4658 日本空調 2021-01-29 16:50:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月29日
上 場 会 社 名 日本空調サービス株式会社 上場取引所 東 名
コ ー ド 番 号 4658 URL https://www.nikku.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 田中 洋二
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員経理部長 (氏名) 横井 智明 (TEL) 052-773-2511
四半期報告書提出予定日 2021年2月12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 34,214 △1.9 1,942 △7.7 2,049 △8.6 1,268 △11.2
2020年3月期第3四半期 34,874 7.8 2,104 12.6 2,242 13.1 1,428 5.7
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 2,511百万円 (38.0%) 020年3月期第3四半期 1,820百万円 (43.7%)
2
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 35.97 35.35
2020年3月期第3四半期 40.66 39.91
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 32,899 19,894 59.4
2020年3月期 33,009 18,459 54.8
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 19,547百万円 2020年3月期 18,101百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 12.50 - 15.50 28.00
2021年3月期 - 12.50 -
2021年3月期(予想) 12.50 25.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 49,000 △1.4 2,800 △9.8 2,900 △9.8 1,750 △7.9 49.67
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 有
(注) 詳細は、添付資料P.8「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 35,784,000株 2020年3月期 35,784,000株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 578,417株 2020年3月期 551,817株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 35,264,703株 2020年3月期3Q 35,142,331株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報
に関する説明」をご覧ください。
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
- 1 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、国内外での新型コロナウイルス感染拡大を受け、製造業・非
製造業ともに企業の景況感が大幅に悪化し、それらを背景に設備投資の先送りや規模縮小が生じました。国内外で
段階的な経済活動再開の動きがみられるものの、依然として予断を許さない情勢です。
このような経済環境の中、ビルメンテナンス業界においては、省エネや省コストに加え、病院での手術室の無菌
化や院内感染の防止、製薬工場や再生医療研究所等でのバリデーションサポートといった高度な技術力に対し関心
が高い一方で、施設の維持管理コストの見直し意識の高まりが強くなっている状況です。
当社グループにおいては、サービスを提供する現場でのお客様との接点を最重要視し、状況に応じた感染症防止
対策を講じつつ、当社のノウハウを活かした「設備及び環境診断・評価」「ソリューション提案(省エネ・省コス
ト提案、環境改善提案)」を通じてお客様の潜在ニーズの掘り起こしに努め、新規物件の獲得や既存契約の維持に
取り組んでまいりました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大に伴い工場等一部施設への入場が制限され、メンテナンス及び工事
業務が延期となったことなどにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は34,214百万円(前年同期比1.9%減)
となりました。利益面につきましても、新型コロナウイルスの感染防止対策費用や当社グループの医療現場等従事
者に対して慰労金を支給したことなどにより、営業利益は1,942百万円(同7.7%減)、経常利益は2,049百万円
(同8.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,268百万円(同11.2%減)となりました。
なお、当社グループは、建物設備のライフサイクルに合わせて、メンテナンスサービスとリニューアル工事とを
一体化した事業活動を展開しており、当該事業以外の事業について重要性が乏しいことから、報告セグメントを単
一としております。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は18,103百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,490百万円減
少しました。これは主にたな卸資産が864百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が2,837百万円減少したこ
となどによります。固定資産は14,795百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,379百万円増加しました。これは
主に投資有価証券が1,803百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は32,899百万円となり、前連結会計年度末に比べ110百万円減少(0.3%減少)しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は8,939百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,854百万円減少
しました。これは主に支払手形・工事未払金等が813百万円、未払費用が758百万円それぞれ減少したことなどによ
ります。固定負債は前連結会計年度末から大きな変動はなく、4,065百万円となりました。
この結果、負債合計は13,004百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,544百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は19,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,434百万円
増加しました。これは主にその他有価証券評価差額金が1,229百万円増加したことなどによります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の54.8%から59.4%となりました。
- 2 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の世界経済への影響継続が懸念され、先行き不透明な
状況で推移するものと予想しております。当社グループの中核事業である建物設備メンテナンスは、外部要因の変
動に需要が左右されにくい面はあるものの、その重要な補完的役割を担う建物設備工事につきましては、お客様の
