4743 アイティフォー 2021-08-05 16:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月5日
上場会社名 株式会社 アイティフォー 上場取引所 東
コード番号 4743 URL https://www.itfor.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 佐藤 恒徳
問合せ先責任者 (役職名) 取締役執行役員管理本部長 (氏名) 中山 かつお TEL 03-5275-7841
四半期報告書提出予定日 2021年8月10日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日∼2021年6月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 4,681 ― 964 ― 987 ― 659 ―
2021年3月期第1四半期 3,429 25.6 289 50.6 320 40.2 215 32.4
(注)包括利益 2022年3月期第1四半期 543百万円 (―%) 2021年3月期第1四半期 337百万円 (338.2%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2022年3月期第1四半期 24.03 23.94
2021年3月期第1四半期 7.91 7.91
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。売上高および利益
に大きな影響が生じるため2022年3月期第1四半期の対前年同四半期増減率は、記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2022年3月期第1四半期 17,982 14,007 77.7 509.23
2021年3月期 18,690 14,101 75.2 512.48
(参考)自己資本 2022年3月期第1四半期 13,974百万円 2021年3月期 14,061百万円
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2022年3月期第1四半
期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2021年3月期 ― 0.00 ― 23.00 23.00
2022年3月期 ―
2022年3月期(予想) 0.00 ― 23.00 23.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2022年 3月期の連結業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 8,800 18.2 1,550 80.7 1,550 70.8 1,050 59.3 38.26
通期 17,300 6.2 2,600 18.9 2,600 12.2 1,800 6.9 65.59
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
詳細は、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の
会計処理の適用)」をご覧ください。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 29,430,000 株 2021年3月期 29,430,000 株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 1,987,904 株 2021年3月期 1,991,304 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 27,440,146 株 2021年3月期1Q 27,283,341 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績等の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいてお
り、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因によって大きく異なる可能性があります。業績予想の前提とな
る条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来
予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………… 9
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社グループにおいては2021年度から2023年度を対象とする中期経営方針を策定し、経営基盤の強化、収益性の
向上、ESG経営の進化の3つを柱に、「お客様に寄り添うチカラ」で持続的成長の実現を目指しております。
当第1四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言やまん
延防止等重点措置など人流の抑制により先行き不透明な状況が続いているものの、世界経済の回復やワクチン接種
の進捗により経済活動は徐々に回復基調となっております。自宅内消費の拡大、5Gの本格的普及、さらにテレワ
ークなど業務のリモート化による通信インフラの整備などプラス材料がある一方で、宿泊、飲食サービス業などの
対面型サービス業は引き続き厳しい状況にあり、業種間や地域間の格差は広がっております。また、経済の正常化
が国内外で進む中、燃料価格の上昇に伴うコスト負担の高まりや、木材や鉄鋼などの材料不足、世界的な半導体の
逼迫など懸念材料があります。
当社グループを取り巻く国内ITサービス業界では、デジタル技術を活用したビジネスプロセスやビジネスモデ
ルの変革を行うDX(デジタルトランスフォーメーション)を中心に企業の投資意欲が回復基調にあり、特に「非接
触」や「非対面」を実現するデジタル化のニーズは一段と高まっております。その一方で、一部の業種・企業では
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化によりIT投資の抑制や先送りの動きが続いており、企業の投資計画の
見直しについて注視していく必要があります。
このような事業環境の中、当第1四半期連結累計期間の業績は、高水準な前期末の受注残が売上に寄与したこと、
増収による増益効果に加え、当期の期首より収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号 2020年3月31日。
以下「収益認識会計基準」という。)等を適用したことなどによる売上増の影響で、売上高は4,681百万円(前年同
期は3,429百万円)、営業利益は964百万円(前年同期は289百万円)、経常利益は987百万円(前年同期は320百万円)、
親会社株主に帰属する四半期純利益は659百万円(前年同期は215百万円)となりました。詳細は、「2.四半期連結
財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基
準等の適用)」をご参照ください。
また、当第1四半期連結累計期間における営業活動においては、金融機関を中心に、当社の主力である延滞債権
管理システムの安定的な受注に加え、既存顧客における大型システムの更改、業務の非対面化を実現する個人ロー
ン業務支援システム「SCOPE」とローンWeb受付システム「WELCOME」の組み合わせや延滞債権督促
業務を無人化した「ロボティックコール」の販売好調等により、受注高は3,926百万円(前年同期は4,540百万円)、
受注残は14,301百万円(前年同期は13,997百万円)となっております。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1
