4612 日ペイントHD 2020-11-13 15:30:00
2020年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年11月13日
上 場 会 社 名 日本ペイントホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4612 URL https://www.nipponpaint-holdings.com/
代 表 者 (役職名) 取締役会長 代表執行役 社長 兼 CEO (氏名) 田中 正明
問合せ先責任者 (役職名) インベスターリレーション部長 (氏名) 田中 良輔 (TEL) 050-3131-7419
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 合計額
帰属する四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 562,294 13.6 63,314 △4.6 63,572 △3.4 48,197 1.2 31,637 △3.0 11,319 -
2019年12月期第3四半期 495,119 4.3 66,367 △0.7 65,816 △4.0 47,609 △6.2 32,616 △6.9 △2,871 -
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第3四半期 98.62 98.59
2019年12月期第3四半期 101.70 101.67
前第3四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理を前連結会計年度末に確定している
ため、2019年12月期第3四半期の関連する各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させておりま
す。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2020年12月期第3四半期 1,502,949 682,208 537,022 35.7
2019年12月期 1,478,646 687,979 552,922 37.4
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 - 22.00 - 23.00 45.00
2020年12月期 - 22.00 -
2020年12月期(予想) 23.00 45.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 760,000 9.8 76,000 △2.6 76,000 △4.4 35,000 △4.7 109.10
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :有
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 、 除外 -社
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :有
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q 325,402,443株 2019年12月期 325,402,443株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q 4,568,918株 2019年12月期 4,635,484株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期3Q 320,798,977株 2019年12月期3Q 320,724,704株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成した
ものであり、リスクや不確実性を含んでおります。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がありま
す。
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………… 4
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………… 4
(2)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… 11
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 12
(会計上の見積りの変更) …………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) …………………………………………………………………………………… 12
(企業結合等関係) …………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………… 18
1
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社は、前第3四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理を前連結会計年度末に確
定しているため、前第3四半期連結累計期間の財務数値を修正しております。これに伴い、遡及修正後の数値で前
期比較を行っております。
当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、豪州塗料メーカーDULUXGROUP LIMITED及びト
ルコ塗料メーカーBETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIを子会社化したことにより、連結売上収益は5,622
億94百万円(前年同期比13.6%増)となりました。連結営業利益は、前年同期に日本で保険金収入があった一方、
当期は当該収入が無かったことに加え、新型コロナウイルスが各事業へ影響したことにより、633億14百万円(前
年同期比4.6%減)となりました。連結税引前四半期利益は635億72百万円(前年同期比3.4%減)、親会社の所有
者に帰属する四半期利益は316億37百万円(前年同期比3.0%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
≪日本≫
当地域では、自動車用塗料については、新型コロナウイルスの影響により、自動車生産台数が前年同期を下回っ
たことで、売上収益は前年同期を下回りました。工業用塗料の売上収益については、新型コロナウイルスの影響に
