4755 楽天グループ 2019-11-07 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

                2019年12月期         第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                                   2019年11月7日
上 場 会 社 名    楽天株式会社                 上場取引所                                   東
コ ー ド 番 号    4755                   URL     https://www.rakuten.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役会長兼社長           (氏名) 三木谷 浩史
問合せ先責任者 (役職名) 副社長執行役員 最高財務責任者 (氏名) 廣瀬 研二                TEL 050-5581-6910
四半期報告書提出予定日       2019年11月7日        配当支払開始予定日          ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無           : 有(機関投資家・アナリスト向け)


                                                                                               (百万円未満四捨五入)
1.2019年12月期第3四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計)                                                                      (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                              親会社の所有者に  四半期包括利益
                    売上収益           営業利益          税引前利益 四半期利益 帰属する四半期利益    合計額
                    百万円       %    百万円         %  百万円 % 百万円 %   百万円   %  百万円   %
2019年12月期第3四半期     905,781 14.6 112,967 △15.4 △2,059 - △14,754 -                  △14,117    - △20,226     -
2018年12月期第3四半期     790,330 16.8 133,544 11.1 129,298 16.7 107,716 48.5             107,923 48.6 122,887 100.2


                    基本的1株当たり                  希薄化後1株当たり
                      四半期利益                     四半期利益
                                      円   銭                  円   銭
2019年12月期第3四半期                    △10.43                    △10.43
2018年12月期第3四半期                     80.01                     79.33


(2)連結財政状態
                                                                 親会社の所有者に              親会社所有者
                       資産合計                   資本合計
                                                                  帰属する持分               帰属持分比率
                                  百万円                   百万円                   百万円                    %
2019年12月期第3四半期               8,285,772              756,997                  754,942                9.1
2018年12月期                    7,345,002              776,207                  774,473               10.5


2.配当の状況
                                                            年間配当金

                    第1四半期末                第2四半期末            第3四半期末                期末               合計
                              円   銭            円    銭                円   銭             円   銭              円   銭
2018年12月期                -                      0.00             -                     4.50               4.50
2019年12月期                -                      0.00             -
2019年12月期(予想)                                                                      -               -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
   2019年12月期の1株当たり配当金については未定です。


3.2019年12月期の連結業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
2019年12月期(当期)の連結業績予想において、株式市況の影響を大きく受ける証券サービスを除いた連結売上収益に
ついては、2018年12月期(前期)に比べ二桁成長を目指します。(詳細は、P.7「1.当四半期決算に関する定性的情
報 (3)連結業績予想に関する定性的情報」をご覧ください。)

(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無                       :       無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                    : 無

   (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

   新規    -   社 (社名)           、除外     -   社 (社名)


(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
  ①   IFRSにより要求される会計方針の変更                     : 有

  ②   ①以外の会計方針の変更                             : 無

  ③   会計上の見積りの変更                              : 無
  (注)詳細は、P. 17「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 (6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
   (重要な会計方針)」をご覧ください。


(3)発行済株式数(普通株式)
  ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)     2019年12月期3Q   1,434,573,900株   2018年12月期     1,434,573,900株

  ②   期末自己株式数               2019年12月期3Q     79,046,938株    2018年12月期       82,555,538株

  ③   期中平均株式数(四半期累計)        2019年12月期3Q   1,353,573,066株   2018年12月期3Q   1,348,872,402株



※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です


※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
2019年12月期の連結業績予想については、現時点において入手可能な情報に基づき判断したものですが、不確実性を内
包するものです。そのため、様々な要因の変化により、実際の業績はこれと異なる可能性があります。
                            楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信




○添付資料の目次

 1.当四半期決算に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
                                                

   (1)連結経営成績に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
   (2)連結財政状態に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
   (3)連結業績予想に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
                                                

  2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
                                                

   (1)要約四半期連結財政状態計算書   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
   (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書     ・・・・・・9
   (3)要約四半期連結持分変動計算書   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
   (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書    ・・・・・・ ・・・・・・・・15
   (5)継続企業の前提に関する注記   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
   (6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項   ・・・・・・・・・・・・・・・16
      (作成の基礎)            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
      (連結範囲及び持分法適用範囲の重要な変更)・・・・・・・・・・・・・・16
      (重要な会計方針)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
      (重要な会計上の見積り及び判断)   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
      (セグメント情報)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
      (営業費用の性質別内訳)       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
      (その他の収益)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
      (その他の費用)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
      (持分法による投資損失)       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
      (重要な後発事象)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・23




                          ― 1 ―
                                          楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する定性的情報
     当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下、Non-GAAP指標)及びIFRSに基づく指標
  の双方によって、連結経営成績を開示しています。
   Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益(以下、IFRS営業利益)から、当社グループが定める非経常的な
  項目やその他の調整項目を控除したものです。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーに
  とって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で
  有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルー
  ルに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用
  する会計基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形
  資産の償却費等を指します。
     (注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定
  める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。


 ①   当第3四半期連結累計期間の経営成績(Non-GAAPベース)
     当第3四半期連結累計期間における世界経済は、通商問題の動向、金融資本市場の変動の影響等について留意
  する必要があるものの、緩やかに回復しています。日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、個人消費の
  持ち直しがみられるほか、企業の設備投資の増加や消費者物価の上昇もみられ、緩やかな回復を続けました。
     このような環境下、当社グループは、メンバーシップ、データ及びブランドを結集したビジネスを展開するこ
  とで、グローバルにおける楽天エコシステム(経済圏)の拡大を図っています。
     インターネットサービスの主力サービスである国内ECにおいては、流通総額及び売上収益の更なる成長を目
  指し、ロイヤルカスタマーの醸成や新規顧客の獲得のための販促活動、クロスユースの促進、送料無料ラインの
  統一に向けた顧客満足度向上のための取組に加え、楽天エコシステムのオープン化戦略、自社物流網の整備・強
  化等に注力しました。海外インターネットサービスにおいては、各サービスの「Rakuten」ブランドへの統合を進
  めており、積極的な販促活動を通じて、海外におけるブランド認知度の向上及び事業の拡大を進めています。投
  資事業においては、当社グループの投資先企業である米国Lyft, Inc.(以下、Lyft社)が米国NASDAQ市場へ新規
  株式公開を行ったこと等に伴い、第1四半期連結会計期間に有価証券評価益110,433百万円を計上した一方で、当
  社との連携を一層深めていくという方針のもと、Lyft社の所管事業の変更を行ったこと等により、第2四半期連
  結会計期間においてLyft社を持分法適用会社とし、これらに伴い有価証券評価損10,943百万円を計上しました。
     フィンテックにおいては、『楽天カード』会員基盤の拡大に伴うショッピング取扱高やリボ残高が伸長し、売
  上収益及び利益の増加に貢献したほか、銀行サービスにおいては、ローン残高の伸長に伴う貸出金利息収益の増
  加や事務の効率化等により、マイナス金利政策の環境下にも関わらず、売上収益及び利益拡大が続いています。
  証券サービスにおいては、国内株式市場の伸び悩みを背景とした手数料収入の減少等により減収減益となりまし
  た。
     モバイルにおいては、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークを提供す
  る携帯キャリア事業のサービス開始に向けた準備を進めました。なお、2019年10月より、携帯キャリア事業の提
  供する音声・データ通信サービスを無償でご利用いただける「無料サポータープログラム」を、約5,000名を対象
  に開始しています。また、メッセージング及びVoIPサービス『Rakuten Viber』においても、会員基盤の拡大に伴
  い、売上収益が大幅に増加しています。
     これらにより、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上収益は905,781百万円(前年同期比14.6
  %増)、Non-GAAP営業利益は127,336百万円(前年同期比10.5%減)となりました。


