4611 大日塗料 2021-05-27 09:00:00
2021年3月期 決算説明会資料 [pdf]

2020年度(2021年3月期)
決算説明会




                        2021年5月27日
                   証券コード 4611 東証第一部
目次



     Part Ⅰ. 決算実績・業績予想     P.   2
     Part Ⅱ. 中期経営計画の進捗状況   P. 13
     Appendix. 参考情報        P. 23




                                    1
PartⅠ. 決算実績・業績予想
                   2
1. 2020年度 決算実績

    ①連結損益計算書(P/L)
   新型コロナウイルスの影響による社会経済活動の停滞を受け、全セグメントで大幅な需要減少
   経費削減や原材料価格の下落により各段階利益は想定を上回るも、前期比では売上減により大幅に減益
                  2019年度                2020年度
    (単位:百万円、%)    通期実績        通期実績       増減額        増減率

売上高                  72,709    62,475    △ 10,234   △ 14.1%

売上総利益                21,800    18,480     △ 3,319   △ 15.2%

販売費及び一般管理費           16,252    15,651      △ 600     △ 3.7%

営業利益                  5,547     2,828     △ 2,718   △ 49.0%

経常利益                  5,786     3,268     △ 2,517   △ 43.5%

親会社株主に帰属する
                      3,662     1,968     △ 1,693   △ 46.2%
当期純利益

国産ナフサ(円/KL)          42,925    31,325    △ 11,600   △ 27.0%


                                                          3
1. 2020年度 決算実績

    ②セグメント別売上高・営業利益
   国内塗料は構造物分野が堅調も、工業用分野で大幅に需要が減少。下期以降は緩やかな回復基調
   海外塗料は世界的な自動車減産の影響、照明機器は商業・宿泊施設の投資抑制の影響を受け、減益
                 2019年度                  2020年度
    (単位:百万円、%)   通期実績        通期実績         増減額        増減率
売上高                 72,709    62,475      △ 10,234   △ 14.1%
    国内塗料            51,861    46,552       △ 5,309   △ 10.2%
    海外塗料             7,290     5,486       △ 1,804   △ 24.8%
    照明機器            10,135     7,239       △ 2,895   △ 28.6%
    蛍光色材             1,337     1,113        △ 223    △ 16.8%
    その他              2,084     2,084            △0    △ 0.0%
営業利益                 5,547     2,828       △ 2,718   △ 49.0%
    国内塗料             2,464     1,631        △ 833    △ 33.8%
    海外塗料              843       221         △ 621    △ 73.8%
    照明機器             1,639      479        △ 1,159   △ 70.7%
    蛍光色材              116           54       △ 61    △ 52.7%
    その他               217       257          + 39    + 18.2%
    調整                266       183          △ 83    △ 31.2%

                                                           4
1. 2020年度 決算実績

 ③連結営業利益(実績)の増減要因

(億円)                     国内塗料                         海外塗料                 照明機器                蛍光色材
                       (前期比 ▲8.3)                   (前期比▲6.2)            (前期比▲11.6)            ・その他


 60
       55.5   ▲ 11.1
                       + 6.9   ▲ 5.8
 50                                    + 1.6   ▲ 3.5
                                                       ▲ 1.9
                                製       販                      ▲ 0.8
                販       原                                              ▲ 9.6
 40                             品       管       東
                売       材                       南       中       北
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                                ・       減                                      ▲ 1.7
                の       格                       ア       場       市                      ▲ 0.3   ▲ 1.0
                                子       少                                                               28.3
 30             減       の       会               市               場
                少       下                                               L
                                社               場                       E       蛍       そ
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                                                                        照       ラ       他
 20                                                                     明       ン
                                                                        関       プ
                                                                        連       関
                                                                                連
 10



 0
      2019年度                                                                                           2020年度
       通期実績                                                                                             通期実績


                                                                                                               5
1. 2020年度 決算実績

④連結貸借対照表(B/S)

     (単位:百万円、%)   2019年度末       2020年度末      増減額
流動資産                  33,317        33,073     △ 244
 現金及び預金                5,317         6,983    + 1,665
 受取手形及び売掛金            17,172        15,642    △ 1,530
 たな卸資産                 9,439         8,930     △ 508
 その他流動資産               1,387         1,517     + 129
固定資産                  43,499        52,691    + 9,192
 有形固定資産               25,437        25,877     + 440
 無形固定資産                  542          424      △ 117
 投資その他の資産             17,520        26,389    + 8,869
資産合計                  76,817        85,765    + 8,947

