4722 フューチャー 2021-10-27 17:40:00
2021年12月期第3四半期連結業績(累計)のお知らせ [pdf]

                                                2021 年 10 月 27 日
各     位
                           会 社 名 フューチャー株式会社
                           代表者名 代表取締役会長兼社長 金丸 恭文
                                      (コード番号 4722 東証第一部 )
                           問合せ先 ファイナンシャル&アカウンティング
                                   グループ グループ長        松下 恭和
                                      (TEL (03) 5740 -    5724 )



       2021 年 12 月期第3四半期連結業績(累計)のお知らせ


1. 2021 年 12 月期第3四半期連結業績(累計)について

    当社グループの当第3四半期連結累計期間(2021 年1月1日~2021 年9月 30 日)の連結業績
は、
      売       上       高   35,789百万円   (前年同期比10.4%増)
      営   業       利   益    6,544百万円   (前年同期比66.3%増)
      親会社株主に帰属する四半期純利益     4,651百万円   (前年同期比64.2%増)
となりました。


    当第3四半期連結累計期間における経済環境をみると、企業が業務改革や新たなデジタルサー
ビスの開発といった経営変革に取り組む動きが継続したほか、新型コロナウイルス感染症対策に
より、サプライチェーンの見直しやリモートワークへの対応といった、企業のDXに対する課題
認識も広がりを見せ、あらゆる業種や領域において、IT・デジタル化の取り組みが加速してき
ました。
    また、個人のライフスタイルにおいても、ECサイト経由での購買、動画やオンラインを活用
した娯楽やスポーツ観戦、ネットサービス上での教育・自己啓発など、ITの利用が浸透するとと
もに、キャンプ等の屋外レジャーが引き続き人気を集めました。
    このような状況下、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は前年同
期比で10.4%増、営業利益は同66.3%増となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同
64.2%増となりました。


    各セグメントの業績については以下のとおりです。


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 (1)ITコンサルティング&サービス事業
 フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、
多種多様なお客様からのDX案件の受注が堅調に推移しました。地域金融機関向け次世代バンキ
ングシステム導入プロジェクトや、卸売業の基幹システム刷新案件を獲得するとともに、AI・
IoT技術を伴う中期的なお客様の成長を支えるプロジェクトが順調に進行したことにより、前
年同期比で売上高は増加しました。また、品質管理及び収益管理の徹底により、営業利益は前年
同期比で大幅な増益を実現しました。
 フューチャーインスペース株式会社は、前年同期比で売上高は微増となりましたが、経費の削
減により、営業利益は増加となりました。
 FutureOne株式会社は、オリジナルの販売管理パッケージソフトのSI案件での計画
の見直し及びリカバリーを進めました。この結果、前年同期比で売上高は減少となりましたが、
営業利益は増加となりました。
 株式会社ワイ・ディ・シーは、物流分野において、フューチャーアーキテクト株式会社との連
携による顧客層の拡大に努めるも、独自のSI案件の減少により、前年同期比で売上高は微減、
営業利益は微増となりました。
 株式会社ディアイティは、サイバー攻撃の増大に伴う、脆弱性診断、コンピュータフォレンジ
ック、インシデント対応などのサイバーセキュリティ関連の受注が引き続き好調に推移したほ
か、ICT環境整備のためのネットワーク構築関連の受注が引き続き好調であり、前年同期比で
売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
 この結果、本セグメントの売上高は28,827百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は6,229百
万円(同70.2%増)となり、前年同期比で売上高は増加し、営業利益は大幅に増加しました。


 (2)ビジネスイノベーション事業
 株式会社eSPORTSは、新たなライフスタイルとしてのキャンプ、フィッシング等のアウ
トドア需要が好調であったことから、前年同期比で売上高は増加しました。一方、システムへの
積極的な投資により、営業利益は減少となりました。
 コードキャンプ株式会社は、法人からの新規受注の増加により、前年同期比で売上高は増加し
ましたが、採用、研究開発を優先した結果、営業利益は減少となりました。
 東京カレンダー株式会社は、「東カレデート」等のネットサービス収入が安定的に推移し、雑
誌販売、広告売上が伸長したことに加え、継続的なコストコントロールにより、前年同期比で売
上高・営業利益ともに増加となりました。
 ライブリッツ株式会社は、スポーツチームに特化した運営支援サービスである「FastBiz」が伸

