4598 M-DELTA-P 2020-05-14 17:10:00
2020年3月期 決算説明資料 [pdf]

 モジュール創薬技術でがん患者に
                                                   Module Technology for
 優しい新薬を世界に向けて発信                                      Drug Discovery of
                                                  Novel Oncology Products
                                                    for Cancer Patients



2020年3月期 決算説明資料
 2020年5月15日

                                             Delta-Fly Pharma株式会社
                                                              (東証マザーズ:4598)

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本日の内容




   2020年3月期 決算概要と見通し

   研究開発、パイプラインの進捗状況

   今後の成長戦略




                                                        2
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2020年3月期 決算概要と見通し




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2020年3月期 決算の概略

損益計算書




【事業収益】
 当期の事業収益は、日本ケミファ㈱とのライセンス契約による契約一時金の取得があり、100百万円でありました。
 (前期は事業収益なし)
【事業費用】
 開発パイプラインの臨床試験における医療機関並びに症例数の増加、次試験に向けた治験薬となる原薬や製剤の製造な
 どを進めたことなどに伴い、研究開発費が1,397百万円(前事業年度比270.8%の増加)となりました。

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2020年3月期 決算の概略

貸借対照表




【流動資産】
 前事業年度末比 1,416百万円減少しました。主に現預金が 1,564百万円減少したことによるものです。


【純資産】
 前事業年度末比 1,447百万円減少しました。主に純損失の計上により利益剰余金が 1,555百万円減少したことによるものです。

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業績推移及び今後の見通し
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                                                         第10期                     第11期
               決算年月
                                             2020年3月期通期(実績)                  2021年3月期通期(予想)
事業収益                                                                  100                 300
事業費用                                                                 1,645               1,150
       研究開発費                                                         1,397                880
       その他の販売費及び一般管理費                                                 248                 270
営業損失(△)                                                              1,545                850
経常損失(△)                                                              1,552                850
当期純損失及び四半期純損失(△)                                                     1,555                850
【事業収益】
 2020年3月期の事業収益は、日本ケミファ㈱とのライセンス契約による契約一時金の取得があり 100百万円でありました。
   1. DFP-10917は、米国における臨床第Ⅲ相試験の症例登録並びに治験施設をさらに拡大しました。一部の医療機関では新型コロナウイ
      ルス感染拡大に係る臨床試験への影響がでましたが、影響の少ない地域の医療機関では臨床試験を継続しています。
   2. DFP-14323は、日本国内における臨床第Ⅱ相試験の症例登録を、関西地区の主要基幹病院9施設において順調に進めた結果、2020年
      3月30日に予定の症例登録を完了しました。また、DFP-14323に関心を示している中国の製薬企業との協議も継続しています。
   3. DFP-11207は、米国における臨床第Ⅱ相試験に向けて、治験薬の準備に着手しました。
   4. DFP-14927は、米国において前期第Ⅱ相試験に相当する拡大試験を含んだ臨床第Ⅰ相試験を開始し、順調に症例登録を進めました。
   5. DFP-10825は、臨床第Ⅰ相試験の開始に向けて、前臨床試験並びに治験用原薬の製造を実施しました。
   6. DFP-17729は、2020年3月26日に日本ケミファ㈱とライセンス契約を締結し、国内における臨床試験の準備に着手しました。
 今後の見通しとして、2021年3月期の事業収益は、ライセンス契約に伴うマイルストーン対価として、300百万円を見込んでおります。
 現段階で期待されるマイルストーン対価並びに契約一時金等を計上が適切でないと考えており、収益が確実になった段階でお知らせします。
【事業費用】
 2020年3月期の事業費用は、各開発パイプラインの進捗に伴い、新規の臨床試験の準備や検討などを行ったことから、研究開発費が1,397百
 万円となりました。
 2021年3月期の事業費用は、前期に前倒しで原薬や製剤の製造を実施したことに伴い、研究開発費は約880百万円を見込んでおります。
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収益モデル
   主な収入は、提携製薬会社からの「契約一時金」、「マイルストーン」又は「開発協力金」
   将来、製品が上市され売上高に応じた「ロイヤリティ」の収入を受け取る
<開発フェーズと収入のタイミング>
        前臨床        第Ⅰ相        第Ⅱ相             第Ⅲ相
 基礎研究                                                              申請          承認        販売
         試験        臨床試験       臨床試験            臨床試験




