4584 M-キッズ・バイオ 2021-08-12 15:30:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月12日
上場会社名 キッズウェル・バイオ株式会社 上場取引所 東
コード番号 4584 URL https://www.kidswellbio.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 谷 匡治
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員経営管理本部長 (氏名) 栄 靖雄 TEL 03 - 6222 - 9547
四半期報告書提出予定日 2021年8月13日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日∼2021年6月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 303 150.1 △309 ― △313 ― △314 ―
2021年3月期第1四半期 121 △57.3 △237 ― △244 ― △244 ―
(注)包括利益 2022年3月期第1四半期 △216百万円 (―%) 2021年3月期第1四半期 △164百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2022年3月期第1四半期 △10.50 ―
2021年3月期第1四半期 △8.72 ―
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるため記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第1四半期 3,521 1,648 43.0
2021年3月期 3,933 1,610 38.0
(参考)自己資本 2022年3月期第1四半期 1,513百万円 2021年3月期 1,494百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2021年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2022年3月期 ―
2022年3月期(予想) 0.00 ― 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日∼2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 1,900 90.7 △1,720 ― △1,740 ― △1,741 ― △57.50
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
当社は主として年次での業績管理を行っていることから、通期の業績予想のみ記載しております。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 30,174,047 株 2021年3月期 29,622,847 株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 92 株 2021年3月期 92 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 29,912,862 株 2021年3月期1Q 28,079,213 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する
説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法)
四半期決算補足説明資料はTDnetで同日開示しています。
キッズウェル・バイオ㈱ (4584)
2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 7
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キッズウェル・バイオ㈱ (4584)
2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社は、「バイオで価値を創造する」の実現に向けて、これまでの事業活動で得てきたバイオ技術に関するノウ
ハウ及び知見を最大限活用し、従来より手掛けてきた希少疾患、難病に加えて、小児疾患を重点的なターゲットと
定めております。これらの疾患に悩む患者様、そのご家族や介護者の方を含めた包括的なケアを目指して、新薬の
みならず新たな医療の開発・提供をより一層加速化させるため、2021年7月1日より新たにキッズウェル・バイオ
株式会社としてスタートし、2021年2月15日に公表した5か年中期経営計画の各事業における今後の具体的な戦略
方針と成果目標を確実に達成するべく、心機一転、全社一丸となって活動を強化しております。
当第1四半期連結累計期間における各事業の進捗状況は以下のとおりであります。
① バイオ後続品事業
富士製薬工業㈱と持田製薬㈱による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の原薬販売及び2019年11月27日
より販売が開始された㈱三和化学研究所と共同開発を行っていたダルベポエチンアルファバイオ後続品の売上高に
応じたロイヤリティによる収益を安定的に計上しております。その他、開発中のパイプラインについても着実に開
発活動を推進しております。
② バイオ新薬事業
次世代型抗体医薬品等の研究開発を進めた結果、2020年1月にがん細胞内侵入能力を有する抗体を用いた抗がん
剤の開発を目的として札幌医科大学との共同研究契約、同じくがん細胞殺傷効果を有する新たな抗体の取得を目的
としてMabGenesis㈱との共同研究契約をそれぞれ締結しました。また、上述の5か年中期経営計画にて公表いたし
ましたとおり、早期新薬パイプラインとして悪性リンパ腫、血管炎、肺高血圧症の根治を目指す医薬品の研究開発
及びパートナリング活動を進めております。
③ 新規バイオ事業
当社は、再生医療事業の研究開発において、重要な研究ソースとなる乳歯歯髄幹細胞(SHED)及び心臓内幹細胞
(CSC)を活用したプロジェクトの推進、アカデミア及び企業との共同研究または提携を推進しております。
SHEDについては、骨及び神経疾患といった分野で新たな治療法を提供できる可能性を複数のアカデミア及び企業
に評価いただき、それぞれ研究開発活動を推進しております。このうち、多数のパイプラインで疾患に対するSHED
の明確な有効性が非臨床試験にて確認されており、導出に向けて着実に前進しております。
CSCについては、小児の重篤な心臓疾患である機能的単心室症を主な対象とした再生医療等製品の開発(開発番
号JRM-001)を推進しております。2020年10月に当該開発品の第3相臨床試験において、患者様自身の組織に由来
する自家細胞を用いた自家再生医療等製品の実用化で豊富な実績を有する㈱ジャパン・ティッシュ・エンジニアリ
ングを製造パートナーとして加え、さらに2021年6月に厚生労働省における希少疾病用再生医療等製品に当該開発
品が指定されました。今後は、製造パートナーとの効率的な協業及び、希少疾病用再生医療等製品に指定されたこ
とによる優先的な治験相談および優先審査の実施、再審査期間の延長等の優遇措置を最大限活用しながら臨床試験
をこれまで以上に加速させてまいります。
そのほか、将来の成長戦略として、高い治療目標を達成するために強化型細胞治療「デザイナー細胞」の開発活
動を本格化させるとともに、再生医療分野での事業を進展させていくための重要なステップとして、SHEDを再生医
療等製品として製品化するための基となるマスターセルバンク(MCB)等の製造を㈱ニコン・セル・イノベーショ
ンと進めつつ、一方で東京大学医学部附属病院、昭和大学歯科病院、それぞれとの連携によるSHED製造の原料とな