伴う生産減の継続や新設住宅着工戸数など市況の低迷により、前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益につ
いては、新型コロナウイルスの影響により前年同期を下回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は1,156億31百万円(前年同期比15.3%減)となりました。ま
た、連結営業利益は74億70百万円(前年同期比77.2%減)となりました。連結営業利益には海外グループ会社から
の受取配当金25億68百万円(前年同期は135億85百万円)が含まれております。なお、この受取配当金は内部取引
であるため、セグメント間取引消去その他の調整額として全額消去されます。
≪アジア≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、中国・タイにおいて新型コロナウイルスの影響により、自動
車生産台数など市況が低調に推移したことにより、前年同期を下回りました。一方、アジアの主力事業である汎用
塗料の売上収益は、中国において新築住宅等建設及び既存住宅向け内装需要が回復したものの、マレーシアやシン
ガポールなどその他のアジア各国は、新型コロナウイルスの影響に伴い市況が悪化したことで前年同期を下回りま
した。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は2,537億47百万円(前年同期比6.4%減)、連結営業利益は
384億30百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
≪オセアニア≫
当地域では、2019年9月からのDULUXGROUP LIMITEDの損益を当社グループの連結業績に反映しております。汎用
塗料事業においては、新型コロナウイルスの影響に伴う住宅リノベーション需要が継続し好調に推移しました。塗
料周辺事業についても、同住宅リノベーション需要の影響により、堅調に推移しました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は1,071億17百万円(前年同期比714.7%増)、連結営業利益は
137億15百万円(前年同期比388.4%増)となりました。
≪米州≫
当地域では、自動車用塗料の売上収益については、中核地域であるアメリカにおいて、新型コロナウイルスの影
響に伴い自動車生産台数が大幅に減少したことにより、前年同期を下回りました。汎用塗料の売上収益について
は、旺盛な住宅需要や好天により、前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は521億44百万円(前年同期比8.4%減)、連結営業利益は33億
67百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
≪その他≫
当地域では、2019年7月からのBETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIの損益を当社グループの連結業績
に反映しております。自動車用塗料の売上収益については、新型コロナウイルスの影響に伴い域内の自動車生産台
数が大幅に減少したことにより、前年同期を下回りました。一方、汎用塗料及び塗料周辺事業の売上収益は、トル
コの住宅着工及び中古住宅販売の伸びを受け、前年同期を上回りました。
これらにより、当地域セグメントの連結売上収益は336億54百万円(前年同期比92.4%増)、連結営業利益は28
億64百万円(前年同期比770.1%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末と比較して243億2百万円増加し、1兆5,029億49百万
円となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末と比較して430億1百万円増加しております。主な要因は、中国で
の売上収益回復に伴い営業債権及びその他の債権が増加したことなどによるものです。また、非流動資産につきま
しては、前連結会計年度末と比較して186億98百万円減少しております。主な要因は、為替変動の影響によるのれ
ん及びその他の無形資産が減少したことなどによるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して300億72百万円増加し、8,207億40百万円となりました。主な
要因は、社債及び借入金が増加したことなどによるものです。
資本につきましては、前連結会計年度末と比較して57億70百万円減少し、6,822億8百万円となりました。主な
要因は、為替換算調整勘定が減少したことなどによるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の37.4%から35.7%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルスの影響は全体的に緩和傾向にあるものの、回復度合いは地域や業種により異なります。一部
地域では新規感染者数が再び増加に転じるなど、現時点で経済市況の悪化リスクは残っており、いまだ合理的に見
積もることは困難な状況ですが、第3四半期連結累計期間の業績及び足元の状況に鑑み、2020年12月期の連結業績
予想を修正します。
第3四半期連結会計期間(7~9月)において、アジアセグメントの汎用塗料は、中国において新築住宅等建設
及び既存住宅向け内装需要が力強く回復するとともに、マレーシアも前年同期を上回る水準となりました。また、
オセアニアセグメントの汎用塗料は住宅リノベーション需要が継続し好調に推移しました。さらにその他地域セグ
メントの汎用塗料は、トルコにおける堅調な需要に加え新ブランド戦略等の販売促進策が効果を見せました。加え
て、自動車用塗料事業は、各地域において足元の自動車生産台数の回復が想定以上に伸長しており、これらの状況
を踏まえ、通期連結業績予想を上方修正しました。
2020年12月期 通期連結業績予想数値の修正(2020年1月1日~2020年12月31日)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 730,000 66,000 65,000 28,000 87.28
今回修正予想(B) 760,000 76,000 76,000 35,000 109.10
増減額(B-A) 30,000 10,000 11,000 7,000
増減率(%) 4.1 15.2 16.9 25.0
3
