4633 サカタインクス 2021-02-12 15:00:00
長期ビジョンならびに中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 2 月 12 日
各 位
会 社 名 サカタインクス株式会社
代表取締役
代表者名 森田 耕太郎
社長執行役員
(コード番号 4633 東証第一部)
問合せ先 広報・IR室長 粕谷 理
電話番号 03-5689-6601
長期ビジョンならびに中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社グループは、このたび、長期ビジョンとそれに基づく中期経営計画を策定いたしました。
当社は、1896 年の創業から今年で 125 年を迎え、これまで着実に成長してまいりました。一方で、近年
はデジタルメディアの急激な普及や気候変動をはじめとした環境対策の必要性がより一層高まるなど、
当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しており、今後さらに非連続的な変化が起こりうる状況に
あります。
このような事業環境の変化の中で、当社グループが社会から求められる企業として持続的に成長して
いくためには、柔軟性を持ち、長期的な視点に立って、将来のあるべき姿と、そこに至る道筋や施策を
策定し、常にグループ全体でそれらを共有・推進していくことが重要です。
サステナブルな社会の実現に貢献するため、さまざまな社会課題の解決に向けた一翼を担いつつ、当社
グループのさらなる発展を果たしてまいります。
長期ビジョン『SAKATA INX VISION 2030』の概要
1.企業理念
ビジネステーマ 『ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造』
存在意義 『人々の暮らしを快適にする情報文化の創造』
2.ビジョン
“Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life”
~あなたと、つくる、価値ある、あした~
新たな領域への挑戦によって“イノベーション”を生み出し、
“地球”にやさしい技術で、
“人生”を快適かつ豊かに彩り、世界中に笑顔があふれる未来を創る企業
3.戦略の方向性
*地球環境と地域社会を重視した ESG・サステナビリティの取り組み強化
・地球環境と人々の豊かで健康的な生活の向上に貢献し、世界が目指すサステナブルな社会
の一翼を担う
・当社マテリアリティに対する各取組方針の実施を通じて、持続可能な社会の実現に貢献
*印刷インキ、機能性材料事業の拡大
・主力のパッケージ印刷分野を中心に、より一層の環境経営を推進
・社会トレンドを捉えた高付加価値製品をグローバルに展開
*新しい事業領域への挑戦
・4 つの注力分野
【環境/バイオケミカル】【エナジーケミカル】【エレクトロニクスケミカル】
、 、 、
【オプトケミカル】
4.変革プロジェクト
*グローバル連結経営のさらなる強化
*ステークホルダーとの関係強化
*人材育成の強化・組織風土の改革
『中期経営計画 2023 (CCC-I※)』の概要
1.基本方針
当社グループが今後進むべき方向性を長期ビジョン『SAKATA INX VISION 2030』で明確に示し
ましたが、そのビジョン達成に向けて策定されたものが、『中期経営計画 2023 (CCC-I)』
(以下、中計)になります。
今中計の3カ年は、長期ビジョン達成に向けた基盤構築の期間と位置づけ、バックキャスティ
ングによりさまざまな施策を着実に遂行してまいります。既存事業においては、グループ全体で
環境への配慮を軸としたサステナブルな製品の積極展開を図っていきます。
また、M&Aを中心とした戦略的な投資により新規市場への参入も目指します。新規事業の
創出では、長期ビジョンで掲げた4つの注力分野に対して、オープンイノベーションとリーン
スタートアップによる開発を進め、新しいビジネスモデルの提案も行ってまいります。
さらに 2030 年のビジョン達成のための変革プロジェクトを立上げるとともに、必要な組織体制
の構築も同時に行っていきます。また、注力すべき領域や海外成長市場に対して経営資源を集中
させると同時に、新たな収益となる柱の創出にも果敢に挑戦することで、企業価値を向上させて
まいります。
これらのさまざまな取り組み施策を当社グループ全体で着実に実行することにより、持続可能
な社会の実現に貢献するとともに、事業拡大と収益力の強化を達成し、ステークホルダーの皆様
からより一層の信頼を得られるように、長期ビジョン実現の第一歩として、中計の達成に向け
邁進してまいります。
(※)CCC-I : 今中計を長期ビジョン『SAKATA INX VISION 2030』の「第一期・フェーズ I」とし、長期ビジョンの
キャッチフレーズ「Create and Innovate, Care for the Earth, Color for Life」の頭文字から
CCC-I と表記しました。
2.連結目標数値
2020 年度 2023 年度 伸長率
実績 計画
売上高 1,615 億円 1,950 億円 20.7%
営業利益 72 億円 115 億円 59.7%
経常利益 77 億円 130 億円 68.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 52 億円 90 億円 73.1%
3.連結経営指標
ROE 10%以上
4.セグメント別計画
(単位:億円、%)
売上高 営業利益
2020 年 2023 年 伸長率 2020 年 2023 年 伸長率
実績 計画 実績 計画
印刷インキ・機材(日本) 480 518 7.9 * 12 18 50.0
印刷インキ(アジア) 325 450 38.5 24 29 20.8
印刷インキ(米州) 495 535 8.1 29 30 3.4
印刷インキ(欧州) 101 175 73.3 △4 2 -
機能性材料 118 172 45.8 * 5 23 4.6 倍
その他 169 171 1.2 1 6 -
調整額 △76 △73 - * 2 3 -
合計 1,615 1,950 20.7 72 115 59.7
* 2021 年より、セグメント間の経費配賦基準の見直しをかけたため、2020 年実績の営業利益は
新基準で表示しております。このため、本日公表しました「2020 年 12 月期決算短信」とは、
「印刷インキ・機材(日本)、
」「機能性材料」「調整額」の数値が異なります。
、
5.投資計画
総投資額 300 億円
内訳 通算設備投資額 150 億円
戦略的投資枠 150 億円
以上