4733 OBC 2021-10-26 14:30:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年10月26日
上場会社名 株式会社 オービックビジネスコンサルタント 上場取引所 東
コード番号 4733 URL https://www.obc.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)和田 成史
問合せ先責任者 (役職名) 代表取締役副社長管理本部長 (氏名)和田 弘子 TEL 03-3342-1881
四半期報告書提出予定日 2021年11月4日 配当支払開始予定日 2021年11月22日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 16,265 - 7,189 28.4 7,553 22.6 5,216 22.4
2021年3月期第2四半期 13,780 △12.0 5,597 △21.0 6,161 △18.8 4,262 △20.3
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用
しております。この影響により、売上高については当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四
半期増減率は記載しておりません。
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 69.40 -
2021年3月期第2四半期 56.71 -
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第2四半期 163,210 133,371 81.7
2021年3月期 158,362 128,562 81.2
(参考)自己資本 2022年3月期第2四半期 133,371百万円 2021年3月期 128,562百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 25.00 - 30.00 55.00
2022年3月期 - 35.00
2022年3月期(予想) - 35.00 70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年3月期の業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 34,000 - 15,390 - 16,190 - 11,200 - 149.00
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用
しております。この影響により、業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期及び対前年
同四半期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、添付資料P.8「2.四半期財務諸表及び主な注記(4)四半期財務諸表に関する注記事項(会計
方針の変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 75,404,000株 2021年3月期 80,704,000株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 236,074株 2021年3月期 5,536,074株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 75,167,926株 2021年3月期2Q 75,166,639株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
業績予想につきましては、当社が現時点で入手可能な情報による判断、仮定および確信に基づくものであり、当社としてその実現を約束す
る趣旨のものではありません。実際の業績は、今後経済情勢、事業運営における様々な状況変化によって、予想数値と異なる場合がありま
す。なお、上記予想に関する事項は添付資料3ページをご参照ください。
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 6
第2四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………… 7
(4)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 9
3.補足説明 ………………………………………………………………………………………………………………… 9
- 1 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用して
おります。
これに伴い、当第2四半期累計期間における売上高は、従前の会計処理と比較して少額ではありますが減少してお
ります。なお、当第2四半期累計期間における経営成績に関する説明は、売上高については前第2四半期累計期間と
比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の増加等により、経済活
動が制約を受けるなど厳しい状況が続いておりましたが、感染防止策を講じ、またワクチン接種が進む中で、持ち直
しの動きも見られました。海外においては、行動制限の緩和が進む地域も出てきており、経済活動の正常化へ向けた
期待が高まっておりますが、今後の感染症の動向が不透明であることから、景況感の回復には至っておりません。
当社の属する情報サービス産業においては、コロナ禍において普及したテレワークやリモート会議といったビジネ
ススタイルを新しい働き方として定着させる手法として、また、企業活動の継続性の確保や業務の生産性向上におい
て、クラウドサービスの活用が進んでおり、社会全体としてもデジタル化への更なる転換が求められております。
このような状況の中、当社は「顧客第一主義」を念頭に置き、販売パートナー企業とともに、企業環境の変化を柔
軟にとらえ、企業業務において満足いただけるクラウドサービスや業務サービス、サポートサービスを提供すること
に努めてまいりました。
営業活動においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための政府・各地方自治体の方針に従い、テレワークや
リモート会議などを可能なかぎり活用しながら、お客様、パートナー様とのコミュニケーションを維持し、「奉行ク
ラウド」によって企業の課題解決をサポートする提案活動を行ってまいりました。
また、対面でのイベント開催が制限される中、税制改正など企業に対応が迫られる重要なテーマを掲げ、オンライ