負債合計                  32,138        34,900    + 2,762
(借入金残高)               (4,160)      (5,900)    + 1,739
純資産合計                 44,679        50,865    + 6,185
負債純資産合計               76,817        85,765    + 8,947

                                                    6
1. 2020年度 決算実績

⑤連結キャッシュ・フロー計算書

      (単位:百万円)     2019年度        2020年度      増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー        4,434        3,641     △ 793


投資活動によるキャッシュ・フロー      △ 4,424      △ 2,325    + 2,099


財務活動によるキャッシュ・フロー       △ 742          499     + 1,241


現金及び現金同等物に係る換算差額            92       △ 142     △ 234


現金及び現金同等物の増減額          △ 640         1,672    + 2,313


現金及び現金同等物の期首残高          5,704        5,064     △ 640


現金及び現金同等物の期末残高          5,064        6,736    + 1,672


                                                    7
2. 事業環境認識

          全体としては緩やかな市況回復が継続も、今年度は2019年度水準までは戻らない見通し
          2020年度に堅調に推移した構造物分野は、同水準の需要見込み
国内塗料
          2020年度に需要の落ち込みが激しかった工業用分野では、需要回復を見込む
          原材料価格の高騰による利益圧迫リスクが顕在化、分野別の対策を実行中


          全体としては市場は回復傾向にあるが、今年度は2019年度水準までは戻らない見通し
          東南アジア市場は、タイのGDP成長率は2%台の予測
海外塗料
          中国市場は厳しい環境規制に対応しつつ事業を推進中
          北中米市場は、米国バイデン政権におけるUSMCA(新NAFTA)の動向を注視


          LED照明市場は緩やかな回復を見込むものの、ホテル向けは厳しい状況が継続と予測
照明機器      2020年度後半に上市した紫外線除菌新製品の拡販に注力
          蛍光ランプ市場は緩やかな減少が継続


 共通       新型コロナウイルスの世界的な感染動向により、先行きの不透明感は根強く残る



                                                       8
3. 2021年度 業績予想

    ①連結損益計算書(P/L)(業績予想)
   各セグメントで前年度の新型コロナウイルス影響による需要減からの売上、利益の回復を図る
   足元では原材料価格が高騰しているが、売上増加、製品構成の改善、経費抑制により増益を計画
                  2020年度                 2021年度
     (単位:百万円)     通期実績※       通期予想        増減額        増減率

売上高                  63,261     67,500     + 4,238    + 6.7%

売上総利益                19,266     20,400     + 1,133    + 5.9%

販売費及び一般管理費           16,437     16,400       △ 37     △ 0.2%

営業利益                  2,828      4,000     + 1,171    + 41.4%

経常利益                  3,268      4,100      + 831     + 25.4%
親会社株主に帰属する
                      1,968      2,500      + 531     + 27.0%
当期純利益

国産ナフサ(円/KL)          31,325     47,000    + 15,675    + 50.0%

※ 2021年度より「収益認識に関する会計基準」を適用することに伴い、比較として上表では2020年度実績に対しても
  同会計基準を適用した場合の数値を記載している。P10,P14の2020年度実績も同様。

                                                            9
3. 2021年度 業績予想

    ②セグメント別売上高・営業利益(業績予想)
   国内塗料は工業用分野を中心に需要回復を見込み、販売増により子会社含め収益改善を計画
   海外塗料は自動車生産の回復および新規開拓により、照明機器は新製品の拡販により、増益を計画
                 2020年度                    2021年度
     (単位:百万円)    通期実績※         通期予想         増減額        増減率
売上高                 63,261      67,500       + 4,238    + 6.7%
    国内塗料            47,332      49,900       + 2,567    + 5.4%
    海外塗料             5,486       6,500       + 1,013   + 18.5%
    照明機器             7,239       8,050        + 810    + 11.2%
    蛍光色材             1,119       1,160         + 40     + 3.6%
    その他              2,084       1,890        △ 194     △ 9.3%
営業利益                 2,828       4,000       + 1,171   + 41.4%
    国内塗料             1,631       2,400        + 768     + 47.1%
    海外塗料              221         500         + 278    + 126.2%
    照明機器              479         730         + 250     + 52.1%
    蛍光色材                  54          60          +5    + 9.3%
    その他               257         110         △ 147    △ 57.3%
    調整                183         200          + 16     + 9.0%