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長するも、既存顧客からの受注が減少したことにより、前年同期比で売上高・営業利益ともに減
少となりました。
 この結果、本セグメントの売上高は7,067百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は322百万円
(同7.7%減)となり、売上高は増加しましたが、営業利益は減少しました。


 (注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金
額で記載しております。


2.今後について
 (1)グループ戦略について
 当社グループは、科学・技術を大切にし、企業の経営変革と社会変革に貢献することを企業理
念に掲げ、お客様の未来価値を最大化するとともに、自らも新しい価値を創造することをミッシ
ョンとしております。この観点から、企業として社会への貢献を果たしつつ、持続的成長と付加
価値の創出を実現してまいります。
 業務改善や経営の変革、新たな働き方への対応といった、企業のDX投資やデジタル戦略の推
進があらゆる産業に及ぶ中、ITの果たすべき役割は拡大し、その内容は多様化・複雑化してい
ます。当社グループとしては、このようなニーズに応え、高い技術力に裏打ちされた優れたIT
インフラを提供し、企業や経済のDX推進を支援するとともに、経営改革や経済・社会の変革に
積極的に貢献していく責任があると考えております。
 さらに、技術革新やESG、SDGsなど新しい社会的使命、新型コロナウイルス感染症拡大
を契機とする経済社会の構造変化などを踏まえ、当社グループ自身が、新たな時代をリードする
企業グループとしての進化を続けていくことを目指してまいります。これに向け、当社グループ
の知的財産の有効活用や、M&Aも含めた機動的な戦略投資を行い、ビジネスモデルを進化さ
せ、更なる成長を実現してまいります。また、そのために継続的な人材採用や教育、研究開発、
デジタル化といった将来に資する事業基盤への投資と、内部体制の強化も進めてまいります。


 (2)ITコンサルティング&サービス事業
 フューチャーアーキテクト株式会社においては、経営変革やDXを推進する多様な産業におけ
る投資意欲の拡大から、幅広いカテゴリーにおけるデジタル化案件の問い合わせが増加を続けて
おり、これらの経営変革を進める企業を積極的に支援し、デジタル化を成功に導くことにより、
継続して新たな顧客プロジェクトの獲得を目指してまいります。
 これら企業のDX需要にお応えするため、人材戦略の重要性が高まっており、従前以上に積極
的な採用と教育の強化を図り、戦略的に人材投資を行うとともに、新たに獲得した人材が早期に

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活躍できるような教育プログラムの提供、グループベースでの人材採用や教育、配置の最適化を
行うことで、多様性ある人材の育成を図ってまいります。
 また、プロジェクト損益や工程の更なる可視化など、一層の品質管理を進め、更に確実なプロ
ジェクト運営と体制強化に努めてまいります。
 株式会社ワイ・ディ・シーは、保有する独自のIoT技術を活用し、フューチャーグループ各
社のテクノロジーをベースとした革新的なビジネスやサービスから得られた知見を最大限に活用
することで、新たな顧客の獲得を目指してまいります。
 FutureOne株式会社は、業種特性にフォーカスしたアプローチ戦略の実行、それに合
わせたオリジナルのERPパッケージソフトウェア「InfiniOne」の特定業界への適合
性を高めていくことで、受注の拡大に努めてまいります。また、受注済案件について体制強化を
行い堅確なプロジェクト運営を行ってまいります。


 (3)ビジネスイノベーション事業
 株式会社eSPORTSは、好調なアウトドア商品の需要に対し、PB商品を投入していくと
ともに、他業態との提携や基幹店の展開などによる製販チャネルの強化と、適正な在庫管理や人
気商品への施策展開等により、一段の成長を図ってまいります。
 コードキャンプ株式会社は、ライフスタイル変化による法人・個人のオンライン講座への需要
増加に対し、マーケティングを強化し訴求力を高めるともに、新たなコンテンツ提供による競争
力のある商品の増加を図ることで、引き続き成長を目指してまいります。
 東京カレンダー株式会社は、ネットサービスが安定化し、雑誌販売が好調な中、WEB上のコ
ンテンツ課金およびオンラインサービスの強化を行うことで、一段の成長を図ってまいります。
 ライブリッツ株式会社は、新たにラグビーチーム向けにCRMシステムを提供していくほか、
ドローンプラットフォームなど、地域創生ビジネスにおける新サービスを立ち上げることで、受
注力を強化し、更なる成長を目指してまいります。


                                                      以上


●本件に関するお問い合わせ先:
   フューチャー株式会社 担当 松下恭和
         直通 Tel: 03-5740-5724 電子メール:ir@future.co.jp




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