設備投資計画に一定程度依存しております。新型コロナウイルス感染症の影響長期化等から設備投資の縮小が懸念
され、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
足元の事業環境につきましては、緊急事態宣言の再発令等に伴い、お客様の施設における設備投資見送りや新規
営業活動制限等の影響が続くものの、上半期との比較では改善の兆しもみられます。国内外各拠点にて従業員の感
染リスクの低減と安全確保を図りながら事業活動を実施しております。
他方、特に病院では新型コロナウイルス感染症による逼迫した状況下において、省エネへの取り組みに対する優
先順位が低下している状況も見受けられます。国内外ともに環境保全に関心が高まっている昨今におきましては、
省エネや省コスト等に関する顕在及び潜在ニーズの高い状況が継続していると考えられますが、その実行には新型
コロナウイルス感染症の事態収束が前提条件になると予想されます。
このような経営環境の中、当社グループは、「お客様に安心感を与える最適な環境を維持するために、技術力と
人的資源を結集させ、高品質サービスを提供する」という経営理念に基づき、お客様との接点を最重要視し、ニー
ズを見極めた上での「設備及び環境診断・評価」「ソリューション提案(省エネ・省コスト提案、環境改善提
案)」に注力することで、建物設備メンテナンス及び建物設備工事の受注拡大を図ってまいります。また、2019年
4月に新設した「医薬施設管理部」を中心として、製薬・再生医療業界へのアプローチ強化に向け、最適な施設環
境を提供するための技術者育成に注力し、将来の中核事業とすべく基礎作りを進めてまいります。海外展開につき
ましても、効果的なグループネットワークの活用、技術力及び提案力の強化を継続し、積極的な新規顧客開拓によ
る事業基盤確立を目指します。
2021年3月期の連結業績予想は、売上高49,000百万円(前連結会計年度比1.4%減)、営業利益2,800百万円(同
9.8%減)、経常利益2,900百万円(同9.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,750百万円(同7.9%減)と
しております。
なお、今後の見通しにつきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する
一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は今
後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。連結業績予想につきましては、引き続き新型コロナウイ
ルス感染症の事態収束を正確に見通すことが困難な状況にありますが、今後は当該影響が上半期と比較して相対的
に小さくなると想定し、期初予想を据え置きとしております。今後の業況変化等により、業績予想の修正が必要に
なった場合は、速やかにお知らせいたします。
- 3 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,020 6,297
受取手形・完成工事未収入金等 11,581 8,743
電子記録債権 710 740
たな卸資産 671 1,535
その他 610 786
貸倒引当金 △1 △0
流動資産合計 19,593 18,103
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 2,952 2,858
土地 3,965 3,958
建設仮勘定 1 25
その他(純額) 1,544 1,460
有形固定資産合計 8,464 8,304
無形固定資産
ソフトウエア 219 157
その他 18 18
無形固定資産合計 237 175
投資その他の資産
投資有価証券 3,837 5,641
その他 882 680
貸倒引当金 △5 △5
投資その他の資産合計 4,713 6,316
固定資産合計 13,416 14,795
資産合計 33,009 32,899
- 4 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 4,453 3,639
電子記録債務 1,242 1,156
短期借入金 532 1,070
1年内返済予定の長期借入金 448 188
未払金 243 192
未払費用 1,987 1,228
未払法人税等 756 194
役員賞与引当金 49 -
受注損失引当金 30 18
その他 1,051 1,250
流動負債合計 10,793 8,939
固定負債
長期借入金 720 579
役員退職慰労引当金 201 223
執行役員退職慰労引当金 17 25
退職給付に係る負債 2,744 2,821
資産除去債務 47 48
その他 23 367
固定負債合計 3,755 4,065
負債合計 14,549 13,004
純資産の部
株主資本
資本金 1,139 1,139
資本剰余金 1,133 1,174
利益剰余金 14,170 14,448
自己株式 △68 △172
株主資本合計 16,374 16,589
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,938 3,168
為替換算調整勘定 △18 △37
退職給付に係る調整累計額 △193 △172
その他の包括利益累計額合計 1,727 2,958
新株予約権 253 230
非支配株主持分 104 116
純資産合計 18,459 19,894
負債純資産合計 33,009 32,899
- 5 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 34,874 34,214
売上原価 28,391 28,006
売上総利益 6,483 6,208
販売費及び一般管理費 4,378 4,266
営業利益 2,104 1,942
営業外収益
受取利息 4 5
受取配当金 87 85
保険配当金 25 1
受取保険金 14 0
その他 17 23
営業外収益合計 149 116
営業外費用
支払利息 10 7
その他 0 2
営業外費用合計 11 9
経常利益 2,242 2,049
特別利益
固定資産売却益 1 1
その他 - 0
特別利益合計 1 2
特別損失
固定資産売却損 0 0
固定資産除却損 0 0
投資有価証券評価損 3 -
特別損失合計 4 0
税金等調整前四半期純利益 2,240 2,050
法人税等 802 769
四半期純利益 1,438 1,281
非支配株主に帰属する四半期純利益 9 12
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,428 1,268
- 6 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 1,438 1,281
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 403 1,229
為替換算調整勘定 △42 △20
退職給付に係る調整額 20 20
その他の包括利益合計 382 1,230
四半期包括利益 1,820 2,511
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,816 2,499
非支配株主に係る四半期包括利益 4 12
- 7 -
日本空調サービス㈱(4658)2021年3月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2020年10月30日開催の取締役会決議に基づき、自己株式155,800株の取得を行いました。この結果、当第
3四半期連結累計期間において自己株式が120百万円増加したことなどにより、当第3四半期連結会計期間末におい
て自己株式が172百万円となっております。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
連結の範囲の重要な変更
第1四半期連結会計期間において、当社の完全子会社であった株式会社日本空調東海は、当社を存続会社とする
吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
- 8 -