4665 ダスキン 2021-05-14 16:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 株式会社ダスキン 上場取引所 東
コード番号 4665 URL https://www.duskin.co.jp/corp/index.html
代表者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名)山村 輝治
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 執行役員 (氏名)大久保 裕行 TEL 06-6821-5071
定時株主総会開催予定日 2021年6月23日 配当支払開始予定日 2021年6月24日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月24日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 153,770 △3.4 4,651 △29.3 6,633 △16.3 2,821 △49.5
2020年3月期 159,102 0.3 6,577 △17.3 7,929 △20.8 5,591 △6.6
(注)包括利益 2021年3月期 6,331百万円 (190.6%) 2020年3月期 2,178百万円 (△74.6%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 57.19 57.16 2.0 3.6 3.0
2020年3月期 109.95 109.91 3.8 4.2 4.1
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 687百万円 2020年3月期 363百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 188,399 145,836 77.2 2,948.85
2020年3月期 185,158 142,031 76.6 2,872.99
(参考)自己資本 2021年3月期 145,508百万円 2020年3月期 141,739百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 10,103 △5,019 △2,563 29,674
2020年3月期 8,850 3,137 △10,022 27,167
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 24.00 - 32.00 56.00 2,803 50.9 1.9
2021年3月期 - 20.00 - 20.00 40.00 1,973 69.9 1.4
2022年3月期(予想) - 22.00 - 28.00 50.00 50.4
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 77,200 4.2 3,100 9.3 3,800 △4.1 2,200 57.9 44.58
通期 157,400 2.4 6,100 31.1 7,500 13.1 4,900 73.6 99.30
※注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 -社 (社名)、除外 1社 (社名)美仕唐納滋(上海)食品有限公司
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 50,994,823株 2020年3月期 50,994,823株
② 期末自己株式数 2021年3月期 1,650,575株 2020年3月期 1,659,839株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 49,342,293株 2020年3月期 50,855,870株
(参考)個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 123,004 △3.8 2,442 △38.3 6,015 △18.9 2,565 △54.3
2020年3月期 127,838 △1.4 3,956 △24.7 7,419 △13.0 5,614 8.0
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 51.99 51.96
2020年3月期 110.39 110.36
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 172,569 118,848 68.8 2,407.33
2020年3月期 169,444 116,069 68.5 2,351.63
(参考)自己資本 2021年3月期 118,788百万円 2020年3月期 116,018百万円
2.2022年3月期の個別業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 61,700 4.6 2,200 5.1 4,400 △7.2 3,000 21.8 60.80
通期 126,300 2.7 3,700 51.5 6,600 9.7 4,500 75.4 91.20
※決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………………………………… 5
(4)キャッシュ・フロー指標のトレンド ………………………………………………………………………………… 5
(5)今後の見通し …………………………………………………………………………………………………………… 6
(6)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………………………………… 6
2.経営方針……………………………………………………………………………………………………………………… 7
(1)会社の経営の基本方針 ………………………………………………………………………………………………… 7
(2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 ……………………………………………………………… 7
(3)対処すべき課題 ………………………………………………………………………………………………………… 8
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方………………………………………………………………………………… 9
4.連結財務諸表及び主な注記………………………………………………………………………………………………… 10
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 10
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………… 12
(連結損益計算書)……………………………………………………………………………………………………… 12
(連結包括利益計算書)………………………………………………………………………………………………… 13
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 14
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………………… 16
