4591 M-リボミック 2020-11-02 16:30:00
東京大学医科学研究所 アジア感染症研究拠点との新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究契約締結のお知らせ [pdf]

                                                  2020年11月2日
各位
                 会   社   名   株   式    会   社    リ ボ ミ ッ   ク
                 代表者名        代 表 取 締 役 社 長 中 村 義 一
                             (コード番 号 :4591   東 証 マザーズ)
                 問合せ先        執 行 役 員 管 理 部 長 米 林 渉 司
                                           TEL. 03-3440-3745


        東京大学医科学研究所 アジア感染症研究拠点との
 新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究契約締結のお知らせ

当社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療用アプタマーの創製に取り組ん
できましたが、この度、東京大学・井上純一郎特命教授ならびに東京大学医科学研究所アジア感
染症研究拠点の合田仁特任准教授らのグループと、アプタマーのウイルス感染阻害効果の評価
に関する共同研究契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。


8 月 11 日付プレスリリースで発表いたしました通り、当社は COVID-19 の原因ウイルス
SARS-CoV-2 のスパイク(S)タンパク質に結合するアプタマーを複数特定し、さらに、その一群の
アプタマーについては、S タンパク質と宿主受容体 ACE2 との結合を阻害する活性を持つことを確
認いたしました。これらの候補アプタマーについて、培養細胞を用いた in vitro 試験においてウイ
ルス感染阻害効果を評価することが、今回の共同研究の目的です。


共同研究パートナーである井上教授らのグループは、シュードタイプウイルス[註]や SARS-CoV-2
ウイルスを用いた細胞評価系を保有しており、ナファモスタットが新型コロナウイルスの感染阻害
に有効であることを報告する等、十分な実績と専門知識を有しております。
当社としては、本取り組みにより COVID-19 治療薬の研究開発体制をさらに強化し、治療薬開発
を一層推進してまいります。


なお、本件による当事業年度の業績に対する影響は軽微であります。


註:シュードタイプウイルスは、取り扱いが比較的容易なウイルスの粒子表面上に異なるウイル
  スの表面タンパク質等を作らせた遺伝子組み換えウイルスであり、偽型ウイルスとも称され
  ます。


                                                         以上