4722 フューチャー 2020-02-05 17:30:00
2019年12月期連結業績のお知らせ [pdf]
2020 年2月5日
各 位
会 社 名 フューチャー株式会社
代表者名 代表取締役会長兼社長 金丸 恭文
(コード番号 4722 東証第一部 )
問合せ先 ファイナンシャル&アカウンティング
グループ グループ長 岩田 真一
(TEL (03) 5740 - 5724 )
2019 年 12 月期連結業績のお知らせ
1. 2019 年 12 月期連結業績について
当社グループの当連結会計年度(2019 年1月1日~2019 年 12 月 31 日)の連結業績は、
売 上 高 45,389百万円 (前年同期比 12.9%増)
営 業 利 益 6,523百万円 (前年同期比 12.0%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 4,557百万円 (前年同期比 11.3%増)
となりました。
当連結会計年度におきまして、ITコンサルティング&サービス事業において売上高、営業利益
とも増加し、ビジネスイノベーション事業も売上高が増加し、営業利益が初めて黒字となりました。
このことにより、連結の売上高、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高となり
ました。
各セグメントの業績については以下のとおりです。
(1)ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、ア
パレル、流通業及びサービス業からビッグデータやAIを活用した戦略的なIT投資に関する売上
が増加するとともに、不動産及び電鉄といったインフラ系の新規顧客のプロジェクトを開始しまし
た。また、営業・融資支援システム「FutureBANK」を導入する地方銀行がさらに増加し
ました。これにより、前年同期比で売上高は増加しましたが、一部不採算プロジェクトの影響によ
り、営業利益は減少しました。
フューチャーインスペース株式会社は、フューチャーアーキテクト株式会社が構築したプロジェ
クトの保守・運用案件が増加したことや、同社独自の開発案件が増加したことから、前年同期比で
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売上高・営業利益とも増加しました。
株式会社ワイ・ディ・シーは、前年において、品質情報解析ソフトウェア「YDC SONAR」
に関する大型案件があった反動から、売上高・営業利益とも減少しました。
FutureOne株式会社は、中堅上位企業への販売管理パッケージソフト「InfiniO
ne」を中心とした売上の増加や、消費税軽減税率に関する開発案件の受託等により、売上高・営
業利益とも前年同期比で増加しました。
株式会社マイクロ・シー・エー・デーは、独自の知的財産管理ソフトウェアや製造業向けシステ
ム開発が好調で売上が増加したのみならず、継続的なプロジェクトマネジメントの強化により利益
率が向上し、営業利益が大幅に増加しました。
この他、2018 年9月に連結子会社となった株式会社ディアイティが、当期より通年で業績に寄与
しました。
この結果、本セグメントの売上高は 37,393 百万円(前年同期比 13.5%増)
、営業利益は 6,261
百万円(前年同期比 10.8%増)となり、売上高、営業利益とも増加しました。
(2)ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、自社ブランドのアウトドア・ワゴンやフィットネス器具及びナショ
ナルブランドのアウトドア関連商品の販売が好調であったことから、売上は前年同期比で増加しま
した。また,戦略的なシステム投資を行い、単品単位の貢献利益の見える化を図ったことにより、
粗利率が改善し、販売促進費や物流費等のコスト増加の影響があったものの、営業利益は黒字化し
ました。
東京カレンダー株式会社は、上半期は、広告売上が予定を下回り、営業赤字を計上しましたが、
7月以降において広告売上の回復とコストの削減により、下半期で営業黒字となり、通期の営業赤
字が縮小しました。売上については、
「東カレデート」等のネットサービスが拡大したことにより、
広告の減少をカバーして前年同期比で増加しました。
コードキャンプ株式会社は、個人向けのオンライン・プログラミング講座の売上が毎月順調に増
加し、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
ライブリッツ株式会社は、新たなプロ野球球団のチーム強化システムの構築を行ったほか、これ
とは別にプロ野球球団のファンクラブ・ECサイトや株式会社eSPORTSのECサイトを構築
したことにより、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
この結果、本セグメントの売上高は8,088百万円(前年同期比9.9%増) 営業利益は26百万円
