4676 フジHD 2020-05-13 15:00:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月13日
上 場 会 社 名 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4676 URL https://www.fujimediahd.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 金光 修
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員財経局長 (氏名) 奥野木 順二 (TEL) (03)3570-8000
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 631,482 △5.6 26,341 △24.1 34,854 △17.0 41,307 74.8
2019年3月期 669,230 3.5 34,709 37.4 41,975 19.5 23,627 △5.3
(注) 包括利益 2020年3月期 17,292百万円( △48.8%) 2019年3月期 33,797百万円( △28.7%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 178.44 - 5.6 2.7 4.2
2019年3月期 102.03 - 3.3 3.3 5.2
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 5,182百万円 2019年3月期 3,025百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 1,254,613 745,574 58.6 3,179.13
2019年3月期 1,290,484 743,348 56.5 3,150.57
(参考) 自己資本 2020年3月期 735,431百万円 2019年3月期 729,354百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 16,854 △33,907 8,388 79,970
2019年3月期 103,640 △99,386 △7,310 89,900
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 22.00 - 22.00 44.00 10,304 43.1 1.4
2020年3月期 - 22.00 - 22.00 44.00 10,304 24.7 1.4
2021年3月期(予想) - - - - - -
(注)2019年3月期第2四半期末の内訳 普通配当 20円00銭 記念配当 2円00銭
2019年3月期末の内訳 普通配当 20円00銭 記念配当 2円00銭
2021年3月期の配当につきましては、現時点で業績予想の算出が困難であるため未定とし、可能となった時点で
速やかに開示いたします。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やその収束時期による影響な
ど現段階では合理的な算出が困難であるため、未定とさせていただきます。今後の事業への影響を慎重に見極め、予
想の開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 有
③ 会計上の見積りの変更 : 有
④ 修正再表示 : 無
(注)当連結会計年度より減価償却方法及び耐用年数の変更を行っており、「会計上の見積りの変更と区別すること
が困難な会計方針及び会計上の見積りの変更」に該当しております。詳細は、添付資料14ページ「3.連結財務諸表
及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針及び会
計上の見積りの変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 234,194,500株 2019年3月期 234,194,500株
② 期末自己株式数 2020年3月期 2,863,495株 2019年3月期 2,695,505株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 231,488,297株 2019年3月期 231,574,541株
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 18,222 43.7 11,533 85.7 14,812 39.9 16,735 49.2
2019年3月期 12,684 △4.9 6,211 12.3 10,586 9.9 11,215 2.6
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 71.46 -
2019年3月期 47.89 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 752,182 517,643 68.8 2,210.32
2019年3月期 805,259 540,706 67.1 2,308.79
(参考) 自己資本 2020年3月期 517,643百万円 2019年3月期 540,706百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる仮定等については、添付資料4ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧くださ
い。
・新型コロナウィルス感染症拡大の状況を踏まえ、ご参加の皆様及び関係者の健康・安全を第一に考慮した結果、
2020年3月期決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)を中止することといたしました。なお、決算説明資料等
につきましては、当社ホームページをご覧ください。
㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針及び会計上の見積りの変更) …14
(表示方法の変更) …………………………………………………………………………………14
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………15
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………17
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………17
