4584 M-キッズ・バイオ 2020-03-05 15:30:00
大分大学との歯髄幹細胞を活用した末梢神経麻痺の治療法創出に向けた共同研究契約締結のお知らせ [pdf]
2020 年3月5日
各 位
会 社 名 株式会社ジーンテクノサイエンス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 谷 匡 治
(コード番号:4584 東証マザーズ)
執 行 役 員
問合せ先 栄 靖 雄
経営管理本部長
(TEL.03-6222-9547)
大分大学との歯髄幹細胞を活用した末梢神経麻痺の治療法創出に向けた
共同研究契約締結のお知らせ
この度、当社は、国立大学法人大分大学と末梢神経麻痺に対する新たな治療方法創出に向けて、共同研
究契約(以下、「本契約」といいます。)を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本契約締結の目的及び理由
当社は、2018 年度より新たな事業ステージを指す GTS3.0「バイオで価値を創造するエンジニアリン
グカンパニー」を目標に掲げ、これまでの事業活動で得てきたバイオ技術に関するノウハウ及び知見
を最大限活用し、従来より手掛けてきた希少疾患、難病に加えて、小児疾患を重点的なターゲットと
定め、これらの疾患に悩む患者様、そのご家族や介護者の方を含めた包括的なケアを目指して、新薬
のみならず新たな医療の開発・提供に取り組んでおります。本契約は、当社の再生医療事業の基盤と
なる歯髄幹細胞を活用して当該疾患の新たな治療方法の創出を目指すものであります。
末梢神経麻痺は、事故や腫瘍手術、自己免疫疾患などを原因として、手指や四肢、顔面などの神経が
損傷されることで生じる運動・感覚機能障害です。現在の治療法では、患者様ご自身の神経を移植し
たり、人工神経チューブを埋植することで、失われた神経機能の回復を目指しますが、自己の神経移
植では、移植する神経を採取した部位にしびれや痛みが残る場合もあり、また人工神経チューブでは、
機能再生効果が不十分という課題がありました。そこで新たな治療法として、幹細胞を用いた再生医
療が期待されており、中でも歯髄幹細胞はその優れた神経再生能力により、現行療法の課題を克服で
きる可能性を有しています。
大分大学医学部附属病院形成外科は、豊富な神経再建術の実績を有し、末梢神経麻痺を患う多くの
患者様の手術治療を行う一方、神経再生に関する基礎研究も精力的に進め、研究成果を挙げてきまし
た。この度、当社が所有する歯髄幹細胞を活用した新たな治療法創出の可能性について、当社と意見
が一致したことにより、共同研究を実施することで合意いたしました。
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2.本契約の内容
当社の完全子会社である株式会社セルテクノロジーにて調製したヒト歯髄幹細胞を用いて、当社、
及び大分大学医学部附属病院にて、末梢神経麻痺に対する新たな治療法創出に向けた研究を共同で行
います。
3.本契約の相手先の概要
(1)名称 国立大学法人大分大学
(2)所在地 大分市大字旦野原 700 番地
(3)学長 北野 正剛
(4)対象研究室 医学部附属病院形成外科
4.今後の見通し
本件に伴う 2020 年3月期の業績への影響は軽微の見通しです。
以 上
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