4633 サカタインクス 2021-03-02 17:00:00
長期ビジョン2030ならびに中期経営計画2023 説明会資料 [pdf]

  サカタインクス株式会社

 長期ビジョン
 SAKATA INX VISION 2030




2021年3月1日
目次

 1. はじめに
 2. 沿革
 3. 過去10年のあゆみ
 4. 事業環境認識と戦略の方向性
 5 . S A K ATA I N X V I S IO N 2 0 3 0
 6. 2030年に向けて目指す姿
 7. 各事業の取り組み
 8. ESG・サステナビリティへの取り組み
                                          2
   1. はじめに
サ カ タ イ ン ク ス グ ル ー プ は 、 1896 年 の 創 業 か ら 今 年 で 125 年 を 迎 え 、   越えた新規事業の創出など “新たな挑戦” と社内改革の実現を積極
これまで着実に成⾧してまいりました。しかし近年、当社グループを                                  的に推進して まいります 。それと同時に 、世界全体の共通アジェン ダと
取り巻く事業環境は大きく変化しております 。デジタルメディアの急激な                               なった “SDGs” にうたわれている、地球環境をはじめとした様々な課題
普及や、環境対応へのニーズがより一層高まるなど、今後さらに非連続                                 にも取り組み、サステナブルな社会の実現に貢献していきながら 、ESG
的な変化が起こりえる状況にあります。                                               経営を実践します。さらには、DX(デジタルトランスフォーメーション)の
                                                                 推進と、資本コストを意識した、経営資源の最適化に努め、企業価値
その一方で、企業はステークホルダーの皆様方から 、事業面での利益                                 の一層の向上に取り組んでまいります。
追求だけではなく、社会面での課題解決にも積極的に取り組むことが
求められており、当社グループも例外ではありません。                                        当社がこの先、永続的に発展していくために、まずは次の10年をその礎と
                                                                 しなければなりません。そのためには、当社グループ一丸となって目標達
この ような事業環境の変化の中で 、当社グループが生き残り 、世の中                               成に向けて突き進んでまいります。お客様や仕入先様、株主様をはじめ
から求められる企業として持続的に成⾧していくためには、常に柔軟性を                                としたステークホルダーの皆様方と共に新たな歴史を築いてまいりたく 、
もって、⾧期的な視点に立って、将来のあるべき姿と、そこに至る道筋や                                何卒よろしくお願い申し上げます。
施策を策定し、それらを当社グループ全体で共有 ・推進していくことが
重要です。

この度、当社グループが目指す将来の姿と、進むべき方向性を明確に
示した、2030年を見据えた⾧期ビジョンと成⾧戦略、

『SAKATA INX VISION 2030』
( Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life,
“あなたと、つくる、価値ある、あした“)を策定しました。

当社の企業理念である、「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの
創造」をビジネステーマに、「人々の暮らしを快適にする情報文化の
創 造 」 を存在意義 と し て 、新規 市場の 開 拓や これ まで の 事業分野 を

                                                                                                        3
2. 沿革
                                                                【成熟期と変革の未来へ】
         【創成期】                           【成長期】
                                                                   環境・品質・安全への対応
    創業から近代化の時代へ                 国内の業績伸長と海外への積極展開へ
                                                                   海外展開のさらなる強化へ

1896年   個人商店(阪田インキ              1979年   海外初のインキ生産拠点を            1996年   ISO9001認証取得
        製造所)として大阪で                      台湾に設立
        創業、新聞インキの                                               2001年   ISO14001認証取得
        製造・販売を開始                1987年   欧州に進出                   2003年   ベトナムに進出

                                1987年   社名をサカタインクス(株)に改称
                   阪田恒四郎(創業者)                                                       ベトナム・ホーチミン
                                1988年   北米に進出
1905年   本格的な新聞インキ製造工場                                           2008年   OSHMS認定取得
        (旧福島工場)稼働
                                                                2014年   滋賀工場稼働
1906年   社名を「阪田インキ製造所」から                              アメリカ・シカゴ
        「阪田商会」に改称
                                1989年   インドネシアに進出
1959年   近代的な総合工場                                                                     滋賀県米原市
                                1992年   サカタインクスインターナショナル
        (現・大阪工場)                                                2016年   南米(ブラジル)に進出
                                        株式会社を設立
        を建設
                                        (1998年7月シークス(株)に改称)
                                                                2016年   ボタニカルインキ
                     兵庫県伊丹市     1993年   環境に配慮した大豆油ベースの                  (植物由来の材料一部使用)
                                        オフセットインキ上市                      シリーズの展開開始
1960年   海外初の駐在所をフィリピンに開設
                                1995年   インド、中国に進出
1969年   野田工場
        (現・東京工場)
        稼働                                                      2021年   ⾧期ビジョン
                                                                        SAKATA INX VISION 2030
                                                                        スタート
                     千葉県野田市             インド・ニューデリー   中国・広東省
                                                                                                 4
    3. 過去10年のあゆみ
          売上高
                                                                                              数字で見る成長( 2011年 → 2020年 )
    2011年    1,195        億円                  2020年     1,615               億円
                                                                                                 海外売上高比率                           自己資本比率
    2011年