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
政府の月例経済報告によると、当連結会計年度の我が国の経済は「先行きについては、新型コロナウイルス感染症
の影響による厳しい状況が続くと見込まれる。また、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する
必要がある。金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」と記されており、企業の業況判断は「感染症の
影響により、悪化している」とされています。
当社グループにおいても、新型コロナウイルス感染症の影響により、広告収入の減少や観光需要の低下、イベント
の中止・延期など少なからず影響を受けましたが、当連結会計年度につきましては、それまで業績が好調に推移して
きたことや、営業努力により収益への影響を限定的に抑えることができました。
こうした状況の中、当社グループの当連結会計年度の売上高は、メディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業
がともに減収となり、全体では前年同期比5.6%減収の631,482百万円となりました。
営業利益も、メディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業がともに減益となり、前年同期比24.1%減益の26,341
百万円となりました。経常利益は前年同期比17.0%減益の34,854百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は厚生年金
基金代行返上益を特別利益に計上したことで前年同期比74.8%増益の41,307百万円となりました。
報告セグメントの業績の状況は以下の通りであります
売 上 高 セグメント利益
前連結会計年度 当連結会計年度 増減 前連結会計年度 当連結会計年度 増減
(百万円) (百万円) (%) (百万円) (百万円) (%)
メディア・
526,568 515,334 △2.1 16,987 13,924 △18.0
コンテンツ事業
都市開発・観光事業 137,381 110,749 △19.4 18,029 13,706 △24.0
その他事業 19,062 19,335 1.4 555 595 7.2
調整額 △13,781 △13,936 - △863 △1,885 -
合 計 669,230 631,482 △5.6 34,709 26,341 △24.1
(メディア・コンテンツ事業)
当社グループの中核子会社である㈱フジテレビジョンの放送収入は、前期の「2018 FIFA ワールドカップロ
シア」の反動減や、レギュラー番組のセールスに苦戦したことから、212,980百万円で前年同期比2.5%の減収とな
りました。
主力の放送事業のうち、全国放送を対象とするネットタイムセールスは「FIVB ワールドカップバレーボー
ル2019」、「FNS27時間テレビ」、「サザエさん放送50周年記念アニメ&ドラマ」などが貢献したものの、レ
ギュラー番組の減収を補うことはできませんでした。その結果、ネットタイムセールスの売上高は78,848百万円で
前年同期比2.0%の減収となりました。
関東地区への放送を対象とするローカルタイムセールスは、セールス区分の変更などもあり、売上高は、12,319
百万円で前年同期比7.3%の減収となりました。
スポットセールスは、すべての月でシェアを伸ばしたものの広告市況が低迷した影響から通期では前年を下回り
ま し た。業 種 別 で は「情 報・通 信・放 送」、「エ ネル ギー・機械」が 前年を 上回 る一方、「化 粧品・トイ レタ
リー」、「自動車・関連品」などが前年を下回りました。その結果、売上高は89,547百万円で前年同期比3.2%の減
収となりました。
その他事業では、映画事業において、「劇場版ONE PIECE STAMPEDE」、「記憶にございません!」、「翔んで埼
玉」の配給収入や、「万引き家族」、「マスカレード・ホテル」等の二次利用収入などが貢献し増収となりまし
た。デジタル事業も「FOD(フジテレビオンデマンド)」が引き続き好調で、前年の売上を上回ることができま
した。イベント事業においてはシルク・ドゥ・ソレイユの大型作品「キュリオス」の前期との規模差により減収と
なりました。その結果、その他事業の売上高は42,543百万円で前年同期比14.0%の減収となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響で、3月にカナダで予定されていた「世界フィギュアスケート選手権
2020」が中止となり放送を見送ったほか、イベント事業においても2月および3月に東京で予定されていた「東芝
グランドコンサート2020」等が中止となりました。
以上により、㈱フジテレビジョン全体の売上高は、前年同期比4.6%減収の255,523百万円となりました。営業利
2
㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
益は前年同期比29.9%減益の7,160百万円となりました。
㈱ビーエスフジは、放送事業収入ではスポット収入が好調だったものの、タイム収入が伸び悩み、放送事業収入
全体で減収となりました。利益面では、BS4K放送費用も増加したことで減益となりました。
㈱ニッポン放送は、ラジオリビング事業が増収となりましたが、放送収入が苦戦し減収となったものの、費用削
減等により増益となりました。
㈱ポニーキャニオンは、音楽部門でのヒットに加えて、継続的に進めてきた収益源の多様化が功を奏して、配
信、イベント、グッズ等も好調で増収増益となりました。
㈱フジパシフィックミュージックは、著作権使用料収入やマネージメント収入が好調で増収増益となりました。
㈱ディノス・セシールのディノス事業は、テレビ通販で美容健康商材を中心に引き続き好調を維持し増収となり
ましたが、セシール事業は、カタログ通販が伸び悩み減収となりました。その結果、㈱ディノス・セシール全体と
しては減収減益となりました。
㈱クオラスは、WEB広告、イベントから派生するグッズ販売などが好調で増収となりましたが、テレビ広告等
の減収や、3月以降イベント中止に伴う損失計上などにより、減益となりました。
㈱フジゲームスは、新規タイトルや既存タイトルの課金収入が苦戦し、減収となり、営業損失を計上しました。
以上の結果、メディア・コンテンツ事業全体の売上高は、前年同期比2.1%減収の515,334百万円となり、セグメ