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
要約四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 495,119 562,294
売上原価 △299,220 △329,244
売上総利益 195,898 233,050
販売費及び一般管理費 △134,128 △170,644
その他の収益 6,160 2,955
その他の費用 △1,562 △2,047
営業利益 66,367 63,314
金融収益 3,522 3,945
金融費用 △4,755 △4,489
持分法による投資損益 681 800
税引前四半期利益 65,816 63,572
法人所得税 △18,206 △15,375
四半期利益 47,609 48,197
四半期利益の帰属
親会社の所有者 32,616 31,637
非支配持分 14,992 16,559
四半期利益 47,609 48,197
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 101.70 98.62
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 101.67 98.59
4
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
第3四半期連結会計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上収益 182,694 216,854
売上原価 △110,383 △126,358
売上総利益 72,311 90,495
販売費及び一般管理費 △49,649 △62,033
その他の収益 2,443 939
その他の費用 △683 △756
営業利益 24,422 28,645
金融収益 1,172 1,854
金融費用 △2,412 △1,408
持分法による投資損益 224 490
税引前四半期利益 23,406 29,580
法人所得税 △6,542 △7,694
四半期利益 16,864 21,886
四半期利益の帰属
親会社の所有者 11,677 14,746
非支配持分 5,186 7,139
四半期利益 16,864 21,886
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 36.41 45.97
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 36.40 45.95
5
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
要約四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 47,609 48,197
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
1,312 △4,266
金融資産
確定給付制度の再測定 △18 △30
純損益に振り替えられることのない項目合計 1,294 △4,296
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △18,479 △31,969
キャッシュ・フロー・ヘッジ △32,626 △34
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対
△669 △575
する持分
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △51,774 △32,580
その他の包括利益合計 △50,480 △36,877
四半期包括利益 △2,871 11,319
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 △11,810 △1,825
非支配持分 8,939 13,144
四半期包括利益 △2,871 11,319
6
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
第3四半期連結会計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期利益 16,864 21,886
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
1,021 80
金融資産
確定給付制度の再測定 △6 5
純損益に振り替えられることのない項目合計 1,015 85
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △4,512 △789
キャッシュ・フロー・ヘッジ △12,315 △51
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対
△295 35
する持分
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △17,122 △805
その他の包括利益合計 △16,107 △719
四半期包括利益 756 21,166
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 △1,662 12,647
非支配持分 2,419 8,519
四半期包括利益 756 21,166
7
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 123,300 141,191
棚卸資産 92,860 91,199
営業債権及びその他の債権 212,844 245,014
その他の金融資産 65,158 57,312
その他の流動資産 12,623 15,176
小計 506,787 549,894
売却目的で保有する資産 428 323
流動資産合計 507,216 550,217
非流動資産
有形固定資産 240,319 243,806
のれん 427,091 418,721
その他の無形資産 230,986 222,204
持分法で会計処理されている投資 12,680 12,010
その他の金融資産 54,381 49,168
その他の非流動資産 2,818 3,012
繰延税金資産 3,151 3,806
非流動資産合計 971,430 952,731
資産合計 1,478,646 1,502,949
8
日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 153,277 152,451