四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(システム開発・販売)
基幹事業である金融機関向けのソフト開発、インフラ設備の更新、「ロボティックコール」の導入等が好調を維
持しております。また、キャッシュレス化の推進やアクワイアラなどの取り扱いブランドの拡充等により、マルチ
決済端末「iRITSpay決済ターミナル」の販売も順調に推移しております。その結果、受注高は2,440百万円
(前年同期は2,169百万円)、売上高は2,930百万円(前年同期は1,955百万円)、セグメント利益は644百万円(前
年同期は165百万円)となりました。
(リカーリング)
安定収益源である保守サービスに加え、公共分野向けBPO(業務委託)サービスにおいて政令市・中核市を中
心に受注・売上ともに引き続き好調に推移しております。さらに、前年同期に新型コロナウイルス感染症の拡大に
よる影響を受けた連結子会社のBPOサービスが回復基調にあることから、受注高は1,486百万円(前年同期は
2,370百万円)、売上高は1,750百万円(前年同期は1,474百万円)、セグメント利益は320百万円(前年同期は123百
万円)となりました。
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は17,982百万円となり、前連結会計年度末に比べて708百万円減少いたしま
した。流動資産は14,164百万円となり、529百万円減少いたしました。主な原因は、受取手形、売掛金及び契約資産
(前期末は「受取手形及び売掛金」)が192百万円増加しましたが、棚卸資産が341百万円、現金及び預金が202百万
円、有価証券が199百万円減少したことなどです。固定資産は3,818百万円となり、178百万円減少いたしました。主
な原因は、投資有価証券が135百万円減少したことなどです。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は3,974百万円となり、前連結会計年度末に比べて614百万円減少いたし
ました。流動負債は3,764百万円となり、576百万円減少いたしました。主な原因は、契約負債(前期末は「前受
金」)が353百万円増加しましたが、買掛金が645百万円、賞与引当金が182百万円、未払法人税等が164百万円減少
したことなどです。固定負債は210百万円となりました。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は14,007百万円となり、前連結会計年度末に比べて93百万円減少いたしま
した。主な原因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により659百万円増加しましたが、剰余金の配当の支
払により631百万円、その他有価証券評価差額金の減少により115百万円減少したことなどです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の75.2%から77.7%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2022年3月期の第2四半期連結累計期間および通期の連結業績見通しについて、当第1四半期連結会計期間の期
首から適用した収益認識会計基準等に伴う売上、各利益への影響額が確定したこと、さらに高水準の前期末受注残
が計画通り売上に寄与している状況等を踏まえ、2021年5月13日に公表いたしました予想数値から上方修正してお
ります。詳細につきましては、本日(2021年8月5日)公表いたしました「業績予想の修正に関するお知らせ」を
ご参照ください。
なお、業績予想は公表時点で入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいておりますが、
実際の業績は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があるほか、予想自体についても今後変更となる可
能性があります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,972,304 2,769,978
受取手形及び売掛金 2,702,139 -
受取手形、売掛金及び契約資産 - 2,894,874
有価証券 7,699,783 7,499,843
棚卸資産 1,006,142 664,931
その他 313,799 334,614
貸倒引当金 △41 -
流動資産合計 14,694,127 14,164,242
固定資産
有形固定資産 647,121 624,398
無形固定資産
のれん 169,857 156,322
その他 429,257 402,618
無形固定資産合計 599,115 558,941
投資その他の資産
投資有価証券 1,952,686 1,816,950
繰延税金資産 143,132 175,640
その他 654,811 642,519
投資その他の資産合計 2,750,629 2,635,110
固定資産合計 3,996,866 3,818,449
資産合計 18,690,994 17,982,692
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,681,861 1,036,615
未払法人税等 518,805 354,635
賞与引当金 419,620 237,251
前受金 636,754 -
契約負債 - 990,455
その他 1,084,052 1,145,824
流動負債合計 4,341,093 3,764,781
固定負債
役員退職慰労引当金 6,966 -
退職給付に係る負債 202,846 200,610
長期未払金 38,886 4,278
その他 - 5,187
固定負債合計 248,699 210,075
負債合計 4,589,793 3,974,857
純資産の部
株主資本
資本金 1,124,669 1,124,669
資本剰余金 1,346,574 1,346,728
利益剰余金 12,456,812 12,481,553
自己株式 △1,357,260 △1,354,938
株主資本合計 13,570,796 13,598,012
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 492,760 377,725
繰延ヘッジ損益 96 -
退職給付に係る調整累計額 △1,862 △1,429
その他の包括利益累計額合計 490,993 376,296
新株予約権 30,417 33,526
非支配株主持分 8,993 -
純資産合計 14,101,201 14,007,835
負債純資産合計 18,690,994 17,982,692
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 3,429,385 4,681,135
売上原価 2,334,266 2,938,059
売上総利益 1,095,118 1,743,076
販売費及び一般管理費 805,384 778,443
営業利益 289,733 964,633
営業外収益
受取利息 1,187 1,495
受取配当金 26,109 24,956
投資有価証券売却益 - 1,306
持分法による投資利益 1,244 5,307
その他 6,066 10,551
営業外収益合計 34,608 43,616
営業外費用
支払手数料 1,559 1,992
その他 2,181 18,413
営業外費用合計 3,740 20,405
経常利益 320,601 987,844
特別利益
新株予約権戻入益 40 86
特別利益合計 40 86