                                              製 薬 会 社

               マ          マ             マ                               マ                     ロ
         契     イ          イ             イ                               イ                     イ
         約     ル          ル             ル                               ル                     ヤ
         一     ス          ス             ス                               ス                     リ
         時     ト          ト             ト                               ト                     テ
         金     ー          ー             ー                               ー                     ィ
               ン          ン             ン                               ン




        <主な収入の内容>
             収益名               内容                          収益名                      内容
                                                                      研究開発費用に応じ、提携会社が負担
        契約一時金       契約一時金として受取る収入                     開発協力金
                                                                      する分の収入
                    研究開発の進捗に応じて、事前に設定し                                医薬品販売後に売上高に応じて受取る
        マイルストーン                                       ロイヤリティ
                    たイベントを達成した際に受取る収入                                 収入
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研究開発、パイプラインの進捗状況




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血液がんに係る新規治療薬の特許出願に関するお知らせ(一部抜粋)

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           血液がんに係る新規治療薬の特許出願に関するお知らせ

 本日、DFP-10917と併用を予定しているVenetoclaxの新規誘導体の物質特許を出願しましたので
お知らせします。

 当社は、末期の急性骨髄性白血病の患者を対象に、米国でDFP-10917の臨床第3相試験を実施し
ていますが、特許出願したVenetoclaxの新規誘導体は、Venetoclaxを水溶性の高分子に共有結合さ
せた新規物質です。標的部位のがん病巣に活性物質のVenetoclaxを選択的に輸送できるため、ヒト
急性骨髄性白血病細胞を皮下移殖した動物実験では、既存のVenetoclaxの投与量の数十分の一以
下で同等の薬効を示し、安全性に優れていることを確認しました。

 現在、DFP-10917の水溶性高分子誘導体のDFP-14927を米国のM. D. アンダーソンがんセンター
において、固形がん患者を対象に臨床第1相試験中ですが、当該がん患者で安全性が確認でき次第
、MDS(骨髄異形成症候群)の患者を対象にした臨床第1/2相試験も進める予定です。

 また、DFP-14323とGlivec100mgとの併用療法が、移行・急性期の慢性骨髄性白血病に有効な臨
床的裏付けに基づき、既に全世界に特許出願し、日本と台湾で特許が成立しております。非小細胞肺
がんで開発中のDFP-14323を急性期移行期の慢性骨髄性白血病の患者の治療薬としても有望と考
えています。

 血液がんの新薬開発事業に優れた中堅・大手製薬会社との連携も視野に入れ、血液がん患者の治
療薬として、寄与したいと考えております。
                                                                           9
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DFP-14323に関するプレスリリース(一部抜粋)

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        DFP-14323 の欧州における特許成立に関するお知らせ
 2020年5月6日付で、抗がん剤候補化合物「DFP-14323」の欧州における特許が成立しましたのでお
知らせします。

 DFP-14323の特許は、日本、米国、ロシア、オーストラリア、韓国及び台湾について既に成立済みで
あります。今回、欧州での特許成立に伴い、DFP-14323に関するグローバル事業展開に向けての知財
基盤を整えております。なお、DFP-14323の特許は、DFP-14323の単剤だけでなく、がん分子標的薬の
Afatinib等との医薬組成物も包含しています。
 また、中国においてもDFP-14323の特許申請を行っており、現在、中国特許庁との間で審査対応中
であります。したがって、中国での特許が成立した際には、主要国におけるグローバル事業展開の体
制が整う予定です。

 DFP-14323の中国における事業展開については、4月20日付プレスリリース「DFP-14323 臨床第3
相比較試験移行の見通しに関するお知らせ」のとおり、ステージⅢ~Ⅳの進行非小細胞肺がんの患者
を対象としたDFP-14323とがん分子標的薬のAfatinib(20mg/日)の併用療法に関する臨床第3相試験
への移行に関しても高い関心を示している中国の製薬会社とDFP-14323の臨床第3相試験の日中の
共同試験実施について協議中ですが、今回、DFP-14323の欧州での特許が米国に続いて成立したこ
とを鑑み、今後、米欧の製薬企業とも協議を開始し、DFP-14323のグローバル事業展開を検討する予
定です。

                                                                          10
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 パイプラインの特許取得状況

  開発品             適用                                               特許取得国

 DFP-10917     急性骨髄性白血病
(点滴静注剤)         (難治性・再発)