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………………… 18
(継続企業の前提に関する注記)……………………………………………………………………………………… 18
(セグメント情報等)…………………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………………………………… 22
(重要な後発事象)……………………………………………………………………………………………………… 22
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(以下「当期」という。)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下「コロ
ナ」という。)と共に急速に悪化し、極めて厳しい状況となりました。期中、減少しかけた新規感染者数も数度に亘
るリバウンドを経て当期末には再び増加に転じており、コロナ終息時期は見通せず、徐々に活性化しつつあった経
済活動についても先行きの不透明感が一層高まる状況となりました。
そのような環境の中、「中期経営方針2018」の最終年度を迎えた当社は、コロナ禍という経営環境の激変に鑑
み、フランチャイズチェーンの維持という当社最大の責務を果たすべく、お客様、フランチャイズ加盟店、従業員
の安全確保を最優先しつつ売上回復施策に注力すると共に、この事業環境の変化を新たな成長の機会と捉えた戦略
の立案と実行に取り組みました。
お客様の暮らしのリズムを整える「生活調律業」を目指す訪販グループは、高まる衛生ニーズへの対応として、
既存レンタル商品に使用している素材や吸着剤、除菌剤等についてウイルス減少効果の研究開発に取り組み、第三
者機関の確認、認証が得られた商品の周知と販売に注力しました。また、衛生関連商品や役務提供サービスを組み
合わせた衛生清掃パックの開発、イベント会場等の衛生マネジメント等、新商品・サービスの開発、提供も行い、
生活者・事業者の「衛生環境を整えるダスキン」への進化を図ると共に、その認知度向上の広告施策にも取り組み
ました。
フードグループにおきましても、コロナ対策を中心とする取り組みとなりました。事業開始から50周年を迎えた
主力のミスタードーナツは、イートイン需要が減退する中、“misdo meets”等によるテイクアウト需要の取り込
みに全力を挙げると共に、菅田将暉氏を50周年アンバサダーに起用したプロモーションを実施しました。また、お
客様の安全面に万全を期すため、お客様自身に商品を取っていただくカフェテリア形式店舗の全ショーケースの扉
付きへの変更を完了しました。
また当期は、各執行役員の責任明確化を図るための制度見直しや前期整備した経営陣の後継者育成プランの運用
開始等、コーポレート・ガバナンス強化も図りました。
当期は、ミスタードーナツが増収となったことでフードグループが増収となったものの、訪販グループがコロナ
の影響を受け減収となったことにより、連結売上高は前期から53億32百万円(3.4%)減少し1,537億70百万円、連結
営業利益は前期から19億26百万円(29.3%)減少し46億51百万円となりました。減収による売上総利益の減少に加え
て、ミスタードーナツにおけるカフェテリアショーケース入替費用(11億37百万円)の計上や第4四半期に実施した
「衛生環境を整えるダスキン」浸透のための広告施策費用の計上等により減益となったものです。経常利益は、持
分法適用関連会社である株式会社ナックの収益が改善したこと等により営業外損益が改善したものの、前期から12
億95百万円(16.3%)減少し66億33百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有
価証券売却益の減少に加えて、コロナの影響を大きく受けた加盟店に対し見舞金(16億58百万円)を支給したことに
より、前期から27億69百万円(49.5%)減少し28億21百万円となりました。
(単位:百万円)
前 期 当 期 増 減
(2020年3月期) (2021年3月期) 増減率 (%)
連結売上高 159,102 153,770 △5,332 △3.4
連結売上総利益 72,059 69,435 △2,624 △3.6
連結営業利益 6,577 4,651 △1,926 △29.3
連結経常利益 7,929 6,633 △1,295 △16.3
親会社株主に帰属する
5,591 2,821 △2,769 △49.5
当期純利益
<セグメント毎の状況>
セグメント別売上高 (単位:百万円)
前 期 当 期 増 減
(2020年3月期) (2021年3月期) 増減率 (%)
訪販グループ 111,036 105,339 △5,696 △5.1
フードグループ 36,263 36,561 297 0.8
その他 14,572 15,053 480 3.3
小計 161,872 156,954 △4,918 △3.0
セグメント間取引消去 △2,769 △3,183 △413 -
連結売上高 159,102 153,770 △5,332 △3.4
(注)各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
セグメント別営業利益 (単位:百万円)
前 期 当 期 増 減
(2020年3月期) (2021年3月期) 増減率 (%)
訪販グループ 11,603 8,779 △2,823 △24.3
フードグループ 681 414 △266 △39.1
その他 442 660 217 49.2
小計 12,726 9,854 △2,872 △22.6
セグメント間取引消去
△6,149 △5,202 946 -
及び全社費用
連結営業利益 6,577 4,651 △1,926 △29.3
(注)各セグメントの営業利益は、セグメント間の取引を含んでおります。
①訪販グループ
訪販グループは、各事業がコロナの影響を大きく受け、売上高は前期から56億96百万円(5.1%)減少し1,053億
39百万円、営業利益は前期から28億23百万円(24.3%)減少し87億79百万円となりました。
家庭向けダストコントロール商品につきましては、主力のモップ商品の売上高が、特に第1四半期に新規のお客
様を獲得する積極的な営業活動が実施できなかったことや既存のお客様の商品交換時期の延期が発生したこと等
により減少したことを主な要因として、全体でも減少しました。しかしながら、感染リスクの低減等衛生意識の
高まりに伴い除菌・抗菌ニーズは増しており、富士フイルム株式会社との共同開発商品で当期発売した洗浄・除
菌・抗菌ができる「TUZUKU 持続除菌洗浄剤」が好調に推移する等、除菌関連商品の売上は増加しました。ま
た、前期に引き続き販売に注力している「浴室用浄水シャワー」は、積極的なTVCM、WEB動画配信等が奏功
し順調に推移しました。
事業所向けダストコントロール商品につきましても、緊急事態宣言発出に伴う自治体からの休業要請に応じた
お客様店舗の休店によるマット等の商品交換の中止、延期が第1四半期に多発したことを主な要因として、売上は
減少しました。商品別では、家庭向け商品同様、衛生意識の高まりに伴い、空間清浄機「クリア空感」、手指消
毒剤「ウエルパスマイルド」等の衛生関連商品やマット商品では「衛生マット・抗菌タイプ」の売上は増加しま
した。
役務提供サービスにつきましても、お客様店舗の休店や個人の外出自粛等により定期サービスの一時休止が第1
四半期に多く発生したことでお客様売上が減少したこと等により全体では減収となりました。しかしながら、1回
目の緊急事態宣言解除後は一時休止も減少する等、コロナ影響は徐々に沈静化すると共に、除菌関連サービスは
