4599 M-ステムリム 2021-11-11 17:00:00
上場調達資金使途変更に関するお知らせ [pdf]

                                            2021 年 11 月 11 日




各 位
                             会 社 名   株 式 会 社 ス テ ム リ ム
                             代表者名    代表取締役会長 CEO 冨田 憲介
                                     (コード番号:4599 東証マザーズ)
                             問合せ先    経 営 管 理 部 長 中山 勝仁
                                         (電話番号:072-648-7152)


             上場調達資金使途変更に関するお知らせ

 当社は本日開催の取締役会において2019年7月5日付「有価証券届出書」、2019年7月24日付及び
2019年8月1日付「有価証券届出書の訂正届出書」に記載しました2019年8月9日の新規上場にて調達し
た資金の使途を一部変更することを決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。


                         記
1.変更の理由
  当社は、東証マザーズ市場への上場時に調達した資金のうち、再生誘導医薬の開発拠点としての
「再生誘導医学研究所」及び「動物実験施設」の設立資金として7,195,145千円の支出、既存パイプライ
ンに係る研究開発推進費用及び、新規パイプラインの研究開発費用として1,430,553千円の支出を予
定しておりました。
  しかしながら、「再生誘導医学研究所」について当初予定していた設立計画(土地の購入、研究所の
建設)と比較し、共同研究先である大阪大学とより親密な連携が可能な「協働研究所」を大阪大学吹田
キャンパス内のテクノアライアンス棟6,7階(1,540㎡)に賃貸で確保したことにより、当初想定に比べ大
幅に設立費用を軽減するとともに、当初予定していた再生誘導医薬の開発拠点の設立を約2年間前倒
しで達成することができました。産学間連携の拠点である「協働研究所」を大阪大学キャンパス内に設
立することにより、大阪大学の幅広い学部・学科との緊密かつ横断的・効率的な連携が可能となり、さら
に、本施設では大阪大学に限らず国内外の大学・研究機関との共同研究も可能となりました。また、「動
物実験施設」においては、「再生誘導医学協働研究所」とより連携が図りやすい地点での設立を検討の
上、既存の本社動物実験施設と同一施設内のスペースを賃貸で確保することに成功し、既存施設より
223㎡増床し339㎡の動物実験施設を確保することができました。「再生誘導医学協働研究所」及び「動
物実験施設」の設立に関し、今後の研究開発を進める上で十分な規模の研究設備・スペースを最小限
の費用支出で、前倒し且つ最も効率的に確保できたものと判断しております。
  一方で、上場時に予定していた新規パイプラインについて、当初の想定以上に進捗が順調であり、
2020年7月には変形性膝関節症、慢性肝疾患の治療薬開発に係る新規パイプラインを追加、同年11月
には第Ⅱ相試験を開始しております。これらのパイプラインにつき、想定スケジュールより前倒しで外部
における医師主導治験を開始したことにより、社内での研究費用やリソースを削減することができ、新た
なパイプライン開発の加速化に対し資金及び人的資源をより注力することが可能になりました。これらの
新たなパイプラインのため、当初想定していた資金支出時期の見直し及び、従来以上の資金の先行投
資が必要になります。
   このような状況を鑑み、当社では、「再生誘導医学研究所」及び「動物実験施設」の設立・維持費用を
 見直し、既存パイプラインに係る研究開発費用及び新規パイプラインの研究開発費用に充当するべき
 であると判断し、資金使途の一部を変更することといたしました。


2.変更の内容
  資金使途の変更の内容は以下の通りです。変更箇所には下線を付しております。
  (変更前)
  具体的な使途                                     支出予定時期          金額(千円)
  再生誘導医学研究所及び動物実験施設の設立資金                     2020年7月期           7,195,145
  現状で存在するパイプラインに係る研究開発を推進する                  2020年7月期           1,430,553
  費用、及び新規パイプラインの研究開発に係る費用
                                                        合計      8,625,698


  (変更後)
  具体的な使途                                     支出予定時期          金額(千円)
  再生誘導医学研究所及び動物実験施設の設立資金及                    2020年7月期            892,569
  び維持資金1)                                    2021年7月期            456,311
                                             2022年7月期            200,232
                                             2023年7月期以降2)       1,604,674
                                                        計       3,153,788
  現状で存在するパイプラインに係る研究開発を推進する                  2020年7月期            387,261
  費用、及び新規パイプラインの研究開発に係る費用                    2021年7月期            556,042
                                             2022年7月期            641,560
                                             2023年7月期以降3)       3,887,046
                                                        計       5,471,909
                                                        合計      8,625,698
 注 1)「再生誘導医学協働研究所」の賃料、光熱費、招聘大学教員の人件費等に係る支出を含む。
    2)終期は2030年7月期予定
    3)終期は2026年7月期予定


3.今後の見通し
 本件資金使途の変更が当社の2022年7月期通期業績に与える影響はありません。


                                                                      以     上


(ご参考)
・再生誘導医学協働研究所 Web サイト(https://stemrim-osaka-u.jp/jp)
・2020 年 2 月 13 日開示「再生誘導医学協働研究所開設に関するお知らせ」