     (Non-GAAPベース)
                                                                      (単位:百万円)
                            前年同期             当期
                          (前第3四半期          (当第3四半期       増減額           増減率
                          連結累計期間)          連結累計期間)
       売上収益                     790,330        905,781      115,451          14.6%
       Non-GAAP営業利益             142,330        127,336     △14,994        △10.5%


                                     ― 2 ―
                                      楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


②    Non-GAAP営業利益からIFRS営業利益への調整
     当第3四半期連結累計期間において、Non-GAAP営業利益で控除される無形資産の償却費は6,855百万円、株式報
    酬費用は7,514百万円となりました。
                                                     (単位:百万円)
                          前年同期            当期
                       (前第3四半期         (当第3四半期        増減額
                       連結累計期間)         連結累計期間)
      Non-GAAP営業利益          142,330        127,336      △14,994
      無形資産償却費               △7,757         △6,855           902
      株式報酬費用                △5,565         △7,514       △1,949
      非経常的な項目                 4,536             -       △4,536
      IFRS営業利益              133,544        112,967      △20,577


③    当第3四半期連結累計期間の経営成績(IFRSベース)
     当第3四半期連結累計期間における売上収益は905,781百万円(前年同期比14.6%増)、IFRS営業利益は
 112,967百万円(前年同期比15.4%減)、四半期損失(親会社の所有者帰属)は14,117百万円(前年同期は
    107,923百万円の利益)となりました。

     (IFRSベース)
                                                                  (単位:百万円)
                         前年同期             当期
                       (前第3四半期         (当第3四半期        増減額          増減率
                       連結累計期間)         連結累計期間)
     売上収益                   790,330        905,781      115,451          14.6%

     IFRS営業利益               133,544        112,967      △20,577       △15.4%
     四半期利益又は損失(△)
                            107,923        △14,117     △122,040            -%
     (親会社の所有者帰属)




                                  ― 3 ―
                                  楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


④   セグメントの概況
    2019年3月28日開催の取締役会において、2019年4月1日付の会社分割による当社グループ企業の組織再編に
 伴う内部報告管理体制の変更を決議しており、第1四半期連結会計期間から、従来の報告セグメントである「イ
 ンターネットサービス」セグメント、「FinTech」セグメントに加え、新たに「モバイル」セグメントを設け、
「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイル」を3つの報告セグメントとしています。「モ
 バイル」セグメントは、通信及びメッセージングサービスの提供等を行う事業により構成されています。各セグ
 メントにおける業績は次のとおりです。なお、IFRS上のマネジメントアプローチの観点から、セグメント損益を
 Non-GAAP営業損益ベースで表示しています。
    第2四半期連結会計期間より、研究開発を行う機能子会社等におけるセグメント構成の変更及び本社管理部門
 における共通費の配賦方法を変更し、遡及適用しています。この変更に伴い、遡及適用前と比較して前第3四半
 期連結累計期間のインターネットサービスセグメントにおけるセグメント売上収益が4,856百万円減少、セグメン
ト損益が1,465百万円減少、フィンテックセグメントにおけるセグメント売上収益が811百万円減少、セグメント
損益が7,961百万円減少、モバイルセグメントにおけるセグメント損益が772百万円減少しています。また、前第
 3四半期連結会計期間のインターネットサービスセグメントにおける売上収益が1,769百万円減少、セグメント損
益が634百万円減少、フィンテックセグメントにおけるセグメント売上収益が289百万円減少、セグメント損益が
2,655百万円減少、モバイルセグメントにおけるセグメント損益が235百万円減少しています。なお、連結上の売
上収益、Non-GAAP営業利益、営業利益に与える影響はありません。


(インターネットサービス)
  主力サービスである国内ECにおいては、流通総額及び売上収益の更なる成長を目指し、ロイヤルカスタマー
 の醸成や新規顧客の獲得のための販促活動、クロスユースの促進、送料無料ラインの統一に向けた顧客満足度向
 上のための取組に加え、楽天エコシステムのオープン化戦略等に注力しました。
    また、包括的な物流サービスを提供する「ワンデリバリー」構想のもと、自社物流施設への楽天市場出店店舗
 商品の受入れ拡大やラストワンマイルにおける自社配送エリアの拡大等、自社物流網の整備・強化に努め、配送
 業者による物量制限、配送料金値上げによる影響の中長期的な緩和を図るとともに、顧客と楽天サービス出店者
 双方の利便性向上に注力しています。
  海外インターネットサービスにおいては、各サービスの「Rakuten」ブランドへの統合を進めており、積極的な
販促活動を通じて、海外におけるブランド認知度の向上及び事業の拡大を進めています。
 投資事業においては、当社グループの投資先企業であるLyft社が米国NASDAQ市場へ新規株式公開を行ったこと
等に伴い、第1四半期連結会計期間に有価証券評価益110,433百万円を計上した一方で、当社との連携を一層深め
ていくという方針のもと、Lyft社の所管事業の変更を行ったこと等により、第2四半期連結会計期間において
 Lyft社を持分法適用会社とし、これらに伴い有価証券評価損10,943百万円を計上しました。
 この結果、インターネットサービスセグメントにおける売上収益は561,092百万円(前年同期比18.5%増)、セ
 グメント利益は114,039百万円(前年同期比14.5%増)となりました。
                                                             (単位:百万円)
                     前年同期            当期
                    (前第3四半期        (当第3四半期       増減額          増減率
                    連結累計期間)        連結累計期間)
    セグメントに係る売上収益        473,575        561,092      87,517          18.5%
    セグメント損益              99,607        114,039      14,432          14.5%