税金等調整前四半期純利益 320,641 987,930
法人税等 106,026 329,868
四半期純利益 214,614 658,062
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △1,329 △1,284
親会社株主に帰属する四半期純利益 215,944 659,346
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 214,614 658,062
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 122,333 △115,071
繰延ヘッジ損益 △147 △96
退職給付に係る調整額 393 433
持分法適用会社に対する持分相当額 8 37
その他の包括利益合計 122,588 △114,697
四半期包括利益 337,202 543,364
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 338,532 544,649
非支配株主に係る四半期包括利益 △1,329 △1,284
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会
計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これにより、受注制作
のソフトウェアに係る開発案件は、開発の進捗部分について成果の確実性が認められる場合には工事進行基準を、
この要件を満たさない場合は工事完成基準を適用しておりましたが、履行義務を充足するにつれて、一定の期間に
わたり収益を認識する方法に変更しております。なお、履行義務の充足に係る進捗率の合理的な見積りができない
場合は、原価回収基準を適用しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただし、収
益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当第1四半期連結会計期間の期首より前までに従前の取扱いに従っ
てほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。また、収益認識会計
基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当第1四半期連結会計期間の期首より前までに行われた契約変更
について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額を当第1四半
期連結会計期間の期首に利益剰余金を加減しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高および売上原価が407,367千円減少しておりますが、営業利益、
経常利益、税金等調整前四半期純利益への影響はありません。また、利益剰余金の当期首残高に影響はありませ
ん。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた
「受取手形及び売掛金」は、当第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて表示し、
また、「流動負債」に表示していた「前受金」は、当第1四半期連結会計期間より「契約負債」に含めて表示する
こととしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新
たな表示方法による組換えを行っておりません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第
12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との
契約から生じる利益を分解した情報を記載しておりません。
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項および「金融商品に関する会計
基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準
等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える
影響はありません。
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1)報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、製品・サービスのビジネス特性を基礎としたセグメントから構成されており、「システム開
発・販売」、「リカーリング」の2つを報告セグメントとしております。
(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「システム開発・販売」は、主にシステム機器販売、ソフトウェアやシステムインフラ基盤に関する設計・開発か
ら導入・設置までの一貫したサービスを提供しております。
「リカーリング」は、主にソフトウェア保守、ハードウェアの保守・運用、クラウド、BPOサービスを提供して
おります。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
四半期連結
調整額
損益計算書
システム
リカーリング 計 計上額
開発・販売
売上高
外部顧客への売上高 1,955,249 1,474,136 3,429,385 - 3,429,385
セグメント間の内部売上高
759 575 1,334 △1,334 -
又は振替高
計 1,956,008 1,474,711 3,430,719 △1,334 3,429,385
セグメント利益 165,816 123,916 289,733 - 289,733
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
システム 計上額
リカーリング 計
開発・販売
売上高
外部顧客への売上高 2,930,499 1,750,636 4,681,135 - 4,681,135
セグメント間の内部売上高
5,195 695 5,890 △5,890 -
又は振替高
計 2,935,694 1,751,331 4,687,025 △5,890 4,681,135
セグメント利益 644,575 320,058 964,633 - 964,633
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株式会社アイティフォー(4743) 2022年3月期 第1四半期決算短信
3.報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関
する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の「システム開発・販売」の外部顧客への売上高
およびセグメント利益は407,367千円減少、「リカーリング」に与える影響は軽微であります。
また、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを従来の「システムソリューション」、「サービスソリュー
ション」、「基盤ソリューション」の3区分から、「システム開発・販売」、「リカーリング」の2区分に変更してお
ります。
当該変更は、組織変更により現状の組織体制を踏まえたマネジメント・アプローチの視点をより厳密に反映させるこ
とを目的としております。
なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示
しております。
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