好調に推移しました。お客様売上を事業別に見ますと、「メリーメイド」(家事代行サービス)、「ターミニック
ス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)は減少しましたが、「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)は、コロ
ナ禍における衛生意識や在宅率の高まりにより、清掃と除菌のセットサービス「衛生清掃パック」や家庭向けエ
アコンクリーニングサービスが大きく増加した結果、前期を上回りました。また、屋外作業中心の「トータルグ
リーン」(緑と花のお手入れサービス)、新サービスが好調に推移し加盟店数も増加した「ホームリペア」(住まい
のピンポイント補修)のお客様売上も増加しました。
訪販グループのその他の事業につきましては、前期まで順調に事業規模を拡大してきたレントオール事業(日用
品・イベント用品等のレンタル)が、イベントの延期やキャンセルが相次ぐ等、コロナの影響を最も大きく受け大
幅な減収となりました。しかしながら、「クリーンサービス」(ダストコントロール商品のレンタルと販売)と
「サービスマスター」等との連携による「イベント衛生サービス」の積極的提案により回復傾向にあります。そ
の他、ライフケア事業(ご高齢者の暮らしのお手伝い)、ユニフォーム関連事業、化粧品関連事業もコロナの影響
で活動が鈍化し減収となりましたが、依然高い需要があるヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販
売)は、コロナ禍においても増収となりました。
②フードグループ
フードグループは、主力事業であるミスタードーナツの全店合計お客様売上が増加したことで、全体の売上高
は前期から2億97百万円(0.8%)増加し365億61百万円となりました。営業利益につきましては、増収による粗利の
増加があったものの、カフェテリアショーケースの入替費用を計上したこと等により、前期から2億66百万円
(39.1%)減少し4億14百万円となりました。
ミスタードーナツは、上半期はコロナ影響が大きく全店合計お客様売上は大幅に減少しましたが、下半期は発
売した商品がいずれも高い評価を得、また各種プロモーション施策も奏功し、通期の全店合計お客様売上は前期
を上回る結果となりました。
一時的な休店、営業時間の短縮、イートインスペースの閉鎖を余儀なくされたことやその後もソーシャルディ
スタンス確保のために席数を減少させる等、期を通してコロナ影響を受けたイートインは、飲茶、パスタやホッ
トドッグメニューをリニューアルする等、2017年より展開している“ミスドゴハン”強化による来店促進を図り
ましたが、来店お客様数が大幅に減少したことで売上は減少しました。一方テイクアウトにつきましては、コロ
ナ禍の持ち帰り需要増に伴うお客様数増加に加え、1人当たり販売個数も増加、更には50周年アンバサダー菅田将
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
暉氏の数量限定スペシャルテイクアウトBOXも寄与し、売上は増加しました。商品別に見ますと、近年注力して
きた“misdo meets”は、パティシエ鎧塚俊彦氏及び宇治茶専門店「祇園辻利」との共同開発商品「抹茶の、頂
シリーズ」「抹茶の、驚シリーズ」、モチクリームジャパン株式会社との共同開発商品「もちクリームドーナツ
コレクション」、陳建一氏との共同開発商品「THE 四川スペシャル」パイ3種、ベルギー王室御用達のチョコレ
ートブランド ピエール マルコリーニとの共同開発商品「ピエール マルコリーニ コレクション」を発売、総じ
て支持されました。とりわけ「ピエール マルコリーニ コレクション」は、大きな反響を呼び、売上増加に大き
く寄与しました。その他商品では、9月に発売した「さつまいもド」、「ポケットモンスター」とのコラボ商品を
様々なグッズと併せてクリスマスシーズンに展開した「ミスドでラッキークリスマチュウコレクション」等も大
変な好評を博しました。また前期に実施した「ポン・デ・リング」「フレンチクルーラー」等に続いて、当期も
「ハニーディップ」「エンゼルクリーム」等、定番のドーナツのブラッシュアップに取り組むと同時に、価格改
定を実施し、お客様単価が上昇しました。
フードグループのその他の事業につきましては、店舗数が増加した大型ベーカリーショップ「ベーカリーファ
クトリー」は増収となりましたが、ミスタードーナツ同様に営業自粛を余儀なくされたとんかつレストラン「か
つアンドかつ」、パイ専門店「パイフェイス」、シフォンケーキ専門店「ザ・シフォン&スプーン」はいずれも
前期の売上を下回り、連結子会社の蜂屋乳業株式会社(大手乳業メーカーへのアイスクリーム等OEM製造)も減
収となりました。なお、「ザ・シフォン&スプーン」は2020年7月19日をもって全店舗を閉鎖しております。
③その他
国内連結子会社につきましては、株式会社ダスキンヘルスケア(病院施設のマネジメントサービス)の売上が微
増となった他、ダスキン共益株式会社(リース及び保険代理業)は、前期下半期よりミスタードーナツ店舗システ
ムを更新し機器の入れ替えを進めたことに加え、リース車両の自動ブレーキ付き車両への入れ替えを進めたこと
により、リース売上が増加し増収となりました。
海外で展開している事業はいずれもコロナ影響を受けました。中国(上海)でダストコントロール商品のレンタ
ル・販売を手掛ける楽清(上海)清潔用具租賃有限公司は、ネット販売の売上が増加したものの、事業所・家庭へ
の営業活動が殆ど実施できず、また、マレーシアを中心にドーナツ事業を展開しているBig Appleグループも、
テイクアウト、デリバリー販売のみの営業が相当期間続きました。一方、楽清香港有限公司(原材料及び資器材の
調達)は当社向けにマスクを調達し、販売したことにより、増収となりました。
以上の結果、その他の売上高は前期から4億80百万円(3.3%)増加し150億53百万円となりました。利益面につき
ましては、美仕唐納滋(上海)食品有限公司の全店舗を2019年3月末をもって閉鎖したことにより海外の損益が改善
した結果、営業利益は前期から2億17百万円(49.2%)増加し6億60百万円となりました。
なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)当期の財政状態の概況
a.流動資産
当連結会計年度末における流動資産残高は692億39百万円となりました。前連結会計年度末と比較して70億44百
万円増加しております。その要因は、有価証券が94億19百万円、流動資産その他が19億25百万円増加したことに
対し、現金及び預金が52億97百万円減少したこと等であります。
b.固定資産
当連結会計年度末における固定資産残高は1,191億59百万円となりました。前連結会計年度末と比較して38億3
百万円減少しております。その要因は、繰延税金資産が18億90百万円、無形固定資産が12億86百万円減少したこ
と等であります。
c.流動負債
当連結会計年度末における流動負債残高は345億87百万円となりました。前連結会計年度末と比較して1億95百
万円増加しております。その要因は、未払金が10億99百万円増加したことに対し、未払法人税等が12億円減少し
たこと等であります。
d.固定負債
当連結会計年度末における固定負債残高は79億74百万円となりました。前連結会計年度末と比較して7億60百万
円減少しております。その要因は、退職給付に係る負債が7億49百万円減少したこと等であります。
e.純資産
当連結会計年度末における純資産残高は1,458億36百万円となりました。前連結会計年度末と比較して38億5百