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(フィンテック)
 楽天カードにおいては、『楽天カード』会員数が1,800万人を超えるなど、会員基盤の拡大がみられるなか、
ショッピング取扱高やリボ残高が伸長し、売上収益及び利益の増加に貢献しました。銀行サービスにおいては、
ローン残高の伸長に伴う貸出金利息収益の増加や事務の効率化等により、マイナス金利政策の環境下にも関わ
らず、売上収益及び利益拡大が続いています。保険サービスにおいては、前第3四半期連結累計期間において、
西日本豪雨をはじめとする災害への保険金支払いが大きく発生したこと等の反動もあり、当第3四半期連結累
計期間においては増収増益となりました。証券サービスにおいては、国内株式市場の伸び悩みを背景とした手
数料収入の減少等により減収減益となりました。
 この結果、フィンテックセグメントにおける売上収益は353,995百万円(前年同期比13.0%増)、セグメント
利益は50,933百万円(前年同期比1.9%減)となりました。
                                                              (単位:百万円)
                  前年同期             当期
                 (前第3四半期         (当第3四半期         増減額           増減率
                 連結累計期間)         連結累計期間)
 セグメントに係る売上収益         313,403        353,995       40,592            13.0%
 セグメント損益               51,899           50,933         △966       △1.9%


(モバイル)
 『楽天モバイル』おいては、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークを
提供する携帯キャリア事業のサービス開始に向けた準備を進めました。なお、2019年10月より、携帯キャリア
事業の提供する音声・データ通信サービスを無償でご利用いただける「無料サポータープログラム」を、約
5,000名を対象に開始しています。また、メッセージング及びVoIPサービス『Rakuten Viber』においても、会
員基盤の拡大に伴い、売上収益が大幅に増加しています。
 この結果、モバイルセグメントにおける売上収益は83,386百万円(前年同期比26.0%増)、セグメント損失
は33,472百万円(前年同期は8,868百万円の損失)となりました。
                                                              (単位:百万円)
                  前年同期             当期
                 (前第3四半期         (当第3四半期         増減額           増減率
                 連結累計期間)         連結累計期間)
 セグメントに係る売上収益          66,195           83,386     17,191         26.0 %
 セグメント損益              △8,868         △33,472      △24,604             - %




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(2)連結財政状態に関する定性的情報
 ①   資産、負債及び資本の状況


     (資産)
       当第3四半期連結会計期間末の資産合計は8,285,772百万円となり、前連結会計年度末の資産合計7,345,002
      百万円と比べ、940,770百万円増加しました。これは主に、IFRS第16号「リース」の適用及び新規リース契約
      締結に伴う使用権資産の増加等により有形固定資産が223,600百万円増加、カード事業の貸付金が173,801百万
      円増加、持分法で会計処理されている投資が171,276百万円増加したことによるものです。

     (負債)
       当第3四半期連結会計期間末の負債合計は7,528,775百万円となり、前連結会計年度末の負債合計6,568,795
      百万円と比べ、959,980百万円増加しました。これは主に、楽天銀行株式会社における普通預金口座の増加等
      により銀行事業の預金が456,048百万円増加、社債及び借入金が265,667百万円増加、IFRS第16号「リース」の
      適用及び新規リース契約締結に伴うリース債務の増加等によりその他の金融負債が261,821百万円増加したこ
      とによるものです。

     (資本)
       当第3四半期連結会計期間末の資本合計は756,997百万円となり、前連結会計年度末の資本合計776,207百万
      円と比べ、19,210百万円減少しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間における親会社の所有者に帰
      属する四半期損失を14,117百万円計上したこと等により利益剰余金が21,341百万円減少したことによるもので
      す。


 ②   キャッシュ・フローの状況
       当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ139,829百万円増加
      し、1,130,071百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主
      な変動要因は次のとおりです。


     (営業活動によるキャッシュ・フロー)
       当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、105,792百万円の資金流入(前年
     同期は60,612百万円の資金流入)となりました。これは主に、カード事業の貸付金の増加による資金流出が
     174,112百万円、銀行事業の貸付金の増加による資金流出が121,915百万円となった一方で、銀行事業の預金の
     増加による資金流入が456,391百万円となったことによるものです。


     (投資活動によるキャッシュ・フロー)
       当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、204,496百万円の資金流出(前
      年同期は44,594百万円の資金流出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による資金流出が82,708
      百万円、無形資産の取得による資金流出が57,881百万円、銀行事業の有価証券の取得及び売却等によるネット
      の資金流出が23,454百万円(有価証券の取得による資金流出が237,538百万円、有価証券の売却及び償還によ
      る資金流入が214,084百万円)となったことによるものです。


     (財務活動によるキャッシュ・フロー)
       当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、238,701百万円の資金流入(前
      年同期は128,967百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による資金流出が194,036
      百万円となった一方で、長期借入れによる資金流入が246,950百万円、短期借入金の増加による資金流入が
      95,045百万円、社債の発行による資金流入が79,480百万円となったことによるものです。




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                            楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(3)連結業績予想に関する定性的情報
  当期の連結業績予想において、株式市況の影響を大きく受ける証券サービスを除いた連結売上収益については、
 前期に比べ二桁成長を目指します。
  各セグメントにおける当期の見通しは、次のとおりです。


 (インターネットサービス)
  EC及び旅行予約をはじめとした国内インターネットサービスにおいては、ロイヤルカスタマーの醸成、新規ユ
 ーザーの獲得、クロスユースの促進、送料無料ラインの統一に向けた顧客満足度の向上のための取組に加え、EC
 プラットフォーム拡大にむけた自社物流網の整備・強化、楽天エコシステムのオープン化戦略等に取り組むととも
 に、データやAI等の活用を通じた新しい市場の創造により、流通総額及び売上収益の成長を目指します。海外イ
 ンターネットサービスにおいては、楽天エコシステムの会員基盤を拡大するとともに、ユーザーに新たな価値を提
 供することを目指します。


 (フィンテック)
  クレジットカード関連サービスにおいては、引き続きシェア拡大やグループシナジーの促進を狙いとしたマーケ
 ティング施策の強化により、ショッピング取扱高の更なる成長を目指します。銀行サービスにおいては、安定的な
 ローン残高の積み上げにより、堅調な業容の拡大が見込まれます。生命保険及び損害保険サービスにおいては、新
 契約件数の拡大、インターネットサービスとの親和性が高い商品の拡充により、一層の成長を目指します。証券サ
 ービスにおいては、株式市況の影響を大きく受けるため、予想は困難です。


