4813 ACCESS 2020-12-24 15:00:00
2021年1月期通期連結業績予想及び配当予想の修正並びに個別業績予想に関するお知らせ [pdf]

                                                                2020 年 12 月 24 日
各   位
                                会 社 名     株 式 会 社 A C C E S S
                                代表者名      代表取締役 社長執行役員       大石 清恭
                                ( コ ー ド   番 号   4 8 1 3  東 証 第 一 部 )
                                問合せ先      執行役員 コーポレート本部長 森田 善之
                                (TEL.     0 3 - 6 8 5 3 - 9 0 8 8 )


            2021 年1月期通期連結業績予想及び配当予想の修正

                並びに個別業績予想に関するお知らせ

 2020 年7月 21 日公表の「2021 年1月期 第2四半期(累計)連結業績予想及び通期連結業績予想並
びに配当予想の修正に関するお知らせ」において、未定としておりました 2021 年1月期の連結業績予
想及び配当予想について、下記のとおりお知らせいたします。また、当社は個別業績予想を開示してお
りませんが、前事業年度の実績値と比較して差異が生じる見込みとなったことから、併せてお知らせい
たします。

                                  記

1.通期連結業績予想数値の修正
  (2020 年2月1日~2021 年1月 31 日)
                                                        (単位:百万円、%)
                                                    親会社株主に
                                                            1株当たり
                      売上高       営業利益      経常利益       帰属する
                                                           当期純利益(円)
                                                    当期純利益
    前 回発表予 想 (A)        未定         未定       未定                未定           未定

    今 回発表予 想 (B)       7,550     △2,650   △2,550         △2,750         △70.63

    増   減   額 (B-A)      ―            ―       ―               ―              ―

    増   減   率 (%)        ―            ―       ―               ―              ―
    (ご参考)
                       9,422        387      430              493         12.72
    前期実績(2020 年1月期)



2.配当予想の修正
                                            年間配当金

                       第2四半期末                 期末                    合計

    前 回発表予 想                   0 円 00 銭                未定                  未定

    今 回発表予 想                   0 円 00 銭            0 円 00 銭            0 円 00 銭
    (ご参考)
                               0 円 00 銭            3円 00 銭            3円 00 銭
    前期実績(2020 年1月期)
3.個別業績予想数値について
  (2020 年2月1日~2021 年1月 31 日)
                                                  (単位:百万円、%)
                                                     1株当たり
                       売上高        経常利益      当期純利益
                                                    当期純利益(円)
  前事業年度 実績   (A)          5,423       534        979    25.28

  今 回 発 表 予 想 (B)         4,630     △700       △730    △18.75
  増   減   額 (B-A)         △793     △1,234     △1,709   △44.03

  増   減   率 (%)         △14.6%         ―          ―        ―



4.修正の理由
 【連結】
  2021 年1月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大によって引き起こ
 された営業活動の停滞・制約が通期連結業績に与える影響が不透明であったこと、特に通期業績に大
 きな影響を与えるライセンス案件の進捗状況については 12 月下旬以降に趨勢が判明すること等から、
 未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき、業績予想を算定いたしましたので公表
 いたします。

  当期は、前連結会計年度の業績及び事業の結果を踏まえ、ネットワーク事業を中心とした成長分野
 への製品開発投資と事業開拓を継続しながらも、中長期的な利益成長へと繋げていくための収益拡大
 の年と位置付けておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な経済活動の
 停滞によって当社の営業活動が全般的に制約を受けたほか、不確実性の高まりを背景とした、顧客企
 業における投資の抑制や案件の延期、車載機器等の最終製品の出荷減、当社製品の試験評価の遅延や
 中断等、多くの減収要因が発生しました。
  そのような状況下ではあるものの、今後の主な成長分野に位置付けているネットワーク事業及び海
 外事業における車載インフォテインメント向け分野において、複数の顧客と当社製品のライセンス販
 売に関する大型案件の商談を進めてまいりました。特にネットワーク事業においては引き合いが確実
 に増えてきており、全体では 200 件超、その中には2~3年の契約期間で 10 億円以上の売上を見込
 むことができる案件も 20 件程度あります。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で当初
 想定よりも顧客側の検討に時間を要したことに加え、欧米での感染再拡大に伴う短期的な不確実性の
 増大に伴い、当連結会計年度でのこれらの大型ライセンス案件の契約の締結が困難となる見込みが高
 くなりました。
  各顧客との商談は継続して進めており、商談の数とその進捗状況を鑑みますと、ネットワーク事業
 を始めとした当社の注力事業への中長期的な成長見込みは変わっておりません。また、将来の成長の
 為のソフトウェア製品開発投資は継続していることから、これに伴う減価償却費は増加しております。
 これらを踏まえ、前期連結実績に比べ営業利益、経常利益は減少すると想定しております。なお、各
 セグメントの事業状況は下記の通りです。

