4584 M-キッズ・バイオ 2020-08-20 15:30:00
北海道大学及び総合せき損センターとの歯髄幹細胞を活用した難治性骨折の治療法創出に向けた共同研究契約締結のお知らせ [pdf]
2020 年8月 20 日
各 位
会 社 名 株式会社ジーンテクノサイエンス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 谷 匡 治
(コード番号:4584 東証マザーズ)
執 行 役 員
問合せ先 栄 靖 雄
経営管理本部長
(TEL.03-6222-9547)
北海道大学及び総合せき損センターとの歯髄幹細胞を活用した難治性骨折の
治療法創出に向けた共同研究契約締結のお知らせ
この度、当社は、国立大学法人北海道大学(以下、
「北海道大学」といいます。
)及び独立行政法人労働
者健康安全機構総合せき損センター(以下、
「総合せき損センター」といいます。
)と難治性骨折に対する
新たな治療法創出に向けて、三者共同研究契約(以下、
「本契約」といいます。 を締結いたしましたので、
)
下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本契約締結の目的及び理由
当社は、2018 年度より新たな事業ステージを指す GTS3.0「バイオで価値を創造するエンジニアリン
グカンパニー」を目標に掲げ、これまでの事業活動で得てきたバイオ技術に関するノウハウ及び知見
を最大限活用し、従来より手掛けてきた希少疾患、難病に加えて、小児疾患を重点的なターゲットと
定め、これらの疾患に悩む患者様、そのご家族や介護者の方を含めた包括的なケアを目指して、新薬
のみならず新たな医療の開発・提供に取り組んでおります。本契約は、当社の再生医療事業の基盤と
なる歯髄幹細胞を活用して当該疾患の新たな治療方法の創出を目指すものであります。
骨折の多くは自然治癒しますが、全骨折の 10%は治癒に至らず、難治性骨折と呼ばれます。患者様は
慢性的な痛みに悩まされ、日常生活に支障をきたす場合もあります。難治性骨折は特に高齢者に多く、
寝たきりや要介護の原因となることから、新しい治療法の開発は社会的な急務でもあります。幹細胞
を用いた再生医療はその候補として研究されてきましたが、中でも当社が保有する乳歯由来歯髄幹細
胞はドナー年齢が若く、優れた骨再生能力を発揮することが期待されます。本共同研究では、子供た
ちの細胞で高齢者の骨の再生を助ける治療を目指します。
北海道大学大学院医学研究院整形外科学教室では、難治性骨折を含む骨・軟骨関連の幅広い疾患に
対して、最高水準の診療ならびに臨床研究を行う一方、再生医療を含む基礎研究を精力的に展開し、
その成果を積極的に臨床応用しています。また、総合せき損センターは、脊髄脊椎疾患患者を対象と
した全国有数の専門病院で、手術からリハビリテーションまで一貫した医療を提供する一方、病態解
明・疾患克服を目指した研究事業にも力を入れ、多くの成果を発表しています。この度、当社が所有す
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る歯髄幹細胞を活用した新たな治療法創出の可能性について、三者で意見が一致したことにより、共
同研究を実施することで合意いたしました。
2.本契約の内容
当社にて調製したヒト歯髄幹細胞を用いて、当社、北海道大学、及び総合せき損センターにて、難治
性骨折に対する新たな治療法創出に向けた基礎研究を三者共同で行います。
3.本契約の相手先の概要
(1)名称 国立大学法人北海道大学大学院医学研究院
(2)所在地 北海道札幌市北区北15条西7丁目
(3)代表 医学研究院長 吉岡 充弘
(4)対象研究室 整形外科学教室
(1)名称 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター
(2)所在地 福岡県飯塚市伊岐須550番4号
(3)代表 院長代理 前田 健
(4)対象診療科 整形外科
4.今後の見通し
本件に伴う 2021 年3月期の業績への影響は軽微の見通しです。
以 上
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