 (モバイル)
  『楽天モバイル』、『Rakuten Viber』等のメディア・通信サービスにおいては、楽天エコシステムの会員基盤を
 拡大するとともに、顧客に新たな価値を提供することで、売上収益の増加を目指します。また、通信サービスにお
 いては、2019年10月の携帯キャリア事業開始に伴い、特定基地局開設等に係る関連費用の発生が見込まれます。




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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
                                                             (単位:百万円)
                               前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間末
                              (2018年12月31日)            (2019年9月30日)
資産の部
 現金及び現金同等物                                990,242              1,130,071
 売上債権                                     181,026                175,100
 証券事業の金融資産                              1,789,832              1,813,342
 カード事業の貸付金                              1,464,030              1,637,831
 銀行事業の有価証券                                205,641                261,409
 銀行事業の貸付金                                 891,925              1,013,840
 保険事業の有価証券                                277,057                301,520
 デリバティブ資産                                  27,388                 28,768
 有価証券                                     384,788                227,659
 その他の金融資産                                 275,800                362,272
 持分法で会計処理されている投資                           12,788                184,064
 有形固定資産                                    91,335                314,935
 無形資産                                     553,815                590,588
 繰延税金資産                                    50,049                 51,738
 その他の資産                                   149,286                192,635
 資産合計                                   7,345,002              8,285,772

負債の部
 仕入債務                                     255,353                236,471
 銀行事業の預金                                2,355,114              2,811,162
 証券事業の金融負債                              1,753,216              1,739,875
 デリバティブ負債                                   9,213                 10,999
 社債及び借入金                                1,234,143              1,499,810
 その他の金融負債                                 444,531                706,352
 未払法人所得税等                                  13,243                 11,802
 引当金                                       90,516                 96,876
 保険事業の保険契約準備金                             334,536                324,674
 退職給付に係る負債                                  5,164                  9,130
 繰延税金負債                                    13,059                 13,766
 その他の負債                                    60,707                 67,858
 負債合計                                   6,568,795              7,528,775

資本の部
 親会社の所有者に帰属する持分
   資本金                                    205,924                205,924
   資本剰余金                                  218,856                222,466
   利益剰余金                                  424,568                403,227
   自己株式                                  △97,300                △93,163
   その他の資本の構成要素                             22,425                 16,488
   親会社の所有者に帰属する持分合計                       774,473                754,942
 非支配持分                                      1,734                  2,055
 資本合計                                     776,207                756,997
負債及び資本合計                                7,345,002              8,285,772




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                       楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
  要約四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                     (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                        (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                         至 2018年9月30日)         至 2019年9月30日)
継続事業
 売上収益                              790,330               905,781
 営業費用                              734,153               895,428
 その他の収益                             94,547               106,957
 その他の費用                             17,180                 4,343
 営業利益                              133,544               112,967
 金融収益                                  613                 2,723
 金融費用                                2,905                 7,121
 持分法による投資損失                          1,954               110,628
 税引前四半期利益又は損失(△)                   129,298               △2,059
 法人所得税費用                            21,582                12,695
 四半期利益又は損失(△)                      107,716              △14,754


四半期利益又は損失(△)の帰属
 親会社の所有者                           107,923              △14,117
 非支配持分                               △207                 △637
 四半期利益又は損失(△)                      107,716              △14,754


                                                      (単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり
四半期利益又は損失 (△):
 基本的                               80.01                △10.43
 希薄化後                              79.33                △10.43




                     ― 9 ―
                           楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


   第3四半期連結会計期間
                                                         (単位:百万円)
                           前第3四半期連結会計期間          当第3四半期連結会計期間
                            (自 2018年7月1日          (自 2019年7月1日
                             至 2018年9月30日)         至 2019年9月30日)
継続事業
 売上収益                                  278,169              319,137
 営業費用                                  265,517              315,759
 その他の収益                                 44,963                2,124
 その他の費用                                 13,741                4,430
 営業利益                                   43,874                1,072
 金融収益                                      184                  611
 金融費用                                      933                2,798
 持分法による投資利益又は投資損失 (△)                       72             △111,198
 税引前四半期利益又は損失(△)                        43,197             △112,313
 法人所得税費用                                   △5                 2,344
 四半期利益又は損失(△)                           43,202             △114,657

四半期利益又は損失(△)の帰属
 親会社の所有者                                43,401             △114,366
 非支配持分                                   △199                 △291
 四半期利益又は損失(△)                           43,202             △114,657


                                                          (単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり
四半期利益又は損失(△):
 基本的                                    32.14               △84.41
 希薄化後                                   31.90               △84.41




                        ― 10 ―
                           楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


  要約四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                       (単位:百万円)
                             前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
                              (自 2018年1月1日       (自 2019年1月1日
                               至 2018年9月30日)      至 2019年9月30日)
四半期利益又は損失(△)                             107,716           △14,754

その他の包括利益
 純損益に振替えられることのない項目:
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失                            3,089            20,600
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失に係る法人所得                   △2,017            △5,881
  税
  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額                                  1,271           △6,416
  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額に係る法人所得税                          △356              1,797
  確定給付制度の再測定                                   -                △7
  確定給付制度の再測定に係る法人所得税                           -                  2
  持分法によるその他の包括利益                              △9                 32
 純損益に振替えられることのない項目合計                        1,978            10,127

 純損益に振替えられる可能性のある項目:
  在外営業活動体の換算差額                              6,313           △14,331
  在外営業活動体の処分による換算差額の組替調
  整額                                       7,241              △291
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品の利得及び損失                            1,000             2,678
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係る貸倒引当金                              83             △109
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益から純                   △2,241              △634
  損益へ振替えられた金額
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益に関連                        83             △540
  する法人所得税
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額                                610           △1,122
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額に係る法人所得税                       △68                343
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額                          202               295
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額に係る                    △104                △98
  法人所得税
  持分法によるその他の包括利益                              154           △1,790
  持分法によるその他の包括利益から純損益へ振
  替えられた金額                                    △80                 -
 純損益に振替えられる可能性のある項目合計                      13,193           △15,599

 税引後その他の包括利益                               15,171           △5,472

四半期包括利益                                   122,887           △20,226

四半期包括利益の帰属
 親会社の所有者                                  123,097           △19,592
 非支配持分                                      △210              △634
四半期包括利益                                   122,887           △20,226