                                                             10
3. 2021年度 業績予想

 ③連結営業利益(業績予想)の増減要因

(億円)                 国内塗料                           海外塗料                  照明機器               蛍光色材
                   (前期比 +7.7)                     (前期比+2.8)             (前期比+2.5)            ・その他
 45
                                                                     + 2.8   ▲ 1.5   + 1.2   ▲ 1.3
                                                                                                      40.0
 40                                          + 1.9   + 0.3   + 0.6
                                                                              蛍       そ
                                     + 2.8                            L       光       の
              + 6.6 ▲ 11.0                            中       北
 35                          + 9.3                            中       E       ラ       他
                                              東       国               D
                                                      市       米               ン
                                              南                       照       プ
                                      販       ア       場       市
 30                                   管                       場       明       関
       28.3                                   ジ                       関
                                      費                                       連
                                              ア                       連
               販                      の       市
 25            売                      減       場
               数                      少
               量     原        製
 20            の     材        品
               増     料        構
               加     価        成
 15                  格        ・
                     の        子
                     上        会
 10                  昇        社
                              等

 5


 0
      2020年度                                                                                         2021年度
       通期実績                                                                                           通期予想


                                                                                                             11
4. 株主還元
   2020年度は減益決算となったが、25円配当を維持
   2021年度も一株あたり25円配当を予定

                   2016年度    2017年度      2018年度    2019年度    2020年度      2021年度
                                                                          (予定)
一株当たり配当金            20円          25円      25円        25円         25円         25円

1,200                                                                          60%




    800                                                    36%                 40%
                                   31%
                                             28%                       28%
                      24%
           17%
    400                                                                        20%




      0                                                                        0%
          2016年度    2017年度       2018年度     2019年度    2020年度      2021年度予想

                          配当総額         自己株式取得総額      総還元性向


                                                                                   12
PartⅡ.中期経営計画の進捗状況
                    13
1. 中期経営計画の概要
        2029年度の創立100周年における「持続的成長力を持つ企業」の達成に向け、
コンセプト
        今中計期間において成長軌道を確立

                             2020年度 2021年度      2023年度
        基本施策
                             通期実績※     通期予想     通期目標
                     売上高      63,261   67,500    75,000
 1.提供価値の強化
                      国内塗料    47,332   49,900    54,000
                      海外塗料     5,486    6,500     8,200

 2.価格競争力の強化           照明機器     7,239    8,050     9,400
                      蛍光色材     1,119    1,160     1,300
                      その他      2,084    1,890     2,100
 3.販売体制の強化           営業利益      2,828    4,000     6,600
                      国内塗料     1,631    2,400     3,600
                      海外塗料      221      500      1,100
 4.労働生産性の向上
                      照明機器      479      730      1,300
                      蛍光色材       54       60       120
 5.海外事業の強化            その他       257      110       220
                      調整        183      200       260

                                                     14
2. 主要施策の進捗状況

    提供価値の強化(技術センターの活用)
   2020年6月にコーティング技術センターを、7月に防食技術センターを開所
   初年度はセンターの周知・集客に注力しつつ、収益に結び付く案件活動も並行して実施

                                           主な案件活動                         2023年度目標

コーティング技術                インモールドコーティング(IMC)の実用化検討                      センター活用による
センター(CTC)               金属調仕様やインクジェット仕様の確立検討                         総利益 3億円

防食技術センター                実工事に向けた水性重防食塗料の施工性、作業性評価                     センター活用による
(防食C)                   省工程塗替え仕様の塗料開発                                総利益 2億円

(日)                             技術センター活動状況(稼働日数)
20

15

10
                                                                                案件
    5                                                                           見学会

    0
        CTC   防食C   CTC   防食C   CTC   防食C   CTC   防食C   CTC   防食C   CTC   防食C
         2020/10     2020/11     2020/12      2021/01    2021/02     2021/03


                                                                                     15
2. 主要施策の進捗状況

    価格競争力の強化
   原材料統合による大幅な原材料コスト低減に着手し、売上原価の大部分を占める変動費率の低下を図る
   グループ全体の生産体制を最適化し、固定費の圧縮を図る

                           取り組み状況                2023年度目標


原材料コスト低減       原材料コスト削減に向け、配合見直しをはじめとして10テーマに
                分けて検討を実施
                                                 2019年度比
               2020年度は配合見直し、購買施策の効果が顕在化
                                                 材料費率1%超
               2021年度は取り組みの本格化により成果の拡大を図るが、     の削減
                目下、一部原料において調達難や価格の急騰が発生しており、
                優先的に対処中


製造コストの圧縮
               2020年度にグループ内の塗料製造拠点を一部集約
                                             2019年度比
               国内塗料事業においてグループ全体の最適な生産体制に向けた
                                             3億円の削減
                検討を継続
    ¥
               早期の効果発現に向け、2021年度から取り組みを本格化