DFP-11207
             進行再発膵臓がん胃がん
 (経口剤)

DFP-14323
                末期の肺がん
 (経口剤)

DFP-14927      膵臓がん、胃がん
 (静注剤)         骨髄異形成症候群



 DFP-10825   胃がん、卵巣がん、膵臓がん
(腹腔投与剤)         の腹膜播種転移



DFP-17729    末期の膵臓がん、悪性黒色腫
 (経口剤)       胃リンパ腫、胃がん、肺がん

                                                                           2020年5月15日現在

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研究開発パイプラインの進捗状況

  開発品             特長                        開発段階                         適応
 DFP-10917   効果と安全性のバランスに                 P-III 試験中                   急性骨髄性白血病
(点滴静注剤)      優れ、末期の血液がんの                     (米国)                      (難治性・再発)
                治療に最適
DFP-14927     DFP-10917のDDS                P-I 試験中                    膵臓がん、胃がん、
 (静注剤)        (長期持続点滴⇒                       (米国)                     骨髄異形成症候群
                週1回投与型)
DFP-11207    手術後の微小がんの再発               P-II 試験準備中                   膵臓がん、胃がんの手術後の
 (経口剤)         転移防止に最適                      (米国)                        再発防止


DFP-14323    がん患者の免疫力を高め、                  P-II 試験中                    末期の肺がん
 (経口剤)        既存薬を効き易くする                     (日本)


DFP-17729    がんの周りを掃除し、がん           P-I/II/III試験準備中                 末期の膵臓がん、悪性黒色腫、
 (経口剤)         を大人しくする                      (日本)                     胃リンパ腫、胃がん、肺がん


 DFP-10825   がん患者の腹水を止める            動物でのGLP安全性                      胃がん、卵巣がん、膵臓がんの
(腹腔投与剤)                                試験中                              腹膜播種転移


                                                                                  12
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開発パイプラインの状況(2020年3月期 決算報告時)

                                                                   臨床試験
   開発品         対象疾患      地域      前臨床試験                                             申請   承認   上市
                                                      P-I           P-II   P-III

                         米国                   臨床第Ⅲ相試験中
            難治性・再発
DFP-10917
            急性骨髄性白血病
                                  臨床第Ⅰ相
                         日本       試験準備中


                                                            臨床第Ⅱ相
DFP-14323   肺がん等         日本                                  試験中


                                         臨床第Ⅱ相
DFP-11207   固形がん(膵がん等)   欧米
                                         試験準備中



DFP-14927   固形がん・血液がん    米国      臨床第Ⅰ相試験中



            腹膜播種移転がん               前臨床
DFP-10825                -         試験中
            (胃がん・卵巣がん)


                                           臨床試験
DFP-17729   固形がん等        日本                準備中




                                                                                                  13
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研究開発の進捗状況




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研究開発の進捗状況の概略

 DFP-10917   急性骨髄性白血病
DFP-10917は、米国における臨床第Ⅲ相試験の症例登録並びに治験施設をさらに拡大しました。一部の医療
機関では新型コロナウイルス感染拡大に係る臨床試験への影響がでましたが、影響の少ない地域の医療機関
では臨床試験を継続しています。

 DFP-14323   肺がん

日本国内における臨床第Ⅱ相試験の症例登録を、関西地区の主要基幹病院9施設において順調に進めた結果
、2020年3月30日に予定の症例登録を完了しました。また、DFP-14323に関心を示している中国の製薬企業
との協議も継続しています。

 DFP-11207   膵がん

米国における臨床第Ⅱ相試験に向けて、治験薬の準備に着手しました。

 DFP-14927   固形がん・血液がん

米国において前期第Ⅱ相試験に相当する拡大試験を含んだ臨床第Ⅰ相試験を開始し、順調に症例登録を進め
ました。

 DFP-10825   腹膜播種転移がん

臨床第Ⅰ相試験の開始に向けて、前臨床試験並びに治験用原薬の製造を実施しました。

DFP-17729    固形がん

2020年3月26日に日本ケミファ㈱とライセンス契約を締結し、国内における臨床試験の準備に着手しました



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DFP-17729に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                               2020年3月24日

