4651 サニックス 2020-05-14 15:30:00
2020年3月期 決算説明資料 [pdf]

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【売上高】
SE、HS、ES及び環境資源開発事業部門がそれぞれ増収となったことで、グルー
プ全体の売上高は52,531百万円(前期比3.6%増)となりました。

【利 益】
前期は北海道胆振東部地震の影響により利益が減少したため、その反動が大き
く増益となりました。

グループ全体の損益は、2,791百万円の営業利益(前期比127.9%増)、2,592百万
円の経常利益(前期比119.2%増)となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は1,850百万円(前期比670.7%増)と大きな
伸びとなりましたが、これは前述の地震災害の復旧費用として特別損失を472百
万円計上したことが影響しております。




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【売 上 高】
売上高構成比は苫小牧発電所が通年稼働したことなどにより、環境資源開発部
門が増加しました。

【営業利益】
上述の通り、苫小牧発電所が通年稼働したほか、「プラスチック燃料」「有機廃液
処理」「埋立処理」もそれぞれ増益となりました。

また、SE部門は材料費に棚卸資産評価損を644百万円計上したことにより、減益と
なりました。

エネルギー事業部門は、前期の黒字に対し大幅減益となり赤字となりました。




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四半期の売上高の推移は上表の通りです。




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【売 上 高】 15,195百万円(前期比5.3%増)
縮小傾向が続いていた太陽光市場が下げ止まりを見せ、前期に対し上向きに転じ
ました。

当社においても、FIT価格の低下に対応した販売価格への見直しや、土地をお持
ちでない投資家向けの「土地付き太陽光発電システム」の販売等新しい販売手法
を推進してまいりました。

【営業利益】 901百万円 (前期比25.1%減)
営業損益は、増収や材料原価の低減により利益が増加しました。

一方で、自社製パワーコンディショナに係る棚卸資産について減損処理を行うこと
とし、棚卸資産評価損として644百万円を計上いたしました。これは、2020年度のF
IT制度から10kW以上50kW未満の全量売電が廃止され自家消費を前提とした余
剰売電となったことを受け、販売予測を見直し回収可能性を勘案したためでありま
す。

この結果、前期に対して減益となりました。




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【売 上 高】 11,235百万円(前期比4.5%増)
採用により人員増を図り、営業拠点を2カ所(唐津営業所、大村営業所)新設する
等、一般家屋に係るメンテナンス提案をきめ細かく行えるよう営業及び施工体制を
強化してまいりました。

この結果、「白蟻防除施工」が前期比3.1%増、「床下・天井裏換気システム」が同
38.8%増となりました。

【営業利益】 2,061百万円(前期比7.6%減)
増収となったものの、業容拡大を目的とした人員増によって人件費等のコストが増
加し、前期に対して減益となりました。




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【SE部門】
土地付き太陽光発電の販売の増加に伴い外注加工費の売上高比率が上昇して
おり、限界利益率が低下傾向にあります。また、土地取引に伴う手続き費用等が
増加しており、固定費が増加しております。

【HS部門】
高い限界利益率を維持できており、今後も安定した収益基盤を築いていきます。




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【売 上 高】 2,261百万円(前期比17.4%増)
採用により人員増を図り、営業拠点を1カ所(さいたま事業所)新設する等、ビル・
マンション等のオーナー及び管理会社等提携先との関係を強化してまいりました。

この結果、主力商品である「防錆機器取付施工(商品名:ドールマンショック)」が
前期比21.3%増となったほか、「建物防水塗装補修施工」が前期比55.3%増となり
ました。

【営業利益】 281百万円(前期比1.9%減)
増収となったものの、業容拡大を目的とした人員増により人件費等のコストが増加
したため、前期に対して減益となりました。




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【売 上 高】 16,759百万円(前期比18.7%増)
受入物件の精査等により廃プラスチック類の受入量が減少しましたが、採算性と
品質向上を重視したことにより「プラスチック燃料」売上高は前期比17.4%増となり
ました。

苫小牧発電所は、前期の第3、第4四半期(2018年9月~2019年3月)にかけて北
海道胆振東部地震の被害により6ヵ月間稼働停止となっていた反動により、「発電
所売上」が前期比43.5%増となりました。

また、「埋立処理」についても前期比42.4%増となりました。

【営業利益】 3,483百万円(前期比721.7%増)
廃プラスチック類及び有機廃液処理における受入物件の精査による採算性と品質
向上のほか、苫小牧発電所の稼働日数の増加、埋立事業の増収等により大幅な
増益となりました。




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【売 上 高】 9,132百万円(前期比13.9%減)
新電力事業において高圧契約件数の減少等による小売販売額の減少、および卸
取引市場(JEPX)の取引価格の低下により卸販売単価が低下したため売上高は減
少しました。

他社との提携による太陽光発電と電力小売りをセットにした事業についても立ち
上げましたが減収分を補うまでには至りませんでした。

【営業損失】 △485百万円(前期は412百万円の営業利益)
売上高の減少や、卸販売比率の上昇による利益率の低下等の影響により大幅な
減益となりました。




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営業利益の修正計画と実績の差異をまとめると上図の通りとなります。




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営業利益の前期実績と当期実績の差異をまとめると上図の通りとなります。




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2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による
国内経済及び当社業績に与える影響に関しまして、現時点では合理的な算定が
困難であることから未定としております。今後、予想が可能となりました段階で速
やかに公表いたします。

各事業部門において影響を受ける可能性がありますが、特にHS部門については、
お客様のお宅へ訪問する「訪問販売」の形態をとっていることから、今般の新型コ
ロナウイルス感染拡大の影響を最も受ける事業であると認識しております。

当社の事業活動については、新型コロナウイルス感染拡大の状況、及び政府・地
方自治体からの要請等の状況を踏まえて、柔軟に対応してまいります。




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当社のSE事業は、太陽光発電で発電した電力を「全量買取」することを前提とし
たFIT制度により投資商品として拡大してまいりました。FIT制度は今年度より「自
家消費」を前提とした制度設計となったため、商品コンセプト、提案内容が大きく変
わるものと想定しております。

2021年3月期の営業活動については、前半は既に2020年3月期までにFITの申請
を行い、審査中もしくは認定を受けている土地付き太陽光発電案件の施工・販売
が中心となりますが、後半からは徐々に自家消費案件の増加を図るといった移行
期になると考えております。

中長期的には環境負荷の低減並びに電気代低減を実現できる「自家消費」型の
太陽光発電が普及・浸透していくものと考えております。




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【設備投資】
環境資源開発部門においてプラスチック燃料工場における設備の更新・入替を中
心に、2022年3月期に使用開始予定の苫小牧の埋立処分場の増設地の建設を
行ってまいります。

本社部門では、業務効率化を目的とした基幹システムの入替等の情報システム
投資を行います。


なお、投資以外に2021年3月期は苫小牧発電所においてボイラーの法定点検を第
4四半期に予定しております。




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