4736 J-日本ラッド 2019-05-30 15:00:00
第48期(2019年3月期)決算説明会資料 [pdf]

第48期(2019年3月期)       決算説明会資料




     日本ラッドは、1971年、PC同士をネットワークでつなぐことを誰も考えていなかった時代に、
     「異機種間接続システム開発専門会社」としてスタートいたしました。
     社名のRADとは、Research And Developmentの頭文字で、最先端技術の開発をはじめ、
     常に新しい分野に果敢にチャレンジし、未来を切り開こうとする当社の精神を表しています。


                                           2019年5月30日

                                        日本ラッド株式会社
       会社概要

 日本ラッド株式会社
   設立:1971年6月7日
   上場:1999年11月9日(JASDAQ 4736)
   代表者:代表取締役会⾧ 大塚隆一、代表取締役社⾧ 須澤通雅
   決算期:3月
   資本金:12億3,948万円 ※
   発行済株式数:5,355,390株 ※
   従業員数:単体:307名 (2019年4月1日現在)
   事業所:本社(東京都港区)、大阪事業所、名古屋事業所、福岡技術センター


※ 2018年4月、IoTハードウェア製造世界最大手のADVANTECH Co. Ltd.(台湾)との
  業務資本提携を開始
  出資比率19%、ADVANTECH会⾧が非常勤取締役に就任

      資本提携による変化              資本提携前                        資本提携後

             資本金               772,830                    1,229,480           (単位:千円)
             純資産合計           1,559,255                    2,559,890
             総資本             2,650,763                    3,662,341
             自己資本比率             58.8%                        69.9%




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  第48期トピックスー順調なIIoT展開、企業向け開発ベース向上、AI提案始動

 アドバンテック資本業務提携→プライムSIパートナーとして順調に展開
  アドバンテック提唱のCo-Creation「共創」世界展開におけるDFSI(Domain Focus Solution
   Integrator)のロールモデルとして、コンサルテーション+インテグレーション提供
  本格提携開始1年で引き合い数・案件数の大幅な飛躍、先行コスト増大
  アドバンテック社の日本国内IoT コンピテンシーセンターとしての位置づけ、ノウハウ集約
  フルカスタムSIからSRP化(Solution-Ready Package/Platform)による低コスト化、短納期化、業務効
   率向上への取り組み
  Industrial IoT以外分野への取り組み拡大検討開始

 事業セグメントをエンタープライズソリューション・IoTインテグレーションに統合
  全社をあげてIndustrial IoT注力の観点から既存事業体制を見直し
  ハードウェア起点・ソフトウェア開発/コンサル起点での事業部再編成
  技術リソース基盤の共有化・人材&ノウハウの社内流通を促進
  積極新卒採用

 エンタープライズソリューションでのプロダクトベース展開推進
  Kintoneカスタマイゼーション事業が引き続き大幅伸⾧、案件の大型化
  RPA、AI等の新規プロダクトの発掘、海外パッケージ+カスタマイズ+SIによる国内展開

 強力なAI生成自動化プラットフォームNeoPulse™提案の本格的推進
  本格展開開始後3か月で引き合い多数
  専任部署創設、AI・先端テクノロジー関連のノウハウ集積




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      アドバンテック社とのIoT展開の大幅な伸⾧ー先ずは製造現場に



                                                            注力                                                 順次
                            IIoT(Industrial)                                        GIoT(General)              対応

お客様 (日本国内)                  iFactory(製造業)分野                              その他 IoT(医療、住宅、農業他)


                                                              DFSI (Domain Focus Solution Integrator)
                                                              IIoTトータルソリューションとしての提供
                               ハードウェア販売・保守
                               SRP※既製品提供
                                                              (日本ラッドオリジナルソフトウェア提供、ネットワーク構築、運用支援)
                                                              ローカライズ・カスタマイズしたアドバンテック製グローバル製品の提供