社債及び借入金 384,049 73,648
その他の金融負債 12,470 13,336
未払法人所得税 6,739 9,643
引当金 2,197 3,063
その他の流動負債 39,413 51,872
流動負債合計 598,147 304,014
非流動負債
社債及び借入金 58,147 383,546
その他の金融負債 44,681 46,276
退職給付に係る負債 24,382 23,406
引当金 900 739
その他の非流動負債 1,847 3,919
繰延税金負債 62,560 58,837
非流動負債合計 192,519 516,725
負債合計 790,667 820,740
資本
資本金 78,862 78,862
資本剰余金 62,927 63,207
自己株式 △6,378 △6,294
利益剰余金 411,941 429,106
その他の資本の構成要素 5,568 △27,859
親会社の所有者に帰属する持分合計 552,922 537,022
非支配持分 135,056 145,186
資本合計 687,979 682,208
負債及び資本合計 1,478,646 1,502,949
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 非支配
資本 利益 資本合計
資本金 自己株式 資本の 合計 持分
剰余金 剰余金
構成要素
2019年1月1日残高 78,862 63,247 △6,444 390,287 △5,905 520,047 127,570 647,618
四半期利益 - - - 32,616 - 32,616 14,992 47,609
その他の包括利益 - - - - △44,427 △44,427 △6,052 △50,480
四半期包括利益 - - - 32,616 △44,427 △11,810 8,939 △2,871
自己株式の取得 - - △6 - - △6 - △6
自己株式の処分 - 104 49 - - 153 - 153
配当金 - - - △14,433 - △14,433 △12,047 △26,481
株式報酬取引 - - - - 9 9 - 9
支配継続子会社に対する
- △481 - - - △481 △441 △922
持分変動
連結範囲の変動 - - - - - - 493 493
その他の資本の構成要素
- - - △13 13 - - -
から利益剰余金への振替
その他の資本の構成要素
- - - - 32,626 32,626 - 32,626
から非金融資産等への振替
子会社の増資による持分の
- - - - - - 1,618 1,618
増減
その他 - - - - - - △25 △25
所有者との取引額等合計 - △377 43 △14,447 32,649 17,867 △10,402 7,465
2019年9月30日残高 78,862 62,869 △6,401 408,457 △17,683 526,105 126,107 652,212
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 非支配
資本 利益 資本合計
資本金 自己株式 資本の 合計 持分
剰余金 剰余金
構成要素
2020年1月1日残高 78,862 62,927 △6,378 411,941 5,568 552,922 135,056 687,979
四半期利益 - - - 31,637 - 31,637 16,559 48,197
その他の包括利益 - - - - △33,463 △33,463 △3,414 △36,877
四半期包括利益 - - - 31,637 △33,463 △1,825 13,144 11,319
自己株式の取得 - - △10 - - △10 - △10
自己株式の処分 - 279 93 - - 372 - 372
配当金 - - - △14,437 - △14,437 △2,469 △16,907
株式報酬取引 - - - - - - - -
支配継続子会社に対する
- - - - - - △552 △552
持分変動
連結範囲の変動 - - - - - - △82 △82
その他の資本の構成要素
- - - △35 35 - - -
から利益剰余金への振替
その他の資本の構成要素
- - - - - - - -
から非金融資産等への振替
子会社の増資による持分の
- - - - - - 43 43
増減
その他 - - - - - - 46 46
所有者との取引額等合計 - 279 83 △14,472 35 △14,074 △3,014 △17,089
2020年9月30日残高 78,862 63,207 △6,294 429,106 △27,859 537,022 145,186 682,208
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 65,816 63,572
減価償却費及び償却費 17,858 21,578
受取利息及び受取配当金 △2,648 △2,742
支払利息 2,860 4,300
持分法による投資損益(△は益) △681 △800
有形固定資産及び無形資産除売却損益(△は益) △1,040 314
棚卸資産の増減額(△は増加) △2,634 △1,279
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △13,428 △40,632
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) 1,609 3,340
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △348 △621
引当金の増減額 412 1,142
その他の流動負債の増減額(△は減少) 6,012 13,379
その他 1,050 4,696
小計 74,838 66,248
利息の受取額 1,998 1,910
配当金の受取額 1,353 2,159
利息の支払額 △2,406 △4,693
法人所得税の支払額 △16,990 △16,692
営業活動によるキャッシュ・フロー 58,793 48,932
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △526 △4,600
有価証券の純増減額(△は増加) 1,823 11,684
有形固定資産の取得による支出 △15,115 △18,679
有形固定資産の売却による収入 2,817 1,018
無形資産の取得による支出 △1,621 △2,242