万円増加しております。その要因は、その他有価証券評価差額金が28億6百万円増加したこと等であります。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末の271億67百万円か
ら25億6百万円増加し296億74百万円となりました。各々のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおり
であります。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、101億3百万円の資金収入(前期は88億50百万円
の資金収入)となりました。その要因は、減価償却費が74億86百万円、税金等調整前当期純利益が43億15百万円、
未払金の増加額が18億50百万円あったことに対し、法人税等の支払額が21億37百万円、未収入金の増加額が17億
40百万円あったこと等であります。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、50億19百万円の資金支出(前期は31億37百万円
の資金収入)となりました。その要因は、有価証券及び投資有価証券の取得による支出が190億29百万円、有形固
定資産の取得による支出が50億31百万円、無形固定資産の取得による支出が23億24百万円あったことに対し、有
価証券及び投資有価証券の売却による収入が220億4百万円あったこと等であります。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、25億63百万円の資金支出(前期は100億22百万
円の資金支出)となりました。その要因は、配当金の支払額が25億63百万円あったこと等であります。
(4)キャッシュ・フロー指標のトレンド
当社グループのキャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
自己資本比率(%) 75.2 77.0 76.6 77.2
時価ベースの
73.5 70.6 75.7 72.9
自己資本比率(%)
キャッシュ・フロー
0.0 0.0 0.0 0.0
対有利子負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
1,759.6 4,141.8 65,046.2 13,876.4
レシオ(倍)
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により、それぞれ下記の算式により算出しております。
自己資本比率 :(純資産-新株予約権-非支配株主持分)÷総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債÷営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー÷利払い
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用
しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象と
しております。
5.利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(5)今後の見通し
今後の経済は、新型コロナワクチンの接種が開始され感染者数が減少するに伴って回復に向かうとの見方がある
一方で、足元では、緊急事態宣言が発出される等、感染者数が増大しコロナ終息時期の予測は困難で、先行きも見
通せない状況にあります。
このような状況の中、訪販グループ、フードグループ共に各種施策を推し進めておりますが、2022年3月期の業績
予想につきましては、2021年3月時点の状況が継続する前提で算出しております。
[連結] (単位:百万円、%)
2022年3月期(予想) 2021年3月期(実績)
百分比 前期比 百分比
売上高 157,400 100.0 2.4 153,770 100.0
営業利益 6,100 3.9 31.1 4,651 3.0
経常利益 7,500 4.8 13.1 6,633 4.3
親会社株主に帰属する
4,900 3.1 73.6 2,821 1.8
当期純利益
[単体] (単位:百万円、%)
2022年3月期(予想) 2021年3月期(実績)
百分比 前期比 百分比
売上高 126,300 100.0 2.7 123,004 100.0
営業利益 3,700 2.9 51.5 2,442 2.0
経常利益 6,600 5.2 9.7 6,015 4.9
当期純利益 4,500 3.6 75.4 2,565 2.1
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に与える不確定な要因に係る本資
料発表日現在における仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果
となる可能性があります。
(6)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置付け、持続的な成長と企業価値向上のための投資や
様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方
針としております。連結配当性向50%を目途に毎期の配当額を決定することとし、且つ安定的な現金配当を継続し
て行ってまいります。
当期の1株当たりの期末配当につきましては20円とさせていただく予定であり、中間配当で20円お支払いさせてい
ただいておりますので、当期の1株当たり配当年間総額は40円となります。
2022年3月期の1株当たりの配当につきましては、中間配当で22円、同期末配当で28円、1株当たりの年間配当総額
は50円を予定しております。
なお当社は、年2回期末及び中間期末に剰余金の配当を行うことを基本方針としており、期末配当の決定機関は株
主総会であります。中間配当につきましては、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当を
することができる」旨を定款に定めております。
今後とも長期的に株主の皆様のご期待に沿う配当政策を進めてまいります。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは創業時より、企業理念である「祈りの経営」のもと、世の中の人に喜ばれる「喜びのタネまき」
を実践してまいりました。今後も、「世界一ひとにやさしいダスキン」を目指した取り組みで、地域の人々と喜び
を分かち合い、物も心も豊かな暮らしに貢献することを通じて、継続的な企業価値の向上を実現してまいります。
(2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標
①長期戦略「ONE DUSKIN」
2024年3月期を最終年度とする長期戦略「ONE DUSKIN」を定め、お客様ニーズに応える商品・サービス、
新たな提案・提供のしくみを創造し、当社の強みである地域に根ざしたフランチャイズ加盟店を通じて、ホスピ
タリティ溢れる対応でお応えする企業を目指しております。
②第2フェーズ中期経営方針(2019年3月期~2021年3月期)の総括
第1フェーズ(2016年3月期~2018年3月期)で基盤を作り上げた事業モデルを更に発展させることで、基準期
(2018年3月期)から売上90億円、営業利益29億円増加させることを目指しましたが、コロナ影響等により未達に終
わりました。しかしながら、長期戦略「ONE DUSKIN」実現の土台を成す以下のことを実行しました。