                   アドバンテック株式会社(日本)

                                                            19%出資
                                                            IoTハードウェア・ベース機材供給
                                                            グローバル版SRP※提供



                            ADVANTECH Co. LTd. (台湾)


IoTは元来非常に幅広いカバレッジとなるが、当社のノウハウを最大限に生かせるインダストリアル(製造業)分野へ最注力することにより、
先ずは日本国内におけるインダストリアルIoT分野でのマーケットリーダーを目指せる立ち位置に近づいているとの実感
※ 製造業は業種によらずKPIに共通事項が多く、蓄積されたIoTノウハウを横展開できる部分が多い。
                                                                                                    ※ SRP = Solution-Ready-
                                                                                                    Package/Platform




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  Dimensional Mechanicsとの強力なタッグ形成ー汎用AIプラットフォーム提案

 高い汎用性を持つ「AIがAIを生む」NeoPulseプラットフォーム提案
  データ予測、故障予測、異常検知、物体検知、データ自動生成・再構築などに強み
  ユビキタス・エッジコンピューティング・FPGA展開など、多様なAIインテグレーション提案




 広い適用範囲を持つ汎用プラットフォームとして、AI導入検討の簡素化、スピード化を提案



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第48期(2019年3月期) 通期決算の概要

第48期(2018年4月~2019年3月)通期の業績および決算状況についてご説明します。
                          2019年3月期 通期業績サマリー

                                                                     前年比                     売上高
    P/L           2018.3期            2019.3期                                                   エンタープライズ、IoT事業、
  (百万円)         (17.4~18.3)       (18.4~19.3)                増減額          前年同期比
                                                                                                 共に増収

  売上高                     3,110            3,338              + 228          +7.3%           EBITDA
                                                                                               減価償却費の発生額は前期比同様
                                                                                                程度 35百万円
  EBITDA*                  199                109              ▲ 90          -45.2%
                                                                                             営業利益
                                                                                               人材獲得の増加により販管費が
 営業利益                      167                   74            ▲ 93          -55.7%              増加 560→623(+63)

                                                                                             当期純利益
 経常利益                      177                   81            ▲ 96          -54.2%            法人税等調整額(繰延税金資産の
                                                                                                取崩し発生) 21百万円

当期純利益                      227                   34          ▲ 193           -85.0%

* EBITDA・・・営業利益 + 減価償却費




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         【エンタープライズソリューション事業】2019年3月期 通期業績サマリー

                                                                      前年比                     売上高
                2018.3期 通期         2019.3期 通期                                                   請負契約等の増加         + 96
  (百万円)         (17.4~18.3)        (18.4~19.3)                増減額          前年同期比

                                                                                              EBITDA
  売上高                  1,936                2,032
                                                                 + 96         +5.0%             減価償却費の減少         ▲5
(内、セグメント間)              (25)                    (5)


                                                                                              売上原価
  EBITDA*                    430               381              ▲ 49       ▲11.4%               労務費の増加    + 96
                                                                                                外注加工費の増加         + 29

 売上原価                                       1,542                                               製造経費の増加     + 10
                        1,414                                  + 128          +9.1%
(内、セグメント間)                  (2)                 (0)                                            期末仕掛品の減少         ▲2

                                                                                              セグメント利益
  販管費                        100               110                +10       +10.0%
                                                                                                売上高増収も原価増により、減益

セグメント
                             423               379              ▲ 44       ▲10.4%
  利益

* EBITDA・・・セグメント利益 + 減価償却費




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    【IoTインテグレーション事業】2019年3月期 通期業績サマリー

                                                                       前年比                     売上高
                2018.3期 通期          2019.3期 通期                                                   マルチスクリーンディスプレイ分野
  (百万円)         (17.4~18.3)         (18.4~19.3)                増減額          前年同期比                 の販売が不振
                                                                                                 IoT分野の売上高、Carセキュリ
  売上高                   1,201                1,312                                                ティライセンス収入は増加
                                                                + 111          +9.3%
(内、セグメント間)                  (2)                  (0)


