4755 楽天グループ 2020-11-12 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]

               2020年12月期         第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                                  2020年11月12日
上 場 会 社 名    楽天株式会社                 上場取引所                                   東
コ ー ド 番 号    4755                   URL    https://www.rakuten.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役会長兼社長          (氏名) 三木谷 浩史
問合せ先責任者 (役職名) 副社長執行役員 最高財務責任者 (氏名) 廣瀬 研二              TEL 050-5581-6910
四半期報告書提出予定日       2020年11月12日       配当支払開始予定日         ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無           : 有(機関投資家・アナリスト向け)


                                                                                                (百万円未満四捨五入)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計)                                                              (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                          親会社の所有者に
                                                                                    四半期包括利益
              売上収益            営業利益             税引前利益              四半期利益      帰属する
                                                                                      合計額
                                                                            四半期利益
               百万円     %      百万円         %     百万円          %     百万円  %   百万円   %  百万円   %
2020年12月期
            1,040,190 14.8 △60,519        - △119,599         - △72,406            - △71,471         - △79,372       -
第3四半期
2019年12月期
             905,781 14.6    112,967 △15.4     △2,059        - △14,754            - △14,117         - △20,226       -
第3四半期

                       基本的1株当たり               希薄化後1株当たり
                         四半期利益                  四半期利益
                                      円   銭                   円       銭
2020年12月期第3四半期                       △52.60                 △52.60
2019年12月期第3四半期                       △10.43                 △10.43

(2)連結財政状態
                                                                  親会社の所有者に                  親会社所有者
                            資産合計              資本合計
                                                                   帰属する持分                   帰属持分比率
                                  百万円                    百万円                       百万円                     %
2020年12月期第3四半期               10,953,840                 679,170                   658,513                 6.0
2019年12月期                     9,165,697                 737,200                   735,672                 8.0


2.配当の状況
                                                            年間配当金

                     第1四半期末            第2四半期末               第3四半期末                    期末                 合計
                             円   銭             円    銭                     円   銭             円   銭               円   銭
 2019年12月期               -                      0.00              -                         4.50                4.50
 2020年12月期               -                      0.00              -
 2020年12月期(予想)                                                                         -                 -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
   2020年12月期の1株当たり配当金については未定です。


3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
2020年12月期(当期)の連結業績予想において、株式市況の影響を大きく受ける証券サービスを除いた連結売上収益に
ついては、2019年12月期(前期)に比べ二桁成長を目指します。(詳細は、P.6「1.当四半期決算に関する定性的情
報 (3)連結業績予想に関する定性的情報」をご覧ください。)

(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無                       :       無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                           : 有

        (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

    新規      1   社 (社名) 樂天國際商業銀行股份有限公司、除外        -   社 (社名)


(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
                                                                        
        ①   IFRSにより要求される会計方針の変更                      : 無

        ②   ①以外の会計方針の変更                              : 無

        ③   会計上の見積りの変更                               : 無


(3)発行済株式数(普通株式)
        ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)     2020年12月期3Q   1,434,573,900株    2019年12月期     1,434,573,900株

        ②   期末自己株式数               2020年12月期3Q       73,300,938株   2019年12月期       78,318,938株

        ③   期中平均株式数(四半期累計)        2020年12月期3Q   1,358,634,094株    2019年12月期3Q   1,353,573,066株

 
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です


※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
2020年12月期の連結業績予想については、現時点において入手可能な情報に基づき判断したものですが、不確実性を内
包するものです。そのため、様々な要因の変化により、実際の業績はこれと異なる可能性があります。
                            楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信




○添付資料の目次

 1.当四半期決算に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

   (1)連結経営成績に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
   (2)連結財政状態に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
   (3)連結業績予想に関する定性的情報    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

 2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

   (1)要約四半期連結財政状態計算書   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
   (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書       ・・・・・・8
   (3)要約四半期連結持分変動計算書   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
   (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書    ・・・・・・ ・・・・・・・・14
   (5)継続企業の前提に関する注記   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
   (6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項   ・・・・・・・・・・・・・・・15
      (作成の基礎)            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
      (連結範囲及び持分法適用範囲の重要な変更)       ・・・・・・・・・・・・・15
      (重要な会計方針)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
      (重要な会計上の見積り及び判断)   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
      (セグメント情報)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
      (営業費用の性質別内訳)       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
      (その他の収益)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
      (その他の費用)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
      (持分法による投資損失)       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
      (重要な後発事象)          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・21




                          ― 1 ―
                                        楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する定性的情報
     当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下、Non-GAAP指標)及びIFRSに基づく指標の
 双方によって、連結経営成績を開示しています。
  Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益(以下、IFRS営業利益)から、当社グループが定める非経常的な項
 目やその他の調整項目を控除したものです。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとっ
 て同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な
 情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づ
 き除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する会計基
 準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費
 等を指します。
     (注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定め
 る基準を参照していますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。


 ①    当第3四半期連結累計期間の経営成績(Non-GAAPベース)
      当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい
     状況にあるものの、持ち直しの動きがみられています。日本経済においても、社会経済活動のレベルを引き上げ
  ていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善により、世界経済と同様の動きが続くことが期待されていま
     す。一方で、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響には引き続き注意が必要です。こうした中、
     厚生労働省は通販や電子決済の活用を含む、感染症拡大防止のための「新しい生活様式」の実践を求めており、
  人との接触機会を減らしながら、商品を購入、サービスを享受することが出来るインターネットサービスや、ネ
  ット金融サービス等を提供するIT企業に期待される社会的役割は一層増していると当社は考えています。
      このような環境下、当社グループは、国内外70以上の多様なサービスにより構成される楽天エコシステムを活
  用した事業経営により、感染症の影響による事業リスクの分散を図るとともに、引き続き、メンバーシップ、デ
  ータ及びブランドを結集したビジネスの展開、AI等を積極的に活用したサービスの開発・展開を進めていま
     す。
      インターネットサービスの主力サービスである国内ECにおいては、流通総額及び売上収益の更なる成長を目
     指し、ロイヤルカスタマーの醸成や新規顧客の獲得のための販促活動、クロスユースの促進に加え、楽天エコシ
  ステムのオープン化戦略、送料込みラインの統一施策の導入、自社物流網の整備・強化等に注力しました。新型
  コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛が段階的に解除され、旅行予約サービスや、プロスポーツサー
     ビス等において売上収益は前四半期比で大きく改善しましたが、前年同期比では減少しています。一方で、「巣
  ごもり消費」の拡大に伴うオンラインショッピング需要の高まりにより、『楽天市場』等のサービスにおいては、
  依然高い水準で取扱高が成長しています。海外インターネットサービスにおいては、国内と同様にインターネッ
  ト旅行予約サービスや小売業の取扱高減少の影響を受けましたが、デジタルコンテンツサービス等の取扱高が伸
  長しました。
      フィンテックにおいては、2020年6月に『楽天カード』会員数が2,000万人を突破して以降も、会員基盤の拡大
     が続いており、オンラインショッピングを中心に取扱高が伸長し、売上収益及び利益の増加が続いています。銀
  行サービスにおいても、2020年6月に900万口座を突破以降も、新規口座獲得数が堅調に伸長したことで、役務取
     引等収益などの増加が売上収益の増加に貢献しています。証券サービスにおいては、新規口座開設数の大幅な増
  加が続くと同時に、国内株式売買代金、FX売買高の伸長に伴い、手数料収入が増加したこと等が、売上収益及
  び利益の増加に貢献しました。
      モバイルにおいては、2020年4月の本格的なサービスの開始後、9月には5Gのサービスを開始しました。
  2020年6月に100万回線を突破後も楽天エコシステム内外からの顧客獲得が進んでいます。同サービスにおいて
     は、基地局の開設を加速化させ、自社回線によるサービス提供エリアの拡大を進めるとともに、ネットワークの
     品質向上等に努めています。