                                                           16
2. 主要施策の進捗状況

    販売体制の強化
   国内におけるトップライン拡大に向け、営業情報のグループでの組織共有に向けた仕組みづくりを推進すると
    ともに、販売ネットワークの拡充により、販売力の底上げを図る

                                  取り組み状況


                  ユーザー・販売店における塗料メーカーに対する改善要望の収集
営業情報の              (品質・施工性・メーカーサポート体制・物流等)
グループ組織共有          営業支援システム導入による顧客・物件情報の円滑な共有
                  DXを活用した受発注・生産システム導入の検討



                  2020年10~12月に国内販売代理店30社超へヒアリングを実施
                   ⇒ その後、2021年1月の2度目の緊急事態宣言の発出により
                     代理店への訪問活動を延期
販売店ネットワーク
拡充強化              今後、移動制限の緩和に応じて活動を再開し、
                   DNT・販売代理店双方の課題を整理のうえ
                   販売代理店に対するリレーション強化や
                   販促方法の改善検討



                                                        17
2. 主要施策の進捗状況

    海外事業の強化
   中国新工場はコロナ禍もあり工期が予定より延びたものの、2021年4月から販売を開始
   東南アジア、北中米市場では自動車部品を軸に新規取引の獲得に注力

                              取り組み状況            2023年度 目標

                       新工場(DNT浙江)の建設工事は完了
                       2月より試生産を開始、粉体および水系塗料
                        は4月より販売開始               営業利益 1.2億円
中国市場
                       既存会社:DNT上海から新会社:DNT浙江   2019年度 0.1億円
                        への事業移管を今期中に完了し、2022年度
                        に黒字化を図る

                       タイDNTの技術部再編・機能強化の活用を
                                                営業利益 7.8億円
東南アジア市場                 通じた、自動車部品向け取引における既存
                                                2019年度 6.1億円
                        顧客のシェア拡大と新規獲得活動を推進中


                       自動車部品向け新規顧客へのアプローチ
                                                営業利益 2.7億円
北中米市場                   競争力強化に向けた製造品質レベルの向上
                    
                                                2019年度 2.3億円
                        や生産効率の改善を検討


                                                            18
2. 主要施策の進捗状況

    照明機器事業の強化
   21年度からの業績回復に向け、「業容の拡大」とそれを支える「基本体質の強化」を両輪で進める

    新たな市場の開拓を含めた取引先基盤の拡充            生産体制と製品開発体制のレベルアップ
①市場開発プロジェクトを活用した新市場の開拓と           ①生産子会社におけるプロセスイノベーションPJ
 既存市場の拡充                           (生産効率化)の成果を発現
 (製品組み込み照明市場、ホテル業界、オフィス           ②海外を含めたグループ生産体制の見直し
 照明市場、野菜・きのこ市場、UV除菌装置等)           ③外部連携を含めた製品開発体制の強化と
②マーケティング・コミュニケーションを起点とした発信         スピードアップ
 力の強化・顧客訴求力の向上                    ④物流体制の見直しと在庫管理のレベルアップ
③新製品を活用した既存先へのシェアアップ              ⑤需要動向を踏まえた蛍光灯生産体制の見直し


     既存市場の拡充       発信力の強化         新製品の活用・展開        プロセスイノベーション




     オンラインセミナー   展示会 CareTEX 出展     くりんクリンシリーズ   IoTを活用したコンベア生産ライン

                                                               19
    3.ESG経営の推進
   DNTグループを取り巻く外部環境の変化に対応し、社会課題目標達成への貢献を目指し、活動の意義と
    照らし合わせた取り組みを推進

           環境(Environment)               社会(Social)
    環境対応製品に対する取り組み                 新型コロナ禍で社会へ貢献できる製品の開発
     環境負荷低減製品の開発                 — 抗菌・抗ウイルス塗料のラインナップ拡充
    — 水系塗料・粉体塗料における高機能塗料の開発       — 紫外線除菌装置「くりんクリン」
    — 環境対応製品比率の向上                  社会との関わり
     顧客の環境対応ニーズに対応した製品開発         — 国際化学オリンピック日本大会
    — コーティング技術センター、防食技術センターに         開催(2021)への寄付
       おける顧客コミュニケーションを重視したニーズ開拓    従業員との関わり/人権の尊重
    脱炭素化に対する取り組み                  — 業務効率化による長時間労働の削減
     製造工程での取り組み                  — 有給・育休の取得促進、
    — 水銀灯・蛍光灯のLED化                   ワークライフバランスの充実
    — 最新式ボイラーへの更新促進               — 女性活躍支援、ダイバーシティの推進
    — LPG基地→都市ガスへの変更
                                      ガバナンス(Governance)
    — 太陽光パネル設置による再エネ化検討
     製品開発における取り組み                 改訂コーポレートガバナンスコードに対する
    — CO2を固定化、削減可能な塗料開発の研究検討        適切な対応