                                                                                               EBITDA
  EBITDA*                     85                101               + 16      +18.8%               減価償却費の増加       + 10

                                                                                               売上原価
 売上原価                        996             1,105                          +10.9%               材料費の増加   +1
                                                                + 109
(内、セグメント間)                  (25)                   (5)
                                                                                                 労務費の増加   +24
                                                                                                 外注加工費の増加       + 92
  販管費                        139                134               ▲5          ▲3.6%
                                                                                                 期末仕掛品の増加       + 12(費用▲)

セグメント                                                                                          セグメント利益
                              66                   72               +6          +9.1%
  利益                                                                                             販管費の微減

* EBITDA・・・セグメント利益 + 減価償却費




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              2019年3月期 通期CFサマリー

                                                      前年比
                                                                             営業CF
         2018.3期 通期    2019.3期 通期                                                  税引前当期純利益 + 80(前期は+247)
 (百万円)   (17.4~18.3)   (18.4~19.3)            増減額          前年同期比                   売上債権の増加額 ▲18(前期は+8)
                                                                                   仕入債務の増加額 + 19(前期は▲13)
営業CF         195             176               ▲ 19           ▲9.7%
                                                                             投資CF
                                                                                   投資有価証券の取得 ▲100
投資CF          79           ▲134               ▲ 214                  ―             有形・無形固定資産取得
                                                                                    ▲30(前期は▲58)

財務CF         ▲42           1,626               1,668                 ―       財務CF
                                                                                   割当増資・自己株式処分      + 1,102
                                                                                   ⾧短期借入返済の増減
現金等増減        232           1,668               1,436         +619%                  + 546(前期は▲20)

                                                                             現金等残高
現金等残高       1,581          3,250               1,668         +106%                 アドバンテック社割当増資により収入増
                                                                                   金融機関からの借入による収入増




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       第49期(2020年3月期) 事業方針


今年度(第49期、2020年3月期)の事業毎の予算内訳、重点項目についてご説明します。
           2020年3月期 業績公表予想

◆エンタープライズ事業・IoT事業ともに増収計画、収益ベースを強化するための先行投資フェーズ継続


                2019.3期                                                  2020.3期
     P/L
                                                                                   対前期
                 実績                                    通期計画
   (百万円)                                                                           増減額


    売上高          3,338                                             3,600              +262
                                                                                     (+7.8%)




   営業利益              74                                                  100             +26
                                                                                    (+34.3%)




   経常利益              81                                                  105             +24
                                                                                    (+29.6%)




  当期純利益              34                                                   78             +44
                                                                                    (+130.6%)




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        2大セグメントにフォーカスした社内体制の刷新・拡大(49期体制)




ソフトウェア受託開発とシ                                                                                 ハードウェア起点の
ステムコンサルティングを                                   社⾧                                            ソリューションを提
中心とするチーム                                                                                     供するチーム


     エンタープライズ・ソリューション事業                      管理本部                           IoTインテグレーション事業



         営業統括部                             経営企画室                      IoTソリューション事業部

         第一ソリューション事業部                        事業戦略                     メディカル事業部
                                              M&A

         第二ソリューション事業部                                                 クラウドソリューション事業部
                                           採用企画室
         ビジネスソリューション部                                                 公共システム部(映像機器)
                                          新卒・中途採用
                                           若手育成
         ビジネスインテリジェンス部
                                           人財活用


                                        イノベーション
                                          推進室
                                                                      イノベーションに特化した精鋭チームを
                                                                      社⾧直下に新規設置
                                         先進技術R&D
                                         高度技術者育成