                                     ― 2 ―
                                        楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


     これらにより、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上収益は1,040,190百万円(前年同期比
    14.8%増)、Non-GAAP営業損失は79,377百万円(前年同期は127,336百万円の営業利益)となりました。
     (Non-GAAPベース)
                                                                        (単位:百万円)
                           前年同期              当期
                         (前第3四半期          (当第3四半期           増減額           増減率
                         連結累計期間)          連結累計期間)
      売上収益                   905,781         1,040,190        134,409        14.8%
      Non-GAAP営業利益
                              127,336          △79,377       △206,713           -%
      又は損失(△)


②    Non-GAAP営業利益からIFRS営業利益への調整
     当第3四半期連結累計期間において、Non-GAAP営業利益で控除される無形資産の償却費は7,910百万円、株式報
    酬費用は8,036百万円となりました。また、当第3四半期連結累計期間に計上された非経常的な項目には、
 OverDrive Holdings, Inc.の全株式を譲渡したことに伴い発生した売却益40,926百万円及び一部の米国事業の閉
 鎖に伴う固定資産の減損等が含まれています。
                                                          (単位:百万円)
                          前年同期              当期
                        (前第3四半期          (当第3四半期           増減額
                        連結累計期間)          連結累計期間)
      Non-GAAP営業利益
                              127,336         △79,377       △206,713
      又は損失(△)
      無形資産償却費                 △6,855           △7,910         △1,055
      株式報酬費用                  △7,514           △8,036           △522
      非経常的な項目                      -            34,804         34,804
      IFRS営業利益
                              112,967         △60,519       △173,486
      又は損失(△)

③    当第3四半期連結累計期間の経営成績(IFRSベース)
     当第3四半期連結累計期間における売上収益は1,040,190百万円(前年同期比14.8%増)、IFRS営業損失は
 60,519百万円(前年同期は112,967百万円の営業利益)、四半期損失(親会社の所有者帰属)は71,471百万円(前
 年同期は14,117百万円の損失)となりました。
   
  (IFRSベース)
                                                                        (単位:百万円)
                           前年同期              当期
                         (前第3四半期          (当第3四半期           増減額           増減率
                         連結累計期間)          連結累計期間)
      売上収益                    905,781         1,040,190       134,409        14.8%
      IFRS営業利益
                              112,967          △60,519       △173,486           -%
      又は損失(△)
      四半期損失(△)
                             △14,117           △71,471       △57,354            -%
      (親会社の所有者帰属)

④    セグメントの概況
     各セグメントにおける業績は次のとおりです。なお、IFRS上のマネジメントアプローチの観点から、セグメン
 ト損益をNon-GAAP営業損益ベースで表示しています。

 (インターネットサービス)
     主力サービスである国内ECにおいては、流通総額及び売上収益の更なる成長を目指し、ロイヤルカスタマー
    の醸成や新規顧客の獲得のための販促活動、クロスユースの促進に加え、楽天エコシステムのオープン化戦略等
 に注力しました。また、包括的な物流サービスを提供する「ワンデリバリー」構想のもと、自社物流施設への楽
    天市場出店店舗商品の受入れ拡大やラストワンマイルにおける自社配送エリアの拡大等、自社物流網の整備・強
 化に努め、配送業者による物量制限、配送料金値上げによる影響の中長期的な緩和を図るとともに、送料込みラ
 インの統一施策の導入により、顧客と楽天サービス出店者双方の利便性向上に注力しています。新型コロナウイ
    ルスの感染拡大防止のための外出自粛をきっかけとした「巣ごもり消費」の拡大に伴うオンラインショッピング


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                                     楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


    需要の高まりにより、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』や医療品・日用品等の通信販売等を行
    う『Rakuten 24』などにおいては、引き続き取扱高に押し上げの効果が見られました。インターネット旅行予約
    サービスの『楽天トラベル』においては、外出自粛が段階的に解除されるなか、政府の実施した「Go To トラベ
    ル事業」等の効果もあり、国内宿泊等の取扱高を中心に前四半期比で売上収益の改善が見られたほか、コスト効
    率化等の施策により利益も改善しました。スポーツサービスにおいても、プロ野球公式戦、サッカーリーグ戦の
    入場者数制限を受け、売上収益が減少したものの、段階的な規制緩和が行われるなかで、収益の改善が見られま
    す。海外インターネットサービスにおいては、インターネット旅行予約サービスや小売業の取扱高減少の影響を
    受けましたが、『楽天Kobo』等のデジタルコンテンツサービス等の取扱高が伸長しました。
     この結果、インターネットサービスセグメントにおける売上収益は607,110百万円(前年同期比8.2%増)、セグ
    メント損失は3,961百万円(前年同期は114,039百万円の利益)となりました。
                                                                (単位:百万円)
                        前年同期             当期
                      (前第3四半期         (当第3四半期       増減額          増減率
                      連結累計期間)         連結累計期間)
      セグメントに係る
                           561,092        607,110      46,018           8.2%
      売上収益
      セグメント損益              114,039        △3,961     △118,000            -%
 
    (フィンテック)
     クレジットカード関連サービスにおいては、2020年6月に『楽天カード』会員数が2,000万人を突破して以降
    も、会員基盤の拡大が続いており、宿泊・飲食サービスなどでは依然消費に厳しさがみられますが、オンライン
    ショッピングを中心に取扱高が伸長し、売上収益及び利益の増加が続いています。銀行サービスにおいても、
    2020年6月に900万口座を突破以降も、新規口座獲得数が堅調に伸長したことで、役務取引等収益などの増加が売
    上収益の増加に貢献しています。証券サービスにおいては、新規口座開設数の大幅な増加が続くと同時に、国内
    株式売買代金、FX売買高の伸長に伴い、手数料収入が増加したこと等が、売上収益及び利益の増加に貢献しま
    した。
      この結果、フィンテックセグメントにおける売上収益は425,727百万円(前年同期比20.3%増)、セグメント
    利益は63,391百万円(前年同期比24.5%増)となりました。
                                                                (単位:百万円)
                        前年同期             当期
                      (前第3四半期         (当第3四半期       増減額          増減率
                      連結累計期間)         連結累計期間)
      セグメントに係る
                           353,995        425,727      71,732          20.3%
      売上収益
      セグメント損益               50,933         63,391      12,458          24.5%


