4812 ISID 2019-02-08 15:00:00
ISIDグループの新中期経営計画「ISID X(Cross) Innovation 2021」について [pdf]

                                                            2019 年 2 月 8 日
各 位
                                会    社   名   株式会社電通国際情報サービス
                                代    表   者   代 表 取 締 役 社 長 名和 亮一
                                             (コード番号 4812 東証第1部)
                                問 合 せ 先      取締役専務執行役員 上原 伸夫
                                                     (TEL. 03-6713-6160)

       ISID グループの新中期経営計画「ISID X(Cross) Innovation 2021」について


 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、社長:名和亮一、以下 ISID)は、2019 年度か
らの3ヵ年を対象とする ISID グループの新中期経営計画「ISID X(Cross) Innovation 2021」(以下、
新中計)を策定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。


<新中計の位置づけ>
 SDGs や Society5.0 の実装・実現に向けて、社会や企業のデジタル・テクノロジーを活用する動きが
加速する中、当社グループを取り巻く事業環境は急速に変化しています。このような中、当社グループ
が今後も持続的に成長するために、今般企業理念を一新するとともに、2019 年度からの 3 ヵ年を対象と
する新たな中期経営計画を策定しました。当社グループはこの新中計を、新企業理念の実現に向けた変
革の第 1 ステップと位置づけています。なお、新企業理念の詳細につきましては、本日発表のリリース
「新企業理念の策定について」を参照ください。


       - ISID グループの新中期経営計画「ISID X(Cross) Innovation 2021」概要 -


1.基本方針
 (1)主力事業の進化:ソリューションの強化・拡充により、既存主力事業の進化を図る
 (2)新規事業の創出:セグメントや業界の枠を超えた新たな事業を創出し、次なる柱を築く
 (3)事業基盤の革新:人材力・技術力の強化に加え、事業支援部門の付加価値力向上を目指す


2.重点施策
 <金融ソリューションセグメント>
   主要顧客向けビジネスの維持・拡大に加え、次世代融資ソリューション「BANK・R」
                                          、リース&ファ
 イナンスソリューション「Lamp」を軸に、生損保、証券、リース業、一般事業会社などから新規顧客
 の獲得を目指します。また、FinTech スタートアップとの協業により金融機関の構造改革を支援する
 サービスを立ち上げるほか、金融業と異分野が融合する領域において、新しいソリューションの創出
 に取り組みます。


 <ビジネスソリューションセグメント>
   人事管理ソリューション「POSITIVE」、連結会計ソリューション「STRAVIS」の機能拡充に加え、
 企業の基幹業務ならびにグループ経営管理領域におけるソリューションの強化により、事業の拡大を
 目指します。また、自社開発の次世代開発基盤「aiuola(アイウォーラ)」を用いたエンタープライズ
 アプリケーション「Ci*X(サイクロス)」の製品ラインナップを拡充し、新たな市場の開拓を図ります。


 <製造ソリューションセグメント(エンジニアリングソリューションセグメントより改称)>
   製造業のバリューチェーンを支えるソリューションの拡充・連携を図るほか、MBSE(Model Based
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Systems Engineering)のさらなる推進と定着を目指し、構想設計ソリューション「iQUAVIS」の強化
とグローバル展開に取り組みます。また、製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援するビ
ジネスや、自動車業界で進む CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)等の領域で、コト価
値づくりを支援する新規ビジネスを創出します。


<コミュニケーション IT セグメント>
  電通グループの IT 基盤の進化を支援するとともに、電通グループとの協業をさらに加速し、企業
の課題解決やイノベーションを実現する IT ソリューションの提供に注力します。また、マーケティ
ングテクノロジーを統合したサービスの提供や、地方創生/観光/スポーツテックなど、ポスト 2020
を視野に入れた新たなビジネスの創出に取り組みます。


<X Innovation の推進による新規ビジネスの創出>
  SDGs および Society5.0 の実装・実現に貢献すべく、当社グループの強みである FinTech、デジタ
ルマーケティング、スマートエンタープライズ、ものづくり革新等の領域で、セグメント/テクノロ
ジー/業界/企業/地域等の枠を超えた X Innovation の推進を通して、新たなビジネスを創出します。


<事業基盤の革新>
  強みの源泉である人材力を質・量ともに高めるべく、採用・教育をさらに強化するとともに、ダ
イバーシティやワークスタイル変革に引き続き取り組みます。先端技術の取り組みについては、事業
部門と研究開発部門の連携強化ならびに戦略的な活動により、実装力を強化します。事業支援部門に
ついては、その機動力を高め、リーン・コンパクトな体制を確立します。


3.定量目標
       項目       2021 年 12 月期目標   2018 年 12 月期実績   年平均成長率
 連結売上高                1,100 億円         910 億円           6.5%
 連結営業利益                110 億円           82 億円          10.3%
 営業利益率                   10.0%            9.1%
 ROE                     12.5%           10.5%


4.成長投資(3 ヵ年累計)
       項目           投資額                           目的
                      +120 億円    人材力の向上、人員数の拡大(金額は教育費、採
 人材投資
                                 用費、人件費の前中計期間からの増額分)
                                 ソリューションの強化・拡充ならびに先端技術の
 研究開発投資                 100 億円
                                 実装力強化(経費性 60 億円、資産性 40 億円)
 M&A 投資枠                100 億円   事業領域の拡大ならびに成長スピードの加速


5.株主還元
  株主還元をさらに強化すべく、連結配当性向の目安を、2016 年に設定した「35-40%」から「40%
以上」へと変更します。今後も、
              「持続的な成長を実現するための内部留保を確保しつつ、適正かつ
安定的な配当の実施」を基本方針に、株主還元の充実を図ってまいります。



                                                                以上


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