4694 BML 2021-05-13 14:00:00
第8次中期経営計画(2021-2023)策定のお知らせ [pdf]

                                                             2021 年5月 13 日
各    位
                                         会 社 名      株式会社ビー・エム・エル
                                         代表者名       代表取締役社長       近藤   健介
                                               (コード番号:4694 東証第一部)
                                         問合せ先       取締役執行役員       武部   憲尚
                                         電話番号      03-3350-0502


             第8次中期経営計画(2021-2023)策定のお知らせ

 当社は、この度、2021 年度から 2023 年度までの3ヵ年を対象とする第8次中期経営計画を策定いた
しましたので、お知らせいたします。


1.第7次中期経営計画(2018 年度~2020 年度)の総括
     第7次中期経営計画は、「医療界に信頼され選ばれる企業をめざす」をグループビジョンに掲げ
    た9ヵ年に及ぶ計画の中間地点に位置しており、具体的には「品質・サービス№1」という評価を
    確立する成長期としておりました。戦略フレームワークを「地域サービス No.1」「検査ラインアッ
    プ No.1」「医療界への貢献 No.1」「品質 No.1」の4つの達成目標で構成し、さまざまな施策に取
    り組んでまいりました。


     最終年度である 2020 年度実績につきましては、新型コロナウイルス PCR 検査が増加した影響も
    あり売上高、利益ともに大きく目標を超えて達成いたしました。


      【第 7 次中期経営計画   業績】
                                                   (単位:百万円)
                           20 年度       20 年度
                                                     達成率
                            計画          実績

             売上高             120,950     138,571       114.6%


             営業利益            10,750      19,936        185.5%


             経常利益            11,200      20,803        185.7%

          親会社株主に帰属
                               6,750     13,711        203.1%
          する当期純利益
2. 第8次中期経営計画の概要


(1)BML グループビジョン
    第8次中期経営計画は、9ヵ年に及ぶ中長期的な計画の集大成の期に位置し、名実ともに業界
   №1 を目指す「飛躍期」としております。第6次中期経営計画からグループビジョンとしておりま
   す「医療界に信頼され選ばれる企業をめざす」のもと品質・サービスの向上を追求いたします。


(2)Mission
    第8次中期経営計画では、3つの Mission を定めました。
      ① Customer Satisfaction : 顧客満足
      ② Synergy           : 相乗効果
      ③ Social Responsibility : 社会的責任


    当社は、医療機関を中心としたお客様の満足度を最大化するとともに、協力会社等の関係各社様
   との協業で相乗効果を発揮することにより、相互の発展をめざしてまいります。また、持続可能な
   社会の実現に向けて弊社に求められる社会的責任を果たしてまいります。


    これらの Mission を達成するために3つの社内行動方針を定めました。
      ① Consensus         : 従業員の総意
      ② Soundness         : すべてに健全
      ③ Standardization   : 標準化の追求


    従業員間のコミュニケーションをより円滑にすることで社内の連携を高め、一つ一つの業務に対
   し社内の意思統一を図ってまいります。また、コンプライアンスの遵守・堅確な業務運営・盤石な
   財務基盤の維持・社員の健康増進により、健全な企業体質をめざします。さらに高い品質と効率性
   を達成するため業務の標準化を追求いたします。


(3)基本戦略フレームワーク
    第8次中期経営計画の基本戦略フレームワークとして、【 標準化 】と【 DX : デジタルトラ
   ンスフォーメーション 】を軸に品質・サービスの向上を追求いたします。具体的には、競争力の
   拡充として3つの戦略を進めてまいります。
      ① ラボネットワークの充実として、全国ラボの検査工程の標準化および検査項目の充実を図
        るとともに、次世代対応としての次世代ラボ構想を含めた BML 総合研究所再構築の準備に
        着手します。
      ② 営業力の充実として、顧客基盤の拡大と深耕、さらに非保険分野の強化に取り組みます。
      ③ 集配プロセスの革新として、顧客の利便性の向上や業務負荷の低減のため※1DRS(デジタル
        レポーティングシステム)を推進いたします。さらにデータ品質の追求のため温度管理の定
        着にも取り組みます。


      ※1     DRS:IT 技術を活用して集配プロセスを効率化するツール
(4)DX(デジタルトランスフォーメーション)
   顧客体験価値の向上ならびに業務効率化の実現として、DX(デジタルトランスフォーメーション)
  に取り組みます。具体的には、クラウド版電子カルテの開発・上市、臨床検査システム(B-Liner)
  の機能拡充および DRS 等を活用し、利便性の向上と効率化を進めてまいります。また、DX 推進基盤
  の構築ではデジタル人財の育成、システム基盤の整備、IT ガバナンスの強化に取り組んでまいりま
  す。


(5)第8次中期経営計画 数値目標


   第8次中期経営計画最終年度の売上高は、新型コロナウイルス感染症の終息状況により、同関連
  検査の売上において 2020 年度比0%~50%の影響を受けると想定しております。従いまして、売
  上高は、最大 1,450 億円を見込んでいます。営業利益率につきましては、新型コロナウイルス禍以
  前の 2015 年度から 2019 年度までの5年平均 8.3%を上回る 8.5%以上を目指します。


                                                    (単位:百万円)
                 2019 年度     2020 年度              2023 年度
                   実績          実績                   計画

        売上高        120,732     138,571   135,000    ~   145,000


       営業利益          9,763      19,936   11,500     ~       12,500


       営業利益率         8.1%       14.4%             8.5%以上




                                                                     以上