ント利益は同18.0%減益の13,924百万円となりました。
(都市開発・観光事業)
㈱サンケイビルは、ビル事業が減収となったほか、資産開発事業においてサンケイリアルエステート投資法人
(REIT)への保有物件売却件数等が前期に比べ減少したことにより、減収減益となりました。
㈱グランビスタホテル&リゾートは、新型コロナウイルス感染症の影響で、インバウンドを含む旅行・観光需要の
減少を受けて減収となり、営業損失を計上しました。
以上の結果、都市開発・観光事業全体の売上高は、前年同期比19.4%減収の110,749百万円となり、セグメント利
益は同24.0%減益の13,706百万円となりました。
(その他事業)
その他事業全体の売上高は前年同期比1.4%増収の19,335百万円、セグメント利益は同7.2%増益の595百万円とな
りました。
持分法適用会社では、フジテレビ系列局、伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱、日本映画放送㈱、㈱WOWOW、㈱産
業経済新聞社が持分法による投資利益に貢献しました。
(2)当期の財政状態の概況
当期末の総資産は1,254,613百万円となり、前期末比35,871百万円(2.8%)減少しました。
流動資産は424,033百万円で、前期末比16,426百万円(4.0%)増加しました。これは主に、有価証券が9,763百万円
減少した一方で、たな卸資産が26,971百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は830,346百万円で、前期末比51,972百万円(5.9%)減少しました。これは主に、投資有価証券が上場株式の
時価の下落等により44,230百万円、土地が8,131百万円減少したこと等によります。
負債は509,038百万円で、前期末比38,097百万円(7.0%)減少しました。
流動負債は166,085百万円で、前期末比24,697百万円(12.9%)減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金が
6,819百万円、未払法人税等が5,309百万円、「その他」に含まれる未払費用が3,011百万円減少したこと等によりま
す。
固定負債は342,953百万円で、前期末比13,400百万円(3.8%)減少しました。これは、長期借入金が25,766百万円増加
した一方で、主に厚生年金基金代行返上により退職給付に係る負債が27,912百万円減少し、上場株式の含み益の減少
等により繰延税金負債が12,848百万円減少したこと等によります。
純資産は745,574百万円で、前期末比2,226百万円(0.3%)増加しました。これは、剰余金の配当を10,304百万円行
い、その他有価証券評価差額金が31,328百万円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益41,307百万円を計
上したことや、退職給付に係る調整累計額が6,207百万円増加したこと等によります。
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当期における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,854百万円の収入となり、前期比86,786百万円(83.7%)の収入減少とな
りました。これは、税金等調整前当期純利益が20,477百万円増加した一方で、たな卸資産の増減額が49,449百万円の
収入減少、退職給付に係る負債の増減額が18,122百万円の支出増加、仕入債務の増減額が13,867百万円の収入減少と
なったこと等によります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、33,907百万円の支出となり、前期比65,478百万円(65.9%)の支出減少とな
りました。これは、有形固定資産の取得による支出が33,042百万円減少し、有価証券の売却及び償還による収入が
24,608百万円増加し、投資有価証券の売却及び償還による収入が23,498百万円増加したこと等によります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,388百万円の収入となり、7,310百万円の支出だった前期と比べ、15,699
百万円の収入増加となりました。これは、短期借入金の純増減額が24,500百万円の収入減少となった一方で、長期借
入れによる収入が23,247百万円増加し、長期借入金の返済による支出が18,700百万円減少したこと等によります。
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額1,114百万円を加味したこと等の結果、現金及び現金同等物の当期末残
高は、79,970百万円となり、前期末に比べ9,929百万円(11.0%)の減少となりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 55.4 56.3 56.7 56.5 58.6
時価ベースの自己資本比率
25.1 29.9 33.7 27.4 19.9
(%)
キャッシュ・フロー対有利子
7.4 4.2 4.6 2.1 14.7
負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
15.6 31.0 38.4 90.2 14.4
レシオ(倍)
(注) 1.自己資本比率:自己資本/総資産
2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※ キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用してお
ります。
※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象として
おります。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※ 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を2019年3月
期の期首から適用しており、2018年3月期の指標については遡及適用後の数値を記載しております。
(4)今後の見通し
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やその収束時期による影響な
ど現段階では合理的な算出が困難であるため、未定とさせていただきます。今後の事業への影響を慎重に見極め、予