                        ― 11 ―
                           楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


   第3四半期連結会計期間
                                                       (単位:百万円)
                             前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
                              (自 2018年7月1日       (自 2019年7月1日
                               至 2018年9月30日)      至 2019年9月30日)
四半期利益又は損失(△)                              43,202           △114,657

その他の包括利益
 純損益に振替えられることのない項目:
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
   資本性金融商品の利得及び損失                           2,862              5,861

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失に係る法人所得                   △1,823             △2,356
  税
  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額                                  2,079              △923

  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額に係る法人所得税                          △582                 259

  確定給付制度の再測定                                   -                  -
  確定給付制度の再測定に係る法人所得税                           -                  -
  持分法によるその他の包括利益                                1                 30
 純損益に振替えられることのない項目合計                        2,537              2,871

 純損益に振替えられる可能性のある項目:
   在外営業活動体の換算差額                            19,212              △773
  在外営業活動体の処分による換算差額の組替調
  整額                                        7,241                 -

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品の利得及び損失                            1,246                147

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係る貸倒引当金                               9               △50

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益から純                   △2,130                △23
  損益へ振替えられた金額
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益に関連                        62                △8
  する法人所得税
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額                                203              △360

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額に係る法人所得税                      △92                  117

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額                           43                 97

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額に係る                      △34                △32
  法人所得税
  持分法によるその他の包括利益                               90            △1,638
  持分法によるその他の包括利益から純損益へ振
  替えられた金額                                    △80                  -

 純損益に振替えられる可能性のある項目合計                      25,770            △2,523

 税引後その他の包括利益                               28,307                348

四半期包括利益                                    71,509           △114,309

四半期包括利益の帰属
 親会社の所有者                                   71,711           △114,019
 非支配持分                                      △202               △290
四半期包括利益                                    71,509           △114,309


                        ― 12 ―
                                             楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(3)要約四半期連結持分変動計算書
                                                                                           (単位:百万円)
                                                                                   その他の資本の構成要素
                                                                                              その他の
                                                                                   在外営業       包括利益を
                      資本金           資本剰余金          利益剰余金          自己株式             活動体の      通じて公正価値
                                                                                   換算差額       で測定する
                                                                                               金融資産
2018年1月1日現在             205,924        217,185       320,397        △103,616          15,586      31,866
  会計方針の変更による
                                -             -      △35,421                 -             -              315
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                        205,924        217,185       284,976        △103,616            15,586         32,181
当期首残高
四半期包括利益
  四半期利益                         -             -      107,923                 -              -              -
  税引後その他の包括利益                   -             -           -                  -          13,628            △9
  四半期包括利益合計                     -             -      107,923                 -          13,628            △9
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                      -             -      △6,060                  -             -                -
    その他の資本の構成
                                -             -         △188                 -             -              188
    要素から利益剰余金への振替
    自己株式の処分                     -      △4,950            -                5,148            -                -
    新株予約権の発行                    -       5,744            -                   -             -                -
    新株予約権の失効                    -        △53             53                  -             -                -
    その他                         -          -            △78                  -             -                -
    所有者による拠出及び
                                -            741     △6,273               5,148            -              188
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                       -             -            -                 -             -                -
    非支配持分の取得及び処分                -             70           -                 -             -                -
    その他                         -             -            -                 -             -                -
    子会社に対する所有
                                -             70           -                 -             -                -
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計                 -             811       △6,273               5,148             -             188
2018年9月30日現在            205,924        217,996       386,626            △98,468         29,214         32,360

                              その他の資本の構成要素
                              保険事業の
                              保険契約                       その他の            親会社の
                    キャッシュ              退職給付
                             準備金に係る                       資本の            所有者に
                     ・フロー               制度の                                            非支配持分         資本合計
                             期末市場金利                      構成要素            帰属する
                    ・ヘッジ                再測定
                              に基づく                         合計            持分合計
                              再測定額
2018年1月1日現在             △664    △3,497      -                  43,291       683,181          227      683,408
  会計方針の変更による
                            -           -           -             315      △35,106               -    △35,106
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                        △664        △3,497          -          43,606       648,075          227      648,302
当期首残高
四半期包括利益
  四半期利益                   -             -           -              -        107,923        △207       107,716
  税引後その他の包括利益            640           915          -          15,174        15,174         △3         15,171
  四半期包括利益合計              640           915          -          15,174       123,097        △210       122,887
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                  -           -           -              -        △6,060               -    △6,060
    その他の資本の構成
                            -           -           -             188             -              -          -
    要素から利益剰余金への振替
    自己株式の処分                 -           -           -              -            198              -        198
    新株予約権の発行                -           -           -              -          5,744              -      5,744
    新株予約権の失効                -           -           -              -             -               -         -
    その他                     -           -           -              -           △78               -       △78
    所有者による拠出及び
                            -           -           -             188         △196               -      △196
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                   -           -           -              -              -          319          319
    非支配持分の取得及び処分            -           -           -              -              70          -            70
    その他                     -           -           -              -              -        1,107        1,107
    子会社に対する所有
                            -           -           -              -              70       1,426        1,496
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計             -              -           -             188         △126         1,426        1,300
2018年9月30日現在            △24         △2,582          -          58,968       771,046        1,443      772,489




                                     ― 13 ―
                                             楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信



