4694 BML 2021-05-13 14:00:00
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月13日
上 場 会 社 名 株式会社ビー・エム・エル 上場取引所 東証一部
コ ー ド 番 号 4694 URL http://www.bml.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)近藤 健介
問合せ先責任者 (役職名)取締役執行役員 (氏名)武部 憲尚 (TEL)03(3350)0111
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 138,571 14.8 19,936 104.2 20,803 103.7 13,711 115.1
2020年3月期 120,732 3.1 9,763 △6.6 10,211 △6.1 6,375 △4.1
(注) 包括利益 2021年3月期 14,638 百万円 ( 120.5%) 2020年3月期 6,639 百万円 ( 1.2%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 337.44 337.09 16.7 16.3 14.4
2020年3月期 151.27 151.07 8.3 8.8 8.1
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 ― 百万円 2020年3月期 ― 百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 139,174 93,123 63.5 2,174.27
2020年3月期 116,273 80,422 65.4 1,873.36
(参考) 自己資本 2021年3月期 88,377 百万円 2020年3月期 76,099 百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 19,574 △4,584 △3,382 59,853
2020年3月期 12,771 △5,213 △8,784 48,246
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 ― 20.00 ― 25.00 45.00 1,867 29.7 2.4
2021年3月期 ― 20.00 ― 50.00 70.00 2,845 20.7 3.5
2022年3月期(予想) ― 35.00 ― 35.00 70.00 22.4
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 142,300 2.7 19,200 △3.7 20,100 △3.4 12,700 △7.4 312.45
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社、除外 ― 社
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 44,014,726 株 2020年3月期 44,014,726 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 3,367,662 株 2020年3月期 3,393,015 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 40,634,125 株 2020年3月期 42,147,235 株
(参考) 個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 110,583 16.4 13,276 138.7 14,913 115.5 10,562 113.2
2020年3月期 95,002 2.9 5,561 △9.7 6,921 △7.4 4,955 △6.6
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 259.95 259.68
2020年3月期 117.57 117.41
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 108,981 68,585 62.9 1,686.26
2020年3月期 91,790 59,792 65.1 1,470.46
(参考) 自己資本 2021年3月期 68,541 百万円 2020年3月期 59,732 百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたって
の注意事項については、添付資料3ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧下さい。
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………3
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………4
3.経営方針 ………………………………………………………………………………………………6
(1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………6
(2)目標とする経営指標 ……………………………………………………………………………6
(3)中長期的な会社の経営戦略 ……………………………………………………………………6
(4)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………7
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………7
5.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………8
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………8
