4659 J-エイジス 2021-05-14 15:00:00
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 株式会社エイジス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4659 URL https://www.ajis.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 齋藤 昭生
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理部長 (氏名) 西岡 博之 (TEL) 043-350-0567
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 27,966 △1.5 4,720 10.4 4,862 12.0 3,187 5.8
2020年3月期 28,402 2.6 4,277 13.2 4,343 13.4 3,011 14.3
(注) 包括利益 2021年3月期 3,312百万円( 9.5%) 2020年3月期 3,024百万円( 15.5%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 378.94 - 17.7 21.2 16.9
2020年3月期 358.18 - 19.5 21.6 15.1
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 -百万円 2020年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 24,536 19,631 78.5 2,290.28
2020年3月期 21,357 16,909 78.0 1,980.27
(参考) 自己資本 2021年3月期 19,268百万円 2020年3月期 16,651百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 4,047 △309 △594 12,987
2020年3月期 3,637 △1,163 △586 9,850
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 0.00 - 72.00 72.00 605 20.1 3.9
2021年3月期 - 0.00 - 76.00 76.00 639 20.1 3.6
2022年3月期(予想) - 0.00 - 76.00 76.00 23.3
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 12,950 △1.5 1,680 △18.8 1,702 △20.3 1,115 △19.5 132.53
通 期 27,300 △2.4 4,000 △15.3 4,060 △16.5 2,740 △14.0 325.68
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 10,771,200株 2020年3月期 10,771,200株
② 期末自己株式数 2021年3月期 2,357,909株 2020年3月期 2,362,432株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 8,411,548株 2020年3月期 8,407,504株
(参考) 個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 16,765 △3.1 3,719 3.5 3,793 △0.1 2,594 △4.2
2020年3月期 17,303 △0.8 3,594 17.6 3,796 18.1 2,708 20.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 308.48 -
2020年3月期 322.20 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 19,782 16,627 84.0 1,976.31
2020年3月期 17,596 14,579 82.9 1,733.86
(参考) 自己資本
2021年3月期 16,627百万円 2020年3月期 14,579百万円
2.2022年3月期の個別業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
売上高 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 17,100 2.0 3,421 △9.8 2,354 △9.3 279.80
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっ
ての注意事項等については、添付資料P4「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、2021年5月14日(金)に機関投資家及びアナリスト向け説明会を開催する予定です。
その模様及び説明内容(音声)については、当日使用する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ウェブサ
イトに掲載する予定です。
株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………14
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………16
4.その他
役員の異動 ……………………………………………………………………………………………17
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言や各自治体から
の外出自粛要請等により経済活動の停滞や個人消費の減退、インバウンド需要の急減など、非常に厳しい状況となり
ました。緊急事態宣言の解除後も、第2波、第3波と感染者が再び急増し、国内経済の下振れリスクなど、予断を許
さない状況が続いております。また海外においても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、長期的な景気の
