4583 M-カイオム 2019-05-13 15:00:00
決算補足資料 2019年12月期 第1四半期 [pdf]

                                                              証券コード:4583




2019年12月期第1四半期
決算補足資料
2019年5月13日




   医療のアンメットニーズに創薬の光を
     To accelerate drug discovery and development of mAb
   for therapeutics to overcome current medical unmet-needs



株式会社カイオム・バイオサイエンス
    目次                                                         2




                 1.2019年12月期第1四半期業績

                 2.2019年12月期事業進捗

                 (参考)事業概要




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                                                                                                          3




               2019年12月期第1四半期業績




                                                               Copyright © 2017 Chiome Bioscience Inc. All Rights Reserved.




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    損益計算書                                                                                         4
                                  2018年12月期 2019年12月期
                                                                      増減               増減の理由等
                                      1Q        1Q

  売上高                                             45             63        18

  (創薬事業)                                           0             0          0

                                                                                • 中外製薬グループ、小野薬品からの受
  (創薬支援事業)                                        45             63        18     託収入の増加

  売上原価・販管費                                     348              490    142

                                                                                • CBA-1205の臨床試験に向けた原薬等
   (研究開発費)                                     205              363    157        開発委託費用およびCRO費用の計上


   (その他)                                       143              127    △15
                                                                                 [ 売上高 ]
  営業損失(△)                                   △302               △426   △123       既存・新規顧客の取引拡大
                                                                                 により創薬支援事業売上
  経常損失(△)                                   △300               △432   △131       前年同四半期比40%増

  当期純損失(△)                                  △301               △430   △129       [ 研究開発費 ]
                                                                                 原薬等開発委託費用の増加
   ※ 百万円未満は切り捨てして表示しています。
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    貸借対照表                                                                                 5

                                                               2018年12月期        2019年12月期1Q末

      流動資産                                                            2,609             3,047

          (現預金)                                                       2,328             2,776

      固定資産                                                             221               219

      資産合計                                                            2,831             3,266

      流動負債                                                             113               177

      固定負債                                                                 41             41

      負債合計                                                             154               218
      純資産合計                                                           2,676             3,048
      負債・純資産合計                                                        2,831             3,266

       ※ 百万円未満は切り捨てして表示しています。


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               2019年12月期 事業進捗




                                                               Copyright © 2017 Chiome Bioscience Inc. All Rights Reserved.




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    当社の事業セグメント                                                 7


            創薬事業

        アンメットニーズの高い疾患領域における抗体創薬開発(共同開発を含
       む)を行い、その成果物である抗体に関する特許権等のライセンスを製薬
       企業等に導出し、契約一時金、マイルストーン、およびロイヤルティ等の
       収入を獲得していく事業。



       創薬支援事業

        製薬企業、診断薬企業および大学等の研究機関で実施される創薬研究を
       支援することで、サービス料等の収入を獲得する事業。当社の保有する抗
       体創薬技術プラットフォームを活用した抗体作製およびタンパク質調製が
       主なサービス内容。



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    創薬事業(パイプライン)                                                                                 8
 導出品
  開発コード               標的分子             疾患領域                    創薬研究    前臨床試験      臨床試験        導出先
                                                                                              2017.9~
  ADCT-701              DLK-1             がん                          2019年後半に治験届予定
(LIV-1205 ADC)



 自社パイプライン
 開発コード                標的分子             疾患領域                    創薬研究    前臨床試験      臨床試験       ステータス

 CBA-1205              DLK-1              がん                     2020年以降に臨床試験第1相試験開始予定       自社開発中
(ADCC enhanced)                                                       MCB構築完了、CMC推進中

 CBA-1535            5T4×CD3                                         2021年以降の治験申請を予定          2018.12
                                          がん
 (Tribody™)            ×5T4                                      技術移管が予定通り進捗、CMO・CROの選定へ      新規取得

