4587 ペプチドリーム 2020-02-07 08:30:00
戦略的パ-トナー米クリオ社の臨床候補化合物KP1237の多発性骨髄腫を適応症とした臨床試験IND承認のお知らせ [pdf]

                                                         2020 年2月7日
各     位
                              会   社   名   ペ プ チ ド リ ー ム 株 式 会 社
                              代 表 者 名     代表取締役社長リード・パトリック
                                          (コード番号:4587     東証第一部)
                              問い合わ せ先     I R 広 報 部 長    岩 田    俊 幸
                              電 話 番 号                   (044)223-6612


           戦略的パ-トナー米クリオ社の臨床候補化合物 KP1237 の
          多発性骨髄腫を適応症とした臨床試験 IND 承認のお知らせ



    ペプチドリーム株式会社(代表取締役社長 リード・パトリック、本社:神奈川県川崎市、東証第一
部)は、当社の戦略的パートナーである米国Kleo Pharmaceuticals社(クリオ・ファーマシューティカ
ルズ、以下クリオ社)が、多発性骨髄腫を適応症として申請しておりましたKP1237(骨髄腫細胞表面に
発現しているCD38を標的としたCD38-ARMTM)のIND(新薬臨床試験開始届)が米国FDA(食品医薬品局)
から承認されたことを発表しましたのでお知らせいたします。


今回 IND 申請が承認された臨床候補化合物 KP1237 は、骨髄腫の細胞表面に発現している CD38 を標的
とし、当社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPS(Peptide Discovery Platform System)
を用いて特定された特殊環状ペプチドに、クリオ社独自のがん免疫療法のプラットフォームである
ARMTM を結合した PDC 医薬品候補化合物です。ARMTM(Antibody Recruiting Molecule)は、体内に
もともと内在する抗体と結合し、その抗体が腫瘍細胞への高い殺傷能力を有する NK(ナチュラル
キラー)細胞やマクロファージを誘導することで骨髄腫細胞を攻撃する作用メカニズムをその特徴と
しています。


 今後、クリオ社は移植手術後の多発性骨髄腫患者を対象として、KP1237 の安全性と忍容性の評価を
目的とした臨床試験を実施して参ります。同試験の患者組み入れ開始は 2020 年前半中、トップライン
データの取得は 2021 年後半を見込んでおります。


 なお、当社は 2018 年にクリオ社の資金調達(シリーズB)に10百万米ドルを出資しております。
出資の目的として、当社と共同研究開発を進めている医薬品候補化合物の 2020 年の臨床開発入りを
加速するためと説明いたしましたが、今回の発表はその後の進捗を説明するものです。


(今後の見通し)
    本件の2020年12月期業績への影響は軽微です。


                                                                以   上