落ち込みが予想され、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主要顧客であります流通小売業界におきましては、政府や各自治体からの外出自粛要請や行動制限
により「巣ごもり消費」が拡大し、一部の企業では業績が好調に推移するなどの兆しが見られたものの、多くの企業
において、雇用情勢の悪化や個人所得の減少による消費者の節約志向が一層進んだ事により、業績は厳しいものにな
りました。また、業態の垣根を超えた販売競争の激化やネット購買行動の伸長に伴う物流費上昇など、依然として厳
しい経営環境が続いております。
このような環境のもと、当社グループでは引き続き『従業員とお客様の安心と安全確保を最優先とした上で、お客
様の依頼に最大限対応する』ことを方針とし、手洗いと手指消毒の励行、マスクの着用、従業員の健康管理の徹底、
使用機器の消毒実施、在宅勤務の推進など感染予防対策に取り組み、事業活動を行って参りました。
当連結会計年度のセグメントの概況は、以下の通りであります。
Ⅰ 国内棚卸サービス
国内棚卸サービスにおいては、棚卸サービスの新規獲得および店舗支援業務の受注増加など増収要因はあったもの
の、一部顧客における新型コロナウイルス感染症対策に伴う発注の中止等により減収となりました。利益面において
は、棚卸日程の分散化提案等による繁閑格差の是正により棚卸経験者比率が向上したこと、併せて重点施策である棚
卸作業の生産性(1時間あたりのカウント数量)向上取り組みの結果、カウント生産性が前期比6.4%伸長したことに
より増益となりました。
売上高は16,709百万円(前年同期比3.0%減少)、セグメント利益は3,719百万円(前年同期比3.5%増加)となりま
した。
ⅰ 国内棚卸受託収入
棚卸サービスの売上高は前年同期比3.7%減少の15,731百万円となりました。業態別の内訳は次のとおりです。
(コンビニエンスストア)
既存顧客の受注減少等により、売上高は前年同期比3.9%減少の3,419百万円となりました。
(スーパーマーケット)
既存顧客の受注減少等により、売上高は前年同期比9.3%減少の2,226百万円となりました。
(ホームセンター・ドラッグストア)
既存顧客の受注増加等により、売上高は前年同期比2.4%増加の3,814百万円となりました。
(書店)
既存顧客の受注減少等により、売上高は前年同期比16.2%減少の526百万円となりました。
(GMS) (注)
既存顧客の受注減少等により、売上高は前年同期比3.0%減少の2,414百万円となりました。
(専門店等)
既存顧客の受注減少等により、売上高は前年同期比4.2%減少の3,330百万円となりました。
(注)GMS(General Merchandise Store)
大衆実用品のうち、新機能開発品主力の総合店。いわゆる日本型大型総合スーパーであります。
ⅱ その他
店舗支援業務の受注増加等により、売上高は前年同期比12.4%増加の794百万円となりました。
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
ⅲ ロイヤリティ収入
ロイヤリティ収入は前年同期比4.6%減少の183百万円となりました。
Ⅱ リテイルサポートサービス
リテイルサポートサービスにおいては、既存顧客の店舗改装業務の増加や「巣ごもり消費」の拡大による店舗商品
補充業務の受注量増加等が増収要因となりました。第3四半期以降は概ね例年通りの受注状況となりましたが、一部
顧客においては採用状況の好転等により店舗商品補充業務を内製化する動きが見られております。利益面では増収に
伴う利益の増加、店舗商品補充業務および店舗改装業務の作業生産性向上取り組みの効果もあり、増益となりまし
た。
売上高は9,487百万円(前年同期比10.3%増加)、セグメント利益は1,089百万円(前年同期比105.5%増加)となり
ました。
Ⅲ 海外棚卸サービス
海外棚卸サービスにおいては、新型コロナウイルス感染症の拡大による都市封鎖や行動制限の影響を受け、当社グ
ループ進出地域においても一定期間の事業停止を余儀なくされました。2020年5月以降は全拠点にて事業を再開して
おりますが、一部顧客における棚卸サービスの中止や延期、発注店舗数の減少等の要因により減収となりました。ま
た利益面においても売上の減少に伴い減益となりました。
売上高は1,769百万円(前年同期比31.3%減少)、セグメント損失は109百万円(前年同期は133百万円のセグメント
利益計上)となりました。
これらの結果から、当連結会計年度の業績は、売上高27,966百万円(前年同期比1.5%減少)、営業利益4,720百万
円(前年同期比10.4%増加)、経常利益4,862百万円(前年同期比12.0%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益
3,187百万円(前年同期比5.8%増加)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、14.1%増加し、17,582百万円となりました。これは、主として現金
及び預金が増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、16.9%増加し、6,954百万円となりました。これは、主として投資有
価証券の取得によるものです。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、10.5%増加し、4,835百万円となりました。これは、主として未払法
人税等が増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、3.5%減少し、69百万円となりました。これは、主として長期借入金
が減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、16.1%増加し、19,631百万円となりました。これは、主として利
益剰余金の増加によるものです。
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の増減額は、法人税等の支払い、投資有
価証券の取得および配当金の支払い等はありましたが、税金等調整前当期純利益の計上等により、前連結会計年度