               がん微小環境改善剤「DFP-17729」の
               ライセンス契約締結に関するお知らせ

 Delta-Fly Pharma株式会社(徳島県徳島市、代表取締役社長 江島 淸、以下「DFP」)と日本ケミファ
株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 山口 一城、以下「日本ケミファ」)は、DFPが特許を有す
るがん微小環境改善剤「DFP-17729」(以下、「本剤」)について、日本国内における本剤の独占的販売
権ならびに日本国内で販売するための独占的製造権を日本ケミファに付与するライセンス契約(以下「
本契約」)を締結することを合意しましたのでお知らせいたします。

 本剤は、がん細胞が増殖するためにがん細胞外に放出する酸性物質により酸性となっている腫瘍周
囲の環境をアルカリ化することにより、腫瘍周囲の微小環境を改善する作用を有しており、難治性がん
の画期的治療効果が期待されています。

 本契約に基づき、DFPは既存の抗がん剤との併用で膵臓がん患者を対象に臨床試験を実施し、日本
ケミファは日本において本剤の製造承認が取得された後、本剤の販売と製造を行います。膵臓がんに
代表される難治性がんは早期発見が難しく、特に末期では満足できる治療剤がない状況にあるため、
一日も早い新薬の開発が望まれております。
 また、本剤の関連特許はPCT(特許協力条約)加盟国に対し国際出願済みであり、日本と韓国では既
に特許が成立しています。

                                                                            16
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DFP-17729に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                              2020年5月8日

            DFP-17729 に関する論文投稿のお知らせ

 この度、がん微小環境改善剤「DFP-17729」に関する論文が5月3日に米国がん学会誌「Molecular
Cancer Therapeutics」に投稿しましたのでお知らせします。

 一般に膵臓がん患者の5年生存率は数%以下と悲惨な状況にあります。DFP-17729の臨床試験の第
一標的を末期の膵臓がん患者を対象に実施する予定ですが、本研究では既存の膵臓がん治療剤の
治療効果を高めるとともに、がん免疫チェックポイン阻害剤(抗PD-1抗体)の効果を高めることが示され
ております。
 また、DFP-17729は、既存の抗がん剤に見られる副作用はなく、既存の抗がん剤との併用による毒
性の上乗せを伴わないことも確認しております。

 この実験結果を踏まえDFP-17729が、がん細胞の解糖系の亢進に伴い生じた、がん微小環境の酸
性環境を中和することにより、抗がん剤や抗PD-1抗体などの効果を高めますので、第二標的は、抗
PD-1抗体の適用を保有している悪性黒色腫、非小細胞肺がん、腎細胞がん、頭頚部がん、胃がん等
へのアプローチを検討する予定です。

 なお、本研究につきましては、徳島大学大学院の医歯薬学研究部教授の石田竜弘先生に技術指導
いただきました。

                                                                          17
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DFP-17729(がん微小環境(酸性)をアルカリ剤で改善)



  がん細胞はエサ(糖)を食べて、増殖や転移を起こすが、がん細胞外の老廃物(ウンコやオシッコ)を
  掃除して、がんを大人しくする




                        糖代謝⬆




 Neri D, et al. Nat Rev Drug Discovery 2011;10:767–777.
                                                                                           18
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DFP-17729の臨床効果の確認(Case Study①)

 末期の膵臓がんの高齢の男性患者
                2015年3月23日                   約 1年8か月後                         2016年11月28日




                                                                  腫
                                                                  瘍
                                                                  マ
         DFP-17729と低用量の抗がん剤                                       ー
                                                                  カ
         投与で肝転移腫瘍が大半消失                                            ー
                                                                  正
                                                                  常
                                                                  化
  Case Study by Dr. H. Wada, etc.
                                                                                            19
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DFP-17729の臨床効果の確認(Case Study②)

末期の胃がんの患者                       オプジーボ DFP-17729
                                                                                            腫
                                                                                        低   瘍
                                                                                            マ
                                                                                            ー
                                                                                            カ
                                                                                            ー
                                                                                            が
                                                                                            正
                                                                                            常
                                                                                            化

肝転移が消失                                                                                  高


                                                                                                原
                                                                                                発
                                                                                                病
                                                                                                巣
                                                                                                も
                                                                                                大
                                                                                                半
                                                                                                消
                                                                                                失

                                                                       February, 2018
              August, 2017                                                                          20
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DFP-17729の臨床効果の確認(Case Study③)