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………15
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………15
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) …………………………………………15
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………15
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………16
6.個別財務諸表 …………………………………………………………………………………………17
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………17
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………19
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………20
7.その他 …………………………………………………………………………………………………24
(1)生産、受注及び販売の状況 ……………………………………………………………………24
(2)役員の異動 ………………………………………………………………………………………24
― 1 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、緊急事態宣言の発令にとも
なう外出自粛や休業要請により、個人消費や企業活動が制限されるなど厳しい状況となりました。
このような状況のもと当連結会計年度の業績は、売上高138,571百万円(前期比14.8%増)、営業利益19,936百
万円(前期比104.2%増)、経常利益20,803百万円(前期比103.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13,711
百万円(前期比115.1%増)となりました。受託臨床検査業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響
により患者の受診控えが発生していましたが、一度目の緊急事態宣言解除後の2020年6月以降は緩やかに持ち直し
の動きがみられました。しかしながら営業活動の制限や同業他社との競争は続いていることから、事業環境は引き
続き厳しい状況にあります。
以下に事業別の概況をご報告いたします。
臨床検査事業につきましては、新規獲得を図るとともに、新規検査項目、独自検査項目、重点検査項目拡販など
の深耕営業を実施し、業績の拡大を図りました。また、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査につきましては、検
査需要の急速な増加に応えるべく、検査能力の拡大、体制の強化に取り組んでおり、全国10ラボにおいて1日
30,000件を超える受託が可能となっており、実際の受託検査数も大幅に増加しました。これらにより、臨床検査事
業の売上高は、前期比16.8%の増収となりました。
食品検査事業につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による取引先の営業自粛等に伴い食品コン
サルティング、腸内細菌検査等が減少しておりますが、足元の状況は持ち直しの動きもみられます。これらによ
り、売上高は前期比12.4%の減収となりました。
以上の結果、検査事業の売上高は前期比15.6%の増収となりました。
医療情報システム事業の売上高は営業活動の制限があったもののリプレイス需要に確実に対応できたことや保守
売上が堅調に推移したことで前期比0.3%の増収となりました。なおクラウド版電子カルテにつきましては、2022
年4月にリリースする予定です。
その他事業につきましては、調剤薬局事業で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外来患者数が減少しているこ
とや、診療報酬改定(薬価)の引き下げの影響を受けました。さらにSMO事業の売上も減少したことにより、前期比
4.1%の減収となりました。
※SMO:特定の医療機関(治験実施施設)と契約し、その施設に限定して治験業務を支援する機関をいう。
(2)当期の財政状態の概況
当期末の連結財政状態は、総資産139,174百万円(前期末比22,901百万円増)、純資産93,123百万円(前期末比
12,700百万円増)、自己資本比率63.5%(前期末比1.9%減)となっています。
主な増減項目は、資産の部では、流動資産で現金及び預金が12,265百万円、受取手形及び売掛金が9,234百万円、
それぞれ増加しています。負債の部では、支払手形及び買掛金が4,542百万円、未払法人税等が4,302百万円、未払
金が1,951百万円増加した一方、退職給付にかかる負債が1,085百万円減少しています。純資産の部では利益剰余金
が11,883百万円増加しています。
― 2 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末に比べ11,606百万円増加し、59,853百万円となりました。
各活動区分別のキャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は、以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、19,574百万円の資金収入(前期比6,803百万円収入増)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益が10,826百万円、仕入債務の増減額(△は減少)が3,831百万円、それぞれ
収入増となった一方で、売上債権の増減額(△は増加)が9,223百万円の支出(前期は478百万円の収入)となった
ことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,584百万円の資金支出(前期比628百万円支出減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、3,382百万円の資金支出(前期比5,401百万円支出減)となりました。こ
れは主に、財務活動の「その他」による支出が5,599百万円減少したことなどによるものです。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
自己資本比率(%) 64.5 66.3 66.5 65.4 63.5
時価ベースの自己資本比率
99.9 105.7 117.9 101.5 111.7
(%)
キャッシュ・フロー対有利子
37.5 34.2 34.8 34.6 21.5
負債比率(%)
インタレスト・カバレッジ・
274.4 307.5 331.0 334.7 515.6
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・ガバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としていま
す。
(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の動きに大きく左右される可能性があり、先行きの情
勢を見極めることは困難な状況となっております。
このような経営環境の下、当社グループとしましては集配業務の効率化や設備投資の見直しなど、経費の低減に
取り組んでまいります。
次期については、9ヵ年計画で進めてきました最後の3ヵ年である第8次中期経営計画がスタートいたします。
グループビジョンである「医療界に信頼され選ばれる企業をめざす」の飛躍期と位置づけており、第6次中期経営
計画から取り組んでまいりました品質・サービスの向上をより一層推し進めてまいります。具体的な戦略フレーム
ワークとしては、標準化とDX(デジタルトランスフォーメーション)をベースとして品質の向上を追求します。ま
た、経営基盤の強化として、人財開発・活用のため研修体制を再構築し、企業の永続的な発展のための体制づくり
に取り組みます。さらに持続可能な社会の発展に向けてSDGsへの取り組みも積極的に進めてまいります。
2022年3月期の連結業績は、売上高142,300百万円、営業利益19,200百万円、経常利益20,100百万円、親会社株
主に帰属する当期純利益12,700百万円を見込んでおります。
― 3 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
2.企業集団の状況
当社の企業集団は、連結子会社として㈱協同医学研究所、㈱ピーシーエルジャパン、㈱東京公衆衛生研究所、㈱ジャ
パンクリニカルサービス、㈱愛媛メディカルラボラトリー、㈱アレグロ、㈱BMLフード・サイエンス、㈱松戸メディカ
ルラボラトリー、㈱日研医学、㈱オー・ピー・エル、㈱盛岡臨床検査センター、㈱BMLライフサイエンス・ホールディ
ングス、微研㈱、㈱ラボテック、㈱第一岸本臨床検査センター、㈱九州オープンラボラトリーズ、㈱リンテック、㈱
QOLセントラルラボラトリーズ、㈱BMLメディカルワークス、㈱岡山医学検査センター及び㈱東海細胞研究所の21社、持
分法非適用非連結子会社として㈱地域医療サービス、㈱札幌病理検査センター、㈱札幌イムノダイアグノスティックラ
ボラトリー、㈲セブンシステム、㈲アクティ、DPR㈱、㈲TMS及び㈱オーエムエル、持分法非適用関連会社である
㈱北里大塚バイオメディカルアッセイ研究所及び㈱中央微生物検査所で構成されております。
㈱協同医学研究所他20社は、主に、各地域の病院および診療所から一般検査および特殊検査を受託するとともに、当
社に対して特殊検査を再委託しております。また、当社は、これらの会社に当社の受託した一般検査の内、緊急検査に
つき再委託しております。㈱地域医療サービスは㈱盛岡臨床検査センターから検体の集配を受託しております。
㈱ジャパンクリニカルサービスは、主に当社の臨床検査検体の受付、検査情報の報告処理業務および運送業務を行っ
ております。
㈱ピーシーエルジャパン及び㈱東海細胞研究所は、病理・細胞診検査を主に当社から受託しております。また、DP
R㈱は、病理・細胞診検査を主に㈱盛岡臨床検査センターより受託しております。
㈱BMLフード・サイエンスは外食産業および大型小売店等から食品・衛生検査およびコンサルティング業務を受託し
ております。また、当社は受託した食品検査等の再委託をしております。
㈱アレグロは、製薬会社等より治験実施医療機関支援業務を受託しております。㈱BMLライフサイエンス・ホールデ
ィングスは㈱BMLフード・サイエンスと㈱アレグロの経営指導を行っております。
㈱BMLメディカルワークスは、検査用容器の製造等を行っております。
㈱九州オープンラボラトリーズは、㈱リンテック、㈱協同医学研究所、微研㈱、㈱ラボテック及び㈱QOLセントラル
ラボラトリーズの経営指導を行っております。
このように、当企業集団は、臨床検査ならびにこれに関連する事業を営んでおります。
当企業集団の中での各社の位置づけは、以下の図のとおりであります。
― 4 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(注)1.上記において下線を付した会社は、連結子会社であります。
2.㈲TMSは、2021年4月1日付で当社に吸収合併されております。
― 5 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社は設立以来、迅速で精度の高い検査を提供してまいりました。またその検査領域は、一般検査から特殊検査ま
で4,000項目に及んでおります。これは、「豊かな健康文化を創造する」との基本方針のもと、市場ニーズのキャッ
チ、先端技術の導入そして精度管理を積極的に推進してきた結果であります。
当社グループは今後も、臨床検査事業をメインに、この分野における「品質と生産性向上への弛まぬ挑戦」を続け
ることにより、持続的成長と更なる企業価値の向上に努めてまいります。
特に昨今、医療制度改革が急速に進展する中で、「医療の効率化」や「質の向上」が強く求められており、当社を