想の開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題のひとつと位置づけ、認定放送持株会社体制の下、企業価値の増
大に向け積極的にグループ事業の成長に向けた投資や新たな事業領域への参入等を行うとともに、業績に応じた成果
を株主に配分することを基本方針としております。
剰余金の配当については連結ベースの目標配当性向40%を基本に、株主への利益還元を重視する観点から配当の安
定性等を考慮して決定する方針といたします。当期(2020年3月期)の期末配当金につきましては、この方針を基
に、当期の連結決算における特殊要因である厚生年金基金代行返上益等を勘案して、1株当たり22円とさせていただ
きます。
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
これにより年間配当額は中間配当22円と合わせて1株当たり44円となります。なお、本件は、2020年6月25日開催
予定の第79期定時株主総会に付議する予定です。
また、次期(2021年3月期)の配当につきましては、連結業績予想の合理的な算出が困難な状況を鑑み現時点では
未定とさせていただき、予想が可能となった時点で速やかに開示いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の情勢を考慮の
上、適切に対応していく方針であります。
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 75,655 76,126
受取手形及び売掛金 112,994 110,390
有価証券 107,300 97,536
たな卸資産 74,192 101,163
その他 38,179 39,725
貸倒引当金 △715 △908
流動資産合計 407,606 424,033
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 134,005 135,228
機械装置及び運搬具(純額) 9,163 12,420
土地 266,168 258,037
建設仮勘定 18,804 17,572
その他(純額) 10,055 12,765
有形固定資産合計 438,197 436,024
無形固定資産
のれん 923 811
借地権 3,652 4,021
ソフトウエア 7,330 7,346
その他 6,129 5,867
無形固定資産合計 18,035 18,046
投資その他の資産
投資有価証券 378,036 333,806
退職給付に係る資産 296 89
繰延税金資産 20,036 12,553
その他 29,523 31,599
貸倒引当金 △1,807 △1,773
投資その他の資産合計 426,085 376,276
固定資産合計 882,319 830,346
繰延資産 558 233
資産合計 1,290,484 1,254,613
6
㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 47,796 40,976
電子記録債務 15,218 12,374
短期借入金 41,924 40,559
未払法人税等 9,720 4,411
返品調整引当金 990 673
役員賞与引当金 392 436
ポイント引当金 448 457
環境対策引当金 - 47
その他 74,291 66,148
流動負債合計 190,782 166,085
固定負債
社債 20,000 20,000
長期借入金 157,063 182,829
繰延税金負債 76,877 64,028
再評価に係る繰延税金負債 12,123 11,935
役員退職慰労引当金 2,272 2,443
環境対策引当金 46 -
債務保証損失引当金 37 -
退職給付に係る負債 65,747 37,835
負ののれん 3,481 2,907
その他 18,703 20,974
固定負債合計 356,353 342,953
負債合計 547,136 509,038
純資産の部
株主資本
資本金 146,200 146,200
資本剰余金 173,680 173,794
利益剰余金 315,956 346,693
自己株式 △3,808 △3,997
株主資本合計 632,029 662,691
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 107,804 76,475
繰延ヘッジ損益 △205 △218
土地再評価差額金 616 1,479
為替換算調整勘定 △995 △1,310
退職給付に係る調整累計額 △9,893 △3,686
その他の包括利益累計額合計 97,325 72,739
非支配株主持分 13,993 10,143
純資産合計 743,348 745,574
負債純資産合計 1,290,484 1,254,613
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 669,230 631,482
売上原価 471,411 445,767
売上総利益 197,819 185,715
販売費及び一般管理費 163,109 159,374
営業利益 34,709 26,341
営業外収益
受取利息 207 211
受取配当金 2,943 3,321
持分法による投資利益 3,025 5,182
負ののれん償却額 573 573
投資事業組合運用益 1,007 310
その他 1,380 795
営業外収益合計 9,137 10,395
営業外費用
支払利息 1,169 1,178
投資事業組合運用損 122 71
シンジケートローン手数料 - 202
その他 579 429
営業外費用合計 1,872 1,881
経常利益 41,975 34,854
特別利益
投資有価証券売却益 1,638 9,109
厚生年金基金代行返上益 - 18,832
その他 794 143
特別利益合計 2,433 28,085
特別損失
減損損失 6,326 3,709
投資有価証券評価損 63 1,694
その他 1,662 703
特別損失合計 8,052 6,106
税金等調整前当期純利益 36,355 56,833
法人税、住民税及び事業税 12,079 10,134
法人税等調整額 △1,380 5,087
法人税等合計 10,698 15,221
当期純利益 25,656 41,611
非支配株主に帰属する当期純利益 2,029 304
親会社株主に帰属する当期純利益 23,627 41,307
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 25,656 41,611