 胃のリンパ腫に対するDFP-17729の効果


         2015年9月18日               約 8か月後                        2016年5月24日




             抗がん剤治療を受けていないにも拘わらず、
             アルカリ化剤だけでがんが完全消失した!
                                                                             21
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DFP-10917に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                                2019年11月26日

             DFP-10917の臨床第3相試験症例登録及び
        DFP-14927の臨床第1相試験症例登録の開始のお知らせ

 この度、抗がん剤候補化合物DFP-10917及びDFP-14927の米国での臨床試験
において、症例登録開始の報告を受けましたので、お知らせいたします。

 DFP-10917 は 難 治 性 ・ 再 発 急 性 骨 髄 性 白 血 病 患 者 を 対 象 と し て 、 MD
Anderson Cancer Center(米国:テキサス州)を中心として臨床第3相試験を進め
ております。
 本年11月、UT Southwestern Medical Center(米国:テキサス州)及びBanner
MD Anderson Cancer Center(米国:アリゾナ州)で2例の症例登録が開始されま
した。




                                                                              22
                      Copyright © 2020 Delta-Fly Pharma, Inc.
DFP-10917臨床第Ⅲ相試験 SIV実施施設紹介①



                                                                           Dr. Kiran Naqvi
    Dr. Gary Schiller




                           Dr. Prapti Patel




    Dr. Rajneesh Nath                                             Dr. William Hammond




                                                                                             23
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DFP-10917臨床第Ⅲ相試験 SIV実施施設紹介②




                                                             24
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 DFP-10917の対象疾患(急性骨髄性白血病)
 急性骨髄性白血病の死亡者数(日本1万人、米国3万人、欧州3万人、中国2万人)
 白血病による志望者の85%は60歳以上
  骨髄の中の血液細胞                        急性骨髄性白血病の抗がん剤治療




  DFP-10917の対象疾患                   造血幹細胞移植の流れ


     難 治   15%



     再 発   55%




     合計 70%
   ※ P-II試験で半数の患者が完全寛解
                                  引用:NHK健康チャネルより https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_144.html   25
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DFP-14927に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                            2019年11月26日

            DFP-10917の臨床第3相試験症例登録及び
       DFP-14927の臨床第1相試験症例登録の開始のお知らせ

 この度、抗がん剤候補化合物DFP-10917及びDFP-14927の米国での臨床試
験において、症例登録開始の報告を受けましたので、お知らせいたします。

 また、本年7月26日付で「抗がん剤候補化合物DFP-14927の開発状況のお知ら
せ」で情報開示しました通り、DFP-10917の高分子デリバリー製剤であるDFP-
14927は、消化器がん等を対象疾患として、MD Anderson Cancer Center(米国
:テキサス州)において臨床第1相試験を進めております。本年10月より2例の症
例登録が開始されておりますので、併せてお知らせいたします。




                                                                          26
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DFP-14927の臨床第Ⅰ相試験の実施施設




  Dr. Jaffer A. Ajani




                                                                  27
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DFP-14927の概要

                                                          DFP-14927
                                              がん細胞のアミド分解酵素により、
                                                 DFP-10917を放出




転移性がん細胞では、
アミド分解酵素が局在化し、
活性化している                                                               DFP-10917




                                                   水溶性高分子
                                                    (運び屋)
                                                                            28
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DFP-14927の実践動物での薬効の確認

DFP-14927(DFP-10917の改良体)が膵臓がんに効く
      膵臓がんの動物モデルでは、DFP-14927が膵臓がんの標準化学療法剤のゲムシタビンより
      効果、安全性は共に高かった。

    抗がん効果                                                                                       安全性
低                  1500                                                               高                                                    Vehicle Control




                                                                                            Percent of Body weight Change, %
                                     Vehicle Control                                                                           140
                                                                                                                                           Gemcitabine 50 mg/kg
                                     Gemcitabine 50 mg/kg
                                                                                                                                           DFP-14927 100 mg/kg
                   1200              DFP-14927 100 mg/kg
                                                                                                                                           DFP-14927 200 mg/kg
                                     DFP-14927 200 mg/kg
     Tumor Size (mm3)




                                                                                                                               120         DFP-14927 300 mg/kg
                                     DFP-14927 300 mg/kg
                        900


                                                                                                                               100
                        600


                                   薬剤投与
                                                                                                                               80
                        300