取り巻く経営環境も大きく変化しております。こうした環境の変化に柔軟かつスピード感のある対応を図るとともに、
潮流を的確に捉えたシステム、サービスの提供により、医療のIT化に貢献する企業をめざしてまいります。
また、ISO9001および臨床検査室に特化したマネジメントシステムである「ISO15189」を取得し品質の向上を図るこ
とで顧客満足度を高めてまいります。更に企業の社会的責任の観点から、ISO14001の取得をグループ全体に拡大する
ことにより環境保全にも積極的に取り組んでまいりたいと考えます。
(2)目標とする経営指標
連結売上高経常利益率 ‥‥‥‥‥‥10%
連結株主資本利益率 ‥‥‥‥‥‥ 8%
キャッシュフローの重視
(3)中長期的な会社の経営戦略
2021年度は、9ヵ年計画で進めてきました最後の3ヵ年である第8次中期経営計画(2021年度~2023年度)がスタ
ートいたします。グループビジョンである「医療界に信頼され選ばれる企業をめざす」の飛躍期と位置づけており、
第6次中期経営計画から取り組んでまいりました品質・サービスの向上をより一層推し進めてまいります。
第8次中期経営計画では3つのミッションを定めており、一つ目はCustomer Satisfaction(顧客満足度)、二つ目
はSynergy (相乗効果)、三つ目はSocial Responsibility(社会的責任・持続可能性)としております。Customer
Satisfactionでは、品質・サービスを充実させ顧客満足を最大化すること、Synergyでは様々な企業と相互の発展を目
指すこと、Social Responsibilityでは安定した検査機能を提供し社会・医療界への責任を果たすこととしておりま
す。当社グループでは第8次中期経営計画に取り組むとともに引き続き、検査品質管理(精度管理/工程)をさらに向
上させることで、企業のプレゼンス向上を目指してまいります。
― 6 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(4)会社の対処すべき課題
①企業体質の強化
受託臨床検査業界は、政府による医療制度改革や診療報酬改定など医療政策の影響や、市場が成熟している中で企
業数が多いことから価格競争に陥りやすく、また業者間競争が一段と激しさを増していることから、今後も受託価格
は弱含みで推移することが予測されます。
従って、こうした環境にも耐えうる強固な企業体質、収益基盤の確立が必要となります。検査受託体制について
は、メインラボであるBML総合研究所において、次世代シークエンサーや質量分析装置をもちいた新たな検査法の
開発、ならびに更なる自動化への挑戦として前処理工程、生化学的検査および血液学的検査や細菌学検査等の分野で
の検討を進めてまいります。また、全国に7カ所配備している地域完結型ラボにおいてはユーザーサービス向上のた
め、検査項目の拡大を行い、結果報告の迅速化を推進してまいります。さらに、ITの分野では、電子カルテのクラ
ウド化やユーザー向け臨床検査システムの機能向上・刷新を実施し、サービスの向上に努めてまいります。一方、特
に集配業務において、報告書の電子化を推進することや検体受付処理の効率化により、固定費の低減に取り組んでま
いります。これらによりさらなる品質・生産性の向上とユーザーサービスの充実を図り、臨床検査事業の競争力の強
化をめざしてまいります。
②経営基盤の強化
経営基盤の強化への取り組みとして、人財開発・人材活用のため研修体制の再構築に取り組みます。さらにダイバ
ーシティの推進として、女性のキャリア形成を目的とした各種施策の実施を一層推し進めてまいります。また、従業
員およびその家族の健康保持・増進を推進し、健康で働きやすい職場環境の構築を進めてまいります。
③新型コロナウイルスに対する取り組み
新型コロナウイルス感染症の影響から、先行きは依然として不透明な状況が続くものと見込まれます。当社グルー
プにおいては、早期に全国に配備している主要拠点ラボで新型コロナウイルス検査体制を整え、地域医療体制の充実
に向けたサービスの提供を実施いたしました。引き続き日本医療の後方支援企業としての役割を果たしていくため、
多くの新型コロナウイルス検査が提供できるよう検査能力の拡大、検査体制の強化に取り組んでまいります。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国際財務報告基準(IFRS)適用時期等につきまして、諸情勢を考慮しながら検討を進めております。
― 7 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
5.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 51,213 63,478
受取手形及び売掛金 21,175 30,410
商品及び製品 262 324
仕掛品 545 691
原材料及び貯蔵品 2,324 3,018
その他 1,194 1,106
貸倒引当金 △105 △80
流動資産合計 76,610 98,950
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 8,896 9,272
土地 13,556 13,553
リース資産(純額) 3,068 2,915
その他(純額) 4,234 4,944
有形固定資産合計 29,755 30,685
無形固定資産
その他 4,039 3,807
無形固定資産合計 4,039 3,807
投資その他の資産
投資有価証券 2,315 1,793
繰延税金資産 2,192 2,375
その他 1,454 1,646
貸倒引当金 △93 △83
投資その他の資産合計 5,868 5,731
固定資産合計 39,663 40,224
資産合計 116,273 139,174
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 15,762 20,305
リース債務 1,224 1,216
未払法人税等 1,453 5,756
賞与引当金 3,198 3,419
未払金 5,356 7,307