ンでのセミナー配信を充実させてまいりました。時間・場所に制限のないオンラインならではの利点もあり、システ
ム導入にあたってのサポートの一翼となりました。
このような活動の結果、当第2四半期累計期間における経営成績は次のとおりとなりました。
売上高は162億65百万円、営業利益は71億89百万円(前年同四半期比28.4%増)、経常利益は75億53百万円(同
22.6%増)、四半期純利益52億16百万円(同22.4%増)となりました。
営業利益が同28.4%、経常利益が同22.6%、四半期純利益が同22.4%それぞれ増加した主な要因は、クラウドサー
ビス売上やWeb経由での指導料売上が好調であったことや、安定的な保守契約が貢献し、売上高が増加したことによ
るものであります。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,270億3百万円となり、前事業年度末に比べ21億54百万円増加い
たしました。これは主に現金及び預金が42億24百万円増加、売掛金が18億51百万円減少したことによるものであり
ます。固定資産は362億7百万円となり、前事業年度末に比べ26億94百万円増加いたしました。これは主に投資有
価証券が26億48百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は1,632億10百万円となり、前事業年度末に比べ48億48百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は222億3百万円となり、前事業年度末に比べ9億20百万円減少いた
しました。これは前受収益が7億48百万円、未払法人税等が6億70百万円それぞれ減少したことによるものであり
ます。固定負債は76億36百万円となり、前事業年度末に比べ9億60百万円増加いたしました。これは主に繰延税金
負債が9億21百万円、退職給付引当金が2億4百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は298億39百万円となり、前事業年度末に比べ39百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は1,333億71百万円となり、前事業年度末に比べ48億8百万円増加
いたしました。これは主に、その他有価証券評価差額金が18億47百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、自己資本比率は81.7%(前事業年度末は81.2%)となりました。
- 2 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,183億20百万円となり、前
事業年度末と比較して42億24百万円の増加となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、67億52百万円(前年同期は55億4百万円の収入)となりました。主なプラス要
因は、税引前四半期純利益75億37百万円、売上債権の減少額20億7百万円等であり、主なマイナス要因は、前受収
益の減少額7億48百万円、法人税等の支払額28億84百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億72百万円(前年同期は2億72百万円の支出)となりました。主な要因は、
有形固定資産の取得による支出1億77百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、22億54百万円(前年同期は18億80百万円の支出)となりました。要因は、配当
金の支払額22億54百万円によるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
業績予想につきましては、2021年4月22日の「2021年3月期 決算短信」で公表いたしました通期の業績予想
に変更はありません。
なお、今後業績予想に修正の必が生じた場合には、速やかに開示いたします。
- 3 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 114,105,127 118,330,070
受取手形 1,911,111 1,755,114
売掛金 8,444,348 6,592,790
商品及び製品 130,094 133,201
仕掛品 1,004 1,077
原材料及び貯蔵品 58,614 61,829
前払費用 195,567 154,047
未収入金 6,768 6,581
その他 5,189 2,670
貸倒引当金 △8,606 △33,836
流動資産合計 124,849,217 127,003,546
固定資産
有形固定資産 1,097,578 1,139,211
無形固定資産 434,831 441,662
投資その他の資産
投資有価証券 31,026,053 33,674,994
関係会社株式 9,196 9,196
長期未収入金 67,360 69,200
敷金及び保証金 917,296 915,403
会員権 32,380 27,300
破産更生債権等 1,493 1,463
貸倒引当金 △73,003 △71,013
投資その他の資産合計 31,980,775 34,626,544
固定資産合計 33,513,185 36,207,418
資産合計 158,362,403 163,210,965
- 4 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
(単位:千円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 280,893 318,292
未払金 766,888 1,047,703
未払費用 950,077 1,163,964
未払法人税等 3,004,688 2,334,148
未払消費税等 508,435 448,192
預り金 103,402 148,556
前受収益 17,444,033 16,695,687
役員賞与引当金 60,000 40,000
その他 5,262 6,612
流動負債合計 23,123,682 22,203,157
固定負債
繰延税金負債 2,627,537 3,548,645
退職給付引当金 2,788,934 2,993,668
長期未払金 952,172 786,693
資産除去債務 307,216 307,319
固定負債合計 6,675,860 7,636,326
負債合計 29,799,543 29,839,483
純資産の部
株主資本
資本金 10,519,000 10,519,000
資本剰余金 18,966,705 18,415,000