                                                                                                      60.0 %                           52.6 %
                                                                    印刷インキ|日本
                                                                    印刷インキ|アジア
                                                                    印刷インキ|米州
    2020年
                                                                    印刷インキ|欧州
                                                                                              42.2%                         40.3%
                                                                    機能性材料
                                                                    その他・調整                       従        業    員      数            設 備 投 資 額
0                  500               1,000              1,500 (単位:億円)
                                                                                                 4,686 名                               532 億円
           全体       ▶約  1.4      倍            米州           1.9 倍
                                                               ▶約
                                                                                              3,385名                        10 年 累 計
           アジア      ▶ 約 2.1      倍               機能性材料 ▶ 約 1.9 倍


          売上高、 営業利益、 営業利益率の推移
                                                                                                                                       (単位:億円、%)
              売上高(左軸)            営業利益(右軸)               営業利益率
2,000                                                                                                                                               200
                                                                                              1,573           1,620       1,672         1,615
                                                        1,465       1,555        1,511
1,500                                    1,399                                                                                                      150
            1,195        1,230
                                                                           93           101
1,000                                              82          79                                    85                                             100
                                                                                                                                  62           72
                                57                                                                                   51
    500
                   42                                                                                                                               50
                                             5.9                     6.0          6.7          5.5
                          4.7                            5.4                                                               3.7           4.5
             3.6                                                                                               3.2
     0                                                                                                                                              0

            2011年        2012年          2013年           2014年       2015年        2016年        2017年           2018年       2019年         2020年
                                                                                                                                                          5
4. 事業環境認識と戦略の方向性
 事業環境変化                    戦略の方向性

 国内・海外での市場・競争環境変化

  紙離れによるインキ需要の低迷
  新興国市場における競争の激化
  脱プラスチック等環境対応ニーズの変化と高まり            地球環境と地域社会を
                                         重視した
                                    ESG・サステナビリティの
 デジタル化によるバリューチェーンの変化                   取り組み強化

  デジタル媒体の大幅な増加
  印刷の多様化・カスタマイズ化


                             印刷インキ・            新しい
 環境制約・社会課題への対応             機能性材料事業の拡大       事業領域への挑戦

  ⾧期的なサステナビリティ配慮、
  SDGsに向けた取り組みの重要性の高まり
  資源制約・原料価格高騰リスクの高まり
  ESG投資の影響力増大




                                                       6
5. SAKATA INX VISION 2030
   企業理念(マインド イン マインド)

  ビジネステーマ                         存在意義
  ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造       人々の暮らしを快適にする情報文化の創造


   ビジョン


 Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life
                 あなたと、つくる、価値ある、あした
      新たな領域への挑戦によって”イノベーション“を生み出し、”地球”にやさしい技術で、
         ”人生“を快適かつ豊かに彩り、世界中に笑顔があふれる未来を創る企業



                           戦略の方向性

                    地球環境と地域社会を重視した
   印刷インキ・           ESG・サステナビリティの取り組み強化    新しい事業領域への挑戦
   機能性材料事業の拡大

                          変革プロジェクト

   グローバル連結経営の           ステークホルダーとの関係強化     人材育成の強化
   さらなる強化                                  組織風土の改革
                                                           7
   6. 2030年に向けて目指す姿
 売上高                                                     長期ビジョン戦略目標
(億円)
                                                       売上高   3,000 億円規模
             新規事業                                      営業利益率     8%
3,000                  環境・バイオケミカル    エレクトロニクスケミカル
             4つの注力分野
                       エナジーケミカル      オプトケミカル

             機能性材料事業
               社会トレンドを捉えた高付加価値製品をグローバルに展開                      新規事業
2,500
             印刷インキ事業
               主力のパッケージ印刷分野を中心に、より一層の環境経営を推進
                                                               機能性材料事業


