4583 M-カイオム 2020-03-24 15:00:00
がん治療用抗体CBA-1205の治験計画届の提出に関するお知らせ [pdf]

                                                                      2020 年 3 月 24 日
各   位
                                           会 社 名    株式会社カイオム・バイオサイエンス
                                           代表者名     代 表 取 締 役 社 長          小林       茂
                                                        (コード:4583      東証マザーズ)
                                           問合せ先     取締役 経営企画室長 美女平 在彦
                                                                 (TEL.03-6383-3746)



             がん治療用抗体 CBA-1205 の治験計画届の提出に関するお知らせ



 当社は、がん治療用抗体 CBA-1205 に関する治験計画届を、2020 年 3 月 24 日付で医薬品医療機器総
合機構(PMDA)に提出いたしましたので、お知らせいたします。


 CBA-1205 は当社が開発した肝臓がん、肺がんなどの固形がんの細胞表面に発現するタンパク質、
DLK-1 を標的とするヒト化モノクローナル抗体です。現時点で DLK-1 を標的とする治療薬は上市され
ておらず、臨床開発に進んでいる治療薬候補もないため、本治験は、DLK-1 を標的とする治療薬とし
て世界で初めて患者様に投与する第Ⅰ相臨床試験となります。今後は、PMDA による初回治験計画届の
30 日調査が終了したのち、治験実施施設での治験審査委員会による審査および治験実施施設との契約
を経て、被験者登録・投与の開始と進んでまいります。


 なお、本件による 2020 年 12 月期の通期業績への影響はありません。


                                                                                以   上


<CBA-1205 について>
CBA-1205 は、肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原(標的分子)
                                            「DLK-1
(Delta like 1 homolog)
                     」に選択的に結合する遺伝子組換えヒト IgG1 型モノクローナル抗体です。
糖鎖改変技術によって抗体依存性細胞傷害活性を増強させた抗体で、DLK-1 を発現するがん細胞に対
して強力な抗腫瘍活性を示します。DLK-1 は、幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖、分化を
制御する分子であり、肝臓がんなどに対して新しい治療の標的になる可能性がある分子です。


<30 日調査について>
厚生労働大臣が定める届出をした治験依頼者又は自ら治験を実施する者は、厚生労働大臣への届け出
をした日から起算して 30 日経過した後でなければ、治験を医療機関に依頼してはならないとされて
います。(PMDA ホームページより引用 https://www.pmda.go.jp/review-services/trials/0005.html)