  【国内事業】
    IoT 分野においては、産業用ドローン、データサイエンス関連、DX(デジタル・トランスフォ
   ーメーション)や働き方改革関連の新たな案件の獲得・引き合いがありました。一方、経済活動
   の先行きの不透明感が依然続いていることに伴う顧客企業の投資の抑制により、IoT サービス開
   発・構築案件の規模縮小・延期・中止等が生じております。Web プラットフォーム分野において
   は、TV の出荷台数は回復傾向であるものの、車載機器等の最終製品の出荷減によりロイヤリティ
   収入が減少しております。  電子出版分野においては、既存サービスは概ね堅調に推移したものの、
   新規サービスにおいてはサービスインの延期の発生や進行中の大型案件の中止が生じておりま
   す。これらの事業状況を勘案しました結果、前期セグメント実績に比べ売上・利益共に減少する
   見込みです。

  【海外事業】
    新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、今後の主な成長分野に位置付けている車載イ
   ンフォテインメント向け分野における顧客企業の事業活動が一時的に停滞しました。それに伴い、
   当連結会計年度での当社製品のライセンス販売に関する大型案件の契約の締結が困難となる見
   込みが高くなったこと、 や車載機器等の最終製品の出荷減によるロイヤリティ収入の減少を踏
              TV
   まえ、前期セグメント実績に比べ売上・利益共に減少する見込みです。

  【ネットワーク事業】
    Asia Pacific Telecom(亞太電信)や Mundo Pacífico 等、これまでのホワイトボックスソリ
   ューションの導入を通じて得られた知見や当社の認知度の向上により、引き合いや交渉中の案件
   も増加しております。一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大により顧客側の人材・機材の調
   達制限に伴う試験評価の遅延や中断が発生したことに加えて、受注までに要する試験評価期間自
   体が当初想定よりも長引き、総じて案件受注タイミングの遅れが生じております。それにより、
   兼ねてより進めていた当社製品のライセンス販売に関する大型案件の契約の締結が当連結会計
   年度では困難となる見込みが高くなりました。これらの事業状況を勘案しました結果、前期セグ
   メント実績に比べ売上・利益共に減少する見込みです。



  通期連結業績予想は上記の通りですが、直近、引き合い案件数が着実に積みあがってきている現状
 も踏まえ、来期よりネットワーク事業を中心として成長に転じると想定しております。したがって、
 中長期的な当社の成長戦略・注力事業分野の大きな変更は不要と認識しており、また成長力・競争優
 位性の強化の観点から、これら注力事業分野へ引き続き投資継続していきたいと考えております。



【配当予想】
  当社は、株主に対する利益還元を重要な課題の一つとして位置付けており、利益配分につきまして
 は、内部留保の充実等に留意しつつ、事業展開の状況と各期の経営成績を総合的に勘案して安定的な
 利益還元を行うことを基本方針としております。
  しかしながら当連結会計年度におきましては、前述の通期連結業績予想を踏まえ、誠に遺憾ではご
 ざいますが、無配とさせていただくこととしました。
  株主の皆さまには深くお詫び申し上げますとともに、業績の改善に向けて尽力してまいりますので、
 ご理解と引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

【個別】
 上記、国内事業セグメントの事業状況を踏まえ、経常利益及び当期純利益は前事業年度の実績を下
回る見込みであります。



(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくものであり、今後様々な
   要因によって実際の業績は予想数値と異なる場合があります。

                                                           以   上