目指したこと 成 果
2021年3月期
連結売上高 1,690億円 連結売上高 1,537億円
経営数値 連結営業利益 46億円
連結営業利益 82億円
※コロナ影響等により未達
顧客接点の多様化による顧 無料会員サイト「DDuet」
家庭市場 客との窓口拡大 会員数 1,236千人
(関係性強化) (基準期末対比 +649千人)
ハイジーンマスター(施設や厨房の衛生管理
衛生管理ノウハウ提供の を総合的に提案できるスペシャリスト)
既存事業の発展 事業所市場 ビジネスパートナーの役割 1,732人
(訪販グループ) を担う人材の育成 (基準期末対比 +682人)
高まる役務提供ニーズに対 ケアサービス5事業 実績2,699拠点
その他 応するべく加盟店の増加に (基準期末対比 +174拠点)
サービス 注力 ヘルスレント事業 実績166拠点
(基準期末対比 +21拠点)
・最高水準の素材と技術を持った企業やブラ
ミスター 「いいことあるぞ ンドとの共同開発「misdo meets」の導入
ドーナツ Mister Donut」の実現 ・新タイプ店舗への出店・改装促進
実績 373店舗
既存事業の発展 (基準期末対比 +257店舗)
(フードグループ)
・機動的・合理的な事業運営、更なる事業拡
その他 フード第2の柱構築 大を図るため「かつアンドかつ」の事業会
フード 社化を実現
・成長市場である、ケアサービス事業、ヘル
スレント事業において現在未出店のエリア
の出店加速を目的として、株式会社ナック
M&A及び行政等との事業連携強化 との資本業務提携を締結
・大阪府と連携して、感染対策や衛生管理の
新たなる成長 分野を中心とした社会課題に貢献
・東アジアにおける更なる展開として、クリ
アジア地域における成長市場での ーンサービスの総合力を活かした台湾での
ブランド確立 役務提供サービス(害虫駆除)拡充
・注力する役務サービス領域への人材投資の
構造改革 ため、セグメントでの人員異動を実施
※既存事業への経営資源再配分
・業務効率化を目的とするシェアードサービ
スセンターの設置
企業体質の強化
・新たな投資案件の是非検討機関として「投
コーポレート・ガバナンス 資評価会議」を新設
※取締役会の意思決定、監督機能強化と ・責任の明確化及び経営課題に応じて的確
業務執行の迅速化 且つ柔軟に対応することを目的に、執行役
員制度を導入
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
③経営課題に対する今後の取り組み
長期戦略「ONE DUSKIN」の第2フェーズと位置付けた「中期経営方針2018」を2021年3月期に終え、2022年
3月期を開始年度とする新たな中期経営方針を定め、公表することを予定しておりましたが、コロナで先行き不透
明感が高まる情勢に鑑み、数値目標を含む新中期経営方針は、今後可能となった段階で速やかに公表いたしま
す。その骨子を為す取り組みの方向性は以下のとおりであります。
事業ポートフォリオの適正化とバリューチェーンの強化
・ポートフォリオ分析・検討による戦略的事業への集中投資と不採算事業
の撤収
・DX戦略の推進による情報と流通の改革
・市場環境、顧客ニーズの変化へ対応した新商品、新サービスによる事業
領域の拡大と収益性の向上
既存事業の発展 (訪販グループ)
「お掃除のダスキン」から「衛生環境を整えるダスキン」への進化
による衛生領域の拡大と、ワークライフマネジメント領域・高齢者
サポート領域の強化
(フードグループ)
衛生管理を意識した店舗づくりやネットオーダーサービスの定着化
等によるお客様の満足度の向上
将来性を見越した新たな価値創造による成長戦略
新しい成長機会への投資 ・M&A・ベンチャー企業への投資による成長戦略の実践
新しい成長機会への投資と既存事業の発展のための基盤強化
・全社・事業戦略の実現に最適な組織と業務体制の構築
-RPA等のITを活用したシェアードサービスセンターの運用等による効
構造改革と経営基盤の構築 率化
・事業別管理の強化と経営資源の適正配分
-成長への投資を勘案した財務戦略の検討
-資本コストを意識したキャッシュフロー管理
ESG・SDGsへの積極的な取り組み
・事業を通じて経済・社会・環境の課題解決に取り組むCSV(共通価値の
社会との共生 創造)の推進
・3つの価値(経済価値、社会価値、環境価値)を相互に実現するためのガバ
ナンス強化
(3)対処すべき課題
①経営環境の変化並びに経営課題の認識
当社の主な市場である日本国内は、近年、高齢化社会の進行、それに伴う労働力人口の減少や介護問題の深刻
化、食の安全・安心志向が一層高まる等の状況の中、コロナ禍で「衛生管理」が大きくクローズアップされ、衛
生管理における様々なニーズに対応する商品やサービスが求められております。また、在宅勤務の広まりや働き
方改革の推進等、生活様式の変化に伴いサービスのデジタル化が進展していると認識しております。これらの変
化に対応する事と併せて地域に根ざした当社の加盟店を通じたお客様接点の強みを活かすことは、リスクばかり
ではなく、成長の機会になるものと捉えております。
②2022年3月期の取り組み
(訪販グループ)
お客様の暮らしのリズムを整える「生活調律業」を目指す訪販グループにおいては、既存商品の抗菌・抗ウ
イルス機能において第三者機関の確認、認証が得られた衛生関連商品や、役務提供サービスを組み合わせた衛
生パックの開発、イベントや学校等の衛生マネジメントへの注力等、「お掃除のダスキン」から「衛生環境を
整えるダスキン」への進化に全力で取り組んでまいります。更に生活環境の変化に対応した、ワークライフマ
ネジメント領域という新しい暮らしのテーマに取り組みます。
(フードグループ)
フードグループにおいては、衛生管理を意識した店舗づくりを行うと共に、テイクアウト需要の高まりに対
応したデリバリーサービスの拡充やネットオーダーサービスの定着化に取り組みます。
ミスタードーナツにおいては、これまで以上の楽しさとおいしさをお客様に提供するため、新食感ドーナツ
の導入や定番商品のブラッシュアップを進めると同時に、他企業との協業やコラボレーション企画を展開して
まいります。また、ドライブスルー店舗の出店、マスターコントロール(セントラル)キッチンによる空白商圏
(主に都心部)への出店等の成長に向けた取り組みも推し進めてまいります。
(その他)
改訂が予定されているコーポレートガバナンス・コードへの対応や来年度に実施される予定の東京証券取引
所市場区分の見直し対応等、より高いガバナンス体制の構築にも注力してまいります。
当社はコロナ禍においても事業活動を通じて「経済」「社会」「環境」の課題解決に取り組むCSV(共通価
値の創造)の推進と、3つの課題解決による価値を相互に実現していくためのガバナンスを強化し、SDGsへの
取り組みを推進することで、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務
諸表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 23,728 18,431
受取手形及び売掛金 11,623 11,875
リース債権及びリース投資資産 1,177 1,157
有価証券 10,292 19,711
商品及び製品 9,536 10,306
仕掛品 196 181
原材料及び貯蔵品 1,769 1,779
その他 3,893 5,818
貸倒引当金 △22 △23
流動資産合計 62,195 69,239
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 43,708 44,249