子会社株式の取得による支出 △318,655 △1,937
子会社株式の売却による支出 △57 -
事業譲受による支出 - △2,652
貸付けによる支出 △3,639 △71
貸付金の回収による収入 - 162
その他の金融資産の取得による支出 - △1,538
その他 △191 23
投資活動によるキャッシュ・フロー △335,167 △18,834
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 315,096 △338,341
長期借入れによる収入 - 371,849
長期借入金の返済による支出 △21,200 △16,265
リース負債の返済による支出 △5,788 △6,057
非支配持分からの払込みによる収入 1,611 43
配当金の支払額 △14,433 △14,390
非支配持分への配当金の支払額 △1,225 △2,091
その他 △6 △605
財務活動によるキャッシュ・フロー 274,052 △5,859
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 △2,371 △6,346
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △4,692 17,891
現金及び現金同等物の期首残高 129,633 123,300
現金及び現金同等物の四半期末残高 124,941 141,191
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
当社が2014年12月に実施したNIPPON PAINT (H.K.) COMPANY LIMITED等の連結子会社化に伴い計上しております商
標権(その他の無形資産)について、従来、耐用年数を20年として償却しておりましたが、当商標権は高いブランド
認知度を維持している等の実績を考慮して、償却期間を再検討した結果、第1四半期連結会計期間より、耐用年数を
確定できないものに変更しております。
これにより、当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書において、商標権の償却費(販売費及び一般
管理費)が1,694百万円減少しております。
なお、この変更に伴う影響はアジアセグメントに生じております。
(セグメント情報)
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高
経営意思決定機関である取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象
となっているものであります。当社グループは、塗料・コーティング事業として自動車用、汎用、工業用、ファイ
ンケミカル及びその他塗料の製造・販売を、塗料周辺事業として接着剤等の塗料関連製品の製造・販売を主な事業
としており、国内においては当社及び独立した法人が、海外においてはアジア、オセアニア、米州、その他の地域
を独立した現地法人がそれぞれ担当しております。各法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品につ
いて各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは製造・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、
「アジア」、「オセアニア」及び「米州」の4つを報告セグメントとしております。
「その他」の区分は、欧州等の現地法人の事業活動を含んでおります。当該事業活動は個別に管理されているも
のの、当社グループにとって、独立したセグメントとして区分開示するほどの重要性はありません。
(2) 報告セグメントごとの実績
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半期
調整額
その他 合計 連結財務
(注)1
日本 アジア オセアニア 米州 小計 諸表計上額
売上収益
外部顧客への売上収益 136,501 271,063 13,148 56,911 477,625 17,493 495,119 - 495,119
セグメント間売上収益 28,541 2,874 - 107 31,523 630 32,153 △32,153 -
合 計 165,043 273,938 13,148 57,018 509,148 18,124 527,272 △32,153 495,119
セグメント利益 32,816 40,028 2,808 3,974 79,627 329 79,957 △13,589 66,367
金融収益 3,522
金融費用 △4,755
持分法による投資損益 681
税引前四半期利益 65,816
(注)1 セグメント間売上収益及びセグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去によるものであります。
2 前第3四半期連結会計期間において行われた企業結合に係る暫定的な会計処理を前連結会計年度末に確定して
いるため、前第3四半期連結累計期間の関連する各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映さ
せております。
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半期
調整額
その他 合計 連結財務
(注)
日本 アジア オセアニア 米州 小計 諸表計上額
売上収益
外部顧客への売上収益 115,631 253,747 107,117 52,144 528,640 33,654 562,294 - 562,294
セグメント間売上収益 14,491 2,922 97 67 17,578 543 18,121 △18,121 -
合 計 130,122 256,669 107,214 52,211 546,218 34,197 580,416 △18,121 562,294
セグメント利益 7,470 38,430 13,715 3,367 62,983 2,864 65,848 △2,533 63,314
金融収益 3,945
金融費用 △4,489
持分法による投資損益 800
税引前四半期利益 63,572
(注) セグメント間売上収益及びセグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去によるものであります。
(3) 製品及びサービスに関する情報
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
日本 アジア オセアニア 米州 その他 合計
