4736 J-日本ラッド 2021-03-12 15:00:00
通期業績予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                    2021 年3月 12 日
 各位

                                上 場 会 社 名 日本ラッド株式会社
                               代    表   者 代表取締役 大塚 隆一
                               (コード番号 4736)
                               問い合わせ先責任者 取締役 経営企画室長 土山 剛
                               (TEL.03-5574-7800)



             通期業績予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ

 当社は、最近の業績動向を踏まえ、2020年8月3日に公表した業績予想を下記の通り修正いたしましたの
でお知らせいたします。
                          記

1.2021 年3月期通期業績予想の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)

                                                         一株当たり
                    売上高       営業利益     経常利益     当期純利益
                                                         当期純利益
                     百万円       百万円      百万円       百万円       円 銭
 前 回 発 表 予 想 (A )
                      3,250      10       27        20       3.83
 今回修正予想(B)           3,035      △150     △128     △200      △37.89
 増 減 額 ( B -A )      △215       △160     △155     △220

 増 減 率 ( % )         △6.6         ―        ―        ―
(ご参考)前期通期実績
                     3,422       103      108       84       15.94
(2020 年3月期)

[修正の理由]
 当社は、 2020年8月3日において入手可能な情報や予測等に基づき、 当事業年度内は新型コロナウイルス
感染症の影響が及ぶことを想定しての通期業績予想を公表いたしましたが、    新型コロナウイルスの影響は第
3四半期における営業再開タイミングでの第3波による都市をまたいだ受注活動の制限や、    リモートワーク
を適用延長せざるを得ない状況での作業進捗管理現場での一時的な効率低下など、    多くの分野にわたり想定
よりも拡大致しました。
 その結果、例年であればエンタープライズソリューション、IoTインテグレーション両セグメントに於い
て第4四半期に大きく進行する営業及び売り上げの構築が予想より停滞する事となりました。
 IoTインテグレーション事業においては、 製造業向けIoT提案において生産効率向上への提案及びクロージ
ングの遅延、  顧客においては外部環境を踏まえ度重なる予算先送りなどを直前で選択されるケースも頻発し、
またメディカル部門も顧客である病院が直面する課題の中軒並み計画が延期されるなど、    当初計画の売り上
げを達成する事が困難となりました。
 また、エンタープライズソリューション事業においては、新規開拓は堅調に進めつつも、フルリモートワ
ーク環境における納品物の不具合対応などに想定以上のネガティブなインパクトがあり、    既存顧客現場での
拡大調整等が難航したこともあり、当初計画の売り上げを達成するのが困難となりました。
 これらの状況を踏まえ、前回予想を下回る見込みであります。損益面の営業損失につきましては、新型コ
コロナウイルスの影響を限定的とし来期以降の着実な回復を図る為に、一時的な売上の減収をカバーする為
の可能な限りのコスト圧縮は行いつつも、人件費・賞与削減を行わなかったことによるものです。

2.特別損失の計上
 保有する米国ベンチャー企業の転換社債型新株予約権付社債につき、発行先の財務状況及び今後の業績
状況を精査し回収可能性の見直しを実施しました結果、貸倒引当金約 61 百万円を計上する事が妥当と判断、
当繰入額を特別損失として計上することにいたしました。
                                                以上