減価償却累計額 △27,921 △28,951
建物及び構築物(純額) 15,787 15,298
機械装置及び運搬具 25,778 26,110
減価償却累計額 △18,747 △18,800
機械装置及び運搬具(純額) 7,030 7,310
土地 22,670 22,658
建設仮勘定 296 103
その他 14,281 14,981
減価償却累計額 △9,705 △10,200
その他(純額) 4,576 4,781
有形固定資産合計 50,360 50,152
無形固定資産
のれん 349 356
ソフトウエア 7,699 8,002
その他 2,873 1,275
無形固定資産合計 10,922 9,635
投資その他の資産
投資有価証券 51,242 50,768
繰延税金資産 3,575 1,684
差入保証金 5,942 5,944
その他 947 998
貸倒引当金 △28 △22
投資その他の資産合計 61,680 59,372
固定資産合計 122,963 119,159
資産合計 185,158 188,399
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,588 6,962
未払法人税等 1,554 354
賞与引当金 3,619 3,062
関係会社清算損失引当金 51 -
資産除去債務 - 1
未払金 8,392 9,491
レンタル品預り保証金 9,341 9,135
その他 4,844 5,579
流動負債合計 34,392 34,587
固定負債
退職給付に係る負債 7,243 6,494
資産除去債務 617 643
長期預り保証金 776 777
長期未払金 33 12
繰延税金負債 54 38
その他 9 8
固定負債合計 8,735 7,974
負債合計 43,127 42,562
純資産の部
株主資本
資本金 11,352 11,352
資本剰余金 11,091 11,091
利益剰余金 116,654 116,914
自己株式 △4,616 △4,591
株主資本合計 134,482 134,768
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 5,965 8,771
繰延ヘッジ損益 △0 △0
為替換算調整勘定 △193 △215
退職給付に係る調整累計額 1,485 2,184
その他の包括利益累計額合計 7,256 10,740
新株予約権 50 60
非支配株主持分 241 268
純資産合計 142,031 145,836
負債純資産合計 185,158 188,399
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 159,102 153,770
売上原価 87,043 84,335
売上総利益 72,059 69,435
販売費及び一般管理費 65,482 64,783
営業利益 6,577 4,651
営業外収益
受取利息 173 137
受取配当金 383 311
設備賃貸料 165 165
受取手数料 165 189
持分法による投資利益 363 687
その他 500 767
営業外収益合計 1,752 2,260
営業外費用
支払利息 0 0
設備賃貸費用 103 106
解約違約金 60 30
支払補償費 34 33
自己株式取得費用 42 -
その他 158 107
営業外費用合計 400 278
経常利益 7,929 6,633
特別利益
固定資産売却益 2 16
投資有価証券売却益 1,108 1
関係会社清算損失引当金戻入益 76 7
その他 5 3
特別利益合計 1,193 27
特別損失
固定資産売却損 0 1
固定資産廃棄損 109 130
減損損失 250 422
災害による損失 121 0
新型コロナウイルス感染症に係る見舞金 - 1,658
投資有価証券売却損 161 -
その他 8 133
特別損失合計 651 2,346
税金等調整前当期純利益 8,471 4,315
法人税、住民税及び事業税 2,902 1,112
法人税等調整額 △27 352
法人税等合計 2,875 1,465
当期純利益 5,595 2,849
非支配株主に帰属する当期純利益 4 28
親会社株主に帰属する当期純利益 5,591 2,821
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 5,595 2,849
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △3,939 2,760
為替換算調整勘定 △11 △28
退職給付に係る調整額 588 688
持分法適用会社に対する持分相当額 △53 62
その他の包括利益合計 △3,417 3,482
包括利益 2,178 6,331
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,174 6,305
非支配株主に係る包括利益 4 26
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 11,352 11,091 118,075 △1,565 138,954
当期変動額
剰余金の配当 △2,265 △2,265
親会社株主に帰属する
当期純利益
5,591 5,591
自己株式の取得 △7,779 △7,779
自己株式の消却 △4,728 4,728 -
持分法適用会社の連結範囲
変動に伴う増減
△18 △18
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - △1,421 △3,050 △4,471
当期末残高 11,352 11,091 116,654 △4,616 134,482
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他 退職給付に その他の 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 持分
有価証券
損益 調整勘定
係る調整 包括利益
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 9,920 △1 △139 894 10,673 18 237 149,884
当期変動額
剰余金の配当 △2,265
親会社株主に帰属する
当期純利益
5,591
自己株式の取得 △7,779
自己株式の消却 -
持分法適用会社の連結範囲
変動に伴う増減
△18
株主資本以外の項目の
△3,955 0 △54 591 △3,416 31 4 △3,381
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △3,955 0 △54 591 △3,416 31 4 △7,853
当期末残高 5,965 △0 △193 1,485 7,256 50 241 142,031
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 11,352 11,091 116,654 △4,616 134,482
当期変動額
剰余金の配当 △2,565 △2,565
親会社株主に帰属する
当期純利益
2,821 2,821
自己株式の取得 △1 △1
自己株式の処分 △0 26 26
持分法適用会社の連結範囲
変動に伴う増減
4 4
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - 259 25 285
当期末残高 11,352 11,091 116,914 △4,591 134,768
