4592 M-サンバイオ 2021-11-16 15:00:00
MSC2細胞を利用した食道再生インプラントの開発及び商業化に関する業務提携契約締結のお知らせ [pdf]
2021 年 11 月 16 日
各 位
会 社 名 サ ン バ イ オ 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 森 敬 太
( コ ー ド 番号: 4 5 9 2 東証マ ザ ー ズ )
問い合わせ先 執行役員経営管理部長 角谷 芳広
(TEL.03-6264-3481)
MSC2 細胞を利用した食道再生インプラントの開発及び商業化に関する
業務提携契約締結のお知らせ
本日、サンバイオ株式会社(以下、
「サンバイオ」
)は、米国に本社を置く再生医療企業 D&P Bioinnovations,
Inc.(米国・カルフォルニア州サンディエゴ)
(以下、
「D&P」
)と、サンバイオの MSC2 細胞を利用したヒトの食
道組織の再生を目的とする食道再生インプラントの開発及び商業化に関する業務提携契約(以下、
「本契約」
)
を 2021 年 11 月 15 日に締結しましたので、下記のとおりお知らせします。
記
1. 業務提携の概要
本契約に基づき、サンバイオは D&P に対し、D&P が研究している食道再生インプラントの開発及び商業化の
ために MSC2 細胞を使用するライセンスを非独占的かつ譲渡不可の条件で供与します。その対価として、サンバ
イオは、将来にわたって食道再生インプラントの日本における商業化の権利とアジア地域における商業化の優
先交渉権を取得します。また、日本国外での D&P による販売が実現した際には、サンバイオがその売上高に応
じた段階的なロイヤルティ(最大 2.5%)を D&P から受け取ります。そのほか、D&P がこの食道再生インプラン
トのライセンスアウトを実施した場合は、ラインセンスアウトにより得た収益に対し、一定の利益分配(最大
20%)を受領します。
なお、主な費用負担については、MSC2 細胞の製造プロセスの開発にかかる費用はサンバイオが負担し、食道
再生インプラントの日本以外での各地域での開発にかかる費用は D&P が負担します。
本契約の締結について、サンバイオの森社長は次のように述べています。
「D&P は、食道再生インプラントの領域において深い知見と高い専門性を有しています。サンバイオは MSC2 細
胞の供給を含む D&P との協業により、食道損傷のある患者さんに大きな利益を提供できる食道再生インプラン
トを開発できると確信しています。
」
また、D&P の CEO Dr. Derek Dashti は次のように述べています。
「D&P は、再生細胞薬の研究開発のリーディングカンパニーであるサンバイオと協業して食道再生インプラン
トを開発できることを嬉しく思います。D&P は、人工生体材料や幹細胞を用いて損傷した組織・臓器を修復す
ることに焦点を当てた再生医療企業です。がんや疾患、物理的外傷などでひどく損傷した食道の治療と再生を
最初の適応とした当社の off-the-shelf の組織・臓器再生インプラントプラットフォームの開発を、サンバイ
オと協業できることを心待ちにしています。この提携は、D&P の off-the-shelf の新たな人工組織・臓器再生
インプラントを活用し、再生医療の治療法の枠組みを変えるものであり、この取り組みを追及することにワク
ワクしています。
」
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2.業務提携先の概要
(1) 名称 D&P Bioinnovations, Inc.
(2) 所在地 米国・カルフォルニア州サンディエゴ
(3) 代表者の役職及び氏名 Derek Dashti, CEO
(4) 主な事業内容 組織・臓器再生移植プラットフォームの開発
食道再生移植機器の開発
(5) 設立年月日 2015 年 3 月
3.今後の見通し
本契約による、当社グループの 2022 年1月期における業績への影響については軽微ですが、中長期的な業績
向上に資するものと考えます。
以上
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