4722 フューチャー 2021-04-28 15:00:00
2021年12月期第1四半期連結業績のお知らせ [pdf]

                                               2021 年4月 28 日
各     位
                           会 社 名 フューチャー株式会社
                           代表者名 代表取締役会長兼社長 金丸 恭文
                                    (コード番号 4722 東証第一部 )
                           問合せ先 ファイナンシャル&アカウンティング
                                   グループ グループ長     岩田 真一
                                    (TEL (03) 5740 - 5724 )



          2021 年 12 月期第1四半期連結業績のお知らせ


1. 2021 年 12 月期第1四半期連結業績について

    当社グループの当連結会計年度(2021 年1月1日~2021 年3月 31 日)の連結業績は、
      売   上  高            11,083百万円 (前年同期比 0.5%増)
      営 業 利 益              1,702百万円 (前年同期比 2.9%増)
      親会社株主に帰属する当期純利益      1,242百万円 (前年同期比 8.3%増)
となりました。


    当第1四半期における経済環境は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、不確実性の
高い環境が続きました。一方、デジタル技術を活用した業務改善や経営の変革、新たな働き方の
推進といった、企業のDX投資へのニーズは基調としては根強く、業種的にも一段と広がりをみ
せています。また、個人が自宅でトレーニングを行ったり、ネットサービス上で自己啓発に取り
組んだり、アウトドアライフを楽しむといった、新たなライフスタイルも定着してきました。
    このような状況下、当社グループの当第1四半期の連結業績は、売上高は前年同期比で0.5%
増、営業利益は同2.9%増となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比で8.3%増と
なりました。


    各セグメントの業績については以下のとおりです。


    (1)ITコンサルティング&サービス事業
    フューチャーアーキテクト株式会社(フューチャー株式会社のテクノロジー部門を含む)は、
開発案件が集中していた前年同期との対比ではわずかに減収となりましたが、投資意欲の高い企
業におけるデジタル戦略推進案件が堅調に推移したほか、地域金融機関向け次世代バンキングシ

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ステム導入プロジェクトの開始、人材派遣業向けの基幹システム刷新案件の進捗など、新規受注
したグランドデザイン案件が順調に進行しました。また、品質管理の徹底により不採算案件の発
生を抑止し、外注費などのコストコントロールを行ったことにより、営業利益は増益を実現しま
した。
 フューチャーインスペース株式会社は、フューチャーアーキテクト株式会社との連携により安
定的に保守・運用案件を受託し、前年同期比で売上高・営業利益ともほぼ横ばいとなりました。
 FutureOne株式会社は、売上高はほぼ横ばいとなりました。この間、オリジナルの販
売管理パッケージソフトのSI案件で期中に計画の見直しが発生し、営業利益は前年同期比で減
少となりました。
 株式会社ワイ・ディ・シーは、SI案件が減少したことにより、前年同期比で売上高・営業利
益ともに減少しました。
 株式会社ディアイティは、ICT環境整備のためのネットワーク構築関連の受注が引き続き好
調であり、前年同期比で売上高・営業利益ともに増加しました。
 この結果、本セグメントの売上高は8,922百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は1,614百万
円(同4.3%増)となり、売上高は前年同期比で若干の減少となる一方、営業利益は増加となりま
した。


 (2)ビジネスイノベーション事業
 株式会社eSPORTSは、新たな余暇の過ごし方としてのソロキャンプなど、屋外アクティ
ビティ商品の売れ行きが継続的に好調であったほか、主要モールのセールなどが売上を牽引し、
前年同期比で売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。
 コードキャンプ株式会社は、法人・個人ともにオンライン講座の需要増加が続いているほか、
エンジニア転職プログラムの受注も拡大していることから、前年同期比で売上高・営業利益とも
に大幅に増加しました。
 東京カレンダー株式会社は、雑誌販売および「東カレデート」等のネットサービスが安定的に
推移したことから、前年同期比で、売上高・営業利益とも横ばいで推移しました。
 ライブリッツ株式会社は、プロ野球球団向けの新規受注が減少したことなどから、前年同期比
で売上高・営業利益ともに減少しました。
 この結果、本セグメントの売上高は2,175百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は100百万
円(前年同期比48.6%増)となり、売上高・営業利益ともに大幅に増加しました。