末に比べ3,136百万円増加し、当連結会計年度末には、12,987百万円(前年同期比31.8%増加)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、4,047百万円(前年同期比11.3%増加)であります。そ
の主な内訳は、収入要因として税金等調整前当期純利益が4,839百万円、支出要因として法人税等の支払額が1,261
百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、309百万円(前年同期比73.4%減少)であります。その
主な内訳は、支出要因として投資有価証券の取得による支出が1,200百万円、収入要因として定期預金払戻収入が
1,533百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、594百万円(前年同期比1.4%増加)であります。その
主な内訳は、支出要因として配当金の支払額600百万円であります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
自己資本比率(%) 74.8 75.1 75.4 78.0 78.5
時価ベースの自己資本比率(%) 147.5 147.6 156.3 76.8 131.3
キャッシュ・フロー対有利子
0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
1,926.2 3,441.3 2,854.8 2,994.5 7,088.3
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
(注2)株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としてい
ます。
(4)今後の見通し
当社グループを取り巻く環境は、人口減少や高齢化、海外情勢の変化、収束が見通せない新型コロナウイルス感染
症の影響等により、先行きは極めて不透明な状態です。
当社グループは、新型コロナウイルス感染症に対して、従業員およびお客様の安心と安全を最優先に据え、十分な
感染防止対策を講じるとともに、お客様のご要望に最大限対応することを基本方針として事業を継続してまいりま
す。
このような環境下において、当社グループは、『顧客にとって価値の高いリテイルサポートサービスを確立する』
『2030年に向けた新たな成長事業を創出する』『成長事業に向けた投資を積極的に実行する』を方針として、事業の
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成長に向けた取り組みを進めてまいります。
国内棚卸サービスについては、『技術と仕組みによる高品質のサービス提供』『ダイバーシティ経営の実現』『デ
ジタルトランスフォーメーションの取り組みの推進』を重点施策とし、顧客へのサービス価値向上に取り組んでまい
ります。生産性の面では、棚卸作業の効率化を目的とした次世代棚卸業務システム等の開発に加え、業務フローの再
構築や一元化およびテクノロジーを活用した社内業務効率化等の取り組みを推進してまいります。また小売業のデジ
タル化推進に伴いデータの精度に求められるレベルが高まっていることから、作業品質のさらなる改善を図るととも
に、既存サービスの価値向上を実現するデジタルトランスフォーメーションの取り組みを通じて、顧客に貢献してま
いります。
リテイルサポートサービスについては、『店舗改装業務および店舗商品補充業務のサービス価値向上と新規顧客の
獲得』を重点施策とし、新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化を背景とした店舗作業のアウトソーシング
ニーズの高まりを的確に捉え、小売店舗の売上拡大や生産性向上に寄与できる様々な提案・拡販を行ってまいりま
す。
また、巡回型メンテナンスサービスや小型店舗向け支援サービスの展開など新たな分野へのサービスの提供を通じ、
多様なニーズに応えてまいります。これらにより、チェーンストアおよびその周辺産業の発展に寄与してまいりま
す。
海外棚卸サービスについては、海外独自のサービス開発により、顧客のアウトソーシングニーズを捉えた様々なサ
ービス提案・拡販を行って参ります。また国内棚卸サービスのテクノロジーの活用や従業員教育およびシステム投資
によりサービス品質および生産性の向上に努めてまいります。これにより、海外におけるエイジスブランドを確立し、
内資企業の顧客先を拡充することにより、売上・利益の拡大および収益体制の強化を図ってまいります。
通期の連結業績見通しにつきましては、売上高27,300百万円(当期比2.4%減少)、営業利益4,000百万円(当期比
15.3%減少)、経常利益4,060百万円(当期比16.5%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益2,740百万円(当期比
14.0%減少)を見込んでおります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループの利害関係者の多くは、国内の株主、債権者、取引先等であり、海外からの資金調達の必要性が乏し
いため、会計基準につきましては日本基準を適用しております。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,388,410 13,296,108
受取手形及び売掛金 3,797,975 3,699,150
有価証券 - 305,990
貯蔵品 27,816 46,235
その他 195,894 234,906
流動資産合計 15,410,096 17,582,390
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 1,000,507 1,006,085
減価償却累計額 △520,313 △557,596
建物及び構築物(純額) 480,194 448,489
工具、器具及び備品 1,062,432 874,839
減価償却累計額 △882,331 △658,864
工具、器具及び備品(純額) 180,100 215,975
土地 1,276,394 1,276,394
その他 1,789 9,460
減価償却累計額 △1,403 △3,267
その他(純額) 386 6,193
有形固定資産合計 1,937,075 1,947,053
無形固定資産