  LIV-2008
                      TROP-2              がん                            複数社で評価中              導出活動中
   /2008b

                                      糖尿病黄斑                       SemaThera社において独占的評価実施中    2018.3
     BMAA             SEMA3A                                                                オプション付き
                                       浮腫、他                               評価期間2年目へ          評価契約締結


   創薬研究                                 がん
   プロジェクト              非開示             感染症                       2019年末には新たな導出パッケージ完成を目指す       -
   (5件)                                中枢神経



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    創薬事業(パイプライン)                                                                         9
          CBA-1205(ヒト化抗DLK-1モノクローナル抗体)
                                                               ファーストインクラス
        臨床試験開始に向けた準備が順調に進捗
          • ADCC活性を高めた抗体のMCB(master cell bank:抗体産生細胞株)
                     の構築が完了。現在GMP製造中。
               •     CRO選定完了。2020年以降、臨床試験第1相試験開始予定。


        2019年4月米国癌学会(AACR)年次集会でのポスター発表
               •     臨床試験に向けて製造したリード抗体を用いて実施した
                     動物モデルの薬効試験のデータを発表。

              タイトル:CBA-1205, a novel glycoengineered humanized antibody targeting
                   DLK-1 exhibits potent anti-tumor activity in DLK-1 expressing tumor
                   xenograft models

              概         要:CBA-1205はDLK-1を発現する複数の癌モデルのin vitroおよび in vivoに
                          おける試験において、強力かつ特異的な抗腫瘍活性が示された。特に肝細
                          胞癌のゼノグラフトモデルにおいては、投与した全てのマウスで腫瘍退縮
                          効果が認められ、4例では腫瘍消失が確認された。




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    創薬事業(パイプライン)                                                                               10
         CBA-1535(ヒト化抗5T4・抗CD3二重特異性抗体)

        臨床開発に向けてCMO・CROの選定へ
               原薬・治験薬製造を委託するCMO および、臨床試験実施のためのCROの選定に着手。
               2021年後半以降の治験申請を見込む。


        Tribody技術の移管が順調に進捗
               がん治療用抗体CBA-1535とともに英国Biotecnol社から取得したTribody技術
               の移管も予定通り順調に進捗。

              CBA-1535とは
               2018年12月、英国Biotecnol社から資産譲受に
                より当社が取得したがん治療用抗体                               anti-5T4
                                                                             CBA-1535
                                                                             (5T4×5T4×CD3)   anti-CD3
               多くの固形がんに発現が見られるタンパク質5T4
                                                                human                         human



                と免疫細胞であるT細胞上のタンパク質CD3を結
                合させる抗体でT細胞の増殖と活性化を誘導して
                強力な細胞障害活性を発揮する。
               想定適応疾患:悪性中皮腫、小細胞肺がんや非小                                    T cell engager抗体
                細胞肺がんなど


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    創薬事業(パイプライン)                                                                                 11
        BMAA(ヒト化抗セマフォリン3Aモノクローナル抗体)
                                                                   ファーストインクラス
        SemaThera社における評価は2年目へ
          2018年3月に締結したオプション契約*に基づく評価が2年目に入り、オプショ
          ン料を計上。
              *共同開発ライセンス及び独占的オプション契約
                糖尿病黄斑浮腫および非眼科領域を含む糖尿病合併症等に関する治療薬および
                診断薬開発のために、本抗体に関する当社の特許を、全世界において独占的に
                実施することを許諾するオプション権を付与する。

        当社の抗セマフォリン3A抗体を用いた研究に関する論文掲載
          国立大学法人新潟大学が当社の抗セマフォリン3A抗体を用いて実施した研究
          成果に関する論文がScientific Reports誌に掲載。

              タイトル:Semaphorin 3A Inhibits Nerve Regeneration During Early Stage after Inferior
                   Alveolar Nerve Transection
                  (https://www.nature.com/articles/s41598-018-37819-6)