利益剰余金 90,733,281 89,128,054
自己株式 △5,346,191 △227,976
株主資本合計 114,872,795 117,834,077
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 13,690,064 15,537,404
評価・換算差額等合計 13,690,064 15,537,404
純資産合計 128,562,860 133,371,481
負債純資産合計 158,362,403 163,210,965
- 5 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
(2)四半期損益計算書
(第2四半期累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 13,780,376 16,265,531
売上原価 2,215,007 2,616,922
売上総利益 11,565,369 13,648,608
販売費及び一般管理費 5,967,470 6,459,040
営業利益 5,597,899 7,189,568
営業外収益
受取利息 227 284
受取配当金 537,801 575,955
投資有価証券売却益 572 -
その他 76,549 18,437
営業外収益合計 615,151 594,677
営業外費用
支払手数料 - 216,436
投資有価証券売却損 - 195
投資事業組合運用損 49,810 11,554
貸倒引当金繰入額 - 1,840
その他 1,334 248
営業外費用合計 51,145 230,275
経常利益 6,161,905 7,553,969
特別利益
会員権売却益 - 220
特別利益合計 - 220
特別損失
固定資産除却損 - 7,335
事務所移転費用 - 9,678
特別損失合計 - 17,013
税引前四半期純利益 6,161,905 7,537,176
法人税、住民税及び事業税 1,903,584 2,214,282
法人税等調整額 △4,377 106,575
法人税等合計 1,899,206 2,320,857
四半期純利益 4,262,699 5,216,319
- 6 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期純利益 6,161,905 7,537,176
減価償却費 283,556 280,177
退職給付引当金の増減額(△は減少) 233,203 204,733
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △32,000 △20,000
貸倒引当金の増減額(△は減少) 24,520 27,040
受取利息及び受取配当金 △538,028 △576,239
投資有価証券売却損益(△は益) △572 195
会員権売却損益(△は益) - △220
固定資産除却損 - 7,335
投資事業組合運用損益(△は益) 49,810 11,554
売上債権の増減額(△は増加) 2,698,136 2,007,554
棚卸資産の増減額(△は増加) △5,791 △6,396
前払費用の増減額(△は増加) △13,378 41,519
仕入債務の増減額(△は減少) △75,371 37,398
未払消費税等の増減額(△は減少) △61,261 △60,243
未払費用の増減額(△は減少) 186,310 213,886
前受収益の増減額(△は減少) △1,775,182 △748,346
その他 △70,667 103,052
小計 7,065,187 9,060,181
利息及び配当金の受取額 538,028 576,239
法人税等の支払額 △2,098,736 △2,884,184
営業活動によるキャッシュ・フロー 5,504,480 6,752,236
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の売却による収入 32,435 1,181
有形固定資産の取得による支出 △32,709 △177,898
無形固定資産の取得による支出 △109,351 △99,228
会員権の売却による収入 - 1,500
敷金及び保証金の差入による支出 △163,527 △653
敷金及び保証金の回収による収入 737 2,545
投資活動によるキャッシュ・フロー △272,415 △272,553
財務活動によるキャッシュ・フロー
配当金の支払額 △1,880,506 △2,254,739
自己株式の取得による支出 △482 -
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,880,988 △2,254,739
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3,351,076 4,224,943
現金及び現金同等物の期首残高 106,690,778 114,095,127
現金及び現金同等物の四半期末残高 110,041,855 118,320,070
- 7 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2021年4月22日開催の取締役会決議に基づき、2021年4月28日付で、自己株式5,300,000株の消却を実施
したことにより、資本剰余金が551,705千円、利益剰余金が4,566,508千円、自己株式が5,118,214千円それぞれ減少
いたしました。
この結果、当第2四半期会計期間末においては資本剰余金が18,415,000千円、利益剰余金が89,128,054千円、自己
株式が227,976千円となっております。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等
を第1四半期会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサー
ビスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。
当社は、主な収益を「プロダクト」及び「サービス」の売上区分から生じる収益と認識しております。当該売上区
分別の収益認識の時期は以下のとおりです。
プロダクトは「ソリューションテクノロジー」と「関連製品」に分けて収益を認識しております。
(1)ソリューションテクノロジー
ソリューションテクノロジーの主な内容は、奉行シリーズ等当社が開発・提供するサービスであり、その内訳はク
ラウド(SaaS等、クラウド環境下で提供するサービス)とオンプレミス(顧客の自社内のサーバー等にインストール
して利用するソフトウェア)に分けられます。