                                                                                          (単位:百万円)
                                                                                   その他の資本の構成要素
                                                                                             その他の
                                                                                   在外営業      包括利益を
                      資本金           資本剰余金         利益剰余金          自己株式              活動体の     通じて公正価値
                                                                                   換算差額      で測定する
                                                                                              金融資産
2019年1月1日現在             205,924        218,856      424,568            △97,300        1,462      25,781
  会計方針の変更による
                                -             -     △2,087                  -               -               -
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                        205,924        218,856      422,481            △97,300           1,462         25,781
当期首残高
四半期包括利益
  四半期利益                         -             -     △14,117                 -               -              -
  税引後その他の包括利益                   -             -          -                  -          △16,410         16,142
  四半期包括利益合計                     -             -     △14,117                 -          △16,410         16,142
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                      -             -     △6,084                  -               -               -
    その他の資本の構成
                                -             -         462                 -               -           △462
    要素から利益剰余金への振替
    自己株式の処分                     -      △4,068            -               4,137              -               -
    新株予約権の発行                    -       7,761            -                  -               -               -
    新株予約権の失効                    -        △83             83                 -               -               -
    その他                         -          -            152                 -               -               -
    所有者による拠出及び
                                -        3,610      △5,387               4,137              -           △462
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                       -             -          -                  -               -               -
    非支配持分の取得及び処分                -             -          -                  -               -               -
    その他                         -             -         250                 -               -               -
    子会社に対する所有
                                -             -         250                 -               -               -
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計                 -           3,610      △5,137               4,137              -           △462
2019年9月30日現在            205,924        222,466      403,227            △93,163         △14,948         41,461
                              その他の資本の構成要素
                              保険事業の
                              保険契約                      その他の            親会社の
                    キャッシュ              退職給付
                             準備金に係る                      資本の            所有者に
                     ・フロー               制度の                                            非支配持分         資本合計
                             期末市場金利                     構成要素            帰属する
                    ・ヘッジ                再測定
                              に基づく                        合計            持分合計
                              再測定額
2019年1月1日現在             △511    △4,260     △47                22,425       774,473         1,734      776,207
  会計方針の変更による
                            -           -          -              -        △2,087                -    △2,087
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                        △511        △4,260        △47         22,425       772,386         1,734      774,120
当期首残高
四半期包括利益
  四半期利益                   -             -           -         -           △14,117          △637       △14,754
  税引後その他の包括利益           △582        △4,620         △5     △5,475           △5,475             3       △5,472
  四半期包括利益合計             △582        △4,620         △5     △5,475          △19,592          △634       △20,226
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                  -           -          -              -        △6,084                -    △6,084
    その他の資本の構成
                            -           -          -           △462              -               -          -
    要素から利益剰余金への振替
    自己株式の処分                 -           -          -              -             69               -         69
    新株予約権の発行                -           -          -              -          7,761               -      7,761
    新株予約権の失効                -           -          -              -             -                -         -
    その他                     -           -          -              -            152               -        152
    所有者による拠出及び
                            -           -          -           △462          1,898               -      1,898
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                   -           -          -             -                -        1,205        1,205
    非支配持分の取得及び処分            -           -          -              -               -           -            -
    その他                     -           -          -              -              250       △250            -
    子会社に対する所有
                            -           -          -              -              250         955        1,205
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計              -             -          -           △462          2,148           955        3,103
2019年9月30日現在          △1,093        △8,880        △52         16,488       754,942         2,055      756,997




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                             楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                   (単位:百万円)
                             前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
                              (自 2018年1月1日   (自 2019年1月1日
                               至 2018年9月30日)  至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前四半期利益又は損失(△)                        129,298          △2,059
 減価償却費及び償却費                              52,476           75,244
 その他の損益(△は益)                            △76,759           27,694
 営業債権の増減額(△は増加)                           3,141            △410
 カード事業の貸付金の増減額(△は増加)                    △95,439        △174,112
 銀行事業の預金の増減額(△は減少)                      221,254          456,391
 銀行事業のコールローンの純増減額(△は増加)                  10,000         △15,000
 銀行事業の貸付金の増減額(△は増加)                    △115,364        △121,915
 営業債務の増減額(△は減少)                           2,834         △18,736
 証券事業の金融資産の増減額(△は増加)                    △95,216         △23,649
 証券事業の金融負債の増減額(△は減少)                    118,188         △13,209
 その他                                    △61,794         △58,513
 法人所得税等の支払額                             △32,007         △25,934
 営業活動によるキャッシュ・フロー合計                      60,612          105,792
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                           △7,666           △8,160
 定期預金の払戻による収入                             6,560            8,843
 有形固定資産の取得による支出                         △14,045         △82,708
 無形資産の取得による支出                           △45,904         △57,881
 子会社の取得による支出                            △10,990          △8,617
 子会社の取得による収入                             10,826               -
 持分法投資の取得による支出                          △1,055           △9,073
 銀行事業の有価証券の取得による支出                     △210,540        △237,538
 銀行事業の有価証券の売却及び償還による収入                  212,255          214,084
 保険事業の有価証券の取得による支出                      △62,534        △111,193
 保険事業の有価証券の売却及び償還による収入                   82,643          106,476
 有価証券の取得による支出                           △18,570         △23,721
 有価証券の売却及び償還による収入                        12,379           13,339
 その他の支出                                 △6,268          △17,734
 その他の収入                                   8,315            9,387
 投資活動によるキャッシュ・フロー合計                     △44,594        △204,496
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                        50,626           95,045
 コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)                  51,000           52,500
 長期借入れによる収入                             220,976          246,950
 長期借入金の返済による支出                         △185,148        △194,036
 社債の発行による収入                                  -            79,480
 社債の償還による支出                               △150          △20,000
 リース負債の返済による支出                            △621          △11,622
 配当金の支払額                                △6,055           △6,113
 その他                                    △1,661           △3,503
 財務活動によるキャッシュ・フロー合計                     128,967          238,701
現金及び現金同等物に係る換算差額                          1,756            △168
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                     146,741          139,829
現金及び現金同等物の期首残高                          700,881          990,242
現金及び現金同等物の四半期末残高                        847,622        1,130,071



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                                     楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(5)継続企業の前提に関する注記
     当第3四半期連結累計期間(自      2019年1月1日   至   2019年9月30日)
      該当事項はありません。
 
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (作成の基礎)
     当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。当社は、
    「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる
    「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第93条の規定を適用しています。なお、年次連結財
    務諸表で求められている全ての情報が含まれていないため、2018年12月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸
    表と併せて利用されるべきものです。
       
    (連結範囲及び持分法適用範囲の重要な変更)
     当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)


     本要約四半期連結財務諸表における連結範囲及び持分法適用範囲は以下を除き、2018年12月31日に終了する連結
    会計年度に係る連結財務諸表から重要な変更はありません。


     当社グループの保有するLyft, Inc.(以下、Lyft社)に対する株式投資について従前は純損益を通じて公正価値
    で測定する金融商品として会計処理をしておりましたが、第2四半期連結会計期間より持分法を適用しています。
    これは、当社グループのLyft社に対する所有持分比率及び議決権比率は20%未満ですが、株式保有及び任命した取締
    役(当社グループの取締役)による取締役会に対する積極的な関与等を通じ、Lyft社に対して重要な影響力の行使
    が可能になったこと等によります。また、Lyft社については、同社との合意等により、同社の報告期間を統一する
    ことが実務上不可能であるため、報告期間が3カ月相違した同社の連結財務諸表に持分法を適用しています。なお、
    同社が公表した当該期間差における重要な取引又は事象がある場合には、必要な調整を行っています。
     また、第2四半期連結会計期間に取得したAltiostar Networks, Inc. (以下、Altiostar社)に対する株式投資
    について持分法を適用しています。当社グループのAltiostar社に対する所有持分比率及び議決権比率は50%を超え
    ていますが、株主間で取締役の構成について合意されており、当社グループが重要な意思決定機関である取締役会
    を支配していないため、子会社に該当しないものと判断しました。なお、当社グループは株式保有、任命した取締
    役による取締役会に対する積極的な関与及び同社との重要な取引を通じ、重要な影響力の行使が可能であると判断
    しています。
     更に、当第3四半期連結会計期間に、Rakuten Medical, Inc.の株式を追加取得したこと等により、同社に対する
    株式投資について持分法を適用しています。