その他 2,041 2,402
流動負債合計 29,036 40,407
固定負債
リース債務 2,200 2,037
役員退職慰労引当金 236 246
退職給付に係る負債 3,952 2,866
その他 425 494
固定負債合計 6,813 5,644
負債合計 35,850 46,051
― 8 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 6,045 6,045
資本剰余金 6,705 6,705
利益剰余金 69,337 81,220
自己株式 △6,701 △6,651
株主資本合計 75,387 87,320
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 671 496
退職給付に係る調整累計額 40 560
その他の包括利益累計額合計 712 1,057
新株予約権 59 44
非支配株主持分 4,263 4,701
純資産合計 80,422 93,123
負債純資産合計 116,273 139,174
― 9 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 120,732 138,571
売上原価 78,481 83,803
売上総利益 42,250 54,768
販売費及び一般管理費 32,487 34,831
営業利益 9,763 19,936
営業外収益
不動産賃貸料 61 60
受取ロイヤリティー 94 105
雇用調整助成金 ― 131
補助金収入 123 391
その他 260 247
営業外収益合計 538 936
営業外費用
支払利息 38 37
不動産賃貸原価 23 23
自己株式取得費用 19 ―
その他 10 7
営業外費用合計 90 68
経常利益 10,211 20,803
特別利益
投資有価証券売却益 1 252
その他 2 1
特別利益合計 4 254
特別損失
固定資産除却損 32 47
その他 7 8
特別損失合計 39 55
税金等調整前当期純利益 10,175 21,002
法人税、住民税及び事業税 3,156 7,072
法人税等調整額 219 △354
法人税等合計 3,376 6,718
当期純利益 6,799 14,284
非支配株主に帰属する当期純利益 423 572
親会社株主に帰属する当期純利益 6,375 13,711
― 10 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 6,799 14,284
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 181 △174
退職給付に係る調整額 △341 528
その他の包括利益合計 △159 353
包括利益 6,639 14,638
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 6,221 14,056
非支配株主に係る包括利益 417 581
― 11 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,045 6,685 64,623 △1,149 76,205
当期変動額
剰余金の配当 △1,661 △1,661
親会社株主に帰属す
6,375 6,375
る当期純利益
自己株式の取得 △5,578 △5,578
自己株式の処分 20 25 45
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 20 4,713 △5,552 △818
当期末残高 6,045 6,705 69,337 △6,701 75,387
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 488 378 867 70 3,983 81,127
当期変動額
剰余金の配当 △1,661
親会社株主に帰属す
6,375
る当期純利益
自己株式の取得 △5,578
自己株式の処分 45
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 182 △338 △155 △11 280 113
額)
当期変動額合計 182 △338 △155 △11 280 △704
当期末残高 671 40 712 59 4,263 80,422
― 12 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,045 6,705 69,337 △6,701 75,387
当期変動額
剰余金の配当 △1,828 △1,828
親会社株主に帰属す
13,711 13,711
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 0 50 50
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 0 11,883 49 11,933
当期末残高 6,045 6,705 81,220 △6,651 87,320
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 671 40 712 59 4,263 80,422
当期変動額
剰余金の配当 △1,828
親会社株主に帰属す
13,711
る当期純利益
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 50
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △174 519 344 △15 437 766
額)
当期変動額合計 △174 519 344 △15 437 12,700
当期末残高 496 560 1,057 44 4,701 93,123
― 13 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 10,175 21,002
減価償却費 5,043 5,365
支払利息 38 37