              論文概要:「IAN(下歯槽神経)切断の直後に中枢側の部位にSemaphorin 3Aの発現が誘導され、
                    これを抗Sema3A抗体で阻害することで傷害部位の神経再生が促されることから
                    Semaphorin3A-neuropilinのシグナルが損傷からの回復初期の神経再生を阻害し
                    neuromaの形成に影響していると考えられる」



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    創薬事業(パイプライン)                                                               12
          LIV-2008(ヒト化抗TROP-2モノクローナル抗体)

        海外製薬会社等による導入のための評価試験を実施中

        2019年4月米国癌学会(AACR)年次集会でのポスター発表
               •     東京慈恵会医科大学より当社との共同研究により実施した膵がんに対する
                     光免疫療法に関するポスター発表が行われた。

                タイトル:TROP2-targeted photoimmunotherapy in experimental human
                      pancreatic cancer

                概         要:TROP-2は多くの固形癌の細胞表面に発現しているがん関連抗原である。
                            ヒト化抗TROP-2抗体に光感受性色素であるIR700を結合させた複合体
                           (TROP-2-IR700)は、すい臓がん細胞株におけるin vitroおよび in vivoに
                            おいて特異的な抗腫瘍活性を示し、TROP-2陽性のすい臓がんに対する
                            光免疫療法の可能性が示唆された。




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    創薬支援事業                                                                                 13
              製薬企業との取引

        取引高の拡大へ(第1四半期実績は前年対比約40%増)
               •     2018年より新たに取引を開始した小野薬品との取引高が順調に拡大。
               •     アカデミアやバイオベンチャーからの抗体作製案件も受託。
               •     新たな取引先開拓に向けた営業活動の実施。


       <主要な取引先>
                                                                                2018年

                                                                    2018年

                                                           2016年

                                   2012年


       2011年                                         CHUGAI PHARMABODY RESEARCH PTE. LTD




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    その他                                                                                      14
              資金調達の状況

           行使価額修正条項付き第14回新株予約権の行使状況
                                                                          2019年4月末現在
                    累計行使個数                               4,833個
                    資金調達額                                1,057百万円
                    未行使個数                                1,595個 (総割当個数 6,428個)


       <第14回新株予約権発行の目的>
                                   具体的な資金使途                              金額        支出予定時期

           ① がん治療用抗体(CBA-1535)の初期臨床試験                                            2019年4月
                                                                      1,200百万円
             並びに原薬および製剤開発の研究開発資金                                                      ~2021年12月


                                                                                 2019年1月
           ② 新規治療用抗体創製に向けた基礎研究開発資金                                      282百万円
                                                                                      ~2020年12月




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               (参考)事業概要




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   会社概要                                                                              16

      アンメットニーズに対する治療用抗体創製を手掛けるバイオベンチャー

                                                               ■設   立 2005年2月
                             Mission
                                                               ■上   場 2011年12月
                            医療のアンメットニーズに創薬の光を                         東証マザーズ (4583)
             Mission                                           ■代   表 小林 茂
                                                               ■所 在 地 [本社および技術研究所]
                                 Vision                               東京都渋谷区本町三丁目12番1号
                                      アンメットニーズに対する                    [創薬研究所]
              Vision                  抗体医薬の開発候補品を生み出す                 神奈川県川崎市宮前区野川907
                                      No.1ベンチャー企業へ             ■従 業 員 50名
                                                                     (研究員37名 うちPhD18名)
経営方針                                                           ■事業内容 抗体医薬品の研究開発等
                                                                               (2019年3月31日現在)
 健全な経営と信頼性の確保を第一に、社会とともに成
  長する企業を目指す。
 創造と科学をもってアンメットニーズに対する治療薬                                     < アンメット(メディカル)ニーズ >
  を開発して患者さんに貢献する。                                              現状の医療では満たされていないニーズ、つまり、
  -サイエンスと患者さんの架け橋になる-                                          いまだ有効な治療法や薬剤がない疾患に対する医療
                                                               ニーズのことです。今もなお、世界にはアンメット
 外部連携により継続的なパイプライン創出と企業価値
                                                               ニーズが数多く存在しており、新薬の開発が待たれ
  向上を実現する。                                                     ています。