    (モバイル)
     モバイルにおいては、2020年4月の本格的なサービスの開始後、9月には5Gのサービスを開始しました。
    2020年6月に100万回線を突破後も楽天エコシステム内外からの顧客獲得が進んでいます。同サービスにおいて
    は、基地局の開設を加速化させ、自社回線によるサービス提供エリアの拡大を進めるとともに、ネットワークの
    品質向上等に努めています。
     この結果、モバイルセグメントにおける売上収益は128,583百万円(前年同期比54.2%増)、セグメント損失は
    140,294百万円(前年同期は33,472百万円の損失)となりました。
                                                                (単位:百万円)
                        前年同期             当期
                      (前第3四半期         (当第3四半期       増減額          増減率
                      連結累計期間)         連結累計期間)
      セグメントに係る
                            83,386        128,583      45,197          54.2%
      売上収益
      セグメント損益             △33,472        △140,294    △106,822            -%




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(2)連結財政状態に関する定性的情報
 ①    資産、負債及び資本の状況
  (資産)
      当第3四半期連結会計期間末の資産合計は10,953,840百万円となり、前連結会計年度末の資産合計9,165,697
     百万円と比べ、1,788,143百万円増加しました。これは主に、現金及び現金同等物が資金調達等により1,098,628
     百万円増加、証券事業の金融資産が410,230百万円増加、有形固定資産が233,482百万円増加したことによるもの
     です。

     (負債)
      当第3四半期連結会計期間末の負債合計は10,274,670百万円となり、前連結会計年度末の負債合計8,428,497
     百万円と比べ、1,846,173百万円増加しました。これは主に、銀行事業の預金が969,037百万円増加、証券事業の
     金融負債が463,559百万円増加、社債及び借入金が415,948百万円増加したことによるものです。

  (資本)
      当第3四半期連結会計期間末の資本合計は679,170百万円となり、前連結会計年度末の資本合計737,200百万円
     と比べ、58,030百万円減少しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間における親会社の所有者に帰属す
     る四半期損失を71,471百万円計上したこと等により利益剰余金が79,753百万円減少したことによるものです。


 ②    キャッシュ・フローの状況
      当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,098,628百万円増加
     し、2,577,185百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な
     変動要因は次のとおりです。


  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
      当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、848,109百万円の資金流入(前年
     同期は105,792百万円の資金流入)となりました。これは主に、証券事業の金融資産の増加による資金流出が
     410,307百万円となった一方で、銀行事業の預金の増加による資金流入が968,928百万円、証券事業の金融負債の
     増加による資金流入が463,678百万円となったことによるものです。


  (投資活動によるキャッシュ・フロー)
      当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、147,249百万円の資金流出(前年
     同期は204,496百万円の資金流出)となりました。これは主に、銀行事業の有価証券の取得及び売却等によるネ
     ットの資金流入が37,220百万円(有価証券の売却及び償還による資金流入が361,595百万円、有価証券の取得に
     よる資金流出が324,375百万円)となった一方で、有形固定資産の取得による資金流出が189,568百万円、無形資
     産の取得による資金流出が72,764百万円となったことによるものです。


  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
      当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、400,855百万円の資金流入(前年
     同期は238,701百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による資金流出が260,802百万
     円となった一方で、長期借入れによる資金流入が354,167百万円、短期借入金の増加による資金流入が193,425百
     万円、コマーシャル・ペーパーの増加による資金流入が163,500百万円となったことによるものです。




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(3)連結業績予想に関する定性的情報
  現時点では、当期の連結業績予想において、株式市況の影響を大きく受ける証券サービスを除いた連結売上収益
 については、前期に比べ二桁成長を目指します。ただし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛等
 の影響を受け、事業によっては、売上収益の減少等が発生する可能性があります。
  各セグメントにおける当期の見通しは、次のとおりです。


 (インターネットサービス)
  旅行予約サービスである『楽天トラベル』においては、感染症拡大防止のための外出自粛等の影響を強く受け、
 依然売上収益の減少が見込まれるものの、2020年5月以降の緊急事態宣言解除等の経済活動の段階的な再開や政府
 が実施する「Go To トラベル事業」等により、国内旅行を中心に持ち直しが期待されます。スポーツ事業において
 も、プロ野球公式戦、サッカーリーグ戦が再開され、入場者制限の段階的な緩和が行われる中で、前年同期比での
 売上収益減少が見込まれるものの、持ち直しが期待されます。ECをはじめとした国内インターネットサービスに
 おいては、ロイヤルカスタマーの醸成、新規顧客の獲得、クロスユースの促進に加え、ECプラットフォーム拡大
 にむけた自社物流網の整備・強化、楽天エコシステムのオープン化戦略等に取り組むとともに、データやAI等の
 活用を通じた新しい市場の創造により、流通総額及び売上収益の成長を目指します。海外インターネットサービス
 においては、楽天エコシステムの会員基盤拡大、海外におけるブランド認知度の向上を図るとともに、ユーザーに
 新たな価値を提供することを目指します。


 (フィンテック)
  クレジットカード関連サービスにおいては、引き続きマーケットシェアやグループシナジーの拡大を狙いとした
 マーケティング施策の強化により、ショッピング取扱高の更なる成長を目指します。銀行サービスにおいては、新
 規口座獲得等により、業務基盤の拡大が見込まれます。保険サービスにおいては、新契約件数の拡大、インターネ
 ットサービスとの親和性が高い商品の拡充により、一層の成長を目指します。証券サービスにおいては、株式市況
 の影響を大きく受けるため、予想は困難です。なお、感染症拡大の影響により雇用・所得環境等が悪化しているこ
 とを受け、金融事業の貸倒引当金の増加にも注視しています。


 (モバイル)
  2020年4月8日より本格的なサービスを開始した携帯キャリア事業において、発表した料金プランは、通信料金
 を1年間無料としていることから、当期の売上収益は限定的になることが見込まれます。また、2018年4月に総務
 大臣より認定を受けた第4世代移動通信システム普及のための特定基地局の開設計画、及び2019年4月に認定を受
 けた第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画に従い、全国区における通信基地局の展開を
 進め、自社ネットワークエリアの拡大を前倒しで行うことで、減価償却費等の営業費用の増加が見込まれます。