る乳歯を提供頂くための体制構築を進めております。今後、2021年6月に公表しました「ChiVo Net 未来医療子ど
もボランティアネットワーク」による活動も進めつつ、原料調達からSHED製造までの安定的かつ一貫した体制構築
を目指します。これにより当社における再生医療等製品の研究・開発活動を加速すると共に、アカデミアや企業と
の連携による研究・開発パイプラインの強化を進めてまいります。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は303,367千円(前年同四半期比150.1%増)、営業損
失は309,227千円(前年同四半期は営業損失237,757千円)、経常損失は313,646千円(前年同四半期は経常損失
244,341千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は314,021千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期
純損失244,857千円)となりました。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う当第1四半期連結累計期間に
おける業績への影響はありませんでした。
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2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産の残高は、前連結会計年度末比10.5%減の3,521,678千円となりま
した。これは主に、投資その他の資産に含まれる投資有価証券が140,567千円増加したものの、現金及び預金が
586,760千円、売掛金が237,795千円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末比19.4%減の1,873,492千円となりまし
た。これは主に、受注損失引当金が96,000千円増加したものの、転換社債型新株予約権付社債が200,000千円、未
払金が281,741千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比2.3%増の1,648,186千円となりまし
た。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を314,021千円計上したものの、資本金が118,096千円、資本
剰余金が118,096千円、その他有価証券評価差額金が97,553千円増加したことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年5月13日付で公表いたしました業績予想に変更はありません。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,461,158 874,398
売掛金 816,737 578,941
製品 70,712 117,564
仕掛品 380,039 583,506
前渡金 431,718 486,386
その他 185,943 153,348
流動資産合計 3,346,310 2,794,146
固定資産
有形固定資産 3,223 2,824
無形固定資産 2,622 2,450
投資その他の資産
投資有価証券 563,159 703,726
その他 18,636 18,531
投資その他の資産合計 581,795 722,258
固定資産合計 587,641 727,532
資産合計 3,933,952 3,521,678
負債の部
流動負債
買掛金 109,739 14,573
未払法人税等 28,461 15,608
受注損失引当金 379,243 475,243
その他 596,875 317,517
流動負債合計 1,114,319 822,941
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 500,000 300,000
長期借入金 600,000 600,000
退職給付に係る負債 19,755 18,045
その他 89,491 132,505
固定負債合計 1,209,246 1,050,550
負債合計 2,323,566 1,873,492
純資産の部
株主資本
資本金 1,032,179 1,150,275
資本剰余金 10,337,779 10,455,876
利益剰余金 △10,078,706 △10,392,728
自己株式 △73 △73
株主資本合計 1,291,179 1,213,350
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 202,965 300,519
その他の包括利益累計額合計 202,965 300,519
新株予約権 116,240 134,317
純資産合計 1,610,385 1,648,186
負債純資産合計 3,933,952 3,521,678
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 121,294 303,367
売上原価 4,971 121,792
売上総利益 116,322 181,574
販売費及び一般管理費
研究開発費 138,411 296,718
その他 215,668 194,083
販売費及び一般管理費合計 354,080 490,802
営業損失(△) △237,757 △309,227
営業外収益
受取利息 24 2
為替差益 152 -
資材売却収入 - 1,500
雑収入 213 27
営業外収益合計 391 1,530
営業外費用
支払利息 4,052 3,882
株式交付費 2,417 1,308
為替差損 - 758
雑損失 505 -
営業外費用合計 6,975 5,949
経常損失(△) △244,341 △313,646
特別損失
固定資産除却損 0 -
特別損失合計 0 -
税金等調整前四半期純損失(△) △244,341 △313,646
法人税、住民税及び事業税 515 375
法人税等合計 515 375
四半期純損失(△) △244,857 △314,021
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △244,857 △314,021
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2022年3月期 第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純損失(△) △244,857 △314,021
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 80,311 97,553
その他の包括利益合計 80,311 97,553
四半期包括利益 △164,545 △216,467
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △164,545 △216,467
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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2022年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
収益認識会計基準等の適用による、当第1四半期連結累計期間の損益及び期首利益剰余金に与える影響はありま
せん。
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える影
響はありません。
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