4597 M-ソレイジア 2020-10-05 08:45:00
日本癌学会学術総会における当社開発品SP-02(ダリナパルシン)の成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対する非臨床研究結果発表のお知らせ [pdf]

                                                            2020 年 10 月 5 日
各    位
                          会   社   名   ソレイジア・ファーマ株式会社
                          代 表 者 名     代 表 取 締 役 社 長              荒 井 好 裕
                                      (コード番号:4597               東証マザーズ)
                          問 合 せ 先     取締役 CFO 管理本部長              宮 下 敏 雄
                          電       話   0 3 - 5 8 4 3 - 8 0 4 9



       日本癌学会学術総会における当社開発品 SP-02(ダリナパルシン)の
     成人 T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対する非臨床研究結果発表のお知らせ


    この度、当社開発品 SP-02(新規抗がん剤、国際一般名:darinaparsin、一般名:ダリナパル
シン)の成人 T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)の治療薬としての可能性を検討するための非臨床
研究の結果について、2020 年 10 月 1 日~3 日に開催された「第 79 回日本癌学会学術総会」に
て発表されましたので、お知らせいたします。

    【バーチャル口頭発表】
    抄録番号:   OJ18-1-4
    発表演題:   成人 T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)細胞に対する新規治療薬 Darinaparsin の
            効果の検討とその作用機序解明の試み

    東京大学大学院及び聖マリアンナ医科大学の研究グループ(渡邉俊樹教授ら)は、SP-02 につ
いて ATL 細胞及びヒト T 細胞白血病ウイルス 1 型(HTLV-1)感染細胞に対する選択的細胞死誘
導効果の検討及び作用機序の解明を目的とした研究を進めており、これまでに得られている結
果をまとめた演題「成人 T 細胞白血病・リンパ腫(ATL)細胞に対する新規治療薬 Darinaparsin
の効果の検討とその作用機序解明の試み」が、第 79 回日本癌学会学術総会の一般演題(口演)
にて発表されました。本研究により、ATL 細胞株、HTLV-1 感染細胞株及び ATL 患者検体におい
て SP-02 の細胞障害活性が認められ、SP-02 が新規の ATL 治療薬となりうる可能性が示唆され
ました。

    SP-02 は、種々の血液がん及び固形がんの治療のために開発が進められてきた新規のミトコ
ンドリア標的薬剤(有機ヒ素化合物)です。再発又は難治性の PTCL 患者を対象に、日本、韓
国、台湾及び香港にて実施された第 II 相最終臨床試験において、本年 6 月に主要評価項目を達
成し、現在承認申請の準備を行っております。

 ソレイジア・ファーマ代表取締役社長 荒井好裕コメント:
 「ATL 研究の世界的権威である渡辺俊樹教授のグループから、ダリナパルシンの ATL に対す
 る治療効果の検討結果の第一弾が発表されたこと、大変嬉しく思います。ダリナパルシンは、
 ミトコンドリアを介した腫瘍細胞アポトーシスが主な作用機序と考えられていますが、本研

                                  1
 究により更に詳細な作用機序の解明が進むと共に、ATL 治療にも貢献できる可能性を見出せ
 ることを期待しています。」

 なお、本件による当期業績予想への影響はなく、その変更は行いません。

                                               以上




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