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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
                                                             (単位:百万円)
                               前連結会計年度              当第3四半期連結会計期間末
                              (2019年12月31日)            (2020年9月30日)
資産の部
 現金及び現金同等物                              1,478,557               2,577,185
 売上債権                                     222,485                 186,921
 証券事業の金融資産                              1,976,009               2,386,239
 カード事業の貸付金                              1,828,216               1,784,553
 銀行事業の有価証券                                272,711                 245,119
 銀行事業の貸付金                               1,049,993               1,161,745
 保険事業の有価証券                                287,200                 278,036
 デリバティブ資産                                  28,050                  32,938
 有価証券                                     163,259                 204,285
 その他の金融資産                                 390,234                 434,520
 持分法で会計処理されている投資                          177,199                  58,208
 有形固定資産                                   376,424                 609,906
 無形資産                                     609,450                 638,884
 繰延税金資産                                    80,153                 129,908
 その他の資産                                   225,757                 225,393
 資産合計                                   9,165,697              10,953,840

負債の部
 仕入債務                                     329,483                 242,568
 銀行事業の預金                                3,160,748               4,129,785
 証券事業の金融負債                              1,860,645               2,324,204
 デリバティブ負債                                  10,172                   8,606
 社債及び借入金                                1,727,096               2,143,044
 その他の金融負債                                 820,440                 902,238
 未払法人所得税等                                  12,952                   5,563
 引当金                                      109,845                 142,814
 保険事業の保険契約準備金                             318,090                 293,905
 退職給付に係る負債                                 11,374                  15,982
 繰延税金負債                                     2,049                   1,649
 その他の負債                                    65,603                  64,312
 負債合計                                   8,428,497              10,274,670

資本の部
 親会社の所有者に帰属する持分
   資本金                                    205,924                 205,924
   資本剰余金                                  224,379                 226,641
   利益剰余金                                  413,603                 333,850
   自己株式                                  △92,305                 △86,388
   その他の資本の構成要素                           △15,929                 △21,514
   親会社の所有者に帰属する持分合計                       735,672                 658,513
 非支配持分                                      1,528                  20,657
 資本合計                                     737,200                 679,170
負債及び資本合計                                9,165,697              10,953,840




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(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
  要約四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                    (単位:百万円)
                       前第3四半期連結累計期間         当第3四半期連結累計期間
                        (自 2019年1月1日         (自 2020年1月1日
                         至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
継続事業
 売上収益                             905,781             1,040,190
 営業費用                             895,428             1,125,151
 その他の収益                           106,957                45,594
 その他の費用                             4,343                21,152
 営業利益又は損失(△)                      112,967              △60,519
 金融収益                               2,723                   952
 金融費用                               7,121                22,050
 持分法による投資損失(△)                   △110,628              △37,982
 税引前四半期損失(△)                      △2,059              △119,599
 法人所得税費用                           12,695              △47,193
 四半期損失(△)                         △14,754              △72,406

四半期損失(△)の帰属
 親会社の所有者                          △14,117              △71,471
 非支配持分                              △637                 △935
 四半期損失(△)                         △14,754              △72,406


                                                     (単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり
四半期損失(△):
 基本的                              △10.43               △52.60
 希薄化後                             △10.43               △52.60




                     ― 8 ―
                      楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


   第3四半期連結会計期間
                                                   (単位:百万円)
                      前第3四半期連結会計期間         当第3四半期連結会計期間
                       (自 2019年7月1日         (自 2020年7月1日
                        至 2019年9月30日)        至 2020年9月30日)
継続事業
 売上収益                            319,137              361,422
 営業費用                            315,759              394,341
 その他の収益                            2,124                  683
 その他の費用                            4,430                7,562
 営業利益又は損失(△)                       1,072              △39,798
 金融収益                                611                  436
 金融費用                              2,798               14,624
 持分法による投資損失(△)                  △111,198              △25,261
 税引前四半期損失(△)                    △112,313              △79,247
 法人所得税費用                           2,344              △34,665
 四半期損失(△)                       △114,657              △44,582

四半期損失(△)の帰属
 親会社の所有者                        △114,366              △43,986
 非支配持分                             △291                 △596
 四半期損失(△)                       △114,657              △44,582


                                                    (単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり
四半期損失(△):
 基本的                             △84.41               △32.33
 希薄化後                            △84.41               △32.33




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                             楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


  要約四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                   (単位:百万円)
                           前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
                            (自 2019年1月1日      (自 2020年1月1日
                             至 2019年9月30日)     至 2020年9月30日)
四半期損失(△)                              △14,754           △72,406

その他の包括利益
 純損益に振替えられることのない項目:
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失                        20,600           △18,268

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失に係る法人所得                △5,881              5,071
  税
  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額                             △6,416              2,264

  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額に係る法人所得税                       1,797             △634

  確定給付制度の再測定                               △7                  6
  確定給付制度の再測定に係る法人所得税                         2                 3
  持分法によるその他の包括利益                            32              △23
純損益に振替えられることのない項目合計                     10,127           △11,581

純損益に振替えられる可能性のある項目:
  在外営業活動体の換算差額                         △14,331           △11,690
  在外営業活動体の処分による換算差額の組替調
  整額                                     △291              7,911
  在外営業活動体の換算差額に係る法人所得税                      -            △1,166
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品の利得及び損失                         2,678             1,484
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係る貸倒引当金                        △109                 40
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益から純                  △634              △124
  損益へ振替えられた金額
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益に関連                  △540              △420
  する法人所得税
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額                         △1,122              1,460
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額に係る法人所得税                     343             △442
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額                       295             1,754
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額に係る                   △98              △543
  法人所得税
  持分法によるその他の包括利益                       △1,790            △1,291
  持分法によるその他の包括利益から純損益に振
  替えられた金額                                   -              7,642
純損益に振替えられる可能性のある項目合計                   △15,599             4,615

税引後その他の包括利益                            △5,472            △6,966

四半期包括利益                                △20,226           △79,372

四半期包括利益の帰属
 親会社の所有者                               △19,592           △78,681
 非支配持分                                   △634              △691
四半期包括利益                                △20,226           △79,372


                          ― 10 ―
                             楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


   第3四半期連結会計期間
                                                           (単位:百万円)
                                   前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
                                    (自 2019年7月1日      (自 2020年7月1日
                                     至 2019年9月30日)     至 2020年9月30日)
四半期損失(△)                                     △114,657           △44,582

その他の包括利益
 純損益に振替えられることのない項目:
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失                                 5,861           △2,732

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融商品の利得及び損失に係る法人所得                        △2,356                772
  税
  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額                                       △923                 99

  保険事業の保険契約準備金に係る期末市場金利
  に基づく再測定額に係る法人所得税                                 259              △28

  確定給付制度の再測定                                        -                  2
  確定給付制度の再測定に係る法人所得税                                -                △1
  持分法によるその他の包括利益                                    30                30
 純損益に振替えられることのない項目合計                             2,871           △1,858
 純損益に振替えられる可能性のある項目:
   在外営業活動体の換算差額                                  △773            △9,905
  在外営業活動体の処分による換算差額の組替調
  整額                                                -              2,584

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品の利得及び損失                                   147               348