2,000                                                          印刷インキ事業




1,500




1,000
        現在    中計2023 CCC-Ⅰ           中計2026 CCC-Ⅱ   中計2029 CCC-Ⅲ      2030年
                基盤構築                事業拡大・収益力強化      長期ビジョン実現へ
                                                                              8
7. 各事業の取り組み 既存事業
印刷インキ事業   2030   パッケージ印刷分野 / 情報メディア印刷分野

                 環境経営の推進
                 バリューチェーン全体の強化
                 グローバルパートナーとの関係強化
                 高付加価値製品の開発と展開
                 国、事業をまたいだ最適経営の強化
                 成長市場・新規市場へ経営資源の投入


機能性材料事業   2030   インクジェット印刷分野 / ディスプレイ関連分野

                 社会トレンドを捉えた高付加価値製品を
                 グローバルに展開
                 グローバルでのさらなる連携強化
                 各市場での販売・収益力強化、ブランド力の向上



                                            9
 7. 各事業の取り組み 新規事業
   戦略キーワード:安全安心、便利快適、健康維持、低炭素社会、サステナビリティ
 当社が目指すこと        注力分野              ターゲット領域


人々の快適な暮らしへの貢献
                      環境・
                    バイオケミカル
                                       ヘルスケア

                                                 パッケージ
  通信技術の高度化
  モビリティの軽量化             エナジーケミカル
 超高齢化社会への対応
                                       太陽電池


 持続可能な社会の実現         エレクトロニクス                     モビリティ
                      ケミカル

                                       IoT/5G

                        オプトケミカル
  バイオマス原料利用                                      ディスプレイ
  再生エネルギー促進
                                      オプト (光学)
 オープンイノベーション&リーンスタートアップ
                  当社コアコンピタンスの活用により社会課題に対応
                                                          10
8. ESG・サステナビリティへの取り組み
 社会    温室効果ガス        気候変動         廃棄物    食品ロス
 課題    プラスチック海洋汚染    リスクガバナンス     人権尊重   ジェンダーフリー

重要課題(マテリアリティ)         目指す社会               SDGs

持続可能な地球環境を          地球環境を保護し、
維持するための活動           人々に安全と健康を


                    快適さ、利便性とともに、
安心・安全な製品の供給
                    循環型社会の実現を


                    豊かな生活、新しい
研究開発・技術力の強化
                    ライフスタイルの創造を


コーポレートガバナンス、        ステークホルダーとの
コンプライアンスの強化         良好な信頼関係を


                    人権の尊重と
ダイバーシティの推進
                    働きやすい労働環境を

                                                    11
8. ESG・サステナビリティへの取り組み
E:環境

環境配慮型製品比率の向上                  生産活動における環境負荷の低減
                              太陽光発電導入とエネルギー消費量削減
 ボタニカルインキ
                              滋賀工場、東京工場への太陽光発電システム導入
  植物由来成分を含有し、CO2排出抑制に貢献
  ボタニカル度の向上に向けて、研究開発を推進



                                   滋賀工場 太陽光第一・第二発電所

                             GHG30%削減 ※
                             TCFDへの早期賛同とリスク開示
                                                       2030
                             ※日本国内のScope1&2における2013年度比の削減目標


S:社会                          G:ガバナンス
働きやすい労働環境                     コーポレートガバナンス強化
多様な勤務制度                       役員構成や経営会議の多様化
テレワーク制度の導入                     社外取締役・女性取締役の参画
ワークライフバランスの推進                  海外現地法人役員との戦略会議

健康経営推進                        内部統制システムの整備
サカタインクス健康経営宣言

国内女性管理職比率15%以上               政策保有株式の縮減
育休取得率100%
                      2030   リスクマネジメントの強化
                                                       2030
                                                              12
  サカタインクス株式会社

 中期経営計画 2023 CCC-Ⅰ




2021年3月1日
目次




    1.前中期経営計画2020の振り返り

    2. 中期経営計画2023                                    CCC-Ⅰ

CCC-I : 今中計を⾧期ビジョン『SAKATA INX VISION 2030』の「第一期・フェーズI」とし、
        ⾧期ビジョンのキャッチフレーズ「Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life」
        の頭文字から、CCC-Iと表記しました。




                                                                                   15
1. 前中期経営計画2020の振り返り
    売上高・利益比較

             2020年計画        2020年実績             連結売上高・利益比較                   (単位:億円)