、 (前
年同期は146百万円の損失)となり、セグメントとして初めて通期の営業黒字を達成しました。
(注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で
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記載しております。
2.次期について
当社グループの2020年12月期の連結業績は、
売上高 48,300百万円 (前年同期比 6.4%増)
営業利益 7,200百万円 (前年同期比 10.4%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 4,880百万円 (前年同期比 7.1%増)
を見込んでおります。
各セグメントの特記事項は次の通りです。
(1)ITコンサルティング&サービス事業
フューチャーグループでは、従来から「経営とITをデザインする」ことを経営方針として掲
げ、ビジネスの「あるべき姿」をリアルタイムアーキテクチャー上に実装することで、顧客の変
化対応力を強化し、未来価値を高めることを目指して事業を展開してまいりました。さらに、直
近では、AIがビジネスや社会にもたらすインパクトに注目し、経営方針を「経営とIT、そし
てAⅠをデザインする」ことに進化させ、AIやIoT等最先端の技術を具体的なプロジェクト
に活用し、単なるデジタル化を超えて、顧客に経営改革や業務の変革をもたらすプロジェクトを
提供してまいります。この方針の下で、フューチャーアーキテクト株式会社及びフューチャーイ
ンスペース株式会社においては、進行中のプロジェクトを確実に成功に導くとともに、新たな顧
客のプロジェクトの獲得を目指してまいります。そのために、必要な人財の採用・教育をこれま
で以上に積極的に推進するとともに、品質管理・プロジェクトマネジメントの強化を進めてまい
ります。さらに、従前よりも幅広い顧客に当社の価値を提供するために、フューチャーグループ
のシナジーも活用して、新たなサービスの拡大を図ってまいります。
株式会社ワイ・ディ・シーは、製造業向けのITコンサルティングの事業基盤を強化し、AI
等の技術を適用した品質管理システムや開発設計領域の業務改革コンサルティング等を拡大し
てまいります。また、当社グループの技術を活用した開発の効率化や、同社独自のソリューショ
ンの当社グループの顧客への提供といった、シナジーの拡大を推進してまいります。
FutureOne株式会社は、当社グループのネットワークの活用や、外部販売パートナー
会社との連携強化により、オリジナルのパッケージソフトウェアの受注の拡大を図るとともに、
受注済みの案件の確実な完成に向けての体制強化を図ってまいります。
(2)ビジネスイノベーション事業
株式会社eSPORTSは、昨年来進めている、物流費の削減のための梱包サイズの見直しや、
販促費を削減するための自社ECサイトのテコ入れ、及び単品単位の貢献利益の見える化による
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適切な売価設定などの業務改革をさらに進めることで、売上や利益の拡大を図ります。また、当
社グループのテクノロジーを活用して、バックオフィスの作業の効率化などの業務の改善を図っ
てまいります。
東京カレンダー株式会社は、雑誌やネットの広告売上の拡大を図りながらも、これら広告売上
に依存しないビジネスモデルの構築に向けて、当社グループのITテクノロジーを活用し、同社
の雑誌やサイトのユーザーの生活や嗜好に合致するコンテンツやイベントを提供する仕組みを
開発していくことを目指します。
ライブリッツ株式会社は、ソフトバンクホークスの日本シリーズ優勝などプロ野球球団のチー
ム強化に貢献をしてまいりましたが、今後はこのシステムを独立リーグや社会人野球、大学高校
野球等のアマチュアスポーツにも提供するとともに、サッカーのJリーグやソフトボールなど他
のスポーツにも事業の範囲を広げてまいります。また、2020 年 1 月に経営統合した株式会社Tr
exEdgeから引き継いだ一次産業向けIoTやスマートシティ型IoTの事業展開をして
まいります。
コードキャンプ株式会社は、知名度の向上により個人向けプログラミング講座の受注が毎月増
加していますが、今後は人材紹介会社との提携による転職希望者向けのサービス強化等の施策に
より、個人需要の更なる取り込みを図るともに、AIやデータサイエンスをはじめとする新たな
研修メニューを活かし、法人向けIT研修の売上の増大を推進します。
なお、2020年12月期の配当は、1株当たり40円の普通配当(中間配当20円、期末配当20円)を予
定しております。
以上
●本件に関するお問い合わせ先:
フューチャー株式会社 IR 担当 岩田
IR 直通 Tel: 03-5740-5724 電子メール:ir@future.co.jp
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