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 9,455 △29,523
繰延ヘッジ損益 45 △25
土地再評価差額金 △975 874
為替換算調整勘定 △343 △265
退職給付に係る調整額 △128 6,321
持分法適用会社に対する持分相当額 87 △1,700
その他の包括利益合計 8,140 △24,318
包括利益 33,797 17,292
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 31,928 16,721
非支配株主に係る包括利益 1,869 571
9
㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 146,200 173,676 306,997 △9,354 617,519
当期変動額
剰余金の配当 △9,836 △9,836
親会社株主に帰属す
23,627 23,627
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
持分法適用会社に対
する持分変動に伴う △117 △117
自己株式の増減
土地再評価差額金の
831 831
取崩
自己株式の消却 △5,662 5,662 -
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 4 4
変動
株主資本以外の項目
の 当 期 変 動 額(純
額)
当期変動額合計 - 4 8,959 5,545 14,509
当期末残高 146,200 173,680 315,956 △3,808 632,029
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ損 土地再評価差 為替換算調整 退職給付に係 分
利益累計額合
券評価差額金 益 額金 勘定 る調整累計額
計
当期首残高 98,313 △400 1,448 △574 △9,760 89,024 15,189 721,733
当期変動額
剰余金の配当 △9,836
親会社株主に帰属す
23,627
る当期純利益
自己株式の取得 △0
持分法適用会社に対
する持分変動に伴う △117
自己株式の増減
土地再評価差額金の
831
取崩
自己株式の消却 -
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 4
変動
株主資本以外の項目
の 当 期 変 動 額(純 9,490 195 △831 △420 △133 8,301 △1,195 7,105
額)
当期変動額合計 9,490 195 △831 △420 △133 8,301 △1,195 21,614
当期末残高 107,804 △205 616 △995 △9,893 97,325 13,993 743,348
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 146,200 173,680 315,956 △3,808 632,029
当期変動額
剰余金の配当 △10,304 △10,304
親会社株主に帰属す
41,307 41,307
る当期純利益
持分法適用会社に対
する持分変動に伴う △188 △188
自己株式の増減
土地再評価差額金の
△196 △196
取崩
連結範囲の変動 △68 △68
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 113 113
変動
株主資本以外の項目
の 当 期 変 動 額(純
額)
当期変動額合計 - 113 30,737 △188 30,662
当期末残高 146,200 173,794 346,693 △3,997 662,691
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ損 土地再評価差 為替換算調整 退職給付に係 分
利益累計額合
券評価差額金 益 額金 勘定 る調整累計額
計
当期首残高 107,804 △205 616 △995 △9,893 97,325 13,993 743,348
当期変動額
剰余金の配当 △10,304
親会社株主に帰属す
41,307
る当期純利益
持分法適用会社に対
する持分変動に伴う △188
自己株式の増減
土地再評価差額金の
△196
取崩
連結範囲の変動 △68
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 113
変動
株主資本以外の項目
の 当 期 変 動 額(純 △31,328 △12 862 △314 6,207 △24,585 △3,850 △28,436
額)
当期変動額合計 △31,328 △12 862 △314 6,207 △24,585 △3,850 2,226
当期末残高 76,475 △218 1,479 △1,310 △3,686 72,739 10,143 745,574
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 36,355 56,833
減価償却費 17,645 16,305
減損損失 6,326 3,709
のれん償却額 △351 △340
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △1,297 △19,420
受取利息及び受取配当金 △3,150 △3,532
支払利息 1,169 1,178
持分法による投資損益(△は益) △3,025 △5,182
投資有価証券売却損益(△は益) △1,595 △9,107
投資有価証券評価損益(△は益) 63 1,694
売上債権の増減額(△は増加) 1,110 665
たな卸資産の増減額(△は増加) 44,197 △5,252
仕入債務の増減額(△は減少) 4,210 △9,656
その他 5,875 1,876
小計 107,532 29,769
利息及び配当金の受取額 4,401 4,768
利息の支払額 △1,148 △1,168
法人税等の支払額 △9,061 △17,891
法人税等の還付額 1,916 1,376
営業活動によるキャッシュ・フロー 103,640 16,854
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △203,914 △212,947
有価証券の売却及び償還による収入 185,391 210,000
有形固定資産の取得による支出 △68,470 △35,427
無形固定資産の取得による支出 △3,433 △4,223