高                        0
                                                                                      低
                                                                                                                               60
                              18    20       22        24   26       28       30                                                     18   20       22        24   26    28    30

                                         Days Post Tumor Implantation                                                                          Days Post Tumor Implantation

                                                                                                                                                                              29
                                                                 Copyright © 2020 Delta-Fly Pharma, Inc.
DFP-14323に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                            2020年3月31日

     DFP-14323 国内臨床第Ⅱ相試験の症例登録完了に関するお知らせ

 2019年8月30日にお知らせしました「抗がん剤候補化合物DFP-14323の開発状況のお
知らせ」につきまして、ステージⅢ~Ⅳの非小細胞肺がんの患者を対象に関西地区9つの
大手の病院において、DFP-14323とがん分子標的薬Afatinib(1日投与量は20mg)の併用
の臨床第Ⅱ相試験を進めて参りました。先般、登録患者の87%以上の病勢コントロール(
Go/Not Goの判定基準)を確認し、残りの症例数全ての症例登録が完了しましたので、お
知らせ致します。

 今後、数ヶ月以内に全ての症例の病勢コントロールに関する判定が完了する見込みであ
り、本年11月にシンガポールで開催されるESMO ASIA CONGRESS 2020(欧州臨床
腫瘍学会アジア大会)で治験参加医師の代表者が当該臨床データ発表を行う予定です。

 当該試験の延命効果の判定には未だ時間を要しますが、病勢コントロールに関する判定
の結果が分かり次第、臨床第Ⅲ相試験(大規模比較試験)の立ち上げ準備を始めます。

 臨床第Ⅲ相試験(大規模比較試験)を効果的に進めるため、日本と中国での合同試験の
実施について、DFP-14323の臨床第Ⅱ相試験の状況に高い関心を持っている中国の製薬
会社との間で交渉を開始しております。
                                                                         30
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DFP-14323に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                             2020年4月20日

       DFP-14323 臨床第3相比較試験移行の見通しに関するお知らせ

 2020年3月31日付けで、「DFP-14323国内臨床第2相試験の症例登録完了に関するお知
らせ」をリリースいたしました。登録した全症例(脳転移症例を含む)の病勢コントロール率
に基づく効果判定作業の途中ではありますが、臨床第3相試験(大規模比較試験)への効
果判定基準(87%以上)を確認し、臨床第3相試験(大規模比較試験)に移行する見通しと
なりましたのでお知らせいたします。

 臨床第3相試験(大規模比較試験)は、上皮成長因子遺伝子変異のあるステージⅢ~Ⅳ
の非小細胞肺がんの患者を対象として、がん分子標的薬であるAfatinib(1日の投与量は
40mg)を対照群と、DFP-14323とAfatinib(1日の投与量は20mg)の併用を試験群との比
較をする予定です。また、早期に臨床第3相試験を実施するため、DFP-14323に高い関心
を持っている中国の製薬会社と合同で取り組む予定です。

 今後の予定としては5月末までに全症例の効果判定評価が終了予定であり、試験データ
の品質向上のため、本試験自体に関与していない独立の立場の医師(放射線医学専門)に
よる効果判定評価を6月中に実施の予定です。また、11月にシンガポールで開催される
ESMO ASIA CONGRESS 2020(欧州臨床腫瘍学会アジア大会)で臨床データの詳細に
関して、発表する予定です。
                                                                          31
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DFP-14323臨床第Ⅱ相試験の施設紹介




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DFP-14323の臨床効果の確認(Case Study①)
            末期の肺がん患者へのDFP-14323と半量のイレッサの併用

         2013年8月5日            約 1年5か月後                         2015年1月16日


                      多発性骨転移が消失




                      多発性肺転移が消失



                                                                            33
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        DFP-14323の臨床効果の確認(Case Study②)
        多発骨転移と多発脳転移を伴う末期の高齢の肺がんの患者へのDFP-14323(ベスタチン)と半量以下の
        タルセバの併用効果

                    2014年12月26日                  約 3か月後                   2015年2月26日


    多
    発
    肺
    転
    移

                                               50個以上の多発脳転移が消失

多                                                                      腫瘍マーカーの著しい低下
発
骨
転
移



                                                                                       34
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DFP-11207に関するプレスリリース(一部抜粋)