塗料・コーティング事業 136,501 271,063 7,075 56,911 15,667 487,221
自動車用塗料 34,689 49,598 - 19,763 8,807 112,859
汎用塗料 36,434 185,176 6,582 34,702 4,651 267,547
工業用塗料 30,273 19,929 493 - 922 51,618
ファインケミカル 6,580 4,493 - 2,299 767 14,140
その他塗料 28,524 11,865 - 146 518 41,055
塗料周辺事業 - - 6,072 - 1,825 7,898
合 計 136,501 271,063 13,148 56,911 17,493 495,119
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
日本 アジア オセアニア 米州 その他 合計
塗料・コーティング事業 115,631 253,747 60,140 52,144 25,849 507,513
自動車用塗料 24,599 39,453 - 14,845 5,840 84,739
汎用塗料 31,956 181,799 55,994 35,221 16,140 321,113
工業用塗料 25,906 17,619 4,145 - 2,586 50,257
ファインケミカル 5,474 3,728 - 1,941 1,005 12,149
その他塗料 27,694 11,145 - 135 277 39,252
塗料周辺事業 - - 46,976 - 7,804 54,781
合 計 115,631 253,747 107,117 52,144 33,654 562,294
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(企業結合等関係)
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(豪州DULUXGROUP LIMITEDの取得(子会社化))
(1) 企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 : DULUXGROUP LIMITED及びその子会社42社
事業内容 : オセアニアを中心とした地域のハイブランドの塗料・DIY用品の製造販売
※なお、上記DULUXGROUP LIMITEDは、持分法適用関連会社1社を有しております。
② 取得日
2019年8月21日
③ 取得した議決権付資本持分の割合
100%
④ 被取得企業の支配を獲得した方法
現金を対価とする株式の取得
⑤ 取得の主な理由
豪州・ニュージーランド(以下、「ANZ」)の塗料市場は、先進国にあって、なお、安定成長を堅調に重ねてい
る魅力的な市場であり、DULUXGROUP LIMITEDはそのANZ塗料市場における首位の市場シェアを有しております。同
社は特に建築用塗料領域において知名度の高いブランドを豊富に揃え、2位以下を大きく引き離し市場シェアを拡
大し続ける、豪州屈指の優良企業であります。そのため、本件株式取得の実施は、世界の塗料需要の中で規模が大
きく、かつ成長余地の大きな建築用塗料事業において、強いポジションを確保しつつ、地域ポートフォリオを、成
長著しい地域と安定成長が期待できる地域のバランスの取れたものにすることにより、事業基盤を更に頑強なもの
にし、当社の中期経営計画の進捗に大いに貢献するものであると確信し株式取得を行うことといたしました。
(2) 企業結合日における資産及び負債の公正価値
(単位:百万円)
公 正 価 値
現金及び現金同等物 2,906
有形固定資産 54,141
無形資産 125,809
その他の資産 52,342
引受負債の公正価値 △134,350
取得資産及び引受負債の公正価値(純額) 100,848
営業債権及びその他の債権
(単位:百万円)
契約上の債権金額 公 正 価 値
営業債権 18,924 18,541
未収入金 163 163
計 19,087 18,704
回収が見込まれない契約上のキャッシュ・フローの
△382 -
最善の見積り
差引合計 18,704 18,704
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(注) 取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、資産及び負債に配分しております。前第3四半
期連結累計期間においては、取得対価の配分が完了しなかったため暫定的な会計処理を行っておりました
が、前連結会計年度末において当該配分が完了したことから、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半
期連結会計期間の要約四半期連結財務諸表を遡及修正しております。当初の暫定的な金額からの修正は、
次のとおりであります。
有形固定資産 6,468百万円 増加
無形資産 120,099百万円 増加
引受債務の公正価値 37,970百万円 増加
のれん 88,597百万円 減少
(3) 移転対価及びのれん
(単位:百万円)
金 額
移転対価(現金) A 262,932
ベーシス・アジャストメント B 31,720
取得資産及び引受負債の公正価値(純額) C 100,848
非支配持分 (注)1 D △156
のれん (注)2 A+B-(C-D) 193,647
(注)1 非支配持分は、被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配持分の持分割合で測定してお
ります。
2 のれんは、主に将来の超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものであります。なお、当
該のれんについて税務上、損金算入を見込んでいる金額はありません。
(4) 取得関連費用
表示科目 : 販売費及び一般管理費
金額 : 1,425百万円
(5) 連結損益計算書に与える影響
① 連結損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の業績
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年9月1日
至 2019年9月30日)
売上収益 13,148
当期利益 1,763
② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の連結損益計算書に与える影響額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年9月30日)
