4583 M-カイオム 2019-11-12 16:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕 (非連結) [pdf]
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年11月12日
上場会社名 株式会社カイオム・バイオサイエンス 上場取引所 東
コード番号 4583 URL http://www.chiome.co.jp
代表者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)小林 茂
問合せ先責任者 (役職名)取締役経営企画室長 (氏名)美女平 在彦 TEL 03-6383-3746
四半期報告書提出予定日 2019年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期第3四半期の業績(2019年1月1日~2019年9月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第3四半期 282 97.8 △1,169 - △1,177 - △1,170 -
2018年12月期第3四半期 142 △23.3 △932 - △927 - △927 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第3四半期 △37.92 -
2018年12月期第3四半期 △34.63 -
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるた
め記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年12月期第3四半期 3,048 2,853 92.9
2018年12月期 2,831 2,676 93.5
(参考)自己資本 2019年12月期第3四半期 2,833百万円 2018年12月期 2,648百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 期末 合計 第3四半期末
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 - 0.00 0.00 0.00 -
2019年12月期 - 0.00 -
2019年12月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2019年12月期の業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
当社は「創薬事業」「創薬支援事業」の2つを報告セグメントとしております。創薬事業においては、現時点で合理的
な業績予想の算定が困難であるため、当社の業績予想は創薬支援事業の数値(売上高320百万円)のみ公表しておりま
す。それに伴い、全社の業績予想についても記載しておりません。なお、本日公表の「業績予想の修正、営業外収益及び
営業外費用並びに特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり、2019年2月14日に発表いたしました業績予想を修正して
おります(売上高400百万円)。
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期3Q 33,283,500株 2018年12月期 26,781,500株
② 期末自己株式数 2019年12月期3Q 146株 2018年12月期 146株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期3Q 30,858,923株 2018年12月期3Q 26,781,354株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、様々な要因により異なる可能性があります。
業績予想の前提条件及びその他関連する事項については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情
報(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社カイオム・バイオサイエンス(4583) 2019年12月期 第3四半期決算短信(非連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
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株式会社カイオム・バイオサイエンス(4583) 2019年12月期 第3四半期決算短信(非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当社の当第3四半期累計期間における売上高につきましては、主として創薬支援事業における研究受託取引が順調
に推移したことにより、282,690千円(前年同期比139,789千円増加)となりました。営業損失につきましては、自社
で開発中のCBA-1205における臨床試験開始に向けた準備費用を中心に研究開発費が増加したことにより、1,169,015
千円(前年同期は932,267千円の営業損失)となりました。また、経常損失は1,177,300千円(前年同期は927,702千
円の経常損失)、四半期純損失は1,170,202千円(前年同期は927,396千円の四半期純損失)となりました。当第3四
半期累計期間における当社の事業活動の状況といたしましては、概況は次のとおりです。
当社は、医療のアンメットニーズの高い領域における抗体医薬品を創出する創薬事業と、製薬企業等に抗体創薬に
かかわる技術サービスを提供する創薬支援事業を展開しております。
創薬事業においては、自社開発中のファースト・イン・クラス抗体であるCBA-1205はCMC開発と毒性試験を推進す
るなど臨床試験準備の最終段階を迎えております。CBA-1535はCMC開発に着手いたしました。また、探索段階にある
創薬プロジェクトの導出データパッケージ構築にむけた研究活動と新規の創薬プロジェクト発足にむけた創薬企業や
アカデミアとの共同研究を開始するなど、今後の開発パイプラインの質・量の拡充に向けた取り組みを進めてまいり
ました。
2017年9月にスイスのADC Therapeutics社にADC用途に限定して導出したADCT-701については、前臨床試験の最終
ステージにあり、2020年以降の治験申請を想定しております。
CBA-1205については、治験薬製造のための原薬製造が完了しており、現在、治験薬製造を進めております。また、
治験申請に必要な毒性試験等の非臨床試験については、2019年末頃に完了する計画となっており、2020年以降の臨床
試験開始にむけて関連業務を着実に進めております。
多重特異性抗体であるCBA-1535については、原薬製造を委託するCMOの選定が完了し、契約締結に向けて調整を進
めております。また、開発に向けた資金調達として第14回新株予約権を発行しておりましたが、当第3四半期会計期
間において全ての行使が完了いたしました。引き続き、2021年後半以降の治験申請を目標とし、取り組みを進めてま
いります。
BMAA(抗セマフォリン3A抗体)については、2018年3月にカナダのSemaThera社(以下、ST社)と共同開発ライセ
ンス及び独占的オプション契約を締結しておりますが、前四半期会計期間において評価2年目のオプション期間に対
応するオプション料を受領しており、現在もST社が評価を継続して実施しております。