            1,950   億円      1,615    億円
                                                     売上高       営業利益         経常利益
売 上 高
                                                     (左軸)      (右軸)         (右軸)
             為替要因除く           1,691 億円
営業利益         130    億円          72   億円     2,000
                                                                            1,950   200

経常利益         150    億円          77   億円
                                                    1,620 1,672 1,615
R   O   E     10    %以上        6.9   %                                       150
                                            1,500                                   150
為替レート         112   円/ドル   106.82    円/ドル



                                                                             130
    未達要因 : 外部環境の激変                          1,000                                   100
                                                             73      77
    デジタル化進展に伴う印刷情報関連の需要減                             69
    アジアの政治・経済情勢の変化による販売不振
                                                                     72
    円高による為替換算の影響                             500                                    50
                                                             62
    (USドル 計画 112円 → 実績 106.82円 △4.6%)                51
    原材料価格高騰
    新型コロナウイルス感染症のパンデミック
                                               0                                    0
    → 景気の急減速/情報メディア・機能性材料の需要減
                                                    2018年   2019年   2020年   2020年
                                                     実績      実績      実績      計画
                                                                                          17
設備投資比較            ※非連結含む



地域別投資内訳           (単位:億円)    中計2020計画時

 280                         設備投資計画 : 180 億円
  戦略的                        戦略的投資枠 : 100 億円*
  投資枠               186
  100             戦略的投資を含む   総投資額        : 280 億円
 欧州 5                        *成⾧を加速させるための投資枠
                   欧州 35
 米州 47
                    米州 39
 アジア 43                      戦略的投資
                   アジア 47
                             M&A
  日本
                     日本      A. M. Ramp & Co. GmbH
  85
                     65      (通称RUCO 社〈独〉)
   中計                中計
 2020計画            2020実績    新規市場への進出
(3年累計)             (3年累計)    SAKATA INX (BANGLADESH)
          減価償却費              PRIVATE LTD
 141       3年累計    133
                                                       18
2. 中期経営計画2023   CCC-Ⅰ
中計2023      CCC-Ⅰ         ~長期ビジョン達成に向けた基盤構築~

                 SAKATA INX VISION 2030
  Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life
                     あなたと、つくる、価値ある、あした

  長期ビジョン戦略の方向性
   印刷インキ・機能性材料事業の拡大    地球環境と地域社会を重視した        新しい事業領域への挑戦
                       ESG・サステナビリティの取り組み強化


                         グローバル連結経営のさらなる強化
        変革プロジェクト         ステークホルダーとの関係強化
                         人材育成の強化・組織風土の改革


    基盤構築               事業拡大収益力強化             長期ビジョン実現へ



 中期経営計画2023           中期経営計画2026             中期経営計画2029
    CCC-Ⅰ                CCC-Ⅱ                  CCC-Ⅲ

              DXの推進、資本コストを意識した経営
             2023年                  2026年                  2029年   2030年
                                                                           20
  中計2023                 CCC-Ⅰ             連結売上高・利益目標
                                                                              (単位: 億円、%)


2,500           売上高(左軸)                             経常利益(右軸)                            250
                                  営業利益(右軸)                                    1,950
                                                                             (2020年度比
                                                                              +20.7%)
2,000                                                                                   200
                                   1,620    1,672
        1,555            1,573                      1,615
                1,511                                                          130
1,500            118      112                                                 (6.7)     150
         110
                (7.8)    (7.2)
        (7.1)
                                             73      77
1,000                               69                                                  100
                                   (4.3)    (4.4)   (4.8)                      115
                 101
         93                                                                   (5.9)
                (6.7)     85
        (6.0)                                        72
 500                     (5.5)                                                          50
                                             62     (4.5)
                                    51      (3.7)
                                   (3.2)
   0                                                                                    0
        2015年    2016年    2017年    2018年    2019年   2020年   2021年    2022年     2023年
                                                                               2023年
         実績       実績       実績       実績       実績      実績                         計画
                                                                                計画

                                                                    中計2023
                中計2017                     中計2020
                                                                     CCC-Ⅰ