売上債権の増減額(△は増加) 478 △9,223
たな卸資産の増減額(△は増加) △17 △901
仕入債務の増減額(△は減少) 711 4,542
賞与引当金の増減額(△は減少) △2 220
投資有価証券売却損益(△は益) △1 △252
雇用調整助成金 ― △131
補助金収入 △123 △391
未払消費税等の増減額(△は減少) 451 1,268
その他 △546 273
小計 16,207 21,811
利息の支払額 △38 △37
法人税等の支払額 △3,690 △2,874
雇用調整助成金の受取額 ― 131
補助金の受取額 119 417
その他の収入 172 126
営業活動によるキャッシュ・フロー 12,771 19,574
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △4,727 △5,462
定期預金の払戻による収入 4,456 4,907
有形固定資産の取得による支出 △2,939 △3,091
無形固定資産の取得による支出 △1,168 △1,106
投資有価証券の売却による収入 20 448
その他 △855 △279
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,213 △4,584
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース債務の返済による支出 △1,355 △1,379
配当金の支払額 △1,661 △1,828
非支配株主への配当金の支払額 △137 △144
その他 △5,629 △30
財務活動によるキャッシュ・フロー △8,784 △3,382
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,226 11,606
現金及び現金同等物の期首残高 49,204 48,246
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 268 ―
現金及び現金同等物の期末残高 48,246 59,853
― 14 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1 連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数
21社
主要な連結子会社の名称
㈱協同医学研究所
㈱ピーシーエルジャパン
㈱第一岸本臨床検査センター
(2) 非連結子会社の数
8社 ㈱札幌病理検査センター 他
連結の範囲から除いた理由
非連結子会社につきましては、総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等の金額はいずれも軽微であり、
かつ全体としても連結財務諸表に重要な影響を及ぼさないため、連結の範囲から除外しております。
2 持分法の適用に関する事項
持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社の数
10社 ㈱札幌病理検査センター 他
持分法非適用会社につきましては、当期純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体とし
ても重要性がないため、持分法の適用から除外しております。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当企業集団の報告セグメントは、当企業集団を構成する単位のうち分離された財務情報が入手可能のものであり、
取締役会において配分すべき経営資源に関する意思決定が行われ、かつ業績を評価するために経営成績を定期的に検
討するものであります。
なお、当企業集団は製品・サービス別セグメントから構成されており、「検査事業」を報告セグメントとしており
ます。また、報告セグメントに含まれないその他の事業セグメントには「医療情報システム事業」を含めておりま
す。「検査事業」は臨床検査等の受託業務を行っており、「医療情報システム事業」は医療機関向けのシステム機器
等の製造販売や医療情報サービスの提供等を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
当企業集団の報告セグメントである「検査事業」以外の事業に関しては、重要性が乏しいと考えられるため、記載
を省略しております。
― 15 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 1,873.36円 2,174.27円
1株当たり当期純利益金額 151.27円 337.44円
潜在株式調整後
151.07円 337.09円
1株当たり当期純利益金額
(注) 1.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおり
であります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 6,375 13,711
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
6,375 13,711
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 42,147,235 40,634,125
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円) ― ―
普通株式増加数(株) 55,373 42,587
(うち新株予約権(株)) (55,373) (42,587)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
―
当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 80,422 93,123
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 4,323 4,745
(うち新株予約権(百万円)) (59) (44)