                                                           20
4. トピックス

    新たな重防食塗料マーケットの創出
   独自性の高い製品を次々に上市し、新たな重防食塗料マーケットを創出
   防食技術センターでは塗装の実装試験が可能であり、顧客満足度を高め販促をサポート

          メタモルシート#1            タイエンダーシステム               ポールダンサーシステム
       亜鉛含有の貼る防食シート         塩害対策に特化                 鉄柱など鋼管の基部向け防錆
       改修現場の作業負荷を大幅         -5℃での低温硬化性をもち、           に特化した製品
        軽減                    海岸沿いのほか寒冷地での            施工日数短縮、手軽さが強み
                              使用に強み
        亜鉛




                              Before    After

                      防食技術センターでの実装実験による販促サポート




         塗装ブース    大型環境試験機                       促進防錆試験室      大型塗装室

                                                                      21
4. トピックス

    環境対応製品の拡充~工業用1液水性上塗塗料「AQウレタン」
   環境規制に適応した高品質な工業用水性塗料が待ち望まれる中で「AQウレタン」を上市
   作業性、乾燥性、色相再現性などの現場課題に対応、産業機器や建設機械、鉄道車両向けに展開



                                      配電盤      産業機械
               スプレー塗装による高鮮映性を実現



                赤・紫原色を追加、多種多様な
                    塗色要望に対応可能

                                   鉄道車両            建設機械
                従来より指触乾燥時間を短縮
              製造工程内でのハンドリング性に優れる
                                            工作機械




                                                      22
Appendix. 参考情報
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参考データ

    設備投資・減価償却費・研究開発費
   2019年度は技術センター建設費、中国工場建設費により投資額が増加
   2020年度は技術センターの立ち上げにより研究開発費が増加

                  2019年度                2020年度
    (単位:百万円、%)     通期実績       通期実績       増減額        増減率

減価償却費                 2,159     2,426      + 266    + 12.4%


設備投資額                 4,417     3,213     △ 1,203   △ 27.2%



研究開発費                 1,639     1,947      + 308    +18.8%




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関係会社事業内容

    照明機器事業(DNライティング㈱・ニッポ電工㈱)
   照明器具デザインに発展性を求めながら市場ニーズに対応した製品ラインナップを拡充
   UVランプ製造の技術を活用し、ウイルスや菌を除去する新除菌装置「くりんクリン」の受注生産開始
      LED関連の競争力強化への取組み                     紫外線除菌装置「くりんクリン」
 高付加価値品と廉価汎用品の二極化傾向に対応               従来のUVランプ技術を活用した空気循環式

    できるバランスのとれた品揃えと生産体制の構築            紫外線除菌装置、表面除菌装置を新たに開発
                                      天井取り付け、床置きと様々な室内空間に対応し

                                      た製品タイプをラインナップ


    間接照明        基板分割     多様化ニーズに応える
 トリムラインシリーズ    検査ロボット      カスタムメイド
                          手作業組み立て
         導入事例:店舗、学校案件                                 くりんクリン Basic




 TOUCH TO GO JR高輪ゲート   埼玉県蕨市立塚越小学校
ウェイ駅店(無人のAI決済店舗)
  撮影:DESIGNESS 株式会社                    くりんクリン Stand     くりんクリンBox

                                                                     25
関係会社事業内容

    蛍光色材事業(シンロイヒ㈱)
   蛍光色材会社として、蛍光塗料・顔料における圧倒的な国内シェア
   素材の製造・販売から、特殊な蛍光塗料を使って建物の内外装デザインまで手掛ける

              安全防災マーキング                    ヘリポートサイン




       駅ホーム落下防止安全対策CPラインや、河川      高層ビルの災害時に高い視認性で効果を発揮
        水害対策の量水標で使用されている蛍光塗料        する緊急離発着場専用の蛍光塗料

           捺染、インキ用水性蛍光顔料                 テーマパークコーティング




       衣服など繊維の染色や印刷用途で使用されて       耐候性、耐水性に強い水性アクリル樹脂を使用
        いる蛍光顔料                      したデコラティブペイント

                                                            26
本日はありがとうございました



                        彩り企業、DNT。
                            IRに関するお問い合わせ先



                大日本塗料株式会社 管理本部 経営企画室

                          電話:06-6266-3103
                      e-mail:dnt-sou@star.dnt.co.jp


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