         ※ 営業利益・経常利益の( )内は対売上高比率
                                                                                              21
セグメント別売上高・営業利益計画
                                                                (単位: 億円、%)
                           2020年             2023年            2020:2023
      売上高                実績                計画                増減      増減率
印刷インキ・機材(日本)                480               518               38      7.9
印刷インキ(アジア)                  325               450              125     38.5
印刷インキ(米州)                   495               535               40      8.1
印刷インキ(欧州)                   101               175               74     73.3
機能性材料                       118               172               54     45.8
その他                         169               171                2      1.2
調整額                        △76               △73                 3       -
        計                 1,615             1,950              335     20.7
                           2020年             2023年            2020:2023
     営業利益                実績    利益率         計画    利益率         増減      増減率
印刷インキ・機材(日本)             * 12       2.6       18       3.5       6      50.0
印刷インキ(アジア)                 24       7.5       29       6.4       5      20.8
印刷インキ(米州)                  29       6.0       30       5.6       1       3.4
印刷インキ(欧州)                  △4      △4.3        2       1.1       6        -
機能性材料                    *  5       4.7       23      13.4      18     4.6倍
その他                         1       0.9        6       3.4       5        -
調整額                      *  2        -         3        -        1        -
        計                  72       4.5      115       5.9      43      59.7
    * 2021年より、セグメント間の経費配賦基準の見直しをかけたため、2020年実績の営業利益は、新基準で表示しております。
      このため、2月12日公表しました「2020年12月期決算短信」とは、「印刷インキ・機材(日本)」、「機能性材料」、「調整額」
      の数値が異なります。                                                               22
売上高・営業利益計画
印刷インキ・機材(日本)

 重点施策
   環境対応・社会的課題への取組み           SDGs対応循環型
                             パッケージ向けインキの開発
   環境配慮型製品(ボタニカルインキ)
   の積極展開                     TPM活動および労働安全衛生
                             改善活動の継続と深化
   情報メディア事業の効率化

   売上高(億円)                    営業利益(億円)
                     2023年                        2023年
                    売上高構成比                      営業利益構成比

              518
  480
                                         18
          +38 億円    25.6%     12     +  6 億円     16.7%
          + 7.9 %                    + 50.0 %


  2020年   2023年              2020年    2023年
   実績      計画                 実績       計画



                                                          23
売上高・営業利益計画
印刷インキ(アジア)

 重点施策
   環境配慮型・サステナブル製品の             設備投資の推進による販売拡大
   積極展開

   新規市場への参入                    グローバル購買による原材料の
                               安定供給


   売上高(億円)                      営業利益(億円)
                       2023年                        2023年
                      売上高構成比                      営業利益構成比


              450                          29
                                24
  325     +125 億円     22.3%            +  5 億円     26.9%
          + 38.5 %                     + 20.8 %


  2020年       2023年            2020年    2023年
   実績          計画               実績       計画



                                                            24
売上高・営業利益計画
印刷インキ(米州)

 重点施策
   環境配慮型・サステナブル製品の           南米市場の販売強化と積極投資
   積極展開

   グローバル顧客への販売強化             設備投資の推進による販売拡大



   売上高(億円)                    営業利益(億円)
                     2023年                       2023年
                    売上高構成比                     営業利益構成比

              535
  495                         29         30

          +40 億円    26.5%            + 1 億円     27.8%
          + 8.1 %                    + 3.4 %


  2020年   2023年              2020年   2023年
   実績      計画                 実績      計画



                                                         25
売上高・営業利益計画
印刷インキ(欧州)

 重点施策
   環境配慮型・サステナブル製品の            新規市場への参入
   積極展開

   グローバル顧客への販売強化              設備投資の推進による販売拡大

   生産拠点の再構築による収益性向上

   売上高(億円)                     営業利益(億円)
                      2023年                          2023年
                     売上高構成比           +   6   億円   営業利益構成比
              175
                                          2
  101
          + 74 億円     8.7%     △4                   1.9%
          + 73.3 %


  2020年    2023年              2020年   2023年
   実績       計画                 実績      計画



                                                             26
売上高・営業利益計画
機能性材料

 重点施策
   社会トレンドを捉えた高付加価値製品への展開
        ・インクジェット:衣食住を中心とした成長する産業分野への展開
        ・高付加価値フラットパネルディスプレイ材料への展開
        ・タッチパネル市場等周辺分野における機能性製品の事業拡大

   成長する市場での機能性材料製品の現地生産化

   売上高(億円)                      営業利益(億円)
                       2023年                       2023年
                      売上高構成比                     営業利益構成比
              172
                                         23
  118
          + 54 億円      8.5%            + 18 億円    21.3%
          + 45.8 %                      4.6倍
                                5
  2020年       2023年            2020年    2023年
   実績          計画               実績       計画



