2020年３月期 第２四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月８日
上 場 会 社 名 株式会社ビー・エム・エル 上場取引所 東証一部
コ ー ド 番 号 ４６９４ URL http://www.bml.co.jp/
代 表 者(役職名)代表取締役社長 (氏名)近藤 健介
(役職名)取締役執行役員
問合せ先責任者 (氏名)武部 憲尚 (TEL)03(3350)0111
経営企画部長
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日 配当支払開始予定日 2019年12月３日
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 有
四半期決算説明会開催の有無 ： 有
(百万円未満切捨て)
１．2020年３月期第２四半期の連結業績（2019年４月１日～2019年９月30日）
（１）連結経営成績(累計) (％表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2020年３月期第２四半期 61,908 5.3 6,197 6.6 6,415 7.7 4,071 9.5
2019年３月期第２四半期 58,797 1.5 5,814 1.5 5,957 0.5 3,719 0.0
(注) 包括利益 2020年３月期第２四半期 4,346 百万円 (11.4％) 2019年３月期第２四半期 3,900 百万円 (△5.7％)
潜在株式調整後
１株当たり
１株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年３月期第２四半期 95.58 95.45
2019年３月期第２四半期 87.33 87.20
（２）連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2020年３月期第２四半期 120,308 84,561 66.8
2019年３月期 115,972 81,127 66.5
(参考) 自己資本 2020年３月期第２四半期 80,423 百万円 2019年３月期 77,073 百万円
２．配当の状況
年間配当金
第１四半期末 第２四半期末 第３四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年３月期 ― 19.00 ― 19.00 38.00
2020年３月期 ― 20.00
2020年３月期(予想) ― 25.00 45.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
３．2020年３月期の連結業績予想（2019年４月１日～2020年３月31日）
(％表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 １株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円 銭
通期 120,100 2.5 10,600 1.4 11,100 2.0 6,800 2.3 159.63
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 ： 無
※ 注記事項
（１）当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ： 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ― 社、 除外 ― 社
（２）四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 無
（３）会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
（４）発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む) 2020年３月期２Ｑ 44,014,726株 2019年３月期 44,014,726株
② 期末自己株式数 2020年３月期２Ｑ 1,401,015株 2019年３月期 1,417,463株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2020年３月期２Ｑ 42,601,971株 2019年３月期２Ｑ 42,583,786株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料２ページ「１.当四半期決算に関する定性的情報（３）連結業績予想などの将来予測情報に
関する説明」をご覧ください。
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2020年３月期 第２四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………２
（１）経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………２
（２）財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………２
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………２
２．四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………３
（１）四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………３
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………５
（３）四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………７
（４）四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………８
（継続企業の前提に関する注記） ……………………………………………………………………８
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ……………………………………………８
３．その他 ……………………………………………………………………………………………………８
販売の状況 ………………………………………………………………………………………………８
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１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）経営成績に関する説明
当第２四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善などを背景に緩やかな回復傾向に