その他、探索段階にある複数の創薬プロジェクトが進行しておりますが、今後のステージアップと導出に必要なデ
ータパッケージの構築に向け、研究開発に取り組んでまいります。
以上の結果、創薬事業における当第3四半期累計期間の業績は、売上高2,111千円(前年同四半期比96千円増
加)、研究開発費1,043,474千円(前年同四半期比357,936千円増加)、セグメント損失は1,041,557千円(前年同四
半期は682,823千円のセグメント損失)となりました。
創薬支援事業は、当社の安定的な収益確保に資する事業であり、当社の独自の抗体作製手法であるADLib®システム
のほか、B cell cloning法やハイブリドーマ法といった抗体技術プラットフォームを活かした抗体作製業務のほか、
タンパク質調製業務を受託し、製薬企業の研究開発やアカデミアの研究支援を実施しております。引き続き高い品質
のサービス提供を目指し、継続的な新規案件の受託拡大に向けた取り組みを進めてまいります。
当事業においては、富士レビオ株式会社(以下「富士レビオ」)における当社のADLib®システムを使用して開発し
たモノクローナル抗体を含む診断薬キット(以下「本製品」)の製品化(2品目目となります)に伴い、当社は富士
レビオと本製品に係る知的財産の実施に関する契約を新たに締結しました。本契約により、本製品の販売後には、当
社は売上に応じたロイヤルティを受け取ることになります。
また、昨年来、当社は協和キリン株式会社と個別契約による研究支援を実施してまいりましたが、当社の技術・サ
ービスに評価を得た結果、2019年7月に委受託基本契約の締結にいたりました。これにより、今後は迅速な抗体作製
等の業務支援及び継続的な取引を行っていくことが可能となります。
創薬支援事業における当第3四半期累計期間の業績は、中外製薬グループや小野薬品との取引を中心として順調に
推移した結果、売上高280,578千円(前年同四半期比139,693千円増加)となり、セグメント利益は169,810千円(前
年同四半期比99,509千円増加)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は、現金及び預金の増加などにより、前事業年度末に比べ217,591千円増
加の3,048,785千円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債の残高は195,525千円となり、前事業年度末と比較して41,051千円増加いた
しました。これは主に、委託研究費等にかかる未払金の増加などによるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は2,853,260千円となり、前事業年度末と比較して176,540千円増加
いたしました。これは主に、四半期純損失の計上による利益剰余金の減少があったものの、新株予約権の行使により
資本金及び資本剰余金が増加したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年12月期の業績予想につきましては、当第3四半期累計期間の業績動向等を考慮し、2019年2月14日に発表い
たしました業績予想を修正いたしました。詳細につきましては、本日公表しました「業績予想の修正、営業外収益及
び営業外費用並びに特別利益の計上に関するお知らせ」をご覧ください。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,328,513 2,468,798
売掛金 42,307 97,835
たな卸資産 45,413 63,627
前渡金 126,700 98,800
未収消費税等 35,126 27,197
その他 31,890 50,666
流動資産合計 2,609,952 2,806,927
固定資産
有形固定資産
機械及び装置 344,675 328,489
減価償却累計額 △333,430 △319,463
機械及び装置(純額) 11,244 9,025
工具、器具及び備品 104,448 104,448
減価償却累計額 △99,743 △101,157
工具、器具及び備品(純額) 4,705 3,291
有形固定資産合計 15,949 12,316
投資その他の資産
投資有価証券 150,000 150,000
長期前払費用 7,807 5,633
敷金及び保証金 47,485 73,908
投資その他の資産合計 205,292 229,541
固定資産合計 221,241 241,858
資産合計 2,831,193 3,048,785
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(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 31,888 41,705
未払金 18,960 48,160
未払費用 20,846 14,019
未払法人税等 28,776 21,816
前受金 1,829 19,147
預り金 4,428 5,772
前受収益 176 1,385
賞与引当金 6,538 2,174
流動負債合計 113,445 154,182
固定負債
資産除去債務 41,028 41,343
固定負債合計 41,028 41,343
負債合計 154,474 195,525
純資産の部
株主資本
資本金 5,454,775 6,132,216
資本剰余金 5,444,775 6,122,216
利益剰余金 △8,250,831 △9,421,034
自己株式 △292 △292
株主資本合計 2,648,426 2,833,107
新株予約権 28,292 20,152
純資産合計 2,676,719 2,853,260
負債純資産合計 2,831,193 3,048,785
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 142,900 282,690
売上原価 69,885 110,962
売上総利益 73,015 171,727
販売費及び一般管理費
研究開発費 685,537 1,043,474
その他 319,745 297,269
販売費及び一般管理費合計 1,005,282 1,340,743
営業損失(△) △932,267 △1,169,015
営業外収益
受取利息 42 27
為替差益 2,749 5,205
補助金収入 1,516 -
その他 255 211
営業外収益合計 4,564 5,444
営業外費用
株式交付費 - 4,812
新株予約権発行費 - 8,916
営業外費用合計 - 13,729
経常損失(△) △927,702 △1,177,300
特別利益
新株予約権戻入益 2,121 8,912
特別利益合計 2,121 8,912
税引前四半期純損失(△) △925,581 △1,168,387
法人税、住民税及び事業税 1,815 1,815
法人税等合計 1,815 1,815
四半期純損失(△) △927,396 △1,170,202
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期累計期間において、新株予約権の権利行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ677,441千円増
加し、当第3四半期会計期間末において、資本金が6,132,216千円、資本剰余金が6,122,216千円になっておりま
す。
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