4626 太陽HD 2020-11-06 12:00:00
株式会社遺伝子治療研究所との遺伝子治療用製品製造に関する契約締結のお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 6 日
各 位
会 社 名 Zxcv
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 佐 藤 英 志
(コード番号 4626 東証一部)
問合せ先 執行役員経営企画室長 富 岡 さ や か
(TEL 03-5953-5200(代表)
)
株式会社遺伝子治療研究所との遺伝子治療用製品製造に関する契約締結のお知らせ
当社は、下記のとおり当社と株式会社遺伝子治療研究所(以下、
「遺伝子治療研究所」 との間において、
)
当社グループ会社である太陽ファルマテック株式会社(以下、「太陽ファルマテック」)における遺伝子治
療用製品製造に関する契約を締結しましたので、お知らせいたします。
記
1.製品製造に関する契約締結の目的
当社は、総合化学企業へと飛躍を目指し、電子機器用部材事業だけではなく医療・医薬品事業における
積極的な事業展開を行ってきました。2019 年 10 月には第一三共プロファーマ株式会社の高槻工場を承継
し、当社グループの一翼を担う企業として、太陽ファルマテックが医薬品製造受託事業を開始いたしまし
た。また、2020 年 10 月には新たな取り組みとして株式会社サイフューズと細胞製品の製造に関する包括
的パートナーシップ契約を締結し、細胞製品製造受託事業への参入を目指しています。
現在、世界中で多様な遺伝子治療の研究が進み、国内においても保険適用された遺伝子治療用製品が臨床
現場でも使用され始めています。今後も、これまで治療法のなかった難病や、治療薬が存在する疾患に対しても
画期的な効果が期待される、革新的な遺伝子治療用製品の使用が本格化していくと考えられます。
遺伝子治療研究所は、日本発の遺伝子治療技術の研究開発及び治療用製品の開発、製造などを行う企業で
あり、AAV(アデノ随伴ウイルス)※1 を、治療用遺伝子を運ぶベクター(細胞又は核内に他の DNA を運び込む核
酸分子)として利用し、研究開発及び製造を行っています。遺伝子治療研究所と当社において、 2019 年 12 月に
資本業務提携契約を締結した後、 両社で遺伝子治療用製品製造設備の構築を進めるべく検討を進めてまい
りました。
当社は、85 年以上の医薬品製造の実績を持つ太陽ファルマテック高槻工場に、遺伝子治療研究所から
技術提供を受け遺伝子治療用製品製造設備を構築し、 遺伝子治療用製品製造受託事業を開始する予定です。
これにより、当社医療・医薬品事業の事業展開を加速すると同時に、国内の遺伝子治療用製品の発展及び
より多くの患者様の健康へ貢献します。
2.遺伝子治療研究所の概要
(1)名称 株式会社遺伝子治療研究所
(2)所在地 神奈川県川崎市川崎区殿町 3-25-22
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長・浅井 克仁
AAV(アデノ随伴ウイルス)をベクターとして利用した
(4)事業内容
遺伝子治療用製品の開発及び製造
(5)資 本 金 1 億 4,750 万円(2020 年 7 月現在)
(6)設立年月日 2014 年 5 月 16 日
(7)大株主及び持株比率 契約に基づき、開示を控えさせていただきます。
1
当社は、遺伝子治療研究所の発行株式
を所有しておりますが、保有割合等に
資本関係
つきましては契約に基づき、開示を控
えさせていただきます。
(8)上場会社と当該会社の関係
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 資本業務提携
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。
3.太陽ファルマテックの概要
(1)名称 太陽ファルマテック株式会社
(2)所在地 大阪府高槻市明田町 4 番 38 号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長・佐藤 英志
(4)事業内容 医薬品製造受託
(5)資 本 金 300 百万円
(6)設立年月日 2019 年 4 月 25 日
(7)大株主及び持株比率 太陽ホールディングス株式会社 100%
4.契約
(1)契約締結日 2020 年 11 月 6 日
(2)契約の対価(金額) 契約に基づき、開示を控えさせていただきます。
5.今後の見通し
本件に伴う、当社の 2021 年 3 月期の連結業績に与える影響等につきましては、軽微でありますが、開
示すべき事項が生じた場合は速やかにお知らせいたします。
※1 AAV(アデノ随伴ウイルス)
遺伝子治療研究所の遺伝子治療では、治療遺伝子を神経細胞に導入するベクターとして AAV を使用します。
AAV は、非病原性のウイルスに由来しており、染色体に組込まれる可能性も低いために安全性が高い上、遺
伝子発現効率が高く、長期にわたって治療遺伝子を持続的に発現する(単回投与で効果が持続する)ため、患
者様への負担が少ないという特長があります。
以上
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