4662 フォーカスシステムズ 2020-11-16 16:15:00
株式会社FRONTEOとの業務資本提携に関するお知らせ [pdf]

                                            2020 年 11 月 16 日
各 位
                        会 社 名   株式会社フォーカスシステムズ
                        代表者名    代表取締役社長         森 啓一
                                (コード:4662、東証第一部)
                        問合せ先    常務取締役           後藤 亮
                                (TEL. 03-5421-7777)


      株式会社FRONTEOとの業務資本提携に関するお知らせ


 当社は、2020 年 11 月 16 日開催の取締役会において、株式会社FRONTEO(東京都港区、代表
取締役社長:守本正宏、以下「FRONTEO」といいます。
                           )との間で、業務資本提携(
                                       「本業務資
本提携」といいます。
         )を行うことを決議しましたので、下記のとおり、お知らせいたします。

                         記

1.業務資本提携の理由
  当社は、公共・金融・通信制御・業務アプリケーション等を安定基盤としつつ、AI・RPA・
IоT・クラウド等先端技術にも積極的に取組んでおり、
                         「高度な信頼性」と「確かな安全性」「多
                                          、
岐にわたる専門分野」を武器に、独立系のシステムインテグレーターとして、幅広い事業領域にお
けるソフトウェア開発、システム構築等に寄与してまいりました。いわゆる「レガシーシステム」
を含む多数のシステムに参画してきた中で培ってきた深い知識と豊富な実績は、当社の揺るぎない
価値であり、政府が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現においても、競争
優位性の源泉であると認識しております。
  そのような中、当社は、「社員すべてが心と力を合わせ、企業の発展と成長を通じて、未来のよ
り良い環境作りに貢献する」という経営理念のもと、医療分野における社会問題解決にも着目し、
画像AI技術等を活用した取組みを積極的に推進しておりました。今後、より一層の価値創造を目
指すにあたり、FRONTEOとのさらなる関係強化が、社会問題解決のためのAI/デジタルト
ランスフォーメーションの推進に寄与し、当社の成長と発展に寄与すると判断したことから、この
度、当社は、FRONTEOと本業務資本提携をすることといたしました。
  FRONTEOは、独自開発の人工知能(AI)エンジン「KIBIT(キビット)」及び
「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)
                            」を柱とする高度な情報解析技術を
有しております。コア事業であるライフサイエンスAI分野では、認知症診断支援AIシステムの
開発が世界初の言語系AI医療機器としての承認・上市に向けて大きく前進したところであります。
  FRONTEOの言語系AIと、当社の画像系AIが組み合わさることにより、心血管疾患に関
する発症予測、治療法の革新、発症後の患者動向の予測に関する統合的なシステム開発につながる
可能性があります。これらを通じ、心血管疾患への事前対応、治療、発症後のケアを行い、対象疾
患患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)向上を図り、さらに対象疾患を広げるこ
とで医療従事者の負担軽減など社会的問題の解決を目指します。
2.業務提携の内容
  両社間の業務提携の内容は、心血管疾患にかかる事項を主たるテーマとしており、以下のとおり
 です。
  なお、より具体的な提携内容については、今後協議してまいります。
   (1)ビジネス化及びその拡大に向けた検討
      データの共有及びアセスメント、フォーカスポイントの設定、両社および外部パート
      ナーを含めた役割等
   (2)心血管疾患に関する研究の深化
      病院、製薬企業等の共同研究先の模索等
   (3)実証実験の実施
      共同研究先での精度検証等

3.資本提携の内容
  両社間の関係をさらに強化し、業務提携の効果をより確実にするため、当社は、FRONTEO
 が実施する第三者割当増資の方法により、以下のとおり、株式を取得する予定です。
 なお、資本提携で取得する株式の資金については、新株予約権の行使によって調達した資金を充
当する予定です。詳細については、本日公表の「第三者割当による行使価額修正条項付第1回新株
予約権に係る使途の変更と支出予定時期の変更に関するお知らせ」をご参照ください。
  (1)   引 受 株 式 数           普通株式 652,700 株
  (2)   払    込   価   額      1株につき 766 円
  (3)   払 込 価 額 の 総 額       499,968,200 円
  (4)   取 得 後 の所 有 株式数      普通株式 3,637,420 株(議決権比率:9.28%)
  (5)   払 込 予 定 日           2020 年 12 月2日

4.業務資本提携の相手先の概要
                                                             (2020 年9月 30 日現在)
  (1)   名               称   株式会社FRONTEO
  (2)   所       在       地   東京都港区港南2丁目12番23号
  (3)   代表者の役職・氏名           代表取締役社長 守本 正宏
  (4)   事   業       内   容   AIソリューション事業(ライフサイエンスAI、
                            ビジネスインテリジェンス)、リーガルテックAI事業
  (5)   資       本       金   2,574百万円
  (6)   設   立   年   月   日   2003年8月8日
  (7)   大株主及び持株比率           守本 正宏                                       18.17%
        (2020年9月30日現在)      株式会社フォーカスシステムズ                               7.82%
                            池上 成朝                                        7.10%
                            BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)
                            (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)                          0.90%

                            株式会社SBI証券                                    0.53%
                            野村證券株式会社                                     0.41%
                            三共理化工業株式会社                                   0.39%
                            野村証券株式会社
                            (常任代理人 株式会社三井住友銀行)                           0.38%

                            FRONTEO社員持株会                                 0.37%
                            株式会社ケリーハーツ                                   0.36%
   (8)    当 事 者 間 の 関 係      係 当該会社は、当社普通株式を900,000株保有し
                                      資   本    関
                               ております。当社は、当該会社の普通株式を
                               2,984,720株保有しております。
                       人 的 関 係 該当事項はありません。
                       取 引 関 係 当社と当該会社との間で、業務委託や販売取
                               引等を行っております。
                       関連当事者への 当該会社は、当社の関連当事者には該当しま
                       該 当 状 況 せん。また、当該会社の関係者及び関係会社
                               は、当社の関連当事者には該当しません。
   (9)    最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
  決               算               期       2018年3月期        2019年3月期        2020年3月期
  連       結       純       資       産         4,353 百万円        4,622 百万円      3,310 百万円
  連       結       総       資       産        14,465 百万円      13,442 百万円      10,461 百万円
  1 株 当 た り 連 結 純 資 産                          106.45 円        113.96 円       79.77 円
  連       結       売       上       高        12,217 百万円      11,262 百万円      10,470 百万円
  連   結       営       業       利   益           177 百万円         244 百万円       △844 百万円
  連   結       経       常       利   益           △16 百万円         203 百万円       △992 百万円
  親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
                                            △828 百万円           52 百万円       △929 百万円
  当       期       純       利       益
  1株当たり連結当期純利益                                △21.79 円          1.37 円       △24.37 円
  1   株   当   た       り   配   当   金                  -    普通配当3.00円                  -


5.日程
  (1) 取 締 役 会 決 議 日                   2020 年 11 月 16 日
  (2) 契 約 締 結 日                       2020 年 11 月 16 日(予定)

6.今後の見通し
 本業務資本提携による当社の2021年3月期の業績に与える影響は、提携効果が業績に寄与するま
でには至らないと想定しており、軽微であると考えております。
 来期以降の業績に与える影響については、今後、開示すべき事項が発生した場合、判明次第速や
かにお知らせいたします。
                                                                                以 上