売上収益 103,747
当期利益 4,482
なお、当該プロフォーマ情報(非監査情報)は、四半期レビューを受けておりません。
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(6) 企業結合によるキャッシュ・フローへの影響
(単位:百万円)
金 額
取得対価の支払 294,652
現金及び現金同等物 △2,906
子会社株式取得による支出 291,745
(トルコBETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIの取得(子会社化))
(1) 企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 : BETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETI及びその子会社8社
事業内容 : 建築用塗料及び建設用材料の製造・販売
※なお、上記BETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIは、持分法適用会社1社を有しております。
② 取得日
2019年7月10日
③ 取得した議決権付資本持分の割合
99.71%
④ 被取得企業の支配を獲得した方法
現金を対価とする株式の取得
⑤ 取得の主な理由
トルコ建築用塗料市場は今後、高い成長性が期待される魅力的な市場です。今回株式を取得するBetekグループ
は1988年に設立され、建築用・工業用塗料に加えETICS(External Thermal Insulation Composite System:断熱
材)等を手がけており、トルコ建築用塗料市場においてトップシェアを有するリーディングカンパニーです。主力
ブランドのFilli BoyaとFaworiは各々高いシェア、高いブランド認知度を有しております。当社は本取引を通じ、
従来から高いプレゼンスを有しているアジア・中国に加え、将来の市場成長が大いに期待されるトルコにおいて、
一気にトッププレーヤーを獲得でき、トルコ市場の高い成長性を享受することが可能となりました。また、これま
でアジアの建築用塗料事業で培ったノウハウや事業リソースをBETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIに注
入することにより、同社の成長スピードを加速することも可能であると捉えております。したがって、当社の中期
経営計画の進捗及び中・長期経営方針の達成に大いに貢献するものと確信し株式取得を行うことといたしました。
(2) 企業結合日における資産及び負債の公正価値
(単位:百万円)
公 正 価 値
現金及び現金同等物 3,813
有形固定資産 8,235
無形資産 7,917
その他の資産 22,623
引受負債の公正価値 △36,812
取得資産及び引受負債の公正価値(純額) 5,777
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
営業債権及びその他の債権
(単位:百万円)
契約上の債権金額 公 正 価 値
営業債権 17,251 14,566
未収入金 327 327
計 17,579 14,893
回収が見込まれない契約上のキャッシュ・フローの
△2,685 -
最善の見積り
差引合計 14,893 14,893
(注) 取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、資産及び負債に配分しております。前第3四半
期連結累計期間においては、取得対価の配分が完了しなかったため暫定的な会計処理を行っておりました
が、前連結会計年度末において当該配分が完了したことから、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半
期連結会計期間の要約四半期連結財務諸表を遡及修正しております。当初の暫定的な金額からの修正は、
次のとおりであります。
無形資産 7,897百万円 増加
引受債務の公正価値 1,584百万円 増加
非支配持分 18百万円 増加
のれん 6,295百万円 減少
(3) 移転対価及びのれん
(単位:百万円)
金 額
移転対価(現金) A 26,456
ベーシス・アジャストメント B 906
取得資産及び引受負債の公正価値(純額) C 5,777
非支配持分 (注)1 D 531
のれん (注)2 A+B-(C-D) 22,116
(注)1 非支配持分は、被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配持分の持分割合で測定してお
ります。
2 のれんは、主に将来の超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものであります。なお、当
該のれんについて税務上、損金算入を見込んでいる金額はありません。
(4) 取得関連費用
表示科目 : 販売費及び一般管理費
金額 : 556百万円
(5) 連結損益計算書に与える影響
① 連結損益計算書で認識されている取得日以降の被取得企業の業績
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年7月1日
至 2019年9月30日)
売上収益 7,825
当期利益 1,017
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日本ペイントホールディングス株式会社(4612) 2020年12月期 第3四半期決算短信
② 企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の連結損益計算書に与える影響額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2019年1月1日
至 2019年9月30日)
売上収益 21,960
当期利益 112
なお、当該プロフォーマ情報(非監査情報)は、四半期レビューを受けておりません。
(6) 企業結合によるキャッシュ・フローへの影響
(単位:百万円)
金 額
取得対価の支払 27,362
現金及び現金同等物 △3,813
子会社株式取得による支出 23,548
当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
重要な企業結合はありません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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