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    事業を支えるコア・コンピタンス                                                                                  17
                                      技術プラットフォーム(Chiome’s mAb Discovery Engine)
                タンパク質調製                                               抗体作製                抗体エンジニアリング
       発現培養                                                ADLib®システム                    親和性向上

                                                                                                    抗体評価
                                                                                                  機能・親和性・物性
                             Recombinant
                             proteins
                                                                                         多価抗体作製
                                                                      動物免疫
                                精製                                 タンパク質・細胞・DNA
              Membrane
              proteins
                                                           B cell cloning   ハイブリドーマ                試験用抗体生産


        独自技術を含む複数の抗体作製技術と、タンパクや抗体エンジニアリングに関する高度な技術
        やノウハウを有し、これを統合的に駆使することによって、治療標的に対する最適な治療用抗体
        の創製に取り組むことが可能となります。

                                                    コア・コンピタンスを軸に、
                                                  創薬事業と創薬支援事業を展開


                                 創薬事業                                                 創薬支援事業
           アンメットニーズの高い領域における抗体                                              製薬企業等に抗体創薬にかかわる技術
           創薬開発を行い導出するビジネス                                                  サービスを提供する受託ビジネス
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   収益モデル                                                                                    18
    一般的な医薬品開発の流れと当社の収益モデル
                                                         2~3年          5~7年    1~2年

                                                                       Ⅰ   Ⅱ
                      基礎・探索研究                                  前臨床試験            承認審査   上市
                                                                       臨床試験

                      開発の早期段階における製薬企業等への医薬候補品導出による契約
                      一時金、マイルストーン、ロイヤリティ収入等
     創                                             製薬企業への導出
     薬                                            (ライセンスアウト)
     事
     業

                                                契約一時金              開発マイルストーン       ロイヤルティ


     創                抗体作製、創薬支援等に
     薬                よるサービス料収入等
     支
                          研究機関・製薬企業等
     援
                           へのサービス提供
     事
     業
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   今後の成長性                                                                      19

  技術プラットフォームをコアに「継続的な創薬」と「高品質な研究支援機能を提供」

                                                               成長期        安定・拡大期

              継続的なリード抗体の創出と導出
                           ADCT-701
                               BMAA
                   ( Anti-Sema3A antibody )
                                                                       創薬事業
                           CBA-1205
                                                                       成長の源泉
    企業価値




                           CBA-1535
                            LIV-2008
                        New pipelines
                           New pipeline
                                                                      創薬支援事業

