4584 M-キッズ・バイオ 2021-05-13 15:30:00
2021年3月期 決算短信 補足説明資料 [pdf]

                 証券コード:4584




株式会社ジーンテクノサイエンス
    2021年3月期
   決算補足説明資料
    2021年5月13日
             注意事項


 この資料は株式会社ジーンテクノサイエンス(以下、当社という)を
ご理解いただくために作成されたものであり、投資勧誘を目的として作
成されたものではありません。

 この資料に含まれている今後の戦略・計画、将来の見通し及びその
他将来の事象等に関する記載には、本資料の発表時点において合
理的に入手可能な情報に基づく当社の仮定、見込み等が含まれま
す。そのため、実際の業績、開発進捗等は、今後の研究開発の成否
や将来における当局の対応、事業パートナーの状況等、現時点では
不明又は未確定な要因によって、本資料の記載とは異なる結果とな
る可能性があります。


                                   2
3
        業績ハイライト


       2021年3月期 通期業績ハイライト

業績ハイライト


◆2021年3月期通期の実績
   売上高は年間計画どおり
   売上原価はバイオ後続品(BS)の原価低減施策が奏功
   研究開発費は一部プロジェクトの期ズレ等により約7億円のギャップ発生
   新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う業績への影響はない

                             販売費及び一般管理費                          親会社株主
                                                                          1株当たり
                     売上高                       営業利益     経常利益     に帰属する
                                                                          当期純利益
                     (百万円)                     (百万円)    (百万円)    当期純利益
                             合計      内 研究開発費                                 (円)
                                                                  (百万円)



 連結
                       996   1,846       963    △969     △991    △1,001   △34.79
2021年3月期 通期 実績



(参考)2021年3月期 業績予想値     972             1,720   △1,672   △1,688   △1,691


                                                                                   4
        2021年3月期 GAP分析

                                                                          単位:千円

             2021年3月期
  科目                                                    ポイント
          業績予想         実績

売上高         972,000    996,543    ✓ GBS-001の販売等は予定どおり



売上原価        149,000    119,571    ✓ GBS-001の製造コスト低減を予定どおり実現



売上総利益       823,000    876,971


販売費及び
          2,495,000   1,846,659
一般管理費


その他販管費      775,000    882,791    ✓ 研究開発推進のための新規採用等で人件費関連の増加


                                  ✓ JRM-001、GBS-007等のバイオシミラーの研究開発費の一部が次期へ繰り越したこと
研究開発費     1,720,000    963,868      及びその他パイプラインにおいて開発工程の効率化により当初想定予算より費用が削減
                                    されたことによりギャップ発生


営業利益     △1,672,000   △969,687



                                                                                   5
         業績予想


        2022年3月期 連結業績予想
                                                                           単位:千円

         2021年3月期     2022年3月期
 科目         実績          業績予想                            ポイント

                                   ✓ バイオ後続品(BS)の原薬等の販売、ロイヤリティに係る収益は順調に拡大
                                   ✓ 新規BS製品の売上等を見込む
売上高        996,543     1,900,000   ✓ 一時的な変動要因
                                      ・BS第4製品目の原薬製造プロセスに係る原薬販売
                                      ・マスターセルバンク(MCB)完成に係る収益


                                   ✓ BS原薬の販売等に係る収益は高利益率を維持
売上原価       119,571     1,020,000   ✓ BS第4製品目及びMCB売上は、会計処理上、製造費用を収入として得ることにより
                                     回収する性質のものであるため、同額を原価計上


売上総利益      876,971       880,000   ✓ 見かけ上、売上総利益率は落ちるが、BS収益以外は一時的な変動要因によるもの


販売費及び
          1,846,659    2,600,000
一般管理費

その他販管費     882,791       800,000   ✓ その他販管費は効率化を推進

                                   ✓   GBS-007の商用製造に向けた最終的な開発費の投資
                                   ✓   JRM-001の臨床試験、最終製品の製造に係る開発費用
研究開発費      963,868     1,800,000
                                   ✓   GBS-007の原価低減施策を今期より本格的に開始、係る費用を投資
                                   ✓   その他、前期より期ズレした研究開発費を計上

営業利益      △969,687    △1,720,000

                                                                                   6
           業績予想


          一時的な変動要因を除外すると、黒字化は射程圏内
21年3月期実績及び22年3月期予想                               新規BS製品の売上等を見込む
                                                                                     単位:千円

          2021年3月期                       2022年3月期                       2023年       2026年
  科目         実績                                                          3月期    →    3月期
                         業績予想              一時的な変動要因を除いた分析値

                                                  BS第4製品目の製造プロセス確立、
売上高          996,543     1,900,000   1,350,000                                      3,000,000
                                                  MCB完成に係る一時的な売上は除外


                                                  BS第4製品目の製造プロセス確立、
売上原価         119,571     1,020,000    350,000
                                                  MCB完成に係る一時的な原価は除外