投資有価証券の取得による支出 △15,421 △20,736
投資有価証券の売却及び償還による収入 7,591 31,090
その他 △1,128 △1,662
投資活動によるキャッシュ・フロー △99,386 △33,907
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 12,000 △12,500
長期借入れによる収入 22,500 45,747
長期借入金の返済による支出 △27,749 △9,049
配当金の支払額 △9,825 △10,290
非支配株主への配当金の支払額 △764 △1,374
非支配株主への払戻による支出 △67 △2,900
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△3,004 -
による支出
その他 △399 △1,244
財務活動によるキャッシュ・フロー △7,310 8,388
現金及び現金同等物に係る換算差額 △199 △172
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,256 △8,838
現金及び現金同等物の期首残高 93,155 89,900
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 0 23
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 - △1,114
現金及び現金同等物の期末残高 89,900 79,970
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針及び会計上の見積りの変更)
(減価償却方法の変更・耐用年数の変更)
従来、当社及び一部連結子会社は有形固定資産の一部において定率法を採用していましたが、当連結会計年度
から定額法に変更しております。
この変更は、主要な資産である放送用送出設備等が更新を迎えたことを契機に、有形固定資産の使用実態を検
討した結果、中期経営計画に基づき概ね安定的かつ定期的に設備維持のための更新投資が推移し、技術的な陳腐
化リスクが低く、今後も安定的な利用が見込まれるため、その使用便益が平均的に費用配分される定額法による
ことが、使用実態を適切に反映すると判断したことによるものです。
また、一部連結子会社が保有する放送用機械装置の一部は、従来、耐用年数を6年として減価償却を行ってき
ましたが、定期的な保守の実施等により、その更新投資は概ね10年毎に行うことが見込まれるため、当連結会計
年度から耐用年数を10年に見直し、将来にわたり変更しております。
これにより、従来の方法と比べて、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益がそれ
ぞれ1,030百万円増加しております。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別利益」の「移転補償金」は、特別利益の総額の100分の
10以下となったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。
この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別利益」に表示していた「移転補償金」497百万円、
「その他」297百万円は、「その他」794百万円として組替えております。
前連結会計年度において、「特別損失」の「その他」に含めていた「投資有価証券評価損」は、特別損失の総額
の100分の10を超えたため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。
また、前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別損失」の「事業撤退損」は、特別損失の総額の
100分の10以下となったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。
この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別損失」に表示していた「事業撤退損」816百万円、
「その他」909百万円は、「投資有価証券評価損」63百万円、「その他」1,662百万円として組替えております。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「投資有価証券評
価損益」と、「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「非支配株主への払戻による支
出」は重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。
この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」
に表示していた「その他」5,939百万円は、「投資有価証券評価損益」63百万円と「その他」5,875百万円に、「財
務活動によるキャッシュ・フロー」に表示していた「その他」△467百万円は、「非支配株主への払戻による支出」
△67百万円と「その他」△399百万円に、それぞれ組替えて表示しております。
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは認定放送持株会社である当社の下で、傘下の関係会社が放送法に定める基幹放送事業を中心
に、関連する事業活動を展開しており、「メディア・コンテンツ事業」及び「都市開発・観光事業」の2つを報
告セグメントとしております。
「メディア・コンテンツ事業」は主として放送法に定める基幹放送や、放送番組・映画・アニメ・ゲーム・イ
ベント等の制作、映像・音楽ソフトの販売、音楽出版、広告、通信販売等の事業を、「都市開発・観光事業」は
ビル賃貸・不動産取引・ホテルリゾート等の事業をそれぞれ営んでおります。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項と概ね同
一であります。報告セグメントの利益は営業利益ベースの金額であり、セグメント間の内部売上高及び振替高は市
場実勢価格に基づいております。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他 連結財務諸表
調整額
メディア・コ 都市開発・ 事業 合計 計上額
計 (注2,3)
ンテンツ事業 観光事業 (注1) (注4)
売上高
外部顧客への
売上高
