアジア、アフリカ、南米等を中心に通
   信キャリアからの受注・複数年契約の獲得に至っております。現時点までに、OcNOS の受注件数
   及び受注総額(複数年契約も含む)は前年同期比でそれぞれ2倍程度に増加する等、当社としま
   してはホワイトボックス市場が確実に立ち上がりつつあるものと認識しており、引き続き当社の
   事業成長の柱として事業拡大に取り組んでまいります。

 【個別業績予想数値】
  前述の国内事業セグメントの事業状況を踏まえ、売上高が前事業年度の実績を上回る見込みである
 ことに加え、2021 年8月 30 日付「投資事業組合運用益(営業外収益)の計上及び 2022 年1月期 第
 2四半期(累計)連結業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、投資事業組合の運用成績が好調
 に推移していることから、経常利益、当期純利益についてもそれぞれ前事業年度の実績を上回る見込
 みであります。



(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくものであり、今後様々な
   要因によって実際の業績は予想数値と異なる場合があります。

                                                   以   上