売上総利益        876,971       880,000   1,000,000    GTS史上初の10億円            BSの収益は着実に拡大

販売費及び
            1,846,659    2,600,000   1,520,000
一般管理費

 その他販管費      882,791       800,000    800,000                            販管費は8億円を維持

                                                  GBS-007の商用に関する開発費用は   成⾧のための研究開発費
 研究開発費       963,868     1,800,000    720,000     今期最終と見込むため除外          (原価低減施策への投資含む)
                                                  JRM-001関連費用は除外※          5億円~10億円規模



営業利益        △969,687    △1,720,000   △520,000                           黒字化     →   1,000,000


※JRM-001は、パートナリングの状況によって損益計算書への影響が変動するため、分析値からは除外しています。
                                                                                                7
8
      事業ハイライト


     2021年3月期 通期 事業ハイライト

                • 東京大学医学部附属病院との連携による歯髄幹細胞製造の原料となる乳歯を
                  提供頂くための臨床研究開始
                • 北海道大学及び総合せき損センターとの歯髄幹細胞を活用した難治性骨折の治
 新規バイオ            療法創出に向けた共同研究契約締結
(再生医療/細胞治療)
                  +ノーステック財団「研究開発助成事業」への採択決定
                • JRM-001製造販売承認申請(2023年度中)に向け大きく加速
                  (第3相臨床試験における製造所追加)

                • ⾧春⾧生生物科技有限責任公司とのアダリムマブバイオ後続品の共同事業化の
                  提携解消
バイオシミラー         • 千寿製薬株式会社との眼科治療領域のバイオ後続品(バイオシミラー)の国内
                  での医薬品製造販売承認申請



 バイオ新薬          • 抗ヒトα9インテグリン抗体の開発および製造・販売権に関するライセンス契約解約




                • 株式会社リバース及び株式会社同仁グループとの新たな歯髄幹細胞事業体制の
細胞バンク・培養上清
                  構築

                                                           9
10
    各パイプラインの進捗


① バイオシミラー




                 11
    各パイプラインの進捗


② バイオ新薬




                 12
    各パイプラインの進捗
③ 新規バイオ事業(再生医療/細胞治療)




                       13
14
GTSのビジョン


  企業理念/存在意義
          バイオで価値を創造する
    -こども・家族・社会をつつむケアを目指して-

   ミッション/使命
     病気に苦しむ患者様、特に病気のこどもたちに、
     早期に新たな治療薬・治療法を提供し、
     みんなが幸せに明るく暮らすことができる社会の実現に貢献する


     バリュー/行動規範
     「品質を通して、患者様の安全を最優先する」
     「常に患者様を想い、誠実に行動する」
     「革新性と多様性を活かし、あらゆるステークホルダーの価値向上に努める」

                                           15
                基本戦略
             3つの事業領域において、優良なバイオ技術を1つ1つつなぎ合わせ、
             革新的な製品やサービスを生み出し、日本のみならず広く世界に届ける

                                         ハイブリッド & バーチャル
                                             事業体制
            バイオシミラー事業                                                   再生医療事業

                                                                  •   乳歯歯髄幹細胞※の研究開発
      •   原薬の開発と供給                                                •   小児心臓内幹細胞※※の研究開発



  事業安定化と                                             安定性
                                                            成⾧性               高い成⾧性を実現
                                                    早期黒字化
 早期黒字化を実現




                                                                       バイオ新薬事業

                                                                  •   抗体医薬を中心とした研究開発
※ SHED (Stem cells from Human Exfoliated Deciduous teeth)
※※ CSC (Cardiac Stem Cells)                                                              16
     GTSが目指す姿

             ビジョンを実現したGTSの姿

必要とされる治療薬・治療法の提供を実現しながら、
こどもたち、家族、地域社会の人々の健康を維持し、   高い利益率を        ESG
      企業として健全な成⾧を続け、         実現         社会貢献
   持続可能な社会保障体制の維持に貢献



                             小          新
                             児 希        治
                             疾 少        療    日
                             患 疾        法    本
                  再生医療・バイオ新薬   患             ・
                               ・             全
                               難             世
                               病    医   ア
                                    療   ク治   界
                                        セ療
                                    費   スへ
                                    削   向の
                                    減   上
                      バイオシミラー
                                                 17
    「こども」にフォーカスした2つの好循環

         こどもの力になること、こどもが力になれること
高品質で安価なバイオシミラーで治療へのアクセス拡大
       と医療費削減に貢献


          医療財源の再分配            健康な大人がこどもを支える
高額な医療費




    我が国の医療財源イメージ            こども         病気に苦しむ患者様

 高齢者        成人         患者     細胞         成人       高齢者
     医療財源の底上げ                      健康な人々が増え、⾧寿社会を支える