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                                 楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


    (重要な会計方針)
     当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に
    係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、
    見積平均年次実効税率をもとに算定しています。
 
  IFRS第16号の適用
     当社グループは、第1四半期連結会計期間より以下の基準を適用しています。
                                                    
                IFRS                         改訂内容

IFRS第16号            リース         リース会計に関する改訂


  リース取引(借手)
     リース取引におけるリース負債は、リース開始日におけるリース料総額の未決済分の割引現在価値として測定を
    行っています。使用権資産については、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リース料等を調整し、リ
    ース契約に基づき要求される原状回復義務等のコストを加えた額で当初の測定を行っています。使用権資産は、リ
    ース期間にわたり規則的に、減価償却を行っています。
     なお、リース料総額の未決済分の割引現在価値を算定する場合に使用すべき割引率は、実務上可能な場合にはリ
    ースの計算利子率とし、実務上不可能な場合には、借手の追加借入利子率を用いています。
     リース料は、リース負債残高に対して一定の利子率となるように、金利費用とリース負債残高の返済部分とに配
    分しています。金融費用は、連結損益計算書上、使用権資産に係る減価償却費と区分して表示しています。
     契約がリースであるか否か、又は契約にリースが含まれているか否かについては、法的にはリースの形態を取ら
    ないものであっても、契約の実質に基づき判断しています。


     IFRS第16号の適用にあたっては、当社グループでは、経過措置に準拠して本基準を遡及適用し、適用開始の累積
    的影響を当連結会計年度の利益剰余金期首残高の修正として認識しています。
     適用開始日現在の要約四半期財政状態計算書に認識されているリース負債に適用している借手の追加借入利子率
    の加重平均は0.6%です。
     なお、2018年12月31日時点でIAS第17号を適用して開示した解約不能オペレーティング・リース契約に基づく最低
    リース料総額とIFRS第16号適用開始時に認識したリース負債の差額は51,542百万円です。これは主にIFRS第16号適
    用に際して、リース期間の見直しを行ったことによる影響です。
     これにより従前の会計基準を適用した場合と比較し、当期首時点で主に有形固定資産に含まれる使用権資産が
    86,833百万円増加、その他の金融負債に含まれるリース負債が91,420百万円増加、利益剰余金が2,087百万円減少し
    ています。
 
    (重要な会計上の見積り及び判断)
     IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成に当たって、一部の重要な事項について会計上の見積りを行う必
    要があります。また、当社グループの会計方針を適用する過程において、経営者が自ら判断を行うことが求められ
    ています。会計上の見積りの結果は、その性質上、関連する実際の結果と異なる場合があります。
     会計上の見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、見積りが変更された会
    計期間及び将来の会計期間において認識されます。
 
     本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、原則として前連結会計年度に係る連
    結財務諸表と同様です。




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                              楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


 (セグメント情報)
(1) 一般情報
  当社グループは、インターネットサービスと、フィンテックという2つの事業を基軸としたグローバル イノベー
 ション カンパニーであることから、「インターネットサービス」、「FinTech」の2つを従来報告セグメントとし
 ていました。2019年3月28日開催の当社取締役会において、2019年4月1日付の会社分割による当社グループ企業
 の組織再編に伴う内部報告管理体制の変更を決議しており、第1四半期連結会計期間から、「モバイル」セグメン
 トを新たに設け、「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイル」の3つの報告セグメントとす
 ることにしました。
  なお、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間のセグメント情報については変更後の区分方法
 により作成しています。
  これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営
 資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。
  「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする
 各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、デジタルコンテン
 ツサイト等の運営や、これらのサイトにおける広告等の販売、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されて
 います。
  「フィンテック」セグメントは、インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービ
 ス、生命保険サービス、損害保険サービス及び電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成されています。
  「モバイル」セグメントは、通信及びメッセージングサービスの提供等を行う事業により構成されています。


(2) 事業セグメントの売上収益と損益の測定に関する事項
  報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、重要な会計方針に記載されているIFRSに基づいており、事
 業セグメントの売上収益及び損益は一部の連結子会社を除き連結修正を考慮していない内部取引消去前の金額で
 す。経営者が意思決定する際に使用する社内指標は、IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項
 目やその他の調整項目を調整したNon-GAAP営業利益ベースです。
  経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、
 当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、
 非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過
 性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が
 低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
  また、当社グループは、最高経営意思決定者が使用する事業セグメントへ、資産及び負債を配分していません。


(3) 事業セグメントの売上収益と損益の測定方法の変更等に関する事項
  第2四半期連結会計期間より、研究開発を行う機能子会社等におけるセグメント構成の変更及び本社管理部門に
 おける共通費の配賦方法を変更し、遡及適用しています。この変更に伴い、遡及適用前と比較して前第3四半期連
 結累計期間のインターネットサービスセグメントにおける売上収益が4,856百万円減少、セグメント損益が1,465百
 万円減少、フィンテックセグメントにおける売上収益が811百万円減少、セグメント損益が7,961百万円減少、モバ
 イルセグメントにおけるセグメント損益が772百万円減少しています。また、前第3四半期連結会計期間のインター
 ネットサービスセグメントにおける売上収益が1,769百万円減少、セグメント損益が634百万円減少、フィンテック
 セグメントにおける売上収益が289百万円減少、セグメント損益が2,655百万円減少、モバイルセグメントにおける
 セグメント損益が235百万円減少しています。なお、連結上の売上収益、Non-GAAP営業利益、営業利益に与える影響
 はありません。




                           ― 18 ―
                                    楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


  前第3四半期連結累計期間(自   2018年1月1日    至   2018年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                       インターネット
                                        フィンテック      モバイル          合計
                         サービス
セグメントに係る売上収益               473,575        313,403      66,195      853,173

セグメント損益                        99,607      51,899     △8,868       142,638


  当第3四半期連結累計期間(自   2019年1月1日    至   2019年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                       インターネット
                                        フィンテック      モバイル          合計
                         サービス
セグメントに係る売上収益               561,092        353,995      83,386      998,473