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係る貸倒引当金                                 △50                 10

  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益から純                           △23               △29
  損益へ振替えられた金額
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融商品に係るその他の包括利益に関連                            △8               △81
  する法人所得税
  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額                                   △360            △1,703

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益に認識された金額に係る法人所得税                             117               526

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額                                97             1,499

  キャッシュ・フロー・ヘッジにおいてその他の
  包括利益から純損益へ振替えられた金額に係る                           △32              △464
  法人所得税
  持分法によるその他の包括利益                               △1,638              △781
  持分法によるその他の包括利益から純損益に振
  替えられた金額                                           -              7,642

 純損益に振替えられる可能性のある項目合計                          △2,523              △354
 税引後その他の包括利益                                       348           △2,212
四半期包括利益                                       △114,309           △46,794
四半期包括利益の帰属
 親会社の所有者                                      △114,019           △46,093
 非支配持分                                           △290              △701
四半期包括利益                                       △114,309           △46,794




                          ― 11 ―
                                      楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(3)要約四半期連結持分変動計算書
                                                                                        (単位:百万円)
                                                                                 その他の資本の構成要素
                                                                                            その他の
                                                                                 在外営業      包括利益を
                      資本金         資本剰余金         利益剰余金         自己株式               活動体の     通じて公正価値
                                                                                 換算差額      で測定する
                                                                                            金融資産
2019年1月1日現在             205,924      218,856      424,568       △97,300             1,462      25,781
  会計方針の変更による
                             -              -     △2,087                 -                 -               -
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                        205,924      218,856      422,481       △97,300                 1,462          25,781
当期首残高
四半期包括利益
  四半期損失(△)                  -               -    △14,117                 -               -                 -
  税引後その他の包括利益               -               -         -                  -          △16,410            16,142
  四半期包括利益合計                 -               -    △14,117                 -          △16,410            16,142
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                   -              -     △6,084                 -                 -               -
    その他の資本の構成
                            -               -          462               -                 -            △462
    要素から利益剰余金への振替
    ストックオプション行使に伴う
                             -       △4,068             -             4,137                -               -
    自己株式の処分
    新株予約権の発行                 -         7,761            -                -                 -               -
    新株予約権の失効                 -          △83             83               -                 -               -
    その他                      -            -            152               -                 -               -
    所有者による拠出及び
                            -          3,610      △5,387              4,137                -            △462
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                   -               -           -                -                 -               -
    非支配持分の取得及び処分            -               -           -                -                 -               -
    その他                     -               -          250               -                 -               -
    子会社に対する所有
                             -              -          250               -                 -               -
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計                 -         3,610      △5,137          4,137                  -              △462
2019年9月30日現在            205,924      222,466      403,227       △93,163             △14,948            41,461

                              その他の資本の構成要素
                              保険事業の
                              保険契約                      その他の            親会社の
                     キャッシュ             退職給付
                             準備金に係る                      資本の            所有者に
                     ・フロー               制度の                                             非支配持分         資本合計
                             期末市場金利                     構成要素            帰属する
                     ・ヘッジ               再測定
                              に基づく                        合計            持分合計
                              再測定額
2019年1月1日現在             △511    △4,260     △47               22,425           774,473       1,734      776,207
  会計方針の変更による
                            -          -          -              -            △2,087             -     △2,087
  累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                         △511      △4,260        △47         22,425           772,386       1,734      774,120
当期首残高
四半期包括利益
  四半期損失(△)                 -           -           -             -        △14,117           △637      △14,754
  税引後その他の包括利益            △582      △4,620         △5         △5,475        △5,475              3       △5,472
  四半期包括利益合計              △582      △4,620         △5         △5,475       △19,592           △634      △20,226
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                  -          -          -              -            △6,084             -     △6,084
    その他の資本の構成
                            -          -          -           △462                -              -          -
    要素から利益剰余金への振替
    ストックオプション行使に伴う
                            -          -          -              -                69             -          69
    自己株式の処分
    新株予約権の発行                -          -          -              -              7,761            -       7,761
    新株予約権の失効                -          -          -              -                 -             -          -
    その他                     -          -          -              -                152            -         152
    所有者による拠出及び
                            -          -          -           △462              1,898            -       1,898
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                   -          -          -              -                 -        1,205        1,205
    非支配持分の取得及び処分            -          -          -              -                 -           -            -
    その他                     -          -          -              -                250       △250            -
    子会社に対する所有
                            -          -          -              -                250           955      1,205
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計               -           -          -           △462              2,148         955        3,103
2019年9月30日現在           △1,093      △8,880        △52         16,488           754,942       2,055      756,997



                                  ― 12 ―
                                       楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信



                                                                                        (単位:百万円)
                                                                                 その他の資本の構成要素
                                                                                            その他の
                                                                                 在外営業      包括利益を
                      資本金          資本剰余金          利益剰余金         自己株式             活動体の     通じて公正価値
                                                                                 換算差額      で測定する
                                                                                            金融資産
2020年1月1日現在              205,924      224,379       413,603        △92,305        △15,892      9,669
四半期包括利益
  四半期損失(△)                   -               -     △71,471                 -               -             -
  税引後その他の包括利益                -               -          -                  -            1,150       △12,228
  四半期包括利益合計                  -               -     △71,471                 -            1,150       △12,228
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                    -              -      △6,103                 -               -              -
    その他の資本の構成
                             -               -      △1,625                 -               -           1,625
    要素から利益剰余金への振替
    ストックオプション行使に伴う
                              -       △5,916              -             5,917              -              -
    自己株式の処分
    新株予約権の発行                  -         8,342           -                  -               -              -
    新株予約権の失効                  -         △166           166                 -               -              -
    その他                       -            -          △720                 -               -              -
    所有者による拠出及び
                             -          2,260       △8,282              5,917              -           1,625
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                    -               -            -                -               -              -
    非支配持分の取得及び処分             -               -            -                -               -              -
    その他                      -                2           -                -               -              -
    子会社に対する所有
                              -               2           -                -               -              -
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計                  -         2,262       △8,282           5,917               -             1,625
2020年9月30日現在             205,924      226,641       333,850        △86,388          △14,742            △934