  ↑経済の持続的発展↑                            ↑新しい医療↑
                                   若い細胞(SHED・CSC)の特性・強みを
    こどもが社会で経済活動
                       治療     活用     再生医療に活用し新治療法を創出

                                                           18
          中期経営計画 エグゼクティブ サマリー
① 数値目標                                                当社は、3月期決算会社です。
 2022年度 営業利益の黒字化
 2025年度 売上30億円 営業利益10億円の達成
② 成⾧戦略:2025年度まで
導出候補品の拡充と持続拡大的な利益創出を可能とする事業基盤を確立する
             • 現パートナーとの取り組みを深化                               継続
再生医療(SHED)
             • 脳性まひ、脊髄損傷、難治性骨折などでの研究推進&パートナリング             2025年度
再生医療(CSC)    • JRM-001上市後の安定供給に向けたパートナーとの協業開始              2022年度
バイオ新薬        • 悪性リンパ腫、血管炎、肺高血圧症などでの研究推進&パートナリング            2025年度
バイオシミラー      • GBS-001、GBS-007、GBS-011の利益拡大、4製品目の上市          継続
その他コスト       • 販管費の徹底的な効率化と、更なる成⾧のための研究開発投資                  継続

③ 成⾧戦略:2026年度以降
さらなる利益の上積みを狙いつつ、ビジョン実現に向けての足場を固める
             • 既存パイプラインを含む3製品の上市                            2030年度
再生医療(SHED)
             • 治療効果を強化した次世代型デザイナー細胞医療への取り組み                   継続
再生医療(CSC)    • 拡張型心筋症などの他の心疾患へ適応拡大                           継続
バイオ新薬        • 新規開発品の上市                                   2030年代前半
             • 高産生細胞株技術を活用した新規バイオシミラーの開発&パートナリング             継続
バイオシミラー
             • 2030年以降の利益に繋がる新規バイオシミラーの開発                    継続
                                                                       19
      パートナリングを目指す早期新薬パイプライン

脳性まひ    小児                  脊髄損傷    小児含む

治療法:未確立                     治療法:未確立
患者数:3万人(2,000児/年)           患者数:10万人(5,000件/年)
目 標:姿勢の維持、手足運動能力の向上         目 標:知覚の回復、歩行能力の向上
                   再生医療
難治性骨折              (SHED)

治療法:外科手術                         悪性リンパ腫      小児含む
               市場性(製品あたり)
患者数:10万件/年     国内 ~数百億円         治療法:化学療法、CAR-T療法
目 標:手術の回避、慢性   海外 ~数千億円         患者数:3万人/年
    痛からの解放                      新規性:患者の免疫力に依存
                   バイオ新薬            しない細胞死の誘導

血管炎    小児含む                 肺高血圧症     小児含む

治療法:免疫抑制剤、血管拡張薬             治療法:血管拡張剤
患者数:4万人                     患者数:25万人
新規性:既存薬では効果のない              新規性:既存薬では効果のない患者
    血管壁での過剰炎症の抑制                への治療効果
                                                    20
          中期経営計画 ロードマップ
A) 2022年度に黒字化達成
B) 2025年度に売上30億円、営業利益10億円、それ以降の利益の飛躍的拡大
C) 成⾧のための研究開発投資は継続

「さらなる成⾧のカギは再生医療、バイオ新薬でのパートナリング」
                                   B 利益拡大
                                   売上 30億円
                                   利益 10億円
                                                          ハイリターン実現
 営業利益
 単位:百万円                                        再生医療&バイオ新薬の導出による
                  A 早期黒字化                          さらなる利益拡大




                                             既存バイオシミラーの製造コスト削減と新規バイ
                                              オシミラーの上市により利益をさらに下支え

                                                        確実な利益の確保
     0
                                              C 成⾧のための研究開発投資は継続
△1,000

                             当初
△2,000                       黒字化
         2020年度    2022年度   想定時期    2025年度
                                                                      21
22
  社名変更


Kidswell Bio Corporation
キッズウェル・バイオ株式会社

Kids+wellness こどもの力になること、こどもが力になれること


      バイオで価値を創造する
-こども・家族・社会をつつむケアを目指して-
  上記を自社の理念とし、その理念に対するコミットメントを
  社外の皆様に認知いただくために社名変更をいたします。


                                       23
               GTS から Kidswell Bio に
 - 小児疾患と新モダリティを切り口に、希少疾患・難病を患うすべての年代に新しい医療を-


                                GTS
                     プロジェクト
                               ネットワーク力     目利き力
                    マネジメント力
    GTS
   ノウハウ                        バイオシミラー
                    バイオ新薬(抗体医薬)          再生医療
    継承


Kidswell Bio        小児疾患                 SHED・CSC
   新機軸

                         Kidswell Bio
                              希少疾患・難病

                              すべての年代の方
                                                    24
   株式会社ジーンテクノサイエンス


          GTS



バイオで価値を創造するエンジニアリングカンパニー