(うち非支配株主持分(百万円)) (4,263) (4,701)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 76,099 88,377
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
40,621,711 40,647,064
の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
― 16 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
6.個別財務諸表
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 33,373 40,428
受取手形 136 209
売掛金 17,853 25,701
商品及び製品 140 191
仕掛品 419 502
原材料及び貯蔵品 1,725 2,191
前払費用 381 363
その他 477 589
貸倒引当金 △79 △56
流動資産合計 54,428 70,119
固定資産
有形固定資産
建物 6,166 6,577
構築物 128 168
機械及び装置 174 147
車両運搬具 7 4
工具、器具及び備品 2,324 2,845
土地 10,348 10,346
リース資産 2,258 2,296
建設仮勘定 11 313
有形固定資産合計 21,421 22,701
無形固定資産
特許権 0 ―
借地権 222 222
ソフトウエア 2,654 2,442
リース資産 39 29
その他 327 435
無形固定資産合計 3,244 3,129
投資その他の資産
投資有価証券 1,369 1,403
関係会社株式 9,049 9,049
出資金 55 55
長期貸付金 2 1
従業員に対する長期貸付金 2 1
破産更生債権等 15 5
長期前払費用 137 174
繰延税金資産 1,202 1,438
その他 875 907
貸倒引当金 △15 △5
投資その他の資産合計 12,694 13,030
固定資産合計 37,361 38,861
資産合計 91,790 108,981
― 17 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 14,171 17,593
短期借入金 910 910
リース債務 904 931
未払金 3,871 4,739
未払費用 389 429
未払法人税等 848 3,878
未払消費税等 579 1,474
賞与引当金 2,039 2,215
前受金 18 42
預り金 3,945 4,043
前受収益 56 57
資産除去債務 4 0
その他 0 53
流動負債合計 27,739 36,369
固定負債
リース債務 1,611 1,629
退職給付引当金 2,399 2,030
資産除去債務 234 236
その他 13 128
固定負債合計 4,258 4,026
負債合計 31,998 40,395
純資産の部
株主資本
資本金 6,045 6,045
資本剰余金
資本準備金 6,646 6,646
その他資本剰余金 58 58
資本剰余金合計 6,705 6,705
利益剰余金
利益準備金 233 233
その他利益剰余金
固定資産圧縮積立金 292 292
別途積立金 15,400 15,400
繰越利益剰余金 37,288 46,022
利益剰余金合計 53,214 61,949
自己株式 △6,701 △6,651
株主資本合計 59,263 68,048
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 468 492
評価・換算差額等合計 468 492
新株予約権 59 44
純資産合計 59,792 68,585
負債純資産合計 91,790 108,981
― 18 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 95,002 110,583
売上原価 64,596 69,711
売上総利益 30,406 40,872
販売費及び一般管理費 24,844 27,596
営業利益 5,561 13,276
営業外収益
受取利息 2 0
受取配当金 730 738
不動産賃貸料 485 489
補助金収入 93 348
その他 398 360
営業外収益合計 1,709 1,938
営業外費用
支払利息 61 62
不動産賃貸原価 261 230
その他 25 8
営業外費用合計 349 301
経常利益 6,921 14,913
特別利益
固定資産売却益 0 1
投資有価証券売却益 1 ―
抱合せ株式消滅差益 52 ―
特別利益合計 54 1
特別損失
固定資産除却損 13 24
投資有価証券売却損 2 ―
投資有価証券清算損 2 ―
その他 0 2
特別損失合計 20 26
税引前当期純利益 6,956 14,888
法人税、住民税及び事業税 1,835 4,572
法人税等調整額 165 △246
法人税等合計 2,001 4,325
当期純利益 4,955 10,562
― 19 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金 その他資本
資本準備金 資本剰余金合計
剰余金
当期首残高 6,045 6,646 38 6,685
当期変動額
固定資産圧縮
積立金の取崩
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取
得
自己株式の処
20 20
分
株主資本以外
の項目の当期
変 動 額 ( 純
額)
当期変動額合計 ― ― 20 20
当期末残高 6,045 6,646 58 6,705
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金 自己株式 株主資本合計
利益準備金 固定資産圧縮 利益剰余金合計
別途積立金 繰越利益剰余金
積立金
当期首残高 233 292 15,400 33,994 49,921 △1,149 61,502