セグメント損益                    114,039         50,933    △33,472       131,500


  前第3四半期連結会計期間(自   2018年7月1日    至   2018年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                       インターネット
                                        フィンテック      モバイル          合計
                         サービス
セグメントに係る売上収益               164,106        111,240      23,702      299,048

セグメント損益                        43,587      13,286     △5,618        51,255


  当第3四半期連結会計期間(自   2019年7月1日    至   2019年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                       インターネット
                                        フィンテック      モバイル          合計
                         サービス
セグメントに係る売上収益               201,936        121,443      30,906      354,285

セグメント損益                         5,172      16,542    △14,547         7,167


  セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
                                                             (単位:百万円)
                         前第3四半期連結累計期間               当第3四半期連結累計期間
                          (自 2018年1月1日               (自 2019年1月1日
                           至 2018年9月30日)              至 2019年9月30日)
セグメントに係る売上収益                              853,173                  998,473

内部取引等                                     △62,843                 △92,692

連結上の売上収益                                  790,330                  905,781


                                                             (単位:百万円)
                         前第3四半期連結会計期間               当第3四半期連結会計期間
                          (自 2018年7月1日               (自 2019年7月1日
                           至 2018年9月30日)              至 2019年9月30日)
セグメントに係る売上収益                              299,048                  354,285

内部取引等                                     △20,879                 △35,148

連結上の売上収益                                  278,169                  319,137




                               ― 19 ―
                            楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


   セグメント損益から税引前四半期利益又は損失(△)への調整は、以下のとおりです。
                                                      (単位:百万円)
                      前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                       (自 2018年1月1日           (自 2019年1月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
セグメント損益                           142,638                131,500

内部取引等                               △308                 △4,164

Non-GAAP営業利益                      142,330                127,336

無形資産償却費                           △7,757                 △6,855

株式報酬費用                            △5,565                 △7,514

非経常的な項目                             4,536                     -

営業利益                              133,544                112,967

金融収益及び金融費用                        △2,292                 △4,398

持分法による投資損失                          1,954                110,628

税引前四半期利益又は損失(△)                   129,298                △2,059


                                                      (単位:百万円)
                      前第3四半期連結会計期間           当第3四半期連結会計期間
                       (自 2018年7月1日           (自 2019年7月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
セグメント損益                            51,255                  7,167

内部取引等                                 839                  △959

Non-GAAP営業利益                       52,094                  6,208

無形資産償却費                           △3,335                 △2,229

株式報酬費用                            △1,773                 △2,907

非経常的な項目                           △3,112                      -

営業利益                               43,874                  1,072

金融収益及び金融費用                          △749                 △2,187

持分法による投資利益又は投資損失(△)                     72             △111,198

税引前四半期利益又は損失(△)                    43,197              △112,313




                         ― 20 ―
                       楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


 (営業費用の性質別内訳)
                                                (単位:百万円)
                 前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                  (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                   至 2018年9月30日)         至 2019年9月30日)
広告宣伝費及び販売促進費                 134,800               163,875

従業員給付費用                      129,411               152,468

減価償却費及び償却費                    52,476                75,244

通信費及び保守費                      19,848                22,416

委託費及び外注費                      41,448                57,013

貸倒引当金繰入額                      27,846                31,154

商品及び役務提供に係る原価                187,681               244,938

金融事業の支払利息                      5,116                 5,732

金融事業の支払手数料                     7,985                 9,151
保険事業の保険金等支払金及び
                              28,776                23,181
責任準備金等繰入額
その他                           98,766               110,256

合計                           734,153               895,428


                                                (単位:百万円)
                 前第3四半期連結会計期間          当第3四半期連結会計期間
                  (自 2018年7月1日          (自 2019年7月1日
                   至 2018年9月30日)         至 2019年9月30日)
広告宣伝費及び販売促進費                  47,467                54,894

従業員給付費用                       44,418                52,253

減価償却費及び償却費                    18,700                26,281

通信費及び保守費                       6,962                 7,707

委託費及び外注費                      15,591                21,458

貸倒引当金繰入額                      10,338                11,365

商品及び役務提供に係る原価                 64,937                89,793

金融事業の支払利息                      1,761                 1,841

金融事業の支払手数料                     2,737                 3,186
保険事業の保険金等支払金及び
                              15,728                 8,318
責任準備金等繰入額
その他                           36,878                38,663

合計                           265,517               315,759




                    ― 21 ―
                             楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


     (その他の収益)
 当社グループにおけるその他の収益の内容は、以下のとおりです。
                                                      (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                        (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
為替差益                                   739                6,878

関連会社株式売却益                            2,577                  473

有価証券評価益(注)                          76,606               97,008

その他                                 14,625                2,598

合計                                  94,547               106,957
 (注) 当第3四半期連結累計期間において、ライドシェアビジネスに係る株式投資の評価益を86,593百万円、ヘルス
     ケアビジネスに係る株式投資の評価益を7,760百万円計上しています。

                                                      (単位:百万円)
                       前第3四半期連結会計期間          当第3四半期連結会計期間
                        (自 2018年7月1日          (自 2019年7月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
為替差益                                 △880                 1,192

関連会社株式売却益                            2,496                  473

有価証券評価益                             42,857                   -

その他                                    490                  459

合計                                  44,963                2,124




     (その他の費用)
 当社グループにおけるその他の費用の内容は、以下のとおりです。
                                                      (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                        (自 2018年1月1日          (自 2019年1月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
有形固定資産及び無形資産除却損                        433                  758

その他                                 16,747                3,585

合計                                  17,180                4,343

                                                      (単位:百万円)
                       前第3四半期連結会計期間          当第3四半期連結会計期間
                        (自 2018年7月1日          (自 2019年7月1日
                        至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
有価証券評価損                                 -                 2,481

有形固定資産及び無形資産除却損                        225                   91

その他                                 13,516                1,858

合計                                  13,741                4,430




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                           楽天株式会社(4755) 2019年12月期 第3四半期決算短信


(持分法による投資損失)
 持分法を適用しているLyft社に対する投資について、当該株式の市場価格が著しく下落したことから減損してい
るという客観的な証拠があると判断しました。当第3四半期末日の株式の市場価格に基づいて回収可能価額を測定
し帳簿価額と比較した結果、当第3四半期連結会計期間において102,873百万円の減損損失を計上しています。当該
減損損失は、要約四半期連結損益計算書の「持分法による投資損失」に計上しています。


(重要な後発事象)
 該当事項はありません。




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