 (注)上記のセグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金
額で記載しております。

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2.今後について
(1)グループ戦略について
 当社グループは、科学・技術を大切にし、企業の経営変革と社会変革に貢献することを企業理
念に掲げ、お客様の未来価値を最大化するとともに、自らも新しい価値を創造することをミッシ
ョンとしております。そのために、健全な利益と成長を実現し、企業価値を持続的に向上させる
ことと社会貢献の両立が重要と考えております。
 デジタル技術を活用した業務改善や経営の変革、新たな働き方の推進といった、企業のDX投
資の動きが一層加速する中、ITの果たすべき役割は一段と拡大し、その内容も多様化・複雑化
しています。当社グループとしては、このようなニーズに応え、高い技術力に裏打ちされた優れ
たITインフラを提供し、企業や経済のDX推進を支援するとともに、経営改革や経済・社会の
変革に積極的に貢献していく責任があると考えております。
 さらに、技術革新やESG、SDGsなど新しい価値、新型コロナウイルス感染症拡大を契機
とする経済社会の構造変化などを踏まえ、当社グループ自身が、新たな時代をリードする企業グ
ループとしての進化を続けていくことを目指してまいります。
 このため、当社グループの知的財産の有効活用や、M&Aも含めた機動的な戦略投資を行い、
ビジネスモデルを進化させ、更なる成長を実現してまいります。また、そのために継続的な人財
採用や教育、研究開発、デジタル化といった将来に資する事業基盤への投資と、内部体制の強化
を併進してまいります。


  (2)ITコンサルティング&サービス事業
 フューチャーアーキテクト株式会社においては、経営変革やDXを推進する多様な業界からの
グランドデザイン案件、基幹刷新の受注が増加しており、これらの経営変革を進める企業を積極
的に支援することで、プロジェクトを確実に進行し、成功に導くとともに、継続して新たな顧客
プロジェクトの獲得を目指してまいります。
 このために、積極的な人財採用を継続するとともに、グループベースでの人財採用や教育の高
度化、適材適所の配置などにより、多様性のある人財育成も図ってまいります。
 また、地域金融機関の永年の課題である次世代バンキングシステムなど、中長期的な成長に資
する取組みを強化すると同時に、プロジェクト損益や工程の更なる可視化など、品質管理も強化
することで、今後一層の成長に向けた基盤構築を行ってまいります。
 株式会社ワイ・ディ・シーは、製造業の経営層へのアプローチ強化により、パッケージビジネ
スから、課題解決型のITコンサルティング機能へと進化し、AIの技術を適用した品質管理シ


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ステムの拡販や、開発設計領域でのビジネス拡大を図ってまいります。また、当社グループとの
クロスセル、技術利用による開発の効率化を通じ、グループシナジーを発揮してまいります。
 FutureOne株式会社は、当社グループとの協働により、受注済案件について着実なプ
ロジェクト運営を行い体制強化を図るとともに、オリジナルのERPパッケージソフトウェア
「InfiniOne」について、当社グループや外部提携先のネットワークを活用したチャネ
ル開拓と、受注拡大につとめてまいります。


 (3)ビジネスイノベーション事業
 株式会社eSPORTSは、新しい生活様式として定着化してきたソロキャンプ等のアウトド
ア需要に対応するPB商品を引き続き投入するとともに、アンテナショップの展開などにより更
に新規需要を取り込むほか、EC通販向けの基幹システムを整備するなどの内部体制も強化し、
一段の成長を図ってまいります。
 コードキャンプ株式会社は、法人・個人ともにオンライン講座への需要が増加を続けており、
これらの受注を確実に伸ばしていくほか、エンジニア転職プログラムにおける、教育プラス転職
サポート機能の提供など、ITコンサルティング企業として優位性のあるサービス開発へも注力
し、引き続き成長を目指してまいります。
 東京カレンダー株式会社は、ネットサービスなど、広告売上に依存しない収益基盤が確立し、
黒字基調となったことから、更なる収益管理による利益改善を図るとともに、レストランプラッ
トフォームや、サブスクリプションサービスを成長させることで、更なる収益基盤の強化を図っ
てまいります。
 ライブリッツ株式会社は、プロ野球球団向けに構築した会員管理システムを、テーマパークな
どの他業種に展開していくことに加え、ドローンプラットフォームなどの地域創生ビジネスにお
いて新サービスを提供していくことで、更なる成長を目指してまいります。


                                                            以上


●本件に関するお問い合わせ先:
   フューチャー株式会社 IR 担当 岩田真一
          IR 直通 Tel: 03-5740-5724   電子メール:ir@future.co.jp




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