あるものの海外経済への懸念などもあり、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと受託臨床検査業界におきましては、市場の成長はみられるものの激しい業者間競争が続い
ていることから、事業環境は引き続き厳しい状況にあります。
こうした中で、当第２四半期連結累計期間の業績は、売上高61,908百万円（前年同期比5.3％増）、営業利益
6,197百万円（前年同期比6.6％増）、経常利益6,415百万円（前年同期比7.7％増）、親会社株主に帰属する四半期
純利益4,071百万円（前年同期比9.5％増）となりました。
以下に事業別の概況をご報告いたします。
臨床検査事業につきましては、新規獲得の強化を図るとともに、新規検査項目、独自検査項目、重点検査項目拡
販などの深耕営業を実施し、業績の拡大を図りました。また、グループ戦略として㈱東海細胞研究所の株式を取得
し、本年度より同社を連結子会社といたしました。これらにより、臨床検査事業の売上高は、前年同期比5.5％の
増収となりました。
食品検査事業につきましては、㈱BMLフード・サイエンスで、食品コンサルティング、腸内細菌検査の新規獲得
が堅調に推移していること、HACCPの義務化に伴いJFS規格の認証業務が増加していることから順調に推移いたしま
した。これらにより、売上高は前年同期比9.1％の増収となりました。
以上の結果、検査事業の売上高は58,966百万円と前年同期比5.6％の増収となりました。
医療情報システム事業につきましては、クラウド版電子カルテの普及により、業者間競争が激しくなっているこ
となどから売上高は前年同期比2.4％の減収となりました。当社におきましても、上市に向けたクラウド版電子カ
ルテのパイロット運用に向けて準備を進めております。
その他事業につきましては、㈱岡山医学検査センターの調剤薬局事業において、昨年度の西日本豪雨による影響
の回復とＣ型肝炎高額薬剤の処方増加が売上増加に寄与し堅調に推移しました。この結果、その他事業全体の売上
高は前年同期比4.3％の増収となりました。
利益面につきましては、営業利益は前年同期比6.6％の増益となりました。当初より予定しておりました働き方
改革への取り組みや、若年層の処遇改善、さらに職場改善や防災対策の強化を実施しておりますが、一部、人事施
策に遅れがでております。
（２）財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
当第２四半期連結会計期間期末の連結財政状態は、総資産120,308百万円（前期末比4,336百万円増）、純資産
84,561百万円（前期末比3,433百万円増）、自己資本比率66.8％（前期末比0.3％増）となっています。
主な増減項目は、資産の部では、流動資産で現金及び預金が2,253百万円、受取手形及び売掛金が1,173百万円、
それぞれ増加しています。負債の部では、支払手形及び買掛金が1,167百万円増加しています。純資産の部では利
益剰余金が3,262百万円増加しています。
②キャッシュ・フローの状況
当第２四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同期に比べ4,200百万円増加し、
51,149百万円となりました。各活動区分別のキャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は、以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、6,671百万円の資金収入（前年同期比39百万円収入減）となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,358百万円の資金支出（前年同期比1,451百万円支出増）となりまし
た。これは主に、定期預金の預入による支出が296百万円、有形固定資産の取得による支出が481百万円、それぞれ
増加したことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,636百万円の資金支出（前年同期比102百万円支出増）となりました。
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の連結業績予想につきましては、期初の予想を変更しておりません。
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２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
(単位：百万円)
前連結会計年度 当第２四半期連結会計期間
(2019年３月31日) (2019年９月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 51,892 54,145
受取手形及び売掛金 21,595 22,769
商品及び製品 315 158
仕掛品 545 583
原材料及び貯蔵品 2,230 2,260
その他 1,170 1,048
貸倒引当金 △69 △39
流動資産合計 77,679 80,926
固定資産
有形固定資産
土地 13,062 13,557
その他（純額） 15,872 15,994
有形固定資産合計 28,934 29,552
無形固定資産
その他 3,567 4,050
無形固定資産合計 3,567 4,050
投資その他の資産
その他 5,881 5,868
貸倒引当金 △91 △88
投資その他の資産合計 5,790 5,779
固定資産合計 38,292 39,381
資産合計 115,972 120,308
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 15,023 16,191
未払法人税等 1,978 1,960
賞与引当金 3,194 3,178
その他 7,928 7,706
流動負債合計 28,125 29,036
固定負債
役員退職慰労引当金 215 217
退職給付に係る負債 3,917 3,802
その他 2,586 2,691
固定負債合計 6,719 6,711
負債合計 34,844 35,747
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(単位：百万円)
前連結会計年度 当第２四半期連結会計期間
(2019年３月31日) (2019年９月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 6,045 6,045
資本剰余金 6,685 6,711
利益剰余金 64,623 67,886
自己株式 △1,149 △1,136
株主資本合計 76,205 79,506
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 488 577
退職給付に係る調整累計額 378 339
その他の包括利益累計額合計 867 916
新株予約権 70 66
非支配株主持分 3,983 4,070