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   企業向けソリューションとIoTの2本柱を中心とした成⾧戦略
 IoTインテグレーション事業
   アドバンテック社のDFSI・WISE-PaaSプレミアパートナー
      → 日本市場における重要な戦略的パートナーとして「共創」の拡大フェーズへ
   インダストリアル分野でのトップインテグレーター地位確立へ
   Solution-Ready-Platform/Package提案の拡充による納期短縮、効率向上を目指す
   製造現場を起点としたAIソリューション提案、スピード導入展開を推進


 エンタープライズソリューション事業
   当社の創業以来の本流として蓄積されてきたビジネスシステム開発ノウハウをベースにプラット
    フォーム、プロダクト提案を強化しさらなる発展
   技術オリエンテッドな企業として、世界最先端の技術を積極的に取り入れ、お客様への新たな付加価
    値の提案を目指す
   企業の様々な現場に対するAIソリューション提案
   強力なBIプラットフォームBoard提案の大幅拡大、体制強化



 AI対応力、若手エンジニアの積極採用、育成。ベーステクノロジー対応力強化
   極めて汎用性の高いNeoPulse AIプラットフォームの各種ベース提案展開
   引き続き新卒採用を中心とした若返り、中途採用での即戦力増強
   イノベーション推進室を起点としたエッジテクノロジー取り込み、全社展開




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  AIソリューション戦略ーDMI NeoPulse™/AI Studioの本格推進

 米シアトルベースのAIテックベンチャー Dimensional Mechanics Inc. と
  アジア・ソリューション&テクノロジーパートナー契約を締結
  人工知能を自動生成する人工知能ソフトウェア「AIがAIを生む」
   極めてユニークなプラットフォーム
  本社 2821 Northup Way Suite 200, Bellevue, WA USA 98004
  President & CEO:Rajeev Dutt
  約20年にわたる人工知能分野の実績を持つIntel、Microsoft、ワシントン大学、ロスアラモス
   国立研究所、SAP出身の専門家等により2015年にワシントン州ベルビューで設立されたスター
   トアップ企業
  製造業を中心に非常に広い
   分野に提案展開
  SIパートナーとして国内
   アジアでの共同マーケット
   創出




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  IoT推進ーファミリーカンパニーを通じた重要拠点展開

 ライジンシャ(関連会社)ーIIoT+メディカルIoT
  従来の病院・検査機関向けメディカルソリューションに加え、九州地区(福岡・宮崎)を拠点とした
   製造業向け提案体制を構築

 グローバルワイズ(その他関係会社)
  中部エリアの営業力と開発リソースの相互補完を行うべく、中部エリアを活動の拠点とする
   中堅システムインテグレータである同社とIoT/EDI等を包括する「コネクテッドインダストリー」
   展開
  株式会社グローバルワイズ 概要
    本社 名古屋市中村区
    代表取締役 伊原栄一
    事業内容
      クラウドシステム開発サービス
      EDIシステム開発・構築・サービス
      AWS導入支援
      IoTシステム開発
      システム開発
  第48期中に大手企業向けシステム開発をプライム受注、共同で請負開発し予定通り納品完了
  今期も中部エリアの企業を中心に共同での事業展開を予定

 独自性の高い地方パートナーとのM&A検討・展開を積極推進


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企業理念




   「IT分野における顧客企業のホームドクター」として、
    世界最高水準の技術をいち早く実務に取り込み、顧客
    本位のサービス提供を行う


  ※ ホームドクターとは、米国等では一般的な医療のスタイル(“Family doctor”)で、
  診療科目に限らず「かかりつけ医」が一次医療を受け持つこと。患者の子供の頃から
  の成⾧の過程や家庭環境などを熟知した上で診察をするため、親身になった適切な診
  断ができると考えられている。




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            本資料およびIRに関するお問い合わせ


日本ラッド株式会社 経営企画室



                          TEL:03-5574-7800

                                                                                      2018年度
                                                                                   女性が活躍する企業
                                                                                   「えるぼし」認定取得




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