525,954 136,883 662,838 6,392 669,230 - 669,230
セグメント間の
内部売上高又は 613 497 1,111 12,670 13,781 △13,781 -
振替高
計 526,568 137,381 663,950 19,062 683,012 △13,781 669,230
セグメント利益 16,987 18,029 35,017 555 35,573 △863 34,709
セグメント資産 572,042 432,471 1,004,514 18,823 1,023,338 267,146 1,290,484
その他の項目
減価償却費 12,328 5,109 17,438 501 17,939 △294 17,645
のれん償却額 55 166 221 0 221 - 221
有形固定資産及び無
27,608 46,581 74,190 912 75,102 △318 74,784
形固定資産の増加額
(注) 1 「その他事業」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、人材派遣、動産リース、ソフ
トウェア開発等を含んでおります。
2 セグメント利益の調整額△863百万円には、セグメント間取引消去3,680百万円、各報告セグメントに配分し
ていない全社費用△4,543百万円が含まれております。全社費用は、認定放送持株会社としての親会社の費
用であります。
3 セグメント資産の調整額267,146百万円には、セグメント間の債権の相殺消去△468,650百万円及び各報告セ
グメントに配分していない全社資産735,797百万円が含まれております。全社資産の主なものは、親会社の
余資運用資金(現金及び預金、有価証券等)、長期投資資金(投資有価証券等)及び管理部門に係る資産等
であります。
4 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他 連結財務諸表
調整額
メディア・コ 都市開発・ 事業 合計 計上額
計 (注2,3)
ンテンツ事業 観光事業 (注1) (注4)
売上高
外部顧客への
売上高
514,472 110,265 624,738 6,744 631,482 - 631,482
セグメント間の
内部売上高又は 861 483 1,345 12,591 13,936 △13,936 -
振替高
計 515,334 110,749 626,083 19,335 645,419 △13,936 631,482
セグメント利益 13,924 13,706 27,630 595 28,226 △1,885 26,341
セグメント資産 550,704 449,902 1,000,606 19,547 1,020,153 234,459 1,254,613
その他の項目
減価償却費 11,321 4,682 16,003 577 16,581 △275 16,305
のれん償却額 66 166 233 0 233 - 233
有形固定資産及び無
形固定資産の増加額
17,038 25,421 42,459 594 43,053 △157 42,896
(注) 1 「その他事業」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、人材派遣、動産リース、ソフ
トウェア開発等を含んでおります。
2 セグメント利益の調整額△1,885百万円には、セグメント間取引消去2,850百万円、各報告セグメントに配分
していない全社費用△4,736百万円が含まれております。全社費用は、認定放送持株会社としての親会社の
費用であります。
3 セグメント資産の調整額234,459百万円には、セグメント間の債権の相殺消去△451,689百万円及び各報告セ
グメントに配分していない全社資産686,149百万円が含まれております。全社資産の主なものは、親会社の
余資運用資金(現金及び預金、有価証券等)、長期投資資金(投資有価証券等)及び管理部門に係る資産等
であります。
4 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
5 (会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針及び会計上の見積りの変更)に記載の通り、当社
及び一部連結子会社は有形固定資産の一部において定率法を採用していましたが、当連結会計年度から定額
法に変更しております。また、一部連結子会社が保有する放送用機械装置の一部の耐用年数を6年から10年
に見直し、当連結会計年度から将来にわたり変更しております。
この変更により、当連結会計年度のセグメント利益が、「メディア・コンテンツ事業」で1,023百万円増加
しております。また、各報告セグメントに配分していない全社費用が7百万円減少しております。
16
㈱フジ・メディア・ホールディングス (4676) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
1株当たり純資産額及び算定上の基礎並びに1株当たり当期純利益及び算定上の基礎は、以下の通りです。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
(1) 1株当たり純資産額 3,150円57銭 3,179円13銭
(算定上の基礎)
連結貸借対照表の純資産の部の
743,348 745,574
合計額 (百万円)
普通株式に係る純資産額
729,354 735,431
(百万円)
差額の主な内訳 (百万円)
13,993 10,143
非支配株主持分
普通株式の発行済株式数
234,194,500 234,194,500
(株)
普通株式の自己株式数
2,695,505 2,863,495
(株)
1株当たり純資産額の算定に用
231,498,995 231,331,005
いられた普通株式の数 (株)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
(2) 1株当たり当期純利益 102円03銭 178円44銭
(算定上の基礎)
連結損益計算書上の親会社株主
に帰属する当期純利益 23,627 41,307
(百万円)
普通株式に係る親会社株主に
帰属する当期純利益 23,627 41,307
(百万円)
普通株式の期中平均株式数
231,574,541 231,488,297
(株)
(注) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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