                                                                     安定的な収益の獲得
                         技術プラットフォーム
                                                                時間
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   用語解説                                                                                   20
   用語                               説明
                                    現状の医療では満たされていないニーズのこと。有効な治療法や薬剤がない、薬剤があって
   アンメットニーズ                         も使い勝手が悪い、副作用が強い、一時的に症状を抑えても再発する、時間とともに悪化す
                                    るような場合、あるいは治療費が非常に高額になるような場合のこと。
                                    新しい薬効としてはじめて承認される新医薬品のこと。特に新規性・有用性が高く、化学構
   ファーストインクラス                       造や作用メカニズムが従来の医薬品と異なるなど、従来の治療体系を大幅に変えるような独
                                    創的な新医薬品をいう。
                                    導出後の臨床試験等の進捗にともない、その節目(マイルストーン)ごとに受領する収入の
   マイルストーン
                                    こと。
                                    臨床試験は、少数の治験参加者に投与し、薬の安全性と薬が体内に入ってどのような動きを
                                    するのかを明らかにする第1相試験(フェーズ1)、比較的少数の患者さんに投与し、薬の
   臨床試験                             効き目、副作用、使い方を調べる第2相試験(フェーズ2)、並びに多数の患者さんに薬を
                                    投与し効果と安全性を確かめる第3相試験(フェーズ3)の3段階がある。初期臨床試験は
                                    主に第1相試験および初期の第2相試験のことを指す。
   ロイヤルティ                           製品が販売(上市)された後に、その販売額の一定比率を受領する収入のこと。
                                    抗体薬物複合体(antibody drug conjugate)のこと。例えば、悪性腫瘍の細胞表面だけに
                                    存在するタンパク質(抗原)に特異的に結合する抗体に毒性の高い薬剤を結合させると、そ
   ADC
                                    のADCは悪性腫瘍だけを死滅させることができる。このため、ADCは比較的副作用が少なく
                                    効き目の強い薬剤となる可能性がある。
                                    抗体依存性細胞傷害活性(antibody-dependent-cellular-cytotoxicity)のこと。抗体薬には
                                    がん細胞の表面に発現する標的抗原に結合し抗腫瘍効果を示す直接的な作用のほかに、患者
                                    さん自身の免疫細胞を介して抗腫瘍効果を発揮しうる作用がある。そのため、抗体薬が生体
   ADCC活性
                                    内の免疫細胞をがん周囲に呼び寄せ、集まった免疫細胞を活性化することによって、より大
                                    きな治療効果を期待できることがある。このような作用をADCC(抗体依存性細胞傷害)活性
                                    という。
   ADLib®システム                       カイオムが独自で開発した抗体作製プラットフォーム。


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   用語解説                                                                                21
   用語                               説明
                                    抗原をトリやマウスなどの実験動物に免疫した後、その動物からBリンパ細胞を含む脾臓やリ
   B cell cloning                   ンパ節を取り出し、目的の抗原に結合する単一のBリンパ細胞を選択(クローニング)する手
                                    法。
                                    Contract Manufacturing Organizationの略称。製薬会社から医薬品(治験薬・市販薬を含
                                    む)の製造を受託する企業のこと。医薬品を製造するためには、GMP(医薬品等の製造管理
   CMO
                                    および品質管理に関する基準)をクリアする必要があり、CMOはGMPに対応できる技術力と
                                    設備を開発ライン・製造ライン共に備えている。
                                    Contract Research Organizationの略称。製薬会社が医薬品開発のために行う治験業務(臨
                                    床開発)を受託・代行する企業のこと。臨床試験の企画支援、モニタリング、データマネジ
   CRO
                                    メント、薬事申請、非臨床試験等、製薬会社との委受託契約に基づき、それらのサービスの
                                    一部または全てを提供する。
                                    Good Manufacturing Practiceの略称。医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準。
   GMP                              WHO等の国際機関や各国の規制当局が策定している最終医薬品の製造に関する規範等。
                                    GLPはGood Laboratory Practiceの略称で医薬品の安全性に関する前臨床試験の実施の基準。
                                    Master cell bankの略。抗体などタンパク質を医薬品として製造する際に用いる安定発現細
   MCB
                                    胞株。恒常的に安定して抗体などを製造することができる。

                                    リンパ球の一種で、免疫反応の司令塔として重要な役割を果たす細胞。T細胞はその機能に
   T細胞                              よって、免疫応答を促進するヘルパーT細胞、逆に免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞、
                                    病原体に感染した細胞や癌細胞を直接殺すキラーT細胞などに分類される。

                                    1つまたは2つの抗原結合部位でがん細胞上の標的分子に結合し、一方でT細胞に発現する
   T cell engager抗体                 CD3に結合することによりT細胞の増殖と活性化を誘導し、T細胞による強力な細胞障害活性
                                    を発揮する抗体のこと。




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医療のアンメットニーズに創薬の光を
  To accelerate drug discovery and development of mAb
for therapeutics to overcome current medical unmet-needs




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