4597 M-ソレイジア 2019-08-14 15:40:00
製品開発品等の事業状況(2019年12月期第2四半期) [pdf]
2019 年 8 月 14 日
各 位
会 社 名 ソレイジア・ファーマ株式会社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 荒 井 好 裕
(コード番号:4597 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役 CFO 管理本部長 宮 下 敏 雄
電 話 0 3 - 5 8 4 3 - 8 0 4 9
製 品 開 発 品 等 の 事 業 状 況 ( 2019年 12月 期 第 2四 半 期 )
本日、2019 年 12 月期第 2 四半期決算短信を公表いたしましたが、補足として主要な製品、開
発品等の事業状況をお知らせいたします。
1. SP-01 Sancuso®(中国販売名:善可舒®): 中国での事業化
経皮吸収型制吐剤(効能・効果:がん化学療法に伴う悪心・嘔吐)
・ 当社は、本開発品の中国等の権利を有しております。当社権利のうち、台湾、香港等の
権利は協和キリン株式会社に導出しております。
中国現状 ・ 2018年7月に中国当局より承認を取得し、2019年3月18日より販売を開始
(臨床現場への提供:上市)いたしました。
・ 2019年6月に中国臨床腫瘍学会(Chinese Society of Clinical Oncology:
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CSCO)が新たに発行した診療ガイドラインに、「がん治療時の標準的
な制吐療法の選択肢」として新たに収載されました。
・ 商流等構築:
・ 伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)と中国販売代理店
契約を締結しており、同社及び同社グループ会社を活用した
販路が構築されております。
・ 北京市・上海市・広州市の当社自販地域では、下記のとおり
営業体制を整備しております。
・ 他の中国諸地域では、Lee’s Pharmaceutical (HK) Limited
(以下、Lee’s社)との販売等のライセンス契約のもと、販売
が行われております。
Sancuso® 中国製品
・ 当社の会計上の販売先は、伊藤忠商事グループとなります。
2. SP-02 ダリナパルシン: 日本を含むアジア(日本、韓国、台湾、香港)で開発中
新規化学療法剤(予定効能・効果:末梢性 T 細胞リンパ腫 等)
・ 当社は、本開発品の全世界権利を有しております。
・ 当社権利のうち、日本は Meiji Seika ファルマ株式会社に、南米は HB Human
BioScience SAS 社に、それぞれ販売権等を導出しております。
日本等現状 ・ 現在、日本、韓国、台湾及び香港において、再発又は難治性の末梢性T細
胞リンパ腫患者を対象とした国際共同第Ⅱ相臨床試験を実施しておりま
す。
・ 当該臨床試験は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)との協
議を経て、承認申請に至る最終試験の位置づけにて計画されており、本日
現在、目標症例数の95%超の患者登録を完了しております。
日本等予定 ・ 第Ⅱ相臨床試験の終了は2019年中を予定しており、当該臨床試験結果が
良好な場合、2020年に当局への承認申請を行うことを計画しております。
適応拡大 ・ 現在、他の血液がん等を対象とした非臨床試験を実施しております。
3. SP-03 episil® oral liquid(国内販売名:エピシル® 口腔用液、中国販売名:益普舒® 口腔
凝胶): 日本及び中国での事業化
局所管理ハイドロゲル創傷被覆・保護材(使用目的:がん等の化学療法や放射線療法に伴
う口内炎で生じる口腔内疼痛の管理及び緩和)
・ 当社は、本開発品の日本、中国(香港、マカオ含)及び韓国の権利を有しております。
日本現状 ・ Meiji Seika ファルマ株式会社との販売にかかるライセンス契約のもと、
同社より2018年5月から販売が開始されております。
中国現状 ・ 2019年2月に中国当局より承認を取得し、7月19日より販売を開始(上市)
いたしました。
・ 商流等構築:
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・ 伊藤忠商事と中国販売代理店契約を締結しており、同社及び
同社グループ会社を活用した販路が構築されております。
・ 北京市・上海市・広州市の当社自販地域では、下記のとおり
営業体制を整備しております。
・ 他の中国諸地域では、Lee’s社との販売等のライセンス契約の
もと、販売が行われております。
エピシル® 日本製品 ・ 当社の会計上の販売先は、伊藤忠商事グループとなります。
韓国現状 ・ 2019年3月に当局への承認申請を行っております。
4. SP-04 PledOx®: 日本を含むアジア(日本、韓国、台湾、香港)で開発中
細胞内スーパーオキシド除去剤(予定効能・効果:がん化学療法に伴う末梢神経障害)
・ 当社は、本開発品の日本、中国、韓国、台湾、香港及びマカオの権利を有しておりま
す。
日本等現状 ・ 2018年12月に、日本、韓国、台湾及び香港において、mFOLFOX6治療を
受ける大腸がん患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験を開始いたし
ました。
日本等予定 ・ 2020年中の第Ⅲ相臨床試験終了を予定しております。
5. 中国自社販売体制構築
自販戦略 ・ SP-01及びSP-03の中国販売のうち、北京市・上海市・広州市では、製品
販売利益の最大化と固定費管理を念頭に、自社での販売活動(セールス・
マーケティング)を行っております。
人的組織現状 ・ 下記3名の事業責任者を中心に、北京市・上海市・広州市の地域毎に10名
程度、合計30名程度のMR(medical representative:医薬情報担当者)
で構成する営業体制を整備しております。そのうち7割が大手外資系製薬
会社の出身であり、且つ平均2年以上のがん領域での営業経験者という即
戦力を生かした営業活動を行っております。
中国事業General Manager、当社中国子会社総経理
略歴:元Roche中国癌領域事業部長等、医師(元上海第二医科大学付属
第九人民病院)
中国子会社Marketing Director、マーケティング部長
略歴:元Roche, BMS, Sanofi等、医師(元上海第一人民病院救命救急)
中国子会社Sales Director、営業部長
略歴:元Roche, BI等、医師(元蘇州市立医院心臓外科)
拠点現状 ・ 中 国 で の 自 販 活 動 は 、 当 社 100% 子 会 社 で あ る Solasia Medical
Information Consulting (Shanghai) Co. Ltd.が担当しております。
・ 上海市拠点、北京市拠点、広州市拠点を設置しております。
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当社はがん領域を対象とする製品の開発事業化に特化するスペシャリティファーマであり、
バイオベンチャー企業の一種です。バイオベンチャー企業の成功事例を多数有する米国におい
て、その大半の企業の単年度損益は赤字です(米国ナスダックバイオインデックス構成企業のう
ち、株式時価総額1,000億円超の企業は108社あり、うち営業赤字計上の企業は76社。本年7月29
日現在。当社調べ)。これは、当該企業の単年度損益への評価に比して、有望な医薬品開発への
先行投資を積極的に図ることへの評価が、市場においてより重要視されていることによるもの
と考えられます。当社は、現時点において同様の事業戦略によって運営されております。決算短
信による業績等財務情報のみならず、主要な製品、開発品等の情報を一定程度詳細に投資家に対
してお示しすることが重要と考え、本書による情報開示を行っております。
以上
注意事項:
このプレスリリースに記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び
合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありませ
ん。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を
与えうる重要な要素には、当社の事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。
また、このプレスリリースに含まれている医薬品又は医療機器(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広
告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。
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