当期変動額
固定資産圧縮積立金
△0 0 ― ―
の取崩
剰余金の配当 △1,661 △1,661 △1,661
当期純利益 4,955 4,955 4,955
自己株式の取得 △5,578 △5,578
自己株式の処分 25 45
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― △0 ― 3,293 3,293 △5,552 △2,238
当期末残高 233 292 15,400 37,288 53,214 △6,701 59,263
― 20 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算 新株予約権 純資産合計
評価差額金 差額等合計
当期首残高 359 359 70 61,933
当期変動額
固定資産圧縮積立金
―
の取崩
剰余金の配当 △1,661
当期純利益 4,955
自己株式の取得 △5,578
自己株式の処分 45
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 108 108 △11 97
額)
当期変動額合計 108 108 △11 △2,141
当期末残高 468 468 59 59,792
― 21 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金 その他資本
資本準備金 資本剰余金合計
剰余金
当期首残高 6,045 6,646 58 6,705
当期変動額
固定資産圧縮
積立金の取崩
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取
得
自己株式の処
0 0
分
株主資本以外
の項目の当期
変 動 額 ( 純
額)
当期変動額合計 ― ― 0 0
当期末残高 6,045 6,646 58 6,705
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金 自己株式 株主資本合計
利益準備金 固定資産圧縮 利益剰余金合計
別途積立金 繰越利益剰余金
積立金
当期首残高 233 292 15,400 37,288 53,214 △6,701 59,263
当期変動額
固定資産圧縮積立金
△0 0 ― ―
の取崩
剰余金の配当 △1,828 △1,828 △1,828
当期純利益 10,562 10,562 10,562
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 50 50
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― △0 ― 8,734 8,734 49 8,784
当期末残高 233 292 15,400 46,022 61,949 △6,651 68,048
― 22 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算 新株予約権 純資産合計
評価差額金 差額等合計
当期首残高 468 468 59 59,792
当期変動額
固定資産圧縮積立金
―
の取崩
剰余金の配当 △1,828
当期純利益 10,562
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 50
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 24 24 △15 8
額)
当期変動額合計 24 24 △15 8,793
当期末残高 492 492 44 68,585
― 23 ―
株式会社ビー・エム・エル(4694) 2021年3月期 決算短信
7.その他
(1)生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績を検査区分別に示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
検査区分
生産実績(百万円) 前年同期比増減(%)
検査事業 臨床検査事業
生化学的検査 47,081 △0.3
血液学的検査 9,836 △0.3
免疫学的検査 23,715 △4.7
微生物学的検査 6,164 △9.5
病理学的検査 8,486 △3.3
その他検査 33,433 168.94
(臨床検査事業計) 128,717 17.0
その他検査事業 4,298 △12.3
検査事業小計 133,015 15.8
医療情報システム事業 4,211 0.5
その他事業 1,432 △4.3
合計 138,660 15.0
(注) 金額は販売価額にて算出しており、消費税等は含まれておりません。
② 受注状況
検査の受託から報告までの所要日数が極めて短いため、常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績と
がほぼ対応するため記載を省略しております。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績を検査区分別に示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
検査区分
販売実績(百万円) 前年同期比増減(%)
検査事業 臨床検査事業
生化学的検査 47,046 △0.5
血液学的検査 9,828 △0.4
免疫学的検査 23,697 △4.9
微生物学的検査 6,160 △9.6
病理学的検査 8,479 △3.4
その他検査 33,398 167.9
(臨床検査事業計) 128,612 16.8
その他検査事業 4,299 △12.4
検査事業小計 132,911 15.6
医療情報システム事業 4,214 0.3
その他事業 1,446 △4.1
合計 138,571 14.8
(注) 1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.総販売実績に対する売上の割合が10%以上の相手先はありません。
(2)役員の異動
役員の異動については、本日開示の人事異動のお知らせをご覧ください。
― 24 ―