                                その他の資本の構成要素
                                保険事業の
                                保険契約                      その他の           親会社の
                     キャッシュ               退職給付
                               準備金に係る                      資本の           所有者に
                      ・フロー                制度の                                           非支配持分       資本合計
                               期末市場金利                     構成要素           帰属する
                      ・ヘッジ                再測定
                                に基づく                        合計           持分合計
                                再測定額
2020年1月1日現在             △1,219    △7,559    △928              △15,929       735,672        1,528     737,200
四半期包括利益
  四半期損失(△)                  -           -            -            -        △71,471         △935     △72,406
  税引後その他の包括利益            2,229       1,630            9       △7,210        △7,210          244      △6,966
  四半期包括利益合計              2,229       1,630            9       △7,210       △78,681         △691     △79,372
所有者との取引額
  所有者による拠出及び
  所有者への分配
    剰余金の配当                  -           -            -             -        △6,103              -    △6,103
    その他の資本の構成
                            -           -            -          1,625             -             -         -
    要素から利益剰余金への振替
    ストックオプション行使に伴う
                            -           -            -             -               1            -          1
    自己株式の処分
    新株予約権の発行                -           -            -             -            8,342           -      8,342
    新株予約権の失効                -           -            -             -               -            -         -
    その他                     -           -            -             -            △720            -      △720
    所有者による拠出及び
                            -           -            -          1,625           1,520           -      1,520
    所有者への分配合計
  子会社に対する所有持分の変動額
    新株の発行                   -           -            -             -              -          110         110
    非支配持分の取得及び処分            -           -            -             -              -       18,840      18,840
    その他                     -           -            -             -               2         870         872
    子会社に対する所有
                            -           -            -             -               2      19,820      19,822
    持分の変動額合計
  所有者との取引額合計                -           -            -          1,625         1,522       19,820      21,342
2020年9月30日現在             1,010      △5,929         △919       △21,514       658,513       20,657     679,170




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                             楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                   (単位:百万円)
                             前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
                              (自 2019年1月1日   (自 2020年1月1日
                               至 2019年9月30日)  至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前四半期損失(△)                             △2,059        △119,599
 減価償却費及び償却費                               75,244        112,197
 その他の損益(△は益)                              27,694          42,932
 営業債権の増減額(△は増加)                            △410           24,740
 カード事業の貸付金の増減額(△は増加)                   △174,112           43,754
 銀行事業の預金の増減額(△は減少)                       456,391         968,928
 銀行事業のコールローンの純増減額(△は増加)                 △15,000            5,000
 銀行事業の貸付金の増減額(△は増加)                    △121,915        △111,752
 営業債務の増減額(△は減少)                         △18,736         △74,934
 証券事業の金融資産の増減額(△は増加)                    △23,649        △410,307
 証券事業の金融負債の増減額(△は減少)                    △13,209          463,678
 その他                                    △58,513         △70,910
 法人所得税等の支払額                             △25,934         △25,618
 営業活動によるキャッシュ・フロー合計                      105,792         848,109
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                            △8,160          △5,903
 定期預金の払戻による収入                             8,843           8,119
 有形固定資産の取得による支出                         △82,708        △189,568
 無形資産の取得による支出                           △57,881         △72,764
 子会社の取得による支出                             △8,617         △20,106
 子会社の売却による収入                                  -           62,599
 持分法投資の取得による支出                           △9,073         △15,119
 銀行事業の有価証券の取得による支出                     △237,538        △324,375
 銀行事業の有価証券の売却及び償還による収入                   214,084         361,595
 保険事業の有価証券の取得による支出                     △111,193         △63,796
 保険事業の有価証券の売却及び償還による収入                   106,476          51,897
 有価証券の取得による支出                           △23,721          △6,728
 有価証券の売却及び償還による収入                         13,339          32,017
 その他の金融資産の売却及び償還による収入                        763          13,610
 その他の支出                                 △17,734         △11,152
 その他の収入                                    8,624          32,425
 投資活動によるキャッシュ・フロー合計                    △204,496        △147,249
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                         95,045         193,425
 コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)                   52,500         163,500
 長期借入れによる収入                              246,950         354,167
 長期借入金の返済による支出                         △194,036        △260,802
 社債の発行による収入                               79,480              -
 社債の償還による支出                             △20,000         △40,000
 リース負債の返済による支出                          △11,622         △24,712
 配当金の支払額                                 △6,113          △6,103
 その他                                     △3,503           21,380
 財務活動によるキャッシュ・フロー合計                      238,701         400,855
現金及び現金同等物に係る換算差額                           △168          △3,087
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                      139,829       1,098,628
現金及び現金同等物の期首残高                           990,242       1,478,557
現金及び現金同等物の四半期末残高                       1,130,071       2,577,185




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                                     楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


(5)継続企業の前提に関する注記
     当第3四半期連結累計期間(自      2020年1月1日   至   2020年9月30日)
       該当事項はありません。
 
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (作成の基礎)
     当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。当社は、
    「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる
    「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第93条の規定を適用しています。なお、年次連結財
    務諸表で求められている全ての情報が含まれていないため、2019年12月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸
    表と併せて利用されるべきものです。
       
    (連結範囲及び持分法適用範囲の重要な変更)
     当第3四半期連結累計期間(自2020年1月1日至2020年9月30日)


     本要約四半期連結財務諸表における連結範囲及び持分法適用範囲は以下を除き、2019年12月31日に終了する連結
    会計年度に係る連結財務諸表から重要な変更はありません。


     第2四半期連結会計期間において、非支配株主であるIBF Financial Holdings Co., Ltd.と共同で樂天國際商業
    銀行股份有限公司を新たに設立したため、連結の範囲に含めています。また、OverDrive Holdings, Inc.の全株式
    を譲渡したことに伴い、連結の範囲から除外しています。


     当社の代表取締役会長兼社長である三木谷浩史は、2020年8月31日にLyft, Inc.(以下、Lyft社)の取締役を退
    任しました。三木谷は、2015年に当社がLyft社へ投資をして以来、Lyft社の取締役を務めていましたが、コロナ禍
    において外部環境が不透明な中で、当社グループの経営に専念するために退任に至ったものです。
     当社が保有するLyft社に対する株式投資について、2019年第2四半期連結会計期間より、株式保有及び任命した
    取締役(当社グループの取締役)による取締役会に対する積極的な関与等を通じてLyft社に重要な影響力の行使が
    可能であること等から持分法により会計処理をしていましたが、上記取締役退任に伴い重要な影響力の行使が可能
    ではなくなったことから、当第3四半期連結会計期間より、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産として会
    計処理を行うこととなりました。詳細は、(持分法による投資損失)を参照ください。


    (重要な会計方針)
     当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務
    諸表において適用した会計方針と同一です。なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次
    実効税率をもとに算定しています。
 
    (重要な会計上の見積り及び判断)
     IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成に当たって、一部の重要な事項について会計上の見積りを行う必
    要があります。また、当社グループの会計方針を適用する過程において、経営者が自ら判断を行うことが求められ
    ています。会計上の見積りの結果は、その性質上、関連する実際の結果と異なる場合があります。
     会計上の見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、見積りが変更された会
    計期間及び将来の会計期間において認識されます。
 
     本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、原則として前連結会計年度に係る連
    結財務諸表と同様です。




                                 ― 15 ―
                              楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