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他 退職給付に その他の 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 持分
有価証券
損益 調整勘定
係る調整 包括利益
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 5,965 △0 △193 1,485 7,256 50 241 142,031
当期変動額
剰余金の配当 △2,565
親会社株主に帰属する
当期純利益
2,821
自己株式の取得 △1
自己株式の処分 26
持分法適用会社の連結範囲
変動に伴う増減
4
株主資本以外の項目の
2,806 - △21 698 3,483 9 26 3,519
当期変動額(純額)
当期変動額合計 2,806 - △21 698 3,483 9 26 3,805
当期末残高 8,771 △0 △215 2,184 10,740 60 268 145,836
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 8,471 4,315
減価償却費 7,044 7,486
のれん償却額 202 206
貸倒引当金の増減額(△は減少) △1 3
貸倒損失 1 2
受取利息及び受取配当金 △557 △449
支払利息 0 1
為替差損益(△は益) 0 1
持分法による投資損益(△は益) △363 △687
有形固定資産売却損益(△は益) △2 △14
有形固定資産除却損 106 145
投資有価証券売却及び償還損益(△は益) △946 △1
減損損失 250 422
災害損失 121 0
新型コロナウイルス感染症に係る見舞金 - 1,658
売上債権の増減額(△は増加) △1,470 △246
未収入金の増減額(△は増加) △305 △1,740
たな卸資産の増減額(△は増加) △1,858 △765
仕入債務の増減額(△は減少) △268 379
未払金の増減額(△は減少) △431 1,850
賞与引当金の増減額(△は減少) 127 △556
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △98 243
関係会社清算損失引当金の増減額(△は減少) △278 △51
未払消費税等の増減額(△は減少) 282 645
リース投資資産の増減額(△は増加) △20 1
その他 528 154
小計 10,536 13,003
利息及び配当金の受取額 1,073 896
利息の支払額 △0 △0
災害損失の支払額 △109 △0
新型コロナウイルス感染症に係る見舞金の支払額 - △1,658
法人税等の支払額 △2,649 △2,137
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,850 10,103
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) △316 84
有価証券の取得による支出 △16,204 △15,000
有価証券の売却及び償還による収入 19,707 14,800
有形固定資産の取得による支出 △6,167 △5,031
有形固定資産の売却による収入 27 36
無形固定資産の取得による支出 △3,100 △2,324
投資有価証券の取得による支出 △510 △4,029
投資有価証券の売却及び償還による収入 11,047 7,204
関連会社株式の取得による支出 △257 △18
敷金及び保証金の差入による支出 △685 △203
敷金及び保証金の回収による収入 277 114
営業譲受による支出 △297 △207
その他 △381 △444
投資活動によるキャッシュ・フロー 3,137 △5,019
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出 △7,779 △1
配当金の支払額 △2,266 △2,563
その他 24 1
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,022 △2,563
現金及び現金同等物に係る換算差額 △35 △13
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,930 2,506
現金及び現金同等物の期首残高 25,237 27,167
現金及び現金同等物の期末残高 27,167 29,674
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
a.セグメント情報
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経
営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、本社に製品・サービス別の事業部門を置き、各事業本部(又は事業部)は、取扱う製品・サービス
について国内の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
当社は、事業本部(又は事業部)を集約した事業グループを基礎とした製品・サービス別のセグメントから
構成されており、「訪販グループ」「フードグループ」の2つを報告セグメントとしております。
「訪販グループ」は、訪問販売を中心とした事業グループであり、環境衛生用品・清掃用資器材の賃貸、
化粧品等の製造・販売、キャビネットタオルの賃貸、環境衛生用品・トイレタリー商品の販売、産業用ウエ
スの賃貸、浄水器・空気清浄機の賃貸、ハウスクリーニングサービス、家事代行サービス、害虫獣駆除・予
防サービス、樹木・芝生管理サービス、住まいのピンポイント補修、工場・事務所施設管理サービス、高齢
者生活支援サービス、イベントの企画運営、旅行用品・ベビー用品・レジャー用品・健康及び介護用品等の
賃貸並びに販売、ユニフォームの企画・販売・賃貸、オフィスコーヒー等の販売等の事業で構成されていま
す。「フードグループ」は、飲食店の展開を目的とした事業グループであり、ドーナツの製造・販売及び飲
食物等の販売、とんかつレストランの運営、氷菓等の製造、その他料理飲食物の販売等の事業で構成されて
おります。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部利益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
(報告セグメントの資産の算定方法の変更)
当連結会計年度より、より精緻な業績評価や的確な意思決定を行うために、各セグメント及び全社資産
の配分方法を変更しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報につきましては、変更後の算定方法により作成したものを記載
しております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
連結
訪販 フード その他 調整額
計 財務諸表
グループ グループ (注)1 (注)2
計上額
売上高
外部顧客への売上高 110,379 36,247 12,475 159,102 - 159,102
セグメント間の内部売上高
656 15 2,097 2,769 △2,769 -
又は振替高
計 111,036 36,263 14,572 161,872 △2,769 159,102
セグメント利益又は損失(△) 11,603 681 442 12,726 △6,149 6,577
