4599 M-ステムリム 2021-03-11 15:30:00
第20回日本再生医療学会総会におけるレダセムチドの肝硬変モデルに対する良好な非臨床試験結果の発表に関するお知らせ [pdf]

                                                                2021 年 3 月 11 日




各 位
                                             会 社 名       株 式 会 社 ス テ ム リ ム
                                             代表者名      代表取締役会長 CEO 冨田 憲介
                                                       (コード番号:4599 東証マザーズ)
                                             問合せ先      経 営 管 理 部 長 中山 勝仁
                                                           (電話番号:072-648-7152)


          第20回日本再生医療学会総会におけるレダセムチドの肝硬変モデルに対する
                     良好な非臨床試験結果の発表に関するお知らせ

     2021年3月11日~13日開催の第20回日本再生医療学会総会1)において、新潟大学大学院・医歯学総合
研究科・消化器内科学分野の寺井崇二教授らの研究グループ(以下、「新潟大学」)から、再生誘導医薬開
発品レダセムチド(HMGB12)より創製したペプチド医薬/開発コード:S-005151)の肝硬変モデルに対する
良好な治療効果を示す非臨床試験結果が発表されましたのでお知らせ致します。

     本学会総会における新潟大学の発表では、レダセムチドの投与により、四塩化炭素誘発性の肝硬変モデ
ルマウスの肝組織において、顕著な抗炎症効果と線維化改善効果および肝機能の改善効果が報告されま
した。

      演題番号: O-14-4
      演   題: HMGB1 の部分ペプチド(レダセムチド)を用いた肝硬変に対するセルフリー治療の開発

     肝臓は、ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎(ASH)等に起因する慢性肝障害によって組織の線維化が
生じることが知られており、その進行した病態である肝硬変は、肝機能低下、門脈圧亢進、発癌など生命予
後を左右する様々な問題が生じ得る重篤な疾患です。肝硬変の患者数は、国内で40~50万人、世界で
2,000万人と推定されており、現状、線維化の進行した肝硬変に対しては、肝移植を除き、完治が期待できる
治療法は存在せず、移植医療に頼らない新たな肝線維化改善薬や組織再生促進薬の開発が待ち望まれて
いる状況です。

     今回、新潟大学から発表された非臨床試験の結果は、現在、有効な治療法のない肝硬変患者に対して、
レダセムチドが新たな治療の選択肢となり得ることを強く示唆するものです。新潟大学では、2020年11月から
レダセムチドを用いた慢性肝疾患を対象とする医師主導治験(第Ⅱ相試験)を開始しております。


1)    第 20 回日本再生医療学会総会:https://site2.convention.co.jp/20jsrm/index.html

2)    HMGB1(High Mobility Group Box 1) 体内の間葉系幹細胞を患部に誘導する細胞の核
                                     :
      内タンパク質の 1 つ。
                                                                          以 上