  新型コロナウイルス感染症の拡大を原因とする個人消費の低迷、失業率の増加、企業の倒産など経済状況の悪化
 等の不確実性があるものの、新型コロナウイルス感染症が拡大し経済状況の悪化が見られ始めた第1四半期連結会
 計期間以降の実績においても、当社グループは多岐にわたる分野で70を超えるサービスを提供していることから当
 社経営成績への影響は限定的です。したがって、後述のカード事業の貸付金に係る貸倒引当金の見積りを除き、新
 型コロナウイルス感染症は本要約四半期連結財務諸表に全体として重要な影響を与える会計上の見積り及び判断の
 変更をもたらすものではありません。
  カード事業の貸付金の回収状況は当第3四半期連結会計期間末において重要な悪化はありませんが、今後の新型
 コロナウイルス感染症の拡大を原因とする不確実性を考慮し、信用リスクの悪化に備え、発生するであろう損失を
 予想し貸倒引当金の会計上の見積りを必要に応じて修正しています。
  ただし、新型コロナウイルス感染症拡大の状況が大きく変動し不確実性が高まった場合には、のれんの回収可能
 性、繰延税金資産の回収可能性、負債性金融商品の減損、関連会社に対する投資等、重要な会計上の見積り及び判
 断に影響を及ぼす恐れがあります。


 (セグメント情報)
(1) 一般情報
  当社グループは、インターネットサービスと、フィンテック、モバイルという3つの事業を基軸としたグローバ
 ル イノベーション カンパニーであることから、「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイ
 ル」の3つを報告セグメントとしています。
  これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営
 資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。
  「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』を始めとする各
 種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、デジタルコンテンツ
 サイト等の運営や、これらのサイトにおける広告等の販売、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されてい
 ます。
  「フィンテック」セグメントは、インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービ
 ス、生命保険サービス、損害保険サービス及び電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成されています。
  「モバイル」セグメントは、通信及びメッセージングサービスの提供等を行う事業により構成されています。


(2) 事業セグメントの売上収益と損益の測定に関する事項
  報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、重要な会計方針に記載されているIFRSに基づいており、事
 業セグメントの売上収益及び損益は一部の連結子会社を除き連結修正を考慮していない内部取引消去前の金額で
 す。経営者が意思決定する際に使用する社内指標は、IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項
 目やその他の調整項目を調整したNon-GAAP営業利益ベースです。
  経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、
 当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、
 非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過
 性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が
 低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
  また、当社グループは、最高経営意思決定者が使用する事業セグメントへ、資産及び負債を配分していません。




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                                   楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


  前第3四半期連結累計期間(自   2019年1月1日   至   2019年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                   インターネット
                                   フィンテック           モバイル         合計
                    サービス
セグメントに係る売上収益            561,092         353,995        83,386        998,473

セグメント損益                 114,039          50,933       △33,472        131,500


  当第3四半期連結累計期間(自   2020年1月1日   至   2020年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                   インターネット
                                   フィンテック           モバイル         合計
                    サービス
セグメントに係る売上収益            607,110         425,727       128,583      1,161,420

セグメント損益                 △3,961           63,391      △140,294       △80,864


  前第3四半期連結会計期間(自   2019年7月1日   至   2019年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                   インターネット
                                   フィンテック           モバイル         合計
                    サービス
セグメントに係る売上収益            201,936         121,443        30,906        354,285

セグメント損益                   5,172          16,542       △14,547          7,167


  当第3四半期連結会計期間(自   2020年7月1日   至   2020年9月30日)
                                                                (単位:百万円)
                   インターネット
                                   フィンテック           モバイル         合計
                    サービス
セグメントに係る売上収益            214,284         143,965        45,700        403,949

セグメント損益                   5,013          22,309       △57,874       △30,552




  セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
                                                             (単位:百万円)
                         前第3四半期連結累計期間               当第3四半期連結累計期間
                          (自 2019年1月1日               (自 2020年1月1日
                           至 2019年9月30日)              至 2020年9月30日)
セグメントに係る売上収益                              998,473               1,161,420

内部取引等                                    △92,692                △121,230

連結上の売上収益                                 905,781                1,040,190


                                                             (単位:百万円)
                         前第3四半期連結会計期間               当第3四半期連結会計期間
                          (自 2019年7月1日               (自 2020年7月1日
                           至 2019年9月30日)              至 2020年9月30日)
セグメントに係る売上収益                              354,285                 403,949

内部取引等                                    △35,148                 △42,527

連結上の売上収益                                  319,137                 361,422




                               ― 17 ―
                                 楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


   セグメント損益から税引前四半期損失(△)への調整は、以下のとおりです。
                                                           (単位:百万円)
                          前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                           (自 2019年1月1日            (自 2020年1月1日
                            至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
セグメント損益                                 131,500              △80,864

内部取引等                                   △4,164                 1,487

Non-GAAP営業利益又は損失(△)                     127,336              △79,377

無形資産償却費                                 △6,855                △7,910

株式報酬費用                                  △7,514                △8,036

非経常的な項目                                      -                34,804

営業利益又は損失(△)                             112,967              △60,519

金融収益及び金融費用                              △4,398               △21,098

持分法による投資損失(△)                          △110,628              △37,982

税引前四半期損失(△)                             △2,059              △119,599


 当第3四半期連結累計期間に計上された非経常的な項目には、OverDrive Holdings, Inc.の全株式を譲渡したことに
伴い発生した売却益40,926百万円及び一部の米国事業の閉鎖に伴う固定資産の減損等が含まれています。

                                                           (単位:百万円)
                          前第3四半期連結会計期間            当第3四半期連結会計期間
                           (自 2019年7月1日            (自 2020年7月1日
                            至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
セグメント損益                                   7,167              △30,552

内部取引等                                     △959                 1,898

Non-GAAP営業利益又は損失(△)                       6,208              △28,654

無形資産償却費                                 △2,229                △2,607

株式報酬費用                                  △2,907                △2,414

非経常的な項目                                      -                △6,123

営業利益又は損失(△)                               1,072              △39,798

金融収益及び金融費用                              △2,187               △14,188

持分法による投資損失(△)                          △111,198              △25,261

税引前四半期損失(△)                            △112,313              △79,247


 当第3四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目には、一部の米国事業の閉鎖に伴う固定資産の減損等が含ま
れています。




                              ― 18 ―
                       楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


 (営業費用の性質別内訳)
                                                (単位:百万円)
                 前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                  (自 2019年1月1日          (自 2020年1月1日
                   至 2019年9月30日)         至 2020年9月30日)
広告宣伝費及び販売促進費                 163,875               175,986

従業員給付費用                      152,468               174,832

減価償却費及び償却費                    75,244               112,197

通信費及び保守費                      22,416                28,440

委託費及び外注費                      57,013                71,287

貸倒引当金繰入額                      31,154                33,163

商品及び役務提供に係る原価                244,938               373,037

金融事業の支払利息                      5,732                 6,792

金融事業の支払手数料                     9,151                10,903
保険事業の保険金等支払金及び
                              23,181                43,087
責任準備金等繰入額
その他                          110,256                95,427