のれん 114,410 77,667
その他 765,565 734,099
無形固定資産合計 879,975 811,767
投資その他の資産
投資有価証券 2,529,948 3,489,998
繰延税金資産 238,286 354,856
その他 362,097 350,735
投資その他の資産合計 3,130,332 4,195,590
固定資産合計 5,947,384 6,954,410
資産合計 21,357,481 24,536,800
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
短期借入金 60,000 77,207
1年内返済予定の長期借入金 3,513 3,545
未払金 2,170,125 2,227,293
未払法人税等 736,534 1,164,008
未払消費税等 634,126 632,821
賞与引当金 444,407 435,462
役員賞与引当金 9,249 5,440
その他 317,998 289,625
流動負債合計 4,375,954 4,835,404
固定負債
長期借入金 7,658 4,112
退職給付に係る負債 6,987 8,141
その他 57,659 57,518
固定負債合計 72,304 69,772
負債合計 4,448,259 4,905,177
純資産の部
株主資本
資本金 475,000 475,000
資本剰余金 498,213 502,232
利益剰余金 19,421,423 22,003,505
自己株式 △3,740,906 △3,733,302
株主資本合計 16,653,729 19,247,434
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 47,637 93,917
為替換算調整勘定 △49,761 △72,552
その他の包括利益累計額合計 △2,124 21,364
非支配株主持分 257,615 362,823
純資産合計 16,909,221 19,631,623
負債純資産合計 21,357,481 24,536,800
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 28,402,305 27,966,137
売上原価 19,614,668 18,766,899
売上総利益 8,787,637 9,199,238
販売費及び一般管理費 4,510,065 4,478,270
営業利益 4,277,571 4,720,967
営業外収益
受取利息 23,280 33,547
受取配当金 8,058 8,324
受取賃貸料 21,947 21,174
物品売却益 5,280 7,823
補助金収入 - 57,740
その他 29,538 30,161
営業外収益合計 88,104 158,772
営業外費用
支払利息 888 570
為替差損 4,476 3,420
賃貸費用 10,461 10,221
その他 6,142 2,576
営業外費用合計 21,969 16,790
経常利益 4,343,706 4,862,950
特別利益
抱合せ株式消滅差益 25,660 -
特別利益合計 25,660 -
特別損失
固定資産除却損 976 2,333
関係会社株式評価損 - 21,022
特別損失合計 976 23,355
税金等調整前当期純利益 4,368,391 4,839,594
法人税、住民税及び事業税 1,295,348 1,686,233
法人税等調整額 11,387 △136,412
法人税等合計 1,306,736 1,549,820
当期純利益 3,061,655 3,289,773
非支配株主に帰属する当期純利益 50,253 102,260
親会社株主に帰属する当期純利益 3,011,401 3,187,513
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 3,061,655 3,289,773
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △25,877 46,280
為替換算調整勘定 △11,300 △23,492
その他の包括利益合計 △37,178 22,788
包括利益 3,024,476 3,312,562
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,973,462 3,211,002
非支配株主に係る包括利益 51,013 101,559
9
株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 475,000 492,088 16,956,370 △3,746,490 14,176,968
当期変動額
剰余金の配当 △546,349 △546,349
親会社株主に帰属す
3,011,401 3,011,401
る当期純利益
自己株式の取得 △273 △273
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 0 0
変動
自己株式の処分 6,123 5,857 11,981
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 6,124 2,465,052 5,584 2,476,761
当期末残高 475,000 498,213 19,421,423 △3,740,906 16,653,729
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
為替換算調整勘定
評価差額金 累計額合計
当期首残高 73,514 △37,699 35,814 215,660 14,428,444
当期変動額
剰余金の配当 △546,349
親会社株主に帰属す
3,011,401
る当期純利益
自己株式の取得 △273
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 0
変動
自己株式の処分 11,981
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △25,877 △12,061 △37,938 41,954 4,015
額)