                                                                     2020年5月8日

       DFP-11207の臨床第1相試験結果に関する論文掲載のお知らせ

 本日、DFP-11207の米国での臨床第1相試験結果の論文が米国のがん治療専門誌
「Investigational New Drugs」に掲載され、オンライン速報版が公開されましたのでお知ら
せします。

 DFP-11207は、がん細胞代謝調節剤です。従来の5-FU系の抗がん剤と較べて、薬物動
態の改善により、血小板減少毒性が回避できる安全性に優れた長期持続投与型の新規抗
がん剤であり、大きな塊のがんの摘出手術後の再発防止用に適しています。以上のDFP-
11207の臨床的特徴が本論文に言及されています。

 DFP-11207の米国での臨床第1相試験の結果に基づき、膵臓がんや胃がんの患者を対
象とした臨床第2相試験の準備を進めています。米国の臨床試験データに関心を寄せてい
る中国の製薬会社との間で、米国と中国での共同開発余地についても協議中です。

オンライン速報版:http://link.springer.com/article/10.1007/s10637-020-00939-w



                                                                                 35
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DFP-11207の臨床第Ⅰ相試験での安全性確認

                                             臨床で確認された安全性の特長

                                             ① 下痢がない

                                             ② 白血球減少が少ない

                                             ③ 血小板毒性が全くない

                                             ④ 安全性が高い(休薬期間なし)

                                             ⇒ 高い延命効果が期待できる


    DFP-11207とゲムシタビン(標準療法剤)
          との比較(膵がんモデル)
                                                              Dr. Jaffer A. Ajani




                                                                                    36
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 DFP-10825 (核酸医薬)の動物実験での薬効確認

   DFP-10825 (核酸医薬)の既存薬との併用効果(腹腔内投与の意義)




                                        既存薬
大腸がん     無治療   既存薬   DFP-10825          +DFP-10825             部分消失
                                                               (DFP-10825の全身投与)




                                                                        完全消失
卵巣がんの                                                                   (DFP-10825の
腹膜播種                                                                    腹腔内投与)




                                                                                  37
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今後の成長戦略




                                                    38
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研究開発 ~ 開発パイプラインのイベント予定 ~
                                    2019年度                    2020年度                                2021年度
   開発品       地域   開発段階     インパクト
                                   3Q     4Q        1Q       2Q    3Q            4Q    1Q          2Q     3Q    4Q


                                                      症例登録                                    経過観察       集計
                  P-III     大
                                                                                                               申請

 DFP-10917

                                                         準備・施設契約                                     症例登録
                   P-I      中
                                                                                開始



                                        症例登録                   経過観察             集計
                   P-II     中
                                                                                結果発表

 DFP-14323

                                                                                             準備・施設契約           症例登録
                   P-Ⅲ      中
                                                                                                         開始



                                                             準備・施設契約                                    症例登録
 DFP-11207         P-II     小
                                                                                       開始



                                             症例登録                   経過観察        集計
 DFP-14927         P-I      中
                                                                                結果発表




                                                    準備・施設契約                                 症例登録
 DFP-17729        P-I/II    中
                                                            開始



                                                     前臨床試験                                     準備
 DFP-10825         P-I      小
                                                                                       開始



                                     2020年3月期末 時点
                                                                                                                      39
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今後の成長戦略

 企
 業
 価             DFP-10825 他の開発推進
 値

                                                                      その他開発パイプラインの
                                                                          開発推進
           臨床第Ⅰ相、第Ⅱ/Ⅲ相試験の開発推進
             欧米での提携パートナーの確保                                                   【2027年度までに上市】

                                                      DFP-14927の開発推進
        臨床第Ⅱ相、第Ⅲ相試験の開発推進
         米中での提携パートナーの確保                            DFP-11207の開発推進

                                                              【2026年度までに上市】

                                                                  日中での臨床第Ⅲ相試験の開発推進
                       DFP-14323の開発推進                              日中他の提携パートナーの確保
                                    【2025年度までに上市】
                                                                臨床第Ⅰ/Ⅱ相、第Ⅲ相試験の開発推進
              DFP-17729の開発推進                                       海外の提携パートナーの確保
                       【2024年度までに上市】

                                                 米国での臨床第Ⅲ相試験の着実な開発推進、
     DFP-10917の開発推進                             米国での承認・上市、海外の提携パートナーの確保
            【2022年度までに上市】


                                                                                      時間

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