合計                           895,428             1,125,151


                                                (単位:百万円)
                 前第3四半期連結会計期間          当第3四半期連結会計期間
                  (自 2019年7月1日          (自 2020年7月1日
                   至 2019年9月30日)         至 2020年9月30日)
広告宣伝費及び販売促進費                  54,894                64,501

従業員給付費用                       52,253                59,176

減価償却費及び償却費                    26,281                42,108

通信費及び保守費                       7,707                10,992

委託費及び外注費                      21,458                25,193

貸倒引当金繰入額                      11,365                 9,374

商品及び役務提供に係る原価                 89,793               131,181

金融事業の支払利息                      1,841                 2,407

金融事業の支払手数料                     3,186                 3,767
保険事業の保険金等支払金及び
                               8,318                15,050
責任準備金等繰入額
その他                           38,663                30,592

合計                           315,759               394,341




                    ― 19 ―
                                  楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


     (その他の収益)
 当社グループにおけるその他の収益の内容は、以下のとおりです。
                                                            (単位:百万円)
                            前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年1月1日           (自 2020年1月1日
                             至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
為替差益                                       6,878                  -

子会社売却益(注)1                                    -                40,926

有価証券評価益(注)2                               97,008                  -

その他                                        3,071                4,668

合計                                       106,957               45,594
 (注) 1 当第3四半期連結累計期間において、OverDrive Holdings, Inc.の売却益を40,926百万円計上していま
       す。
     2 前第3四半期連結累計期間において、ライドシェアビジネスに係る株式投資の評価益を86,593百万円、ヘ
       ルスケアビジネスに係る株式投資の評価益を7,760百万円計上しています。

                                                            (単位:百万円)
                            前第3四半期連結会計期間           当第3四半期連結会計期間
                             (自 2019年7月1日           (自 2020年7月1日
                             至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
為替差益                                       1,192                  -

その他                                          932                 683

合計                                         2,124                 683


     (その他の費用)
 当社グループにおけるその他の費用の内容は、以下のとおりです。
                                                            (単位:百万円)
                            前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年1月1日           (自 2020年1月1日
                             至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
有価証券評価損                                       -                 7,659

有形固定資産及び無形資産除却損                              758                 885

減損損失                                       1,115                4,129

その他                                        2,470                8,479

合計                                         4,343               21,152

                                                            (単位:百万円)
                            前第3四半期連結会計期間           当第3四半期連結会計期間
                             (自 2019年7月1日           (自 2020年7月1日
                             至 2019年9月30日)           至 2020年9月30日)
有価証券評価損                                    2,481                    8

有形固定資産及び無形資産除却損                               91                 378

減損損失                                         252                2,850

その他                                        1,606                4,326

合計                                         4,430                7,562




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                                     楽天株式会社(4755) 2020年12月期 第3四半期決算短信


 (持分法による投資損失)
     当社が保有するLyft株式について、従前は持分法により会計処理をしていましたが、当第3四半期連結会計期間
 より、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産として会計処理をしています。この結果、当第3四半期連結累
 計期間及び当第3四半期連結会計期間の要約四半期連結損益計算書において、当第3四半期連結会計期間期首から
 取締役退任日までの当社の保有する持分に応じた同社の損失及び当該会計上の取扱いの変更による損失の合計
 25,017百万円を持分法による投資損失として計上しています。


 (重要な後発事象)
     (1)Lyft社株式先渡売買契約
     当社は2020年9月3日に、連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.(以下、Liberty社)を通じて、当社が保有す
 るLyft社の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結し、
 2020年10月23日に当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現
 金又はLyft社の株式で決済することになります。当社はLyft社の株式をLiberty社に貸与し、これに関する預り金と
 してLiberty社から当該資金の差入れを受けています。なお、当該先渡売買取引を通して、上記資金調達に加え、
 Lyft社に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。




     (2)利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の発行
     当社は2020年11月4日を払込期日とする利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)を発行しまし
 た。その概要は次のとおりです。

 ①    第4回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
      振込期日      2020年11月4日
      発行総額(円)   500億円
      発行価格(円)   各社債の金額100円につき金100円
                1.2020年11月4日の翌日から2025年11月4日までの利払日:年1.81%
      利率(%)     2.2025年11月4日の翌日から2045年11月4日までの利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+2.10%
                3.2045年11月4日の翌日以降の利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+2.85%
                毎年5月4日及び11月4日
      利払期日      但し、ある利払日において、当社の裁量により、本社債の利息の支払いの全部又は一部を
                繰り延べることができる
                2055年11月4日
      償還期限
                但し、2025年11月4日以降の各利払日に当社の裁量で期限前償還ができる
      資金使途      主に当社連結子会社である楽天モバイル株式会社への投融資資金に充当予定
                本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産
      担保
                はない
      財務上の特約    本社債には財務上の特約は付されていない

      優先順位      本社債の弁済順序は当社の一般の債務に劣後し、普通株式に優先する




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    ②   第5回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
        振込期日      2020年11月4日
        発行総額(円)   200億円
        発行価格(円)   各社債の金額100円につき金100円
                  1.2020年11月4日の翌日から2027年11月4日までの利払日:2.48%
        利率(%)     2.2027年11月4日の翌日から2047年11月4日までの利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+2.75%
                  3.2047年11月4日の翌日以降の利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+3.50%
                  毎年5月4日及び11月4日
        利払期日      但し、ある利払日において、当社の裁量により、本社債の利息の支払いの全部又は一部を
                  繰り延べることができる
                  2057年11月4日
        償還期限
                  但し、2027年11月4日以降の各利払日に当社の裁量で期限前償還ができる
        資金使途      主に当社連結子会社である楽天モバイル株式会社への投融資資金に充当予定
                  本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産
        担保
                  はない
        財務上の特約    本社債には財務上の特約は付されていない

        優先順位      本社債の弁済順序は当社の一般の債務に劣後し、普通株式に優先する


③   第6回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
        振込期日      2020年11月4日
        発行総額(円)   500億円
        発行価格(円)   各社債の金額100円につき金100円
                  1.2020年11月4日の翌日から2030年11月4日までの利払日:年3.00%
        利率(%)     2.2030年11月4日の翌日から2050年11月4日までの利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+3.20%
                  3.2050年11月4日の翌日以降の利払日:6ヶ月ユーロ円LIBOR+3.95%
                  毎年5月4日及び11月4日
        利払期日      但し、ある利払日において、当社の裁量により、本社債の利息の支払いの全部又は一部を
                  繰り延べることができる
                  2060年11月4日
        償還期限
                  但し、2030年11月4日以降の各利払日に当社の裁量で期限前償還ができる
        資金使途      主に当社連結子会社である楽天モバイル株式会社への投融資資金に充当予定
                  本社債には担保及び保証は付されておらず、また本社債のために特に留保されている資産
        担保
                  はない
        財務上の特約    本社債には財務上の特約は付されていない

        優先順位      本社債の弁済順序は当社の一般の債務に劣後し、普通株式に優先する




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