当期変動額合計 △25,877 △12,061 △37,938 41,954 2,480,776
当期末残高 47,637 △49,761 △2,124 257,615 16,909,221
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 475,000 498,213 19,421,423 △3,740,906 16,653,729
当期変動額
剰余金の配当 △605,431 △605,431
親会社株主に帰属す
3,187,513 3,187,513
る当期純利益
自己株式の取得 △857 △857
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △401 △401
変動
自己株式の処分 4,420 8,461 12,881
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 4,019 2,582,082 7,603 2,593,705
当期末残高 475,000 502,232 22,003,505 △3,733,302 19,247,434
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
為替換算調整勘定
評価差額金 累計額合計
当期首残高 47,637 △49,761 △2,124 257,615 16,909,221
当期変動額
剰余金の配当 △605,431
親会社株主に帰属す
3,187,513
る当期純利益
自己株式の取得 △857
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △401
変動
自己株式の処分 12,881
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 46,280 △22,791 23,488 105,208 128,697
額)
当期変動額合計 46,280 △22,791 23,488 105,208 2,722,402
当期末残高 93,917 △72,552 21,364 362,823 19,631,623
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 4,368,391 4,839,594
減価償却費 366,335 324,835
のれん償却額 36,742 36,742
賞与引当金の増減額(△は減少) △8,550 △13,766
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 2,859 △3,715
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 3,848 1,544
受取利息及び受取配当金 △31,338 △41,872
支払利息 888 570
固定資産除却損 976 2,333
関係会社株式評価損 - 21,022
売上債権の増減額(△は増加) 144,180 99,060
未払金の増減額(△は減少) △133,652 11,012
未払消費税等の増減額(△は減少) 288,152 6,379
その他 △110,422 △9,272
小計 4,928,410 5,274,469
利息及び配当金の受取額 31,314 34,656
利息の支払額 △1,214 △570
法人税等の支払額 △1,320,876 △1,261,217
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,637,633 4,047,337
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の償還による収入 100,000 -
定期預金の預入による支出 △1,539,982 △312,777
定期預金の払戻による収入 1,243,191 1,533,546
有形固定資産の取得による支出 △123,262 △202,826
有形固定資産の売却による収入 22,740 22,438
無形固定資産の取得による支出 △265,243 △140,332
投資有価証券の取得による支出 △600,000 △1,200,000
差入保証金の差入による支出 △27,497 △25,544
差入保証金の回収による収入 29,124 26,096
その他 △2,100 △9,786
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,163,029 △309,185
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) △25,663 17,068
長期借入金の返済による支出 △6,179 △3,513
自己株式の取得による支出 △273 △857
配当金の支払額 △545,479 △600,607
非支配株主への配当金の支払額 △3,165 △3,568
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
- △10,000
による支出
その他 △5,853 6,815
財務活動によるキャッシュ・フロー △586,614 △594,664
現金及び現金同等物に係る換算差額 △7,712 △6,564
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,880,277 3,136,923
現金及び現金同等物の期首残高 7,912,520 9,850,526
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 57,727 -
現金及び現金同等物の期末残高 9,850,526 12,987,449
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社グループは、実地棚卸サービスおよびリテイルサポートサービスを行っております。グループ各社はそれぞ
れ独立した経営単位であり、各社ごとに戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは法人を単位としたセグメントから構成されており、「国内棚卸サービス」、「リテ
イルサポートサービス」および「海外棚卸サービス」を報告セグメントとしております。
