4591 M-リボミック 2019-07-01 15:00:00
滲出型加齢黄斑変性に対する第1/2a相試験の終了:主要評価項目の達成と薬効を示唆する結果の確認 [pdf]

                                                              2019年7月1日
各 位
                                     会社名  株 式 会 社 リ ボ ミ ッ ク
                                     代表者名 代 表 取 締 役 社 長 中村義一
                                         (コード番号:4591 東証マザーズ)
                                     問合せ先 執 行 役 員 経 営 企 画 部 長 長 林 渉 司
                                                              米
                                                      TEL. 03-3440-3745

                   滲出型加齢黄斑変性に対する第 1/2a 相試験の終了:
                    主要評価項目の達成と薬効を示唆する結果の確認


当社は、 月 17 日付で、
    6        米国で実施中の滲出型加齢黄斑変性を適応症とした RBM-007 抗 FGF2
                                           (
アプタマー)の第 1/2a 相試験(SUSHI 試験)の結果を速報としてお知らせいたしました。そ
の後、米国時間 6 月 26 日に最後の被験者の 56 日目の来院と検査が行われ、第 1/2a 相試験が完
了いたしました。その結果、全評価期間における、主要評価項目(安全性と忍容性の確認)を達
成し、あわせて副次的評価項目においても薬効を示唆する結果が確認されました。


今回の試験では、既存薬である抗 VEGF 薬がほとんど奏功しなかった高齢者(70 代〜90 代)
を対象としたため、網膜の構造変性等により視力の回復は当初から困難と想定されました。一方
で、薬効評価の生理学的指標となり得る光干渉断層撮影(OCT)による中心窩網膜厚の変化に
ついては、治療抵抗性の高齢の患者を対象としたにも関わらず、中心窩網膜厚の減少(50 マイ
クロメートル以上)が、高用量(第 3 コホート)の 3 名全員で確認され、その効果が 56 日目ま
で維持されました。さらに、3 名中 2 名の被験者においては、56 日目で中心窩網膜厚が約 200
マイクロメートル減少し、ほぼ正常レベルに回復しました。これらの結果は、本薬剤の優れた薬
理作用を裏付けるものと評価しております。
今後は、SUSHI 試験の結果に基づいて、次の第 2 相試験の準備を進めてまいります。


なお、SUSHI 試験の結果については、7 月 10~12 日に吹田市で開催される日本核酸医薬学会第
5 回年会において、当社社長の中村が講演する予定です。
URL: http://www.knt.co.jp/ec/2019/natsj5/index.html


本件による当事業年度の業績に対する影響はありません。


                                                                    以上