セグメント資産 100,593 18,776 15,175 134,545 50,613 185,158
その他の項目
減価償却費 3,497 807 1,736 6,041 896 6,938
持分法適用会社への投資額 6,013 - 1,058 7,072 - 7,072
有形固定資産及び
3,475 959 4,279 8,714 967 9,682
無形固定資産の増加額
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
連結
訪販 フード その他 調整額
計 財務諸表
グループ グループ (注)1 (注)2
計上額
売上高
外部顧客への売上高 104,744 36,551 12,474 153,770 - 153,770
セグメント間の内部売上高
595 9 2,578 3,183 △3,183 -
又は振替高
計 105,339 36,561 15,053 156,954 △3,183 153,770
セグメント利益又は損失(△) 8,779 414 660 9,854 △5,202 4,651
セグメント資産 108,403 19,602 15,174 143,179 45,219 188,399
その他の項目
減価償却費 3,638 814 2,057 6,510 868 7,378
持分法適用会社への投資額 6,348 - 1,072 7,420 - 7,420
有形固定資産及び
1,684 1,395 3,128 6,208 555 6,764
無形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、事務用機器及び車両のリ
ース、病院のマネジメントサービス、保険代理業及び海外事業等を含んでおります。
2.調整額の内容は以下のとおりであります。
売上高 (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △2,769 △3,183
合計 △2,769 △3,183
セグメント利益又は損失(△) (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 14 38
全社費用(注) △6,164 △5,240
合計 △6,149 △5,202
(注)全社費用は、主に当社の本社管理部門に係る費用であります。
セグメント資産 (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △15,686 △15,522
全社資産(注) 66,299 60,742
合計 50,613 45,219
(注)全社資産は、主に当社での余資運用資金(現金及び有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)及び
管理部門に係る資産等であります。
減価償却費 (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △1 △0
全社資産 897 869
合計 896 868
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △0 -
全社資産 968 555
合計 967 555
3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
b.関連情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 合 計
グループ グループ
外部顧客への売上 110,379 36,247 12,475 159,102
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため
記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 合 計
グループ グループ
外部顧客への売上 104,744 36,551 12,474 153,770
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため
記載を省略しております。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 全社・消去 合 計
グループ グループ
減損損失 17 233 - - 250
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 全社・消去 合 計
グループ グループ
減損損失 232 190 - - 422
d.報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 全社・消去 合 計
グループ グループ
当期償却額 186 6 9 - 202
当期末残高(注) 260 18 69 - 349
(注)当期末残高の主な内容は、当社及び連結子会社が複数の加盟店から事業譲受した際に発生したのれん残
高260百万円(訪販グループ)、18百万円(フードグループ)、2017年2月に取得したBig Apple Worldwide
Holdings Sdn.Bhd.ののれん残高69百万円(その他)であります。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
訪販 フード
その他 全社・消去 合 計
グループ グループ
当期償却額 184 11 9 - 206
当期末残高(注) 256 42 57 - 356
(注)当期末残高の主な内容は、当社及び連結子会社が複数の加盟店から事業譲受した際に発生したのれん残
高256百万円(訪販グループ)、42百万円(フードグループ)、2017年2月に取得したBig Apple Worldwide
Holdings Sdn.Bhd.ののれん残高57百万円(その他)であります。
e.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
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株式会社ダスキン(4665) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 2,872.99円 1株当たり純資産額 2,948.85円
1株当たり当期純利益 109.95円 1株当たり当期純利益 57.19円
潜在株式調整後1株当たり 潜在株式調整後1株当たり
109.91円 57.16円
当期純利益 当期純利益
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 5,591 2,821
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
5,591 2,821
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 50,855 49,342
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円) - -
普通株式増加数(千株) 16 23
(うち新株予約権(千株)) (16) (23)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当
- -
期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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