「国内棚卸サービス」においては、国内における実地棚卸サービス事業を行っております。「リテイルサポート
サービス」においては、人材派遣、集中補充サービス、カスタマーサービス・チェックサービスおよび広告企画・
制作を含むリテイルサポートサービス事業を行っております。また「海外棚卸サービス」においては、海外におけ
る実地棚卸サービス事業を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方針に準拠
した方法であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は、一般取引条件に基づいております。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
リテイルサポート
国内棚卸サービス 海外棚卸サービス 合計
サービス
売上高
外部顧客への売上高 17,228,950 8,598,859 2,574,495 28,402,305
セグメント間の内部
74,630 120,396 - 195,026
売上高又は振替高
計 17,303,580 8,719,256 2,574,495 28,597,332
セグメント利益 3,594,676 530,104 133,403 4,258,185
セグメント資産 17,596,079 3,276,190 1,556,956 22,429,226
その他の項目
減価償却費 319,313 13,036 33,985 366,335
のれんの償却額 - 36,742 - 36,742
有形固定資産及び
397,145 2,648 27,087 426,881
無形固定資産の増加額
14
株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
リテイルサポート
国内棚卸サービス 海外棚卸サービス 合計
サービス
売上高
外部顧客への売上高 16,709,758 9,487,196 1,769,183 27,966,137
セグメント間の内部
56,024 93,374 - 149,399
売上高又は振替高
計 16,765,782 9,580,571 1,769,183 28,115,537
セグメント利益又は損失(△) 3,719,512 1,089,403 △109,490 4,699,425
セグメント資産 19,782,854 4,342,238 1,445,460 25,570,554
その他の項目
減価償却費 274,453 21,188 29,194 324,835
のれんの償却額 - 36,742 - 36,742
有形固定資産及び
294,640 32,020 4,596 331,256
無形固定資産の増加額
4 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 4,258,185 4,699,425
セグメント間取引消去 19,386 21,542
連結財務諸表の営業利益 4,277,571 4,720,967
(単位:千円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 22,429,226 25,570,554
セグメント間取引消去 △1,071,745 △1,033,754
連結財務諸表の資産合計 21,357,481 24,536,800
(単位:千円)
連結財務諸表
報告セグメント計 調整額
計上額
その他の項目
前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 366,335 324,835 - - 366,335 324,835
のれんの償却額 36,742 36,742 - - 36,742 36,742
有形固定資産及び
426,881 331,256 - - 426,881 331,256
無形固定資産の増加額
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株式会社エイジス(4659) 2021年3月期 決算短信
(報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報)
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
国内棚卸 リテイルサポー 海外棚卸 その他 全社・消去 合計
計
サービス トサービス サービス
当期末残高 ― 114,410 ― 114,410 ― ― 114,410
(注) のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
国内棚卸 リテイルサポー 海外棚卸 その他 全社・消去 合計
計
サービス トサービス サービス
当期末残高 ― 77,667 ― 77,667 ― ― 77,667
(注) のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 1,980.27円 2,290.28円
1株当たり当期純利益 358.18円 378.94円
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 3,011,401 3,187,513
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
3,011,401 3,187,513
当期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 8,407,504 8,411,548
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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4.その他
役員の異動
①代表取締役の異動
該当事項はありません。
②その他の役員の異動
・新任監査役候補
常勤監査役 西岡 博之(現 財務経理部長)
社外監査役 野間 自子(現 三宅坂総合法律事務所パートナー)
・退任予定監査役
常勤監査役 鎌田 陽一
社外監査役 船橋 茂紀
③就任及び退任予定日
2021年6月29日
以上
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