純資産合計 81,127 84,561
負債純資産合計 115,972 120,308
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（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第２四半期連結累計期間
(単位：百万円)
前第２四半期連結累計期間 当第２四半期連結累計期間
(自 2018年４月１日 (自 2019年４月１日
至 2018年９月30日) 至 2019年９月30日)
売上高 58,797 61,908
売上原価 37,023 39,484
売上総利益 21,774 22,423
販売費及び一般管理費 15,959 16,226
営業利益 5,814 6,197
営業外収益
不動産賃貸料 28 31
受取ロイヤリティー 26 61
その他 124 167
営業外収益合計 179 260
営業外費用
支払利息 18 18
不動産賃貸原価 14 14
その他 3 8
営業外費用合計 36 41
経常利益 5,957 6,415
特別利益
固定資産売却益 4 2
投資有価証券売却益 - 1
その他 - 0
特別利益合計 4 4
特別損失
固定資産除却損 6 14
その他 3 3
特別損失合計 9 17
税金等調整前四半期純利益 5,952 6,402
法人税、住民税及び事業税 1,929 1,979
法人税等調整額 83 124
法人税等合計 2,012 2,104
四半期純利益 3,939 4,297
非支配株主に帰属する四半期純利益 220 226
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,719 4,071
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四半期連結包括利益計算書
第２四半期連結累計期間
(単位：百万円)
前第２四半期連結累計期間 当第２四半期連結累計期間
(自 2018年４月１日 (自 2019年４月１日
至 2018年９月30日) 至 2019年９月30日)
四半期純利益 3,939 4,297
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △11 88
退職給付に係る調整額 △27 △39
その他の包括利益合計 △39 48
四半期包括利益 3,900 4,346
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 3,681 4,121
非支配株主に係る四半期包括利益 219 225
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（３）四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位：百万円)
前第２四半期連結累計期間 当第２四半期連結累計期間
(自 2018年４月１日 (自 2019年４月１日
至 2018年９月30日) 至 2019年９月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 5,952 6,402
減価償却費 2,394 2,404
支払利息 18 18
売上債権の増減額（△は増加） △719 △1,104
たな卸資産の増減額（△は増加） △22 95
仕入債務の増減額（△は減少） 658 1,140
その他 244 △390
小計 8,526 8,566
利息の支払額 △18 △18
法人税等の支払額 △1,881 △2,019
その他の収入 85 143
営業活動によるキャッシュ・フロー 6,711 6,671
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,799 △2,096
定期預金の払戻による収入 1,715 1,796
有形固定資産の取得による支出 △1,161 △1,642
無形固定資産の取得による支出 △581 △636
その他 △81 △779
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,907 △3,358
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース債務の返済による支出 △668 △668
配当金の支払額 △745 △809
非支配株主への配当金の支払額 △129 △137
その他 9 △21
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,533 △1,636
現金及び現金同等物の増減額（△は減少） 3,270 1,676
現金及び現金同等物の期首残高 43,679 49,204
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 ― 268
現金及び現金同等物の四半期末残高 46,949 51,149
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（４）四半期連結財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
当第２四半期連結累計期間（自 2019年４月１日 至 2019年９月30日）
該当事項はありません。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
当第２四半期連結累計期間（自 2019年４月１日 至 2019年９月30日）
該当事項はありません。
３．その他
販売の状況
前第２四半期連結累計期間 当第２四半期連結累計期間
（自 2018年４月１日 （自 2019年４月１日
検査区分 至 2018年９月30日） 至 2019年９月30日） 増減率(％)
金額(百万円) 構成比(％) 金額(百万円) 構成比(％)
検査事業 臨床検査事業
生化学的検査 23,565 40.1 24,410 39.4 3.6
血液学的検査 4,977 8.5 5,123 8.3 2.9
免疫学的検査 11,961 20.3 12,979 21.0 8.5
微生物学的検査 3,361 5.7 3,486 5.6 3.7
病理学的検査 3,821 6.5 4,378 7.1 14.6
その他検査 6,042 10.3 6,295 10.1 4.2
(臨床検査事業小計) 53,730 91.4 56,673 91.5 5.5
その他検査事業 2,101 3.6 2,293 3.7 9.1
検査事業小計 55,832 95.0 58,966 95.2 5.6
医療情報システム事業 2,251 3.8 2,197 3.6 △2.4
その他事業 713 1.2 744 1.2 4.3
合計 58,797 100.0 61,908 100.0 5.3
(注)金額には、消費税等は含まれておりません。
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