4592 M-サンバイオ 2019-12-16 12:15:00
2019年12月13日付け第3四半期決算短信及び再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約の解消についての追加説明 [pdf]
2019 年 12 月 16 日
各 位
会 社 名 サ ン バ イ オ 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 森 敬太
(コード番号:4592 東証マザーズ)
問い合わせ 先 執行役員経営管理部長 角谷 芳広
(TEL.03-6264-3481)
2019 年 12 月 13 日付け「2020 年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」及び
「北米での慢性期脳梗塞を対象とした再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約
の解消について」の追加説明
当社は、本日、2019 年 12 月 13 日付け「2020 年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」及び
「北米での慢性期脳梗塞を対象とした再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約の解消につい
て」の追加説明として、別添のとおり「代表取締役社長 森 敬太からのメッセージ 2019 年 12 月 13 日の公
表内容」のプレスリリースをしますので、お知らせします。
以 上
2019 年 12 月 16 日
サンバイオ株式会社
代表取締役社長 森 敬太からのメッセージ
2019 年 12 月 13 日の公表内容について
12 月 13 日に発表しました、サンバイオ株式会社「2020 年1月期 第3四半期決算短信」
について、皆さまから問い合わせをいただいております。当社をご支援いただいている皆様
に、多大なご心配をおかけしたことを心よりお詫びいたします。以下、皆様からご質問いた
だいている内容についてご説明いたします。
1)再生細胞薬「SB623」の日本における外傷性脳損傷適応での承認申請予定時期の変更に
ついて
2020 年1月期中を目標にしておりました承認申請を 2021 年 1 月期中に延期いたしまし
た。2020 年1月期中を目標に準備を進めていることは、何度かお伝えしてきたにも関わら
ず、時期変更のご連絡を差し上げることになり、心苦しく思っております。
今回の変更は市販後の安定供給を確実に行うため、商業用製品生産準備におけるスケジ
ュールを変更したことによるものです。薬を待ち望んでいただいている患者さん全員に確
実に薬を届けるためには、さらなる安定供給に向けた体制強化が必要と考え、時間をかけて
準備を進めるべきだと判断いたしました。
2)大日本住友製薬株式会社との北米での慢性期脳梗塞を対象とした再生細胞薬「SB623」
の共同開発及びライセンス契約の解消について
2019 年 12 月 13 日当社米国子会社 SanBio,Inc.と大日本住友製薬株式会社において共同
開発を中止し、ライセンス契約を解消することで合意しました。
今回の解消により、開発を諦めるのではないかというご質問もいただきましたが、慢性期
脳梗塞プログラム・フェーズ 1/2a 及び慢性期外傷性脳損傷プログラム・フェーズ 2 の良好
な臨床試験データと、慢性期脳梗塞プログラム・フェーズ 2b において安全性の問題が認め
られなかったことなどにより総合的に判断し、当社としては今後もグローバル展開を目指
し、開発を継続します。なお、今回の提携解消により、SB623 の北米での脳梗塞に関する全
ての権利が弊社に戻ってきました。今後は新たなパートナーとの提携を含めた複数の選択
肢の中から、最速で患者さんに治療薬をお届けできる方策を検討してまいります。今後の開
発計画などは、公表できる段階になりましたら随時お知らせいたします。
最後に、当社をご支援いただいている皆様にご心配をおかけしましたことを改めてお詫
び申し上げます。
まずは外傷性脳損傷で、日米での上市と生産・物流・商流・適正使用といった市販後の体
制を構築することで土台づくりをし、その上に脳梗塞・脳出血・眼科疾患などの適応を加え
て、より多くの患者さんに製品をできるだけ早くお届けしたいと考えております。
私としてはサンバイオが社会的責任を果たし、患者さんに価値を提供できる企業になる
ために必要な土台づくりに時間をかけるという判断をしました。社員一丸となって全力で
取り組んでまいりますので、引き続きサンバイオをご支援いただけますと幸いです。
サンバイオ株式会社
代表取締役社長
森 敬太