                                                           27
新規事業
 戦略キーワード:安全安心、便利快適、健康維持、低炭素社会、サステナビリティ
注力分野              ターゲット領域               戦略製品


                                         バイオマス系機能性 材料
   環境・                                   CO 2 吸着材料
 バイオケミカル
                     ヘルスケア

                               パッケージ     半導体・増感材料
   エナジーケミカル
                     太陽電池                導電性材料
                                         絶縁性材料
エレクトロニクス                       モビリティ     導電性接合材料
  ケミカル                                   低誘電材料

                     IoT/5G
                                         センサー材料
    オプトケミカル                              屈折率調整材料
                               ディスプレイ    LED封止材料

                    オプト (光学)


              事業化に向けたオープンイノベーションを推進
                                                        28
新規事業 取り組み①
使用済みプラスチックの再資源化事業への取り組み

ケミカルリサイクル推進における社会貢献




  社会課題
  ー海洋プラスチック汚染
                              RPJ 参画企業
  ー CO2排出量の増加




         使用済みプラスチックを原料として
         様々なプラスチックに効率よく再生


    再資源化技術




                            プラスチックバリューチェーンの一員として
                            使用済みプラスチックの再資源化を推進し、
                            持続可能な社会の実現に向けて貢献して参ります。

                                                      29
新規事業 取り組み②
サカタインクス=シークス協業の取り組み

エレクトロニクスケミカル事業における協業体制


    サカタインクス株式会社
                                ターゲット領域


     エレクトロニクスケミカル
         素材開発
                                フレキシブル
                                           コネクテッドカー
 シークス株式会社
                ワンダーフューチャー      サイネージ
                 コーポレーション


  量産実装技術                                  新しい素材、新しい工法で
                 ダメージレス部品
                  実装プロセス       IoT・センサー   世の中にまだない“もの”を
                                          創り出す
  協業による革新的な要素を提供



                             関係企業間の特長を活かし、シナジー創出へ。
                             プリンテッドエレクトロニクスプロセスにおいて、薄型、
                             小型、軽量化された電子関連部品の社会実装を
           顧客                通じて、安心、且つ便利な社会を目指します。

                                                          30
設備投資計画           ※非連結含む



地域別投資計画          (3年累計)
                                                       (単位:億円)




      7                        49
      欧 州

                               日 本
                   56
                                                   38
                   アジア                             米 州




                                      設備   戦略的            減価
  地   域     日本    アジア     米州    欧州               合計
                                     投資計    投資           償却費

 中計3年累計     49     56     38     7   150   150   300     155

                                                                 31
主要な設備投資計画

イギリス(マンチェスター)           日本(大阪)            アメリカ(ウィスコンシン州)     アメリカ(ニューヨーク州)
パッケージ用インキ設備更新および         大阪工場リニューアル        パッケージ用インキ設備増強     缶用インキ設備増強
生産効率化                    (’23年 完工予定)       (’21年 完工予定)       (’21年 完工予定)
(’21年 完工予定)

                                    日本(東京)
                                    物流倉庫棟建設
                                    (’22年 完工予定)




                                        中国(上海)
                                         工場第二期工事
                                                              アメリカ(オハイオ州)
インド(パノリ)                                 (’21年 完工予定)
                                                               パッケージ用インキ設備増強
パッケージ用インキ設備増強                                                  (’21年 完工予定)
(’21年 完工予定)
                                        中国(広東省茂名)
                                         オフセットインキ第2工場建設
ベトナム(ハノイ)                                (’21年 完工予定)
パッケージ用インキ設備増強
(’22年 完工予定)

                   フィリピン(マニラ)                              ブラジル(サンパウロ)
                   パッケージ用インキ新工場建設                          パッケージ用インキ新工場建設
                   (’22年 完工予定)                             (’23年 完工予定)



                                                                               32
 キャッシュ・フロー計画(3年累計)

            積極的な投資を図り更なる成長に結びつける
(単位:億円)
   400

          営業CF   投資CF
   350



   300
                               設備投資計画 :         150億円
   250                         戦略的投資枠 :         150億円 *
   200
                               総投資額         :   300億円
   150
                               *成 長 を 加 速 さ せ る た め の 投 資 枠
   100

                        財務CF
    50



     0


                                                              33
連結計画値および経営指標

 2023年 連結計画値



         売上高    1,950 億円
         営業利益     115 億円
         経常利益     130 億円

 2023年 連結経営指標


         ROE     10 %以上

                           34