このうちクラウドは、主に1年の期間を定めた継続的な利用契約に係るサービスを提供しているため、顧客との契
約期間に従い一定の期間にわたって収益を認識しております。ただし、クラウドの利用を開始するために利用環境を
ご用意する初期登録に関しては、利用環境をご用意した一時点で収益を認識しております。
またオンプレミスは、主にソフトウェアのライセンス販売であり、ライセンスの供与を開始した一時点で収益を認
識しております。
(2)関連製品
関連製品の主な内容は、当社の奉行シリーズで使用されるサプライ用紙(専用用紙等)の物品販売や、奉行シリー
ズと連携する他社ソリューションを当社を通じて販売する仕入取引等であります。これらは納品完了をもって顧客に
権利が移転することから、一時点で収益を認識しております。
サービスは「保守」と「その他サービス」に分けて収益を認識しております。
(1)保守
保守の主な内容は、奉行シリーズ等の当社が提供するサービスの保守契約であり、主に1年の期間を定めた契約を
前提として提供しているため、顧客との契約期間に従い一定の期間にわたって収益を認識しております。
(2)その他サービス
その他サービスの主な内容は、奉行シリーズ等の当社が提供するソリューションテクノロジーの操作指導や集合型
スクール等のユースウェア業務であります。操作指導は3回、5回など、数日にわたって実施するユースウェア業務
であり、一定の期間にわたって収益を認識しております。また一方で、操作指導と内容は似通っていますが、集合型
スクールも開催しています。集合型スクールは、開催日を特定して当社事業所などにお越しいただき行う業務のた
め、開催した一時点で収益を認識しております。
なお、収益認識会計基準の適用にあたり、収益認識会計基準第84条ただし書きに定める経過的な取り扱いに従って
おり、第1四半期会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半期会計期
間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
また、収益認識会計基準の適用に伴い、販売パートナーに対して取引実績によりインセンティブを支給する取引に
ついてその一部を支払手数料として計上しておりましたが、第1四半期会計期間より売上高から減額して収益を認識
する方法に変更しております。この結果、従前の会計処理と比較して、当第2四半期累計期間の売上高は、4,880千
円減少しております。また、利益剰余金の当期首残高への影響はありません。
「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱い
に従って、前第2四半期累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。
- 8 -
㈱オービックビジネスコンサルタント(4733)2022年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)
等を第1四半期会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計
基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計
方針を、将来にわたって適用することといたしました。これによる、当第2四半期累計期間に係る四半期財務諸表へ
の影響はありません。
(追加情報)
(会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響に関する開示)
当社は、緊急事態宣言下においては、社員及び顧客の安全確保を優先するため在宅勤務やリモートによる商談、
webでの操作指導などを推進してまいりました。従来からの訪問による営業活動、イベント等への出展は制限される
ものの、リモートによる商談やオンラインを活用したイベント開催など営業活動のデジタル化が徐々に定着しつつあ
り、新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中でも一定の営業活動を維持しております。
2022年3月期下期以降もこれらの手法による営業活動を維持しながら、社会の変化に沿った営業活動を実施してい
く予定であります。
当第2四半期累計期間の投資有価証券の評価、貸倒引当金の計上基準、退職給付引当金の計上基準等の重要な会計
方針に関する見積りへの影響は僅少だと判断していますが、想定より経済活動への影響が長引く場合には、投資有価
証券の評価額の下落や売上債権の回収懸念など当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社は、ソフトウェア事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
3.補足説明
当社は、ソフトウェアの販売から導入・保守サービスまでを一貫してユーザーに提供しております。これらの事
業活動においては、研究開発活動、営業活動ともに密接不可分なものであるため、ソフトウェア事業の単一セグメ
ントとしております。つきましては、補足情報として、品目別に「プロダクト」(ソリューションテクノロジー及
び関連製品)と「サービス」についての販売実績を下記のとおり開示いたします。
なお、当第2四半期累計期間より「プロダクト」のソリューションテクノロジー及び「サービス」について分解
した情報を記載しておりますが、前第2四半期累計期間は分解した情報を記載しておりませんので、前年同期比較
は記載しておりません。
四半期販売の状況
(単位:千円・%)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日 前年同期比較
品 目 至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 構成比 売上高 構成比 増減額 同期比
プロダクト 6,012,997 43.6 8,259,671 50.8 2,246,674 37.4
ソリューションテクノロジー 4,709,965 34.2 6,786,070 41.7 2,076,105 44.1
クラウド - - 3,739,560 23.0 - -
オンプレ - - 3,046,510 18.7 - -
関連製品 1,303,031 9.5 1,473,600 9.1 170,568 13.1
サービス 7,767,379 56.4 8,005,860 49.2 238,480 3.1
保守 - - 6,887,369 42.3 - -
その他サービス - - 1,118,490 6.9 - -
合 計 13,780,376